【子育てがしんどいのはインナーチャイルドのせい】傷ついた過去を癒して新しい自分へ

 

「子育てがしんどい」

 

そう感じることはありませんか?

 

私は2009年から『インナーチャイルド』を扱うセッションを提供していますが、子育てに悩む方へのセッションを通して、子育てがしんどい根本原因のひとつとして『インナーチャイルド』があることを実感しています。

 

では一体、インナーチャイルド』が子育てのしんどさにどう影響しているのでしょうか。

 

わかりやすくお伝えしていきます。

 

『インナーチャイルド』ってなに?

 

『インナーチャイルド』は 英語で innerchild と書き、「内なる子ども」と訳されることが多いです。

 

決まった定義があるわけではなく、自分の中の子ども時代の自分、と表現されることもありますが、この記事では以下のように定義します。

 

 

『インナーチャイルド』とは

乳幼児期から成人するまでの間についた心の傷(満たされなかった想いを含む)

 

 

私は妊娠中に自分の『インナーチャイルド』を扱い始め、出産してからも子育て中の自分がどんどん楽になっていったので、ヒーラーとして自分でも悩める人の『インナーチャイルド』を扱う仕事を始めました。

 

10年以上、たくさんの子育てに難しさを感じるお母さん方にセッションを提供してきましたが、『インナーチャイルド』ってものすごく子育てに影響するんだなぁとしみじみ実感しています。

 

ではこの『インナーチャイルド』はどのように生じるのか次でみていきましょう。

 

インナーチャイルドはどのようにできるのか

 

『インナーチャイルド』は乳幼児期から成人するまでの間についた心の傷ですから、その期間に心が傷つくようなことがあったときに生じます。

 

子どもは親に依存しないと生きていけないので、親との関係性において生じる『インナーチャイルド』の割合は大きいです。

 

親に虐待された、ネグレクトされた、親と死別した、などの世間的にもわかりやすい、(あー、こりゃ子どもの心の傷になるよね)、みたいなこと以外の(普通の家庭で起きてるそんなのよくあることだよね)、ということでも十分心の傷、インナーチャイルドになります。

 

 

<『インナーチャイルド』を生じるきっかけの例>

・親が感情的に怒る人だった

・親から肯定されるより否定されることが多かった

・親の夫婦仲が悪かった

・親が過干渉だった

・親が忙しくあまり構ってもらえなかった

・自分より他の兄弟姉妹の方が親から可愛がられていた

 

 

 

また以下はインナーチャイルドが生じるステップの一例です。

 

 

 

 

 

 

どんな親の言動や雰囲気、出来事が『インナーチャイルド』となるかは、子どもの性質次第です。

 

ちなみに、子どもの性質にはバーストラウマ(出生時の心の傷)や過去生、家系や魂の性質などが影響しているので、同じ親から育った兄弟姉妹でも、『インナーチャイルド』の大きさが違ったりします。

 

また『インナーチャイルド』は心の奥底にしまいこむので、『インナーチャイルド』が生じた出来事をよく覚えていなかったり、子ども時代のことがなんとなくモヤがかかっていて明確でない、ということはよく起きます。

 

インナーチャイルドはどのように子育てのしんどさに関係しているのか

 

ではインナーチャイルドと子育てのしんどさはどのように関係しているのでしょうか。

 

まず知っておいてもらいたいのが、子育て中は『インナーチャイルド』が刺激されやすい、ということです。

 

なぜなら子育ては自分の子ども時代と無意識につながりやすいからです。

 

癒されてない傷が刺激されると、どうなりますか?

 

痛いですよね。

 

そう、「痛み」が結局、子育てのしんどさと繋がってるのです。

 

では『インナーチャイルド』のどんな特徴が「痛み」になりやすいのか、4つのポイントを挙げてみましょう

 

① 感情の揺れ

 

 

『インナーチャイルド』が刺激されると、感情の揺れを生じさせます。

 

<例>

イライラしてどうしようもない。

子どもが心配で仕方がない。

なんとなく不安な気持ちが消せない。

 

 

また感情の揺れは、コントロールできない行動につながりやすいです。

 

<例>

怒りのままに怒鳴ってしまったり、無視してしまう。

不安や心配のままに小言を言い続けてしまう。

 

 

行動にまで影響を与える感情の揺れは海で大波に飲まれているようなイメージです。

 

そして自分で自分をコントロールできず、ある程度波が収まるまで、感情に振り回され続けます。

 

それってすごく疲れます。

 

 

また日常の些細なことも感情に動かされた行動だったりします。

 

<例>

不安だから塾に入れさせよう

寂しい感じを紛らわせたくてやたらと子どもにベタベタしてしまう

 

 

感情に動かされた行動は、本当に自分のやりたいことと違っていることが多く、自分が自分でない感じがしてモヤモヤします。

 

② 妄想

 

『インナーチャイルド』が刺激されると、客観的にものごとを捉えにくくなり、自分の中から湧いてくるイメージ(=妄想)があたかも現実のように感じられてしまいます。

 

例えば、何度話しかけてもゲームに夢中になった子どもは返事をしない。

 

客観的に見れば、子どもはゲームの世界に入り込みすぎて、声が物理的に聞こえていても、脳にまで届いてない可能性は十分ありえます。

 

でも妄想のスイッチが入ると、(私のことを無視するなんて、ひどすぎる)(馬鹿にしてる)(私はこんなに頑張ってるのに!)などと、子どもが加害者、自分は被害者、みたいなイメージが浮かんできたりします。

 

するとイライラしたり悲しみが出てきたりして、子どもとのコミュニケーションがややこしくなります。

 

妄想がなければ、子どものそばにいって肩をたたいて注意を向けさせる、というようなその時必要なシンプルな行動をたんたんととれ、子どもとのコミュニケーションをスムーズに行うことができます。

 

 

また、子どもの将来に関して、不安な妄想が出てきて止まらない、なんてこともよくあります。

 

<例>

こんなにわがままだったら、人に嫌われて、まともに社会で働けないんじゃないか

学校に行きたがらないなんて、このまま不登校になって、落ちこぼれてニートになるんじゃないか

 

そんな妄想にかられて、ぐるぐる思考が回ってしまうのも、子育てのしんどさにつながります。

 

また、妄想ばかりに気を取られていると、ありのままの目の前の子どもと向き合うことが疎かになり、子どもとの関係性が悪くなることが多いです。

 

③ 信頼できない

 

『インナーチャイルド』の根っこには、自己否定感があります。

 

それが、なんとなく自分ってダメなんじゃないか、うまくやれていないんじゃないか、という妄想を生み出します。

 

だから、いまいち自分のことが信頼できないのです。

 

いくら周りから「とってもいいお母さんしていてすごい」という評価を受けても、(いやいや、全然いいお母さんなんかじゃない)と思ってしまいます。

 

『インナーチャイルド』の影響がある限り、自分の思うような「いいお母さん」になれない、と思ってもらっていいでしょう。

自分のダメな部分ばかり見つけてしまうからです。

 

 

また、自分を信頼できない人は、子どものことも心から信頼することはできません。

 

子どものことも、自分と同じように、(この子はダメなんじゃないか)(この子はうまくやれないんじゃないか)、などと否定的な目線で見てしまうのです。

 

「この子がもっと◯◯なら(例:この子の情緒がもっと安定していたら)、安心できるのに・・・」なんて思ったりしますが、自分を信頼できていない状態だと、子どもの情緒が安定し出したとしても、子どもの他の点を問題に感じ始めたりします。

 

 

④ 意識的な改善が難しい

 

『インナーチャイルド』は心の奥底にあるとすでにお話ししましたが、たいていのひとは、『インナーチャイルド』が生じるきっかけとなった出来事を覚えていません。

 

三つ子の魂百まで、ということわざがあるように、幼少期のころの『インナーチャイルド』ほど、心の深い部分にあり、人生に大きな影響を与えます。

 

そして、『インナーチャイルド』というのは2つ3つというような個別で存在する小規模のものでなく、膨大な情報とエネルギーが絡まり合っています。

なので、意識的な改善が非常に難しいのです。

 

(また子どもにイライラして泣くまで怒鳴ってしまった)(もう絶対イライラしないようにしよう!)、と何回心に決めても、また同じことを繰り返してしまうのは、そのせいです。

 

明らかに自分のしていることは子どもにとって良くないことだとわかっている。

なのに改善が難しい。

 

これはかなりの子育てのしんどさにつながります。

 

『インナーチャイルド』が子育てをしんどくする具体例

 

ケース1 親からしょっちゅう感情的に怒られていたAさん

 

小さい頃からよく親に感情的に怒られていて、それがすごく嫌だった。

子どもが産まれて、絶対親のようになるまい、ニコニコ穏やかなお母さんでいる!って決めたのに、時々ヒステリックに爆発してしまう。

そんな自分を変えたいのに、できなくてしんどい。

 

 

ケース2 親から構ってもらえなかったBさん

 

親が常にピリピリして忙しく、放任気味で育てられ、寂しい子ども時代だった。

なので、自分は子どもとちゃんと向き合って、たくさん子どものために優しい時間をたくさん過ごそう!と思って、そうしようとしているのだけど、子どもが反抗的で、一緒にいても言い争ってばかり。

こんなに色々やってあげてるのになんで?!って思うことが多く、しんどい。

 

 

ケース3 親が自分より妹の方がかわいがっていたCさん

 

長女で第一子だったのでなにかと厳しく育てられたのに、親は妹に甘く、自分よりも妹が可愛がられていると感じていた。

そんな自分が親になると、どうしても上の子より下の子の方がかわいく思えてしまうし、上の子にきつくなってしまう。

上の子に対しては罪悪感を感じることが多く、しんどい。

 

子どもは親に『インナーチャイルド』があることを教えてくれる存在

 

子育てがしんどい、って嫌なものです。

 

でも長年ヒーリングで『インナーチャイルド』を扱っていると、しんどさを通して、子どもは親に『インナーチャイルド』があることを教えてくれる存在なんだなって思えてきます。

 

子育てをしなければ気づかなかった、自分の無意識の深い部分にある心の傷、感情、否定感、不信感・・・

 

もともと、心の奥底に、しんどさってあったんです。

ただ、気づかないふりをしていただけ。

 

また、若ければ若いほど、しんどさを体力や気力でカバーできたりします。

歳を重ねると、若い時ほどの体力気力が湧いてこないので、誤魔化しづらくなります。

 

『インナーチャイルド』を癒すと、子育てのしんどさが軽くなるだけでなく、自分は自分でいいんだと、ありのままの自分でいる楽さ、自由さ、楽しさを取り戻すことができます。

 

子どもは親を助けるために生まれてくる、って言葉を耳にすることがよくありますが、まさに、そうなんだなーとクライアントさんの変化をみていて思います。

 

『インナーチャイルド』を癒すためにはどうしたらいいか?

 

じゃあ、『インナーチャイルド』を癒すためにはどうしたらいいんでしょうか?

 

一番に勧めたいのは私のセッションなんですが(笑)、それは最後にお伝えするとして、まずは自分で癒す方法をお伝えしましょう。

 

子育てを通して自分の『インナーチャイルド』に気づき、癒す方法

 

① 子育てがしんどいと思う場面を思い浮かべる

 

例: 何度言っても言うことをきかない子どもにイライラする

 

② しんどい場面で自分が思っていることを紙に書き出す

 

例: 「ふざけるな!」「私はこんなにあなたのために頑張ってるのにひどい!」「もう、やだ」「辛い」「馬鹿にしてる」「このままだとこの子は大変な大人になる、そしたら私が怒られる」

 

③ 紙に書いたものを見つめながら、何か自分の子ども時代に関係するようなことがなかったか、探ってみる

 

探り方の例: 自分は親の言うことをきかなかったとき、親は自分にどんなふうに対応していたか?

 

④ 思い当たるものを書き出してみる

 

例:親が怖かったので、親の機嫌を損ねないように、私はできるだけ親の言うことをきくようにしていた。それが辛かった。本当は、親の言うことなんて聞きたくなかった。親にもっと自分の話を聞いてもらいたかった。

 

⑤ 紙に書いたものを見つめながら、当時の自分の想いや感情を感じ直す。

 

感じ方の例:今の自分が当時の自分を抱きしめるようなイメージで、出てくる感覚を体中で感じる。

 

 

※あくまで一例であって、それぞれ、合ったやり方があると思います。

Webで検索したり、本を読んだりすると色々なやり方があるので、参考にしてみてもいいと思います。

 

親から子への『インナーチャイルド』の連鎖を止めよう

 

 

お伝えしたように『インナーチャイルド』は主に親との関係の中で生じます。

 

とすると、今子育て中の方は、まさに自分が子どもの『インナーチャイルド』が生じるきっかけとなる可能性が十分あるわけです。

 

もうすでに子どもに『インナーチャイルド』をつけちゃっているかも・・・、という方はそれなりにいらっしゃるかもしれません。

 

なぜなら親が『インナーチャイルド』の影響をうけていると、いくら子どものことを愛していても、日々の言動はありのままの子どもを肯定するようなものではなくなってしまうからです。

 

(どうせわかってもらえない)(愛されてないんだ)(自分はダメなんだ)と子どもが感じれば感じるほど、『インナーチャイルド』となって心の奥底に沈殿していきます。

 

そして、子どもがありのままの子どもらしくいられなくなり、自分を否定したり、自信を無くしたり、モヤモヤイライラするようになったりしたりします。

 

すると子どもが親からみて問題と思えるような言動や行動を重ねていくようになるパターンも多いです。

 

子どもの問題行動に、ますます親の『インナーチャイルド』が刺激されるという、親子関係の悪循環に陥ることもよくあります。

 

 

だとすると、親が自分の『インナーチャイルド』と向き合い、それを癒していくことは、子どもに『インナーチャイルド』をつけない子育てという観点からは、必要不可欠とも言えるかもしれません。

 

 

たくさんの人をヒーリングしてきて、なるべく子どもが小さいうちに親の『インナーチャイルド』がある程度癒されている方が子どもの幸せな人生のベースを整えるのに理想的だと感じています。

 

親が変われば子どもが変わっていくってほんとなんですよ♪

 

インナーチャイルドが癒やされた後の子育て

 

ではインナーチャイルドが一定レベル以上癒されると、子育てはどんなふうに変化していく可能性があるのでしょうか。

 

前述した以下のインナーチャイルドによる影響が自然と減っていきます。

 

① 感情の揺れ

→ 感情が揺れの頻度が減る、感情の揺れの大きさが小さくなる、感情が揺れても切り替えが早くなる。

② 妄想

→ 妄想が減り、目の前の子どもを丁寧に観察できるようになる。

③ 信頼できない

→ 自己否定感が和らぎ、自分も子どもも大丈夫、というような信頼感が湧いてくるようになる

④ 意識的な改善が難しい

→ 今まで変えようと思っても変えられなかったことに対し、変化が起こせるようになってくる。

 

 

しんどいと感じていた子育てが、いつの間にか楽で楽しいものに変わっている。

 

しんどいことが何も起こらないことが普通になる日々。

 

 

いやー、そんな子育てって、ほんとにありうるんですよ!

 

 

 

ただ、心の奥底にある『インナーチャイルド』を自分だけで掘り起こし、自分で一定レベル以上の『インナーチャイルド』を癒していくのは、相当の時間と根気が必要です。

(1日1時間の瞑想を30年毎日欠かさず続けるようなイメージの時間と根気です。)

 

『インナーチャイルド』が癒されてるのかどうかよくわからないうちに子どもは結局独立してしまった、なんてことは普通に起きます。

 

なので、子育てのことを考えるなら、『インナーチャイルド』を扱う専門家のサポートを受けるのが最善最短です。

 

私の提供するヒーリングはかなり深い部分にまで届くエネルギーを使うので、短期間で大きい変化を求める方におすすめです。

 

興味がある方は文末にあるリンクをクリックしてくださいね。

 

まとめ

 

 

私自身は息子を妊娠中に『インナーチャイルド』を癒す重要性に気づき、『インナーチャイルド』を扱うヒーリングを受けて子育てを開始しました。

 

初めての子育てでしんどくなることも何度となくありましたが、ヒーリングを受け終えていたので、しんどさの裏にある『インナーチャイルド』に自分で気づき、自分で自分を変えていくことがスムーズでした。

 

 

中三の息子は絶賛思春期中ですが、程よい距離感で、楽しく暮らしてます。

 

息子はものすごく感情が安定していて、毎日鼻歌歌ってご機嫌なので、自分のややこしかった思春期と比べて、こんな子もいるんだなぁとびっくりしてます。

 

 

『インナーチャイルド』を癒すメリットは、自分の子育てを楽に、平和にすることだけではありません。

 

誰か一人、家族の中の『インナーチャイルド』が癒されていれば、それは他の家族にも広がっていきます。

 

 

子育てがしんどい、そう感じることが多いなら、それは『インナーチャイルド』を扱うタイミング。

 

 

一緒に『インナーチャイルド』と向き合い癒しながら、新しい自分で、子どもに『インナーチャイルド』をつけない子育てを楽しみましょう♪

 

 

 

参考文献: 『感情の取扱説明書』谷孝祐著

 

 

 

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