ありのままの子どもを認めよう。

子どものありのままを認めると、子どもの自己肯定感は高くなる。

 

最近はそんな言葉をあちこちで目にするように思います。

 

でも・・・

 

ありのままの子どもを認めるって結構難しくない?

 

やって欲しくないことをされて、それでもそれを認めるなんて・・・

やるべきことをやらずに遊んでばかり、それも認めなきゃいけないの?

このままの子どもでいたら、将来きっと悪いことが起きるに違いない。

 

なんて、思いを抱えた人も多いのではないでしょうか。

 

ありのままの子どもを認めたほうがいいのはわかってる。

でも簡単じゃない、難しい。

 

そんなあなたに向けて、ありのままの子どもを認めることが難しいメカニズムと、ありのままの子どもを認めるために意識したいことをお伝えしたいと思います。

 

ありのままの子どもを認められないメカニズム

 

ありのままの子どもを認められないメカニズムを図にしてみました。

この図を参考にしながらメカニズムの説明をしていきます。

 

子どもに対する期待や幻想

 

まず親が子どもに対して、期待や幻想を抱いているのがそもそもの発端です。

 

この場合幻想というのは以下のような想いのことを指します。

 

・女の子(男の子)なら〇〇であるべき

(例: 女の子なら大人しくあるべき)

 

・普通子どもは◇◇でしょ?

(普通子どもは親の言うことを聞くでしょ?)

 

・将来幸せになるためには△△である方がいい

(将来幸せになるためには素直な方がいい)

 

幻想と呼んでいるのは、本当にそれが事実かどうかわからないからです。

普通子どもは親の言うことを聞くもの、というのも、人によっては「いや、子どもは親の言うことは聞かないものだよね」となったりします。

幻想は、強い思い込みとも表現できます。

 

また期待というのは次のような想いのことを指します。

 

・子どもが〇〇なら、私はもっと安心できるのに

(例:子どもが人付き合いがうまければ、私はもっと安心できるのに)

 

・子どもが◇◇なら、私はもっと周りから認められるのに

(子どもが勉強できていい学校に行ってくれたら、私はもっと周りから認められるのに)

 

・子どもが△△なら、私はもっと幸せを感じられるのに

(子どもがスポーツ万能なら、私はもっと幸せを感じられるのに)

 

幻想や期待とありのままの子どものギャップが感情の揺れを引き起こす

 

子どもに対する幻想や期待と、ありのままの子どもの間に隔たり~ギャップ~があるとします。

ギャップが刺激になってイライラやモヤモヤ、不安や心配を引き起こすことはよくあります。

 

例えば、子どもは人付き合いが苦手(=ありのままの子ども)で、しょっちゅう家にこもっている。

 

→ (例)それを見ていると、子どもの将来を考えると不安になる。

→ (例)休日も友だちと遊ばず、ずっと家にいられるとイライラする。

 

ギャップによって生じる感情の揺れが大きければ大きいほど、ありのままの子どもを否定したくなります。

なぜなら、感情が大きく揺れることは居心地が悪く、辛いことだからです。

こんなに自分を居心地悪く、辛くさせる子どもを見たくなくなり、ありのままの子どもをなんとか変えられないものかと思考がぐるぐると周り始めるかもしれません。

 

→ (例)子どもがもっと人付き合いがうまければいいのに・・・。(本音:子どもがもっと人付き合いがうまければこんなに感情が揺れて、辛くなることはないのに)

なんとか人付き合いをうまくいかせる方法はないのか。

子どもと同じクラスの✖✖ちゃんのお母さんに、もっと娘と仲良くしてやって欲しいと頼んでみるのかどうか。

 

感情が揺れ思考がぐるぐるし始めると、どんどんありのままの子どもを認めるところから遠ざかっていきます。

 

もし感情があまり揺れなかったとしたら、(私は人付き合いがうまい子であって欲しいけど、子どもは苦手なんだな)とギャップをフラットに捉えることができ、ありのままの人付き合いが苦手な子どもを認めやすくなります。

 

以上がありのままの子どもを認められないメカニズムです。

 

なぜギャップが感情を揺らすのか

 

ではもう一歩進んで、なぜ期待や幻想の子どもとありのままの子どものギャップが感情の揺れを引き起こすのか、をお伝えします。

 

それは、ギャップが親の心の奥深くにあるトラウマを刺激するからです。

 

例えば、あなたは本当は、親の言うことなんて聞かずに自分の好きなことをしたかったけど、「親の言うことは聞くべき!」と厳しく育てられたとします。

そしていつの間にか、親の言うことは絶対!と嫌々ながらも従うようになったとします。

すると、親が子どもだった自分のしたいことを許してくれなかったことが、悲しみや怒りなどの感情とともに自分を否定されたという心の傷(=トラウマ)になって心の奥底に刻み込まれます。

 

そして、今は親である自分の目の前で、自分の言うことを聞かない子どもを見ていると、無意識に親に自分を否定されたトラウマが刺激され、感情が湧き上がってくるのです。

 

ありのままの子どもを認められるようになるには

 

ではありのままの子どもを認めることが難しい人が、ありのままの子どもを認められるようになるには、どうしていったらいいのでしょうか。

 

ここでは、根本原因であるトラウマを癒しながら、子どもを認められるようになる7ステップをご紹介したいと思います。

 

① こんな子どもは嫌、見たくない、変えたい(変えなきゃ)と感じた場面を思い出します。

例) 私の言うことを聞かずにそっぼを向いた娘

 

② その時出てきた感情を感じます。

例) そっぽを向かれたときに出てきた怒りを感じる。

 

感情を感じる方法はこちらを参考にしてください。

 

③ その時のありのままの子どもに対し、自分が抱いていた期待や幻想は何かと探ってみます。

例) 私の言うことを素直にうんうんと頷きながら聞く娘であってほしかった

 

④ そんな期待や幻想を抱くようになったきっかけが幼少期になかったかどうか探ってみます。

例) 父親が厳しい人で、少しでも彼の言うことを聞かないと怒鳴られた。

しかも聞く姿勢も大事で、聞いていることがわかるように、彼の方を向いて、いちいち相槌を打たねばなからなかった。

 

⑤ もしきっかけが思い当たったら、その当時、自分が感じていた感情を感じ直します。

例) 色んな感情、悲しみ、怒り、寂しさなど、それらをひとつひとつ感じる。

 

⑥ ①~⑤をやってみて、ありのままの子ども(例:自分の言うことを聞かずにそっぽを向く娘)をイメージして湧いてくる感情がないかどうか感じてみる。

→ もしネガティブな感情が湧いてくるなら、②へ

何も湧いてこなければ、⑦へ

 

⑦ ありのままの子ども(例:自分の言うことを聞かずにそっぽを向く娘)を認めようとしてみる。

もし、否定的な気持ちがでてくるなら、ありのままの子ども(例:自分の言うことを聞かずにそっぽを向く娘)でいるメリットを沢山挙げてみる。

例) 言うことを聞かないということは、自分の意志が強くて、いいことだ。

嫌なことを嫌とはっきり表現できるのは、これからの時代を生きるのに必要なことだ。

 

ありのままの子どもを認められない場面ごとに、一つずつやってみてください。

 

まとめ

 

子どもの全部を丸ごと、いっぺんに認められるようになるのは難しいということは覚えておいた方がよいかもしれません。

なぜなら子育てに悩む人のほとんどは、無意識下にたくさんのトラウマを抱えているからです。

「早くありのままの子どもを丸ごと認められるようになりたい!」と焦りすぎると、そうじゃない自分を責め続けて消耗してしまい、結局子どもに対しそのストレスをぶつけてしまうことになりかねません。

ありのままの子どもを認められないという、ありのままの自分も、同時に認められるようになっていきましょう。

 

ありのままの子どもを認めるスピードを速くしたいのなら、一悟術ヒーリングがお勧めです。

自分では気づけない深いトラウマも癒すことができるからです。

 

ありのままの子どもと一緒に、ありのままの自分も認めながら、流れの良い親子関係を築いていきましょう。

 

 

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