「ボーっとしてる暇があったら、やることやってちょうだい!」

 

何度話しかけても、ボーっとしている息子を見て、そう怒鳴りたくなってしまうことはないでしょうか。

 

自分がやることに次から次へと追われている状態だと特に、ボーっとしている子どもを見て、無為に過ごしてる・さぼっている、などと捉えてしまうかもしれません。

 

また、こんなにボーっとしていて、この子は大丈夫なんだろうか、ちゃんとした大人になるんだろうか、と心配になることもあるかもしれません。

 

しかし、男の子にとって、ボーっとする時間は、成長のために大切な時間だったりするのです。

 

ボーっとする時間の意味

 

子どもがボーっとしているとき、何もしてない無駄な時間を過ごしていると大人は思いがちです。

 

でも子どもがボーっとしているとき、子どもの右脳では空間認識能力が養われているのです。

 

特に男性は女性に比べ、空間認知能力に優れています。

なので、男の子の方が女の子よりもボーっとすることが多いのです。

また男性は女性に比べて右脳と左脳の連携があまりとれていないため、右脳に集中している間は、言語、会話、運動、読み書き、計算、論理的思考をつかさどる左脳への交信がおろそかになります。

なので、右脳に集中しているときは、会話ができずボーっとするし、ボーっとしているときに話しかけても、聞いているようで聞こえていない状態になりやすいのです。

 

空間認識力とは

 

空間認識力とは(Wikipedia)

空間認識能力(くうかんにんしきのうりょく)とは、物体の位置・方向・姿勢・大きさ・形状・間隔など、物体が三次元空間に占めている状態や関係を、すばやく正確に把握、認識する能力のこと

 

 

空間認識力の優れた人は,ものごとの全体像をぱっと把握し,本質を見抜くことに長けていますとも言われています。

「空間認識力」が、科学や数学スキルとの関係性が非常に高いとの研究結果が多くあります。

確かに頭の中で物や空間の形や関係性を視覚化するのが得意な子は理系の分野だけでなく、芸術やスポ―ツの分野でも活躍できるようです。

 

男の子を見ていると、落ち着きがなく、ジッとしていることが少ないように思います。

それも、三次元空間で、自分と自分に相対するモノの中で動きまわることにより「空間認識力」を発達させるための行動とも言えるそうです。

そしてボーっとしている間は、体験によって得られた情報を右脳で連携させたりつなげたりして、処理しています。

 

女の子でも男の子並みにボーっとしているという子は、空間認識力に長けているのかもしれません。

 

ボーっとする時間を優しく見守るコツ

 

ボーっとする時間に意味がある、とわかるだけでも、子どものボーっとする時間を優しく見守れるかもしれません。

でも、それでもイライラしてしまう!という時は、自分の心の中を見つめるチャンスです。

 

ボーっとする時間を優しく見守るための2つのコツをお伝えします。

 

自分もボーっとしてみる

 

ボーっとしている子どもを見てイライラするなら、日常のやるべきことに追われ過ぎて、ボーっと休む暇なんてない!と心が悲鳴をあげているのかもしれません。

心が悲鳴をあげ続けていると、その状態が普通になり、気楽そうにしている子どもに(あなたばっかり楽をして!)とイライラしてくるのです。

 

そういう場合は、10分だけでもいいので、自分にボーっとしている時間を許しましょう。

 

いつの間にかボーっとしていた、というのではなく、自分でボーっとする!と決めて、ボーっとする方がいいかもしれません。

いつの間にかボーっとしていた、だと、罪悪感の方が大きくなってしまう可能性があるからです。

 

あれやこれや考えているときや悩んでいるときは左脳優位になっています。

でもボーっとすることで右脳優位になると、いいヒントや気づきが生まれやすくなります。

そして自分にボーっとすることを許すことで、子どものボーっとする時間も許せるようになっていくでしょう。

 

自分の子ども時代を癒す

 

もし自分にボーっとすることも許せない、という人は、子ども時代にボーっとすることで、嫌な目にあったことが心の傷になっているのかもしれません。

ボーっとすることはいけないこと、と思うような出来事があったのかもしれません。

 

特に、「まだまだ自分はできてない!」と思うような人で、疲れたから休むことすら「自分は怠けてる!」と罪悪感を感じてしまう人は、心の傷が大きいように思います。

 

あなたの子ども時代、ボーっとしている自分に対し、あなたの親はどう反応していたでしょうか。

周りの大人や学校の先生はどう反応していたでしょうか。

そしてその時、あなたはどんな気持ちがしたでしょうか。

 

意識を向けて、子ども時代のあなたの想い・感情を感じてあげましょう。

 

うまくいけば、その時の傷が癒され、子どもがボーっとすることも、自分がボーっとすることも、「ま、別にいいよねー」と許せるようになるでしょう。

 

まとめ

 

 

先日、息子の小学校の授業参観に行きましたが、算数の時間に息子がボーっとしているときがあり、思わず笑ってしまいました。

 

世間一般的には、先生の話をよく聞きなさい!となることかもしれませんが、ボーっとすることの意味を知ると、算数の時間に右脳で空間認識力を高めている、という捉え方もできるように思います。

 

もしかしたら、子どもの時間一瞬一瞬に無駄なものはないのに、大人が勝手に無駄なもの、と決めつけているところもあるのではないでしょうか。

 

子どもの一瞬一瞬を優しく見守ってあげられたら、子どもらしいオリジナルな能力を自由に楽しく、どんどん発揮していけるのかもしれません。

 

 

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