子どもの「見て見て!」がうざい・しんどい…ストレスの正体は"罪悪感"だった

 

「ママ、見てて!」

「ねえ見て!」

「こっち見て!!」

 

 

何度も何度も、繰り返される子どもの「見て見て攻撃」!

 

 

余裕があるときはね、「すごいねー」とか「そうだねー」とか応えてあげられる。

 

 

でも、忙しいとき、疲れているとき、余裕がない時は、

 

 

正直、うざい。

しんどい。

もう勘弁して。

 

 

そう感じてしまう自分・・・

 

 

そんな自分に「こんなこと思うなんて、私ってひどい母親かも…」と罪悪感を抱いていませんか。

 

 

大丈夫。

 

「うざい」と感じること自体は、おかしいことでも、母親失格でもありません。

 

 

でもね、もしその「うざい」の裏側に、ずっと続くモヤモヤやイライラがあるなら、そこには見つめるべき大事なものが隠れているかもしれないんです。

 

 

この記事では、子どもの「見て見て!」にストレスを感じてしまう本当の理由と、その根っこにある"罪悪感"を手放していく方法をお伝えします。

 

 

15年にわたり3000件以上のヒーリングセッションを通してたくさんの母親の心に寄り関わってきた中で見えてきたことを、私自身の子育て経験も交えながらお話ししますね。

 

 

子どもの「見て見て」がうざいと感じるのはダメなこと?

 

まず最初にお伝えしたいのは、子どもの「見て見て!」をうざいと感じること自体は、ごく自然な反応だということです。

 

だって、朝から晩まで「ママ見て!」「ねえ見てて!」「こっち来て!」が続くんですから。

 

 

家事をしていても、ごはんを作っていても、トイレにいても・・・

 

 

しんどいと思って当たり前なんです!

 

 

実際、私のところにご相談に来られる方の多くが、「見て見てがストレスで…でもこんなこと思っちゃいけないと思って…」とおっしゃいます。

 

つまり、しんどいのは「見て見て」そのものだけじゃなくて、「うざいと思ってしまう自分を責める気持ち」もセットになっているんですよね。

 

このセットが、子育てのストレスをどんどん膨らませていきます。

 

ここ、この記事の後半で詳しくお伝えしますね。

 

 

「見て見て!」に隠された子どもの心理とは

 

対処法をお伝えする前に、まずは子どもがなぜ「見て見て!」と言うのか、その心理を知っておきましょう。

 

理由がわかるだけでも、気持ちの受け止め方が少し変わってくるかもしれません。

 

 

承認の欲求――「認めてほしい」

 

子どもが「ママ見て!これできたよ!」と言うとき、その裏にあるのは「自分のことを認めてほしい」という気持ちです。

 

新しいことができるようになった喜びを、大好きなママと分かち合いたい。

 

「すごいね」「がんばったね」と言ってもらったり、優しい目線を向けてもらうことで、自分はここにいていいんだ、自分には存在する価値があるんだと感じるのです。

 

これは、子どもの自己肯定感の土台になる、とても大切な欲求なんですよね。

 

 

安全の欲求――「見守っていてほしい」

 

「ママ、見てて!」と言って滑り台を滑ったり、鉄棒にぶら下がったりする場面、ありますよね。

 

これは「見ていてくれる人がいるから安心してチャレンジできる」という、安全の欲求から来ています。

 

信頼している人に見守られているという安心感があるからこそ、子どもは思い切って新しいことに挑戦できる。

 

つまり「見て見て!」は、子どもがあなたを信頼している証でもあるんですよね。

 

 

「見て見て期」は2〜4歳がピーク

 

子育ての世界では、この「見て見て!」が特に活発になる時期を「見て見て期」と呼んだりします。

 

おおむね2歳頃から始まり、3〜4歳でピークを迎え、徐々に落ち着いていくのが一般的。

 

 

イヤイヤ期と時期が重なるので、「イヤ!」と「見て!」のダブルパンチで、ママは本当に大変!

 

私も大変でしたよーーー

 

 

ただ、ここで知っておいてほしいことがあります。

 

通常は4歳頃で落ち着く「見て見て」が、5歳、6歳、もっと大きくなっても続く場合があります。

 

ちょっと見ないだけで怒り出す、むくれる、かんしゃくを起こす。

 

そうなってくると、「いつまで付き合わなきゃいけないの…」と途方に暮れてしまいますよね。

 

 

実はこのパターンには、子どもの側の問題だけでなく、親の側にある"あるもの"が深く関わっていることが多いんです。

 

 

「ママ見て」がしんどい・ストレスに感じる本当の理由

 

子どもに「見てて!」と言われて、余裕があるときなら見ていてあげられるでしょう。

 

でもそうもいかないことは多いですよね。

 

家事や他のことなど、目の前のやるべきことが優先の場合もよくあります。

 

 

見て見て!という子どもが疎ましく感じる。

 

でも同時に、「どんなに忙しくても見てあげないといけない」「見てあげないとこの子が傷つくかもしれない」という気持ちも湧いてきませんか。

 

 

自分が見ていないことで、子どもが寂しい思いをするのではないか。

 

優しく見てあげられない私は母親失格なのではないか。

 

子どもに対し、なんとなく悪いことをしているような感覚がする。

 

 

それは「罪悪感」とも表現できます。

 

 

ちょっと、こんな場面を想像してみてください。

 

 

<例>

 

子ども:「ママ見て!!」

 

親の心の中:(なんで忙しい時に限って!やめてほしい。…あ、でも見てあげられない私は親としてダメなのかな。寂しい思いをさせちゃうのかな。でも、何度も何度もほんとうざいし、いつまで続くの?…でもうざいと思っちゃうのも母親失格?… こんなことでぐるぐるさせられるのも、もうほんとイライラする!)

 

 

こんなふうに、無意識にぐるぐる思考が回ってしまうこと自体がストレスになるんです。

 

 

嫌悪感と義務感と罪悪感が同時に押し寄せてくる。

 

 

これがしんどさの正体なんですよね。

 

 

もし罪悪感がなかったら、「ママは今見られないよ。」とハッキリ伝えることができます。

 

その方が子どもも意外とあっさり切り替えてくれたりするものなんです。

 

でも、罪悪感がある状態だと、もやもやイライラして、それがなかなかできないんですよね。

 

 

「罪悪感」はどこから来るのか――親自身の生い立ちとの関係

 

ではなぜ、親は子どもに対して「罪悪感」を抱いてしまうのでしょうか。

 

 

理由の一つは、親自身の生い立ちにあります。

 

 

自分が育った家庭で、自分が求めるように親から見てもらえなかった。

 

欲求に応えてもらえなくて傷ついた記憶と感情が、心の奥底に残っている。

 

 

すると、目の前の子どもが「見て!」と言ったとき、その当時の自分と子どもとを無意識に重ね合わせてしまうんです。

 

見てもらいたいのに見てもらえない子どもの傷ついた気持ちが、まるで自分のことのようにリアルに感じられてしまう。

 

 

「自分がされて嫌だったことを、同じように子どもにもしてしまっている」

 

その気持ちが「罪悪感」として湧き上がります。

 

 

さらに厄介なのは、もうひとつの罪悪感も同時に存在していること。

 

子どもに応えてあげたい気持ちがある一方で、自分は自分のやりたいことをやりたい、自分の時間がほしい、という欲求も当然ありますよね。

 

親にだって親の都合があります。

 

子どものためだけに生きているわけではありません。

 

でもね、幼少期に「自分のやりたいことをやると怒られた」「親の望むようにふるまうことが正解だった」という経験があると、自分のやりたいことを優先したいと思うこと自体に罪悪感を抱くようになるんです。

 

 

すごく疲れていて、ゆっくり休むことが必要なはずなのに、休めない。

 

子どもを優先にしてしまう。

 

 

そんなときは、この二重の「罪悪感」が働いていることが多いです。

 

 

親の「罪悪感」が子どもの要求をエスカレートさせる悪循環

 

実は、親が「罪悪感」を持っていると、子どもの「見て見て」はエスカレートしやすくなるんです。

 

 

これ、ちょっと意外に感じるかもしれません。

 

なぜなら子どもは、親が「罪悪感」を感じていることを無意識に見抜いているから。

 

強く要求すれば自分の思い通りになる可能性があることを、子どもは本能的に知っています。

 

 

だから要求に応えてもらえないと、かんしゃくを起こしたりする。

 

親は「迷惑だ」と思いながらも、罪悪感を感じているため、なんとも言えない辛い気持ちになって、結局子どもの要求に折れてしまう時もあったりします。

 

 

でもここが大事なポイントなのですが、罪悪感から子どもの要求に応えても、子どもの心は満たされないということ。

 

 

親がいやいや応えていることを、子どもは敏感に察知します。

 

だから心の底からは満足できず、また承認が足りなくなって、また同じことを繰り返す。

 

 

するとだんだん、子どもの行動は複雑になっていきます。

 

素直に「見てて!」と言ってくれるうちはまだいいのですが、大きくなるにつれて、親の気を引きたいがために、わざと親が嫌がるようなことをする、ということも起きてきます。

 

 

また、罪悪感がベースにあると、親の子どもへの対応に一貫性がなくなります。

 

要求を断るときも、過剰に申し訳ない感じになったり、反対にやたらと威圧的になったり。

 

 

するとまた子どもの反応もネガティブなものになりやすい。

 

こうしてネガティブスパイラルが回り始めてしまうんですよね。

 

 

まず試してほしい「今日からできること」

 

根本的な解決法をお伝えする前に、まず今日から試せることをひとつお伝えしますね。

 

それは、子どもの「見て見て」に応えられないとき、罪悪感なしに「今は見られないよ」と伝える練習をすることです。

 

 

「ごめんね、今は見られないの…」と申し訳なさそうに言うのではなく、

 

「あとでね!」とイライラして言うのでもなく、

 

「ママは今お料理してるから見られないよ。終わったら見るね。」

 

と、淡々と、でも温かく伝える。

 

 

最初は子どもが怒ったり泣いたりするかもしれません。

 

でも、親が罪悪感なくハッキリ伝えると、子どもは意外とすんなり受け入れてくれる場合も多いです。

 

 

それは、親のブレない態度が子どもに安心感を与えるから。

 

「ダメって言ったりOKって言ったり、ママの態度がコロコロ変わる」方が、子どもは不安になるんですよね。

 

 

ただねー、この「罪悪感なしに伝える」ということが案外難しいんです。

 

頭ではわかっていても、心がざわついてしまう。

 

 

それは、罪悪感の根っこがもっと深いところにあるから。

 

根本から楽になるには、その根っこを見つめていく必要があります。

 

 

「罪悪感」の根っこにはインナーチャイルドがある

 

あなたが子どもだった頃のことを思い出してみてください。

 

 

お母さんが台所に立っているとき、「ママ、見て!」と言ったら、「あとでね」とそっけなく言われた。

 

何度も言ったら、「いい加減にして!」と怒られた。

 

 

似たような経験はありませんでしたか?

 

 

そのとき、あなたの胸の中はどうだったでしょうか。

 

 

はっきり思い出せなくてもいいんです。

 

ただ、しゅんと何かがしぼんでいくような感覚、そんな明るい世界が暗くなるような感覚はなかったでしょうか。

 

 

 

その感覚は、大人になった今も、あなたの中に残っている。

 

「見てほしかったのに見てもらえなかった」という経験が、言葉にならないまま、根強い否定感として体の奥にひっそりと残り続けている。

 

それがインナーチャイルドです。

 

 

インナーチャイルドとは子ども時代についた心の傷、満たされなかった想いのこと。

 

 

目の前のわが子が「ママ見て!」と言ったとき、あなたの心がざわつくのは、子どもの声だけに反応しているわけじゃない。

 

 

その声が、あの頃の自分の声と重なっているから。

 

子どもを見るとき、無意識のうちに「見てもらえなかったあの頃の自分」を見てしまっている。

 

だから「見てあげられない」ということが、ただの「今は忙しいからごめんね」で済まなくなる。

 

必要以上に、ズシンとした罪悪感として押し寄せてくるんです。

 

 

そしてもうひとつ。

 

この仕組みは、イライラとも深く関係しています。

 

 

「見てもらえなかった」という子ども時代の傷は、満たされないまま心の中に残っています。

 

その傷は、自分の子どもの「見て見て!」という声によって、じわじわと刺激され続ける。

 

 

触れてほしくない場所を、何度も何度も触られているような感覚、といえばわかるでしょうか。

 

だからこそ、「また来た」「いい加減にして」という強いイライラが湧いてくる。

 

子どもの要求そのものへのイライラだけじゃなく、刺激されるたびに呼び起こされる、あの頃の痛みへの反応でもあるんです。

 

 

うざいと感じながら、同時に申し訳なくなる。

 

そんなその矛盾した気持ちが出てくるのは、当然!

 

今のあなたと、小さな頃のあなた、ふたりの気持ちが同時に動いているんですから。

 

 

罪悪感を手放すインナーチャイルドワーク

 

根っこから楽になるには、インナーチャイルドの傷に直接寄り添っていく必要があります。

 

難しく考えなくて大丈夫。

 

ここではインナーチャイルドを癒していく、シンプルなワークをお伝えしますね。

 

 

まず、目の前の子どもと同じくらいの歳だった頃の自分を思い出してみてください。

 

 

その頃、あなたにも「見て!」「聞いて!」という気持ちはありませんでしたか。

 

そしてそれに応えてもらえなかったとき、どんな気持ちがありましたか。

 

がっかり?寂しさ?悲しみ?それとも、あきらめ?

 

 

思い出せたら、今の大人の自分が、その気持ちにそっと寄り添ってあげてください。

 

「寂しかったよね」「悲しかったよね」と、当時の小さな自分に語りかけるように。

 

胸がキュッとする感じ、お腹がギュッとなる感じ、そういう体の感覚も一緒に感じながら。

 

 

 

一度でやろうとしなくて大丈夫。

 

自分のペースで無理なく繰り返していくうちに、少しずつ気持ちが軽くなっていきます。

 

 

このワークを続けると起きること

 

ワークを続けていくと、親に自分の要求に応えてもらえなかったという心の傷――インナーチャイルドが少しずつ癒されていきます。

 

すると、子どもに当時の自分の気持ちを投影することが減り、「罪悪感」が軽くなっていきます。

 

子どもの「見て見て!」に対して心がざわつくことが減り、自分の許容範囲を冷静に見極められるようになってくるでしょう。

 

応えられないときの伝え方にも迷いがなくなります。

 

すると不思議なことに、今までかんしゃくを起こしていた子どもがあっけなく気分を切り替える、なんてことも起きてくるんです。

 

子どもは本当に敏感で、親の内側の変化をちゃんと感じ取っているんですよね。

 

 

一人で向き合うのが難しいときは『インナーチャイルド』を扱うヒーリング

 

セルフワークは続けていくことで確実に変化が起こる方法ですが、正直にお伝えすると、一人で取り組むのが難しい方もいらっしゃいます。

 

そんな方には、『インナーチャイルド』を扱うヒーリングという選択肢もあります。

 

実は私、このヒーリングを受けたのは妊娠中でした。

 

それまでの私は、感情に振り回されやすく、変わりたくても変われない自分にずっと悩んでいました。

 

こんな自分のまま子育てをしたら、父のようにイライラして怒鳴ったり、母のように過干渉になってしまう。

 

そう直感したのが、ヒーリングを受けるきっかけとなりました。

 

 

ヒーリングを受けた後に母になってみると、もちろん子育ての中で感情が揺れることはありました。

 

子どもの「見て見て!」にモヤモヤしたり、イライラしたり。

 

でもね、ヒーリングを受けていたからこそ、その感情の奥にあるインナーチャイルドの傷にすぐ気づけたんです。

 

「あ、今の私のモヤモヤは、子どもの頃に見てもらえなかった私の気持ちだな」

 

そう気づければ、当時の自分の気持ちに寄り添うことができる。

 

すると感情はスーッと抜けていって、目の前の子どもに罪悪感なしに向き合える自分に戻れるんです。

 

この"気づいて、抜ける"サイクルがスムーズに回るから、イライラや罪悪感をずっと引きずらずに済む。

 

ベースのところで自分を責める罪悪感がないというのは、本当に子育てを楽にしてくれる、それを実感しています。

 

 

『変わりたくても変われない』から『自然に変化する喜び』へ。

 

『インナーチャイルド』を扱うヒーリングの詳細はこちら

 

 

まとめ 「見て見て」にイライラする自分を責めなくていい

 

子どもの「見て見て」がうざい、しんどい。

 

その気持ちは否定しなくて大丈夫!

 

ただ、もしその裏側に、罪悪感や自分を責める気持ちがあるなら、それはあなた自身の心の傷からのサインかもしれません。

 

 

「罪悪感」があると、必要以上に子どものことを気にしてしまうようになります。

 

一人でいてリラックスできるような状況にあっても、子どものことが頭から離れない、なんてことも。

 

そうなると、ますます余裕がなくなり、子どもの要求に応えられる許容範囲も狭まっていく悪循環に入ってしまいます。

 

 

「罪悪感」というキーワードで、自分の子育てや、自分自身の生い立ちを改めて感じ直してみてください。

 

今まで気づかなかったことに気づけるかもしれません。

 

そしてその気づきが、あなたの子育てを楽にシンプルにしてくれると思います。

 

 

子どもの要求にうんざりしたときは、「罪悪感」というキーワード、思い出してみてくださいね。

 

 

 

 

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