すぐ拗ねる子どもだった私が伝えたい 親に拗ねる子どもの心理

 

子育て中の方のヒーリングやカウンセリングをやっていると、「うちの子、すぐ拗ねるんです」、なんて相談を受けたりします。

 

はい、実は私も、筋金入りのすぐ拗ねる子どもでした。

だから拗ねる子どもの心理がよくわかります。

 

一方で、私は子育てをしています。

幸い、息子がお腹にいる時からインナーチャイルドなどに気をつけて子育てしていたおかげか、彼の元々の性質のおかげか、彼が拗ねることはほとんどと言っていいほどないのですが、もし昔の私みたいな拗ねる子どもを育てていたら、いやー、大変だったろうなと想像します。

 

拗ねる子どもを持つお母さん方、本当にお疲れ様です。

 

さて、拗ねる子ども、拗ねる子どもを持つお母さん方のかけはしになれたらいいなーという思いで、筋金入りの拗ねる子どもだった私の経験を赤裸々に語りながら、拗ねる子どもの心理についてお伝えしたいと思います。

 

私はいつから拗ねていたのか?

 

 

はてさて、そう言えば私はいつから拗ねていたんでしょう?

 

親を困らせる行動として、最初に記憶にあるのは、よく癇癪を起こしていたことです。

自分の期待通りにいかないと、泣き喚く。

それでも母親が期待通りにしてくれないと、地団駄踏んだり、寝転がって手足をばたつかせたりしながら、『私はこんなに辛いんだ』『こんなに苦しんでるんだ!』『そんな私の気持ちを満たしてよ!』というような思いで、思い切り泣き叫びました。

だいたい、2〜3歳くらいの頃でしょうか。

 

私の癇癪は徐々にエスカレートしていき、癇癪の時間が長くなっていきました。

泣き叫びながら、なんで癇癪を起こしていたのか忘れるくらいでした。

すると、泣き声を聞くのが大嫌いな父に怒鳴られ、それでも泣き止まないと平手打ちをくらうようになりました。

 

怒鳴られても、平手打ちされても、逆効果と言わんばかりに、私はもっともっと泣き叫ぶ。

とにかく悔しかったのを覚えています。

すると、激昂した父に家から追い出されて鍵をかけられる、さるぐつわを噛まされぐるぐる巻きにされて押し入れやトイレに閉じ込められる、ということが続きました。

4〜5歳くらいの頃かな。

 

そういったことが続いた後から、泣き叫んで母親を思い通りにしようとすることは徐々になくなりました。

代わりに、拗ねる、という行動がで始めたのです。

 

私の拗ねる対象

私の拗ねる対象は母親でした。

 

父親は前述したように、父親の意にそぐわないことをすると、怒鳴ったり平手打ちしてきたりしてくるので、拗ねるには危険な存在でした。

 

母親は過保護で、過干渉。

言うことをきいてくれることも多かったし、怒っても暴力的だったり威圧的だったりする感じではなかったので、安心してネガティブな部分を出しやすかったのだと思います。

 

私の拗ね方

 

私の拗ね方はいろんなバリエーションがありました。

 

① いちゃもんをつけて責める

心の中は不満でいっぱい、イライラもしてます。

なので、そのイライラした気持ちをぶつけるように、母親によくいちゃもんをつけてました。

 

例えば食べたかったお菓子とは違うお菓子を母親から出されたら、「なんでこんなお菓子買ってくるの?」「これじゃない、あのお菓子が食べたい!」「早く買ってきて、今すぐ!」みたいな感じですね。

 

母親が色々言ってくると、「いちいちうるさい!」「もういい!」みたいな感じに怒鳴るパターンもよくありました。

 

② ひねくれた言い方をする

「はいはい、どうせ私はダメな人間ですよ」「どうせ悪い子ですよ」などと、返事に困るようなひねくれたこともよく言っていました。

 

③ ぶつぶつと文句を言い続ける

母親に聞こえるか聞こえないかの音量で、「ほんと信じられない」「どうかしてるんじゃない」「全然わかってない」などとぶつぶつと文句を言い続けました。

 

④ 睨む

黙ってじとーっと睨みつけ続けます。

 

⑤ ため息をつく

母親に聞こえるように、わざと大きな声でため息をつきます。

 

⑥ 大きな音を生じさせる

ドアをバーンッと閉めたり、雑誌を机にたたきつけたりするなどして、大きな音を生じさせます。

 

⑦ 無視する

母親が何を言ってきても無視します。

成長するとともに、どんどん時間が長引いて、大学生になると最長一週間くらい母親とは口を聞きませんでした。

 

私はどういう時に拗ねていたのか

 

 

私の期待通りにならなかった時に、不満が爆発し、拗ねるという行為に発展していました。

 

期待通りにならないというのは以下のようなことです。

 

・やろうと思ってることをやらせてもらえない時(買って欲しいものを買ってもらえない、遊びに行きたいのに遊びに行かせてもらえない、など)

・もっと見てほしい、など、やってほしいことがあるのに、やってもらえない時

・「よく頑張ったね」などと認めて欲しいのに、認めてもらえない時

・自分の中で後でやろうと思っているのに、「遊んでないで勉強しなさい」などと注意される時

・本当は信頼して欲しいのに「大丈夫なの?」とやたらと心配される時

・こうしようと決めていることを見守って欲しいのに、「あーしたら?」「やめたほうがいいんじゃない?」などと余計な口出しをされる時

 

なぜ私は拗ねるようになったのか?

 

子どもの頃の私の拗ねる目的は、癇癪を起こす目的とおおよそ似ているでしょう。

 

① 思い通りに動かす

 

 

目的の一つは母親を思い通りに動かすため

 

幼児期は感情を爆発させてその目的を達成しようとしていました。

 

しかし私ほど強い癇癪を起こさなくても、感情を出すことで何かを満たしてもらおうとすることは幼児期には普通にあることかもしれません。

だって、赤ちゃんの時は泣くことで、お腹すいた、おむつが濡れて気持ち悪い、暑い、眠いけど眠れない、など不快感を伝えて欲求を満たしてもらっていたわけです。

ちょっと言葉がわかるようになってきたからって、すぐさま感情を表出することでのコミュニケーションを手放して、理性的な言語的なコミュニケーションをとれる子どもはそんなに多くはないはずです。

 

でも、赤ちゃんの時は泣いても許されていたのに、幼児期になると、泣くと怒られる、嫌な顔をされる、時には叩かれる、ぐるぐる巻にされて閉じ込められる・・・。

すると、感情を素直に出すことは危険だと潜在意識に刷り込まれていきます。

 

なので、感情を、一見それとはわからない屈折した方法で表出するようになったのが、拗ねる、という行動だったのかなと思います。

 

② アピール

 

 

また拗ねることの目的のもう一つは、こんなに私は辛がっているんだ、苦しんでいるんだ、という母親へのアピールがありました。

 

ま、これも赤ちゃんの時と同じですね。

 

眠れないで不快、歯が生えるのがむず痒くて不快などなど、不快なことを赤ちゃんは泣いてなんとかしてもらおうとします。

そして抱っこされたり、あやされたりして、気を紛らわしてもらいます。

 

癇癪を起こして盛大に泣いたのも、赤ちゃんの時に習得したパターンだったんだと思います。

 

そして、親から感情的になることへのダメ出しをされて、盛大に泣けなくなった時、不快な感情に揺れていることを拗ねることでアピールし始めたのでしょう

 

いちゃもんつけては、(こんなに苦しんで怒ってるんだから)とアピール

じとーっと睨んでは、(こんなに辛くて恨んでるんだから)とアピール

無視しては、(こんなに傷つけたあなたとは縁を切りたいんだから)とアピール

 

だから、なんとかしなさいよ、私の気持ちを、と暗に要求しているわけです。

 

③ 攻撃

 

また、拗ねる行動の裏には、不満があります。

とにかく、モヤモヤして、イライラして、どうにもならないのです。

 

その不満を母親のせいにして、こんなに自分を不満にさせる母親に怒りを感じ、攻撃をします。

 

『私がこんなに苦しんでるんだから、あなたも苦しみなさいよ!』というような心理です。

 

母親が私が拗ねても平気そうな顔をしていると、余計イラッときて、拗ねる行動をエスカレートさせていったものです。

 

これは赤ちゃんの時にはなかったパターンですね。

 

どうすれば私は拗ねなかったのか、今から思うこと

 

 

さて、ちょっと別の視点から見てみましょう。

 

子どもの頃の私は、どうすれば拗ねるという親にとっての問題行動を悪化させずに済んだのでしょうか。

 

自分自身の経験やすねる子どもたちのセッションを通して感じたのは、拗ねる子どもの親は子どもが感情的になることを嫌がる傾向にあるということです。

 

私のように親から怒りでダイレクトに抑えつけられて感情的な自分にダメ出しされる場合はわかりやすいです。

しかし、泣いていると嫌な顔や迷惑そうな顔をする、ため息をつく、などの行動で子どもが感情的になることへの否定感をあらわす親もいます。

また、「泣くのはおかしいよ」「そんなに泣いてみっともない」「もう赤ちゃんじゃないんだから」みたいに言葉で否定する親もいるでしょう。

私の母親は言動で否定してくる上記のタイプでした。

 

もし、私が癇癪を起こしたり、泣いたりすることを親が受け入れてくれていたら、拗ねるというこじらせた行動に発展することはなかったのかなーと思います。

 

この場合の受け入れるとは、癇癪を起こしたり泣いたりして子供が要求することを丸呑みすることではありません。

 

「できないものはできない」でいいんです。

 

例えば、私のお気に入りの靴を母親が漂白剤につけてしまって、変な色に色落ちしてしまったことに対し、「元に戻せー!!!」と大泣きして癇癪を起こしたことがありました。

あの、お気に入りのかわいい赤い靴を2度と履けなくなってしまったことが受け入れられなかったんです。

 

もちろん、元に戻すことはできないですよね。

でも、お気に入りの靴がなくなった、ということが悲しくてやるせなくて、という私の気持ちに対しては、寄り添ってくれることはできたはず。

 

でも大抵の親は、「元に戻せー!!!」と大泣きされ続けたら、どうにもできないことで自分が責められてると感じて嫌になっちゃって、そこまでの余裕はないかもしれません。

まぁ、親も親で、余裕がある人は少ないということは、今ならよくわかります。

 

拗ねる目的の裏にある心理とは

 

 

子ども時代の私を含め、拗ねる子どもの心には、ある共通の想い・心の傷があります。

 

それは、『自分はダメな子どもなんだ』『だから愛されていないのではないか?』という自己否定的な想い。

そして、『愛されたい!』『親から認められたい!』という強烈な想い。

 

それらをインナーチャイルドと呼びます。

 

感情を出すことをよしとされなかった子どもはインナーチャイルドが大きい傾向にあります。

 

結局は、、、母親に私の全て受け入れて愛してもらいたかったんですよね。

(ごめんね、ほんとは愛しているのよ、あなたを大切に思ってるのよ)と言って抱きしめて欲しかった。

あなたはいい子よ、大丈夫よ、と認めてもらいたかった、信頼してもらいたかった。

 

でも、母親は過剰に私を心配したり、干渉してきたりする。

そうすることが私への愛情と母親は思い込んでいたんです。

 

でも私は、そんなことに愛情なんて感じません。

むしろ否定感を刺激され、拗ねる、の繰り返し。

 

でもね、私が拗ねることに困ってる母親を見て、(私ってなんてダメな子どもなんだろう)と自分を責めてもいたんです。

お母さんは私を愛してくれてるから心配してくるし口出してくるのに、それを愛情として素直に受けとれない私はダメな子どもだとも思っていました。

そしてどんどん、私は自分に自信をなくしていきました。

 

もしかしたらあなたの身近にいる拗ねる子どももそうなのかもしれません。

 

まとめ

 

 

私の拗ねる子ども時代を例に挙げながら、拗ねる子どもの心理をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

私の個人的な体験をお伝えしてきましたが、同じような心理パターンで拗ねている子どもが多いように思います。

 

もしかしたら、(自分の子ども時代も同じように感じていたかも)、なんて気づきがあった方もいるかもしれません。

 

拗ねる子どもへの感覚的な理解が深まるだけでも、拗ねる子どもとの悪循環が和らぐこともあります。

 

本当は子どもだって、拗ねたくないんです。

素直にお母さんに甘えたいのです。

愛して欲しいのです。

 

拗ねる心理はわかったとして、拗ねる子どもと具体的にどう関わっていけばいいのか気になる方のために、以下の記事としでお伝えしようと思います。

 

 

 

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