【小学生の息子にイライラ】叱ってばかりの日常から笑い合う日常へ たった一つのコツ

 

服は脱いだら脱ぎっぱなし

 

宿題はいつまでたってもやらない

 

大切なプリントはランドセルの中でぐちゃぐちゃ

 

 

そんな男の子の子育て、もうイライラして大変! なんてことはないですか。

 

毎日毎日、叱ってばかり。

 

叱るようなことをする息子が悪いと思うんだけど、

 

いつも叱ってばかりいる自分も嫌でしょうがない。

 

叱りすぎて彼の自己肯定感を下げてないか気になる。

 

 

ほんとは、楽しく笑い合って子育てしたいのに!

 

 

そんなあなたへ、小学生の男の子への叱ってばかりの日常を笑い溢れる日常に変える、たった一つのコツをお伝えします。

 

母親がイライラしやすい小学生男子の特徴とは?

 

まず、母親がイライラしやすい小学生男児の特徴はどんなものがあるのか、挙げてみましょう。

 

 

・落ち着きがない

・話を聞かない

・ぼーっとする

・適当に返事をする

・忘れものが多い

・お調子者

・すぐ怠ける

・ルールや約束、時間を守らない

・負けず嫌い

・片付けない

・その場限りの言い訳が多い

・乱暴、乱雑

 

 

私にも息子がいるので、イライラする気持ちにものすごく共感します。

 

一人息子なので、女の子の子育ては経験はありませんが、女の子を育てている方の子育て話を聞いたりすると、男の子とずいぶんと違うなぁと感じることはよくあります。

 

小学生、特に、低学年の男の子は、同学年の女の子に比べると幼稚で、まさに『猿』と表現してもいいかもしれません。 笑

 

 

もともと女子だった母親たちからすると、息子の言動や行動は理解不能なことも多いものです。

 

「なんで、それ、先にやっておかないの?ずっと前からわかってたでしょ?!」って感じです。

 

 

このままでは先がおもいやられる・・・となりがちです。

 

 

この男の子特有の性質は、脳の働きの男女の傾向性によって生まれる、と言われています。

 

(実際は脳の物質的な構造自体には男女間に違いがないという研究結果もあります。)

 

 

男の子脳の特徴は以下の通りです。

 

 

・同時にいろんなことができずに、目の前のひとつのことにしか意識が向かない (集中力がある、忘れっぽい、時間の概念が薄い)

 

・空間認知力が高く、数学や理科に向いている(情報処理をするときにぼーっとする時間が必要)

 

・冒険心がある(多動、エネルギッシュ、活発)

 

・競争心が強い(負けず嫌い、自分を持っている)

 

 

もちろん、女の子でも男の子のような特徴を持つ子もいるし、反対に男の子でも女の子の特徴を持つような子もいます。

 

ただ、イライラするような男の子の特徴ですが、二面性があって、良い面もあったりします。

 

例えば、落ち着きがないのは、エネルギッシュで活発なことの裏返しだったり、話をきかないのは、集中力の高さの表れだったりします。

 

なぜ小学生男子の特徴にイライラしてしまうのか?

 

 

上にあげた小学生男子の特徴は、小学校生活をいわゆる『いい子』で過ごすには少々邪魔になるものばかりです。

 

 

一般的な小学校では、忘れ物や時間にルーズなことは許されません。

 

出された宿題をすみやかに、コツコツと、丁寧にやることがよしとされます。

 

また、整理整頓や決められたルールを守ることが求められます。

 

 

そして子どもの生活の責任は親に、特に母親にのしかかります。

 

 

「息子にはちゃんとしてほしい」 母親がそう願えば願うだけ、男の子は裏切るものです。

 

 

でもあきらめず、手を変え品を変え、時間通りに宿題を終わらせたり、出したものを片付けたり、ルールを守らせたりしようとします。

 

でも、いくら母親が努力しようが、全然変わらない。

 

その上、反抗的になってきたりします。

 

 

ムキーッ!!!

 

そりゃ、イライラして、叱ることが定常化しても、無理はありません。

 

小学生男子の子育てにイライラしやすい人の特徴とは

 

 

いやいや、でも、特徴的な小学生男子の子育てをしていても、イライラせず、どんど構えて見守っているような母親たちもいます。

 

 

では、小学生男子の子育てにイライラしやすい人の特徴とはなんでしょうか。

 

 

それは、『不安』が大きい人です。

 

 

このままでは息子は大変なことになってしまう、と思っています。

 

だから、何度も何度も叱り飛ばしては、将来大丈夫な人になるように、矯正しようとするのです。

 

 

そして、母親ってのは、昔々は小学生女子だったわけです。

 

小学生の息子を見て、「自分は小学生の時、ちゃんとできていたのに、大丈夫?」と無意識に不安に思うこともよくあります。

 

 

また、小学生女子は男子に比べて、周りに忖度する能力は高い傾向にあります。

 

頑張らないように見える息子を見て、(自分は親や先生から叱られないように、嫌だったけど頑張ったのに、なんであなたは頑張らないの?!)と悔しい思いも出てイライラしてくるかもしれません。

 

 

また、(自分は色々ちゃんとできなくて、大変な思いをしたから、この子のは同じ目にあって欲しくない!)と言う気持ちで叱り飛ばしていることもあります。

 

すると、自分のように大変な思いをしてしまう、という不安は実感をもって大きくなりやすく、子どもにはそうならないでほしい、という期待とともに、子どもを変えようと努力するということはよくあります。

 

でも、期待は裏切られることが多いんですけどねー。

 

そうなると、(あなたのためを思って言ってるのになんで!?)って自分の努力を馬鹿にされたように感じて、イライラしてしまいます。

 

 

小学生男子の子どもにイライラして叱ってばかりいることの危険性

 

 

前述したように母親がイライラしやすい小学生男子の特徴には二面性があります。

 

「集中力」や「エネルギッシュ」「空間認知力」「冒険心」など、伸ばせば人として、ぐんぐん成長していく頼もしい面もあります。

 

 

ただ、小学生の男の子の精神的な成長は、女の子より3歳〜5歳くらい遅れていると言われます。

 

だいたい、小学生5年生から中学校3年生くらいの間に、ぐんと大人びてきて、理解力も記憶力も高まってくるのが一般的なように思います。

(我が息子は中2の時にぐんと変化しました。)

 

 

しかし、親がそれを信頼できずに、(今変わらなきゃこの子はダメになる!)とばかりに不安からイライラして叱ってばかりいると・・・

 

そう、男の子はどんどん自信を無くしていってしまいます。

 

 

「どうせ僕はダメなんでしょ!」

 

あなたの子どもがそんな言葉を口にしているとしたら、それは要注意です。

 

 

叱られ続けた先に、親の理想とするような、色々とソツなくこなせる「親の安心できる子ども」になったとしても、子どもの心の中には、(自分はダメな人間だ)という自己否定的な思いが深く染み込んでしまいます。

 

 

でも実際は、叱られ続けたからといって、親の理想とするような子どもになる可能性は低く、子どもは自己否定感とともに、親が問題を感じるような行動や言動をとるようになっていきます。

 

すねる、いじける、無視する、反抗的になる、ひきこもる、などなど。

 

 

親は将来子どもが困らないように、それはすなわち、子どもが幸せで生きられるように、と願いながら叱るわけですが、実際は、自己否定感が強いと、心からの幸福感を感じにくくなっていきます。

 

叱ってばかりの日常から笑い合う日常へ たった一つのコツ

 

 

母親がイライラしやすい特徴を持つ小学生男子は、たいていお調子者です。

 

そして楽しいことが大好きだったりします。

 

なので、一緒に笑い合って成長していく、そんな子育てだって実現可能です。

 

 

叱ってばかりの日常から笑いあふれる日常へ変えていくコツはたった一つ。

 

それは、『子どもを信頼すること』です。

 

 

大丈夫、絶対、この子はあとから伸びるタイプ

 

大丈夫、この子は生きる力が強い

 

大丈夫、この子なら、どんな世の中でも道を切り拓いていける

 

 

ほら、宿題を全くやらなかったって人が、ノーベル賞受賞してたりするじゃない?

 

 

そんなふうに、無条件に信頼するんです。

 

明確な根拠なんてなくていいんです。

 

 

いやいや、根拠はあります。

 

親が無条件に信頼して育てた子どもは、自己肯定感が高くなる、からです。

 

 

自己肯定感の高い子どもは、自分らしく骨太に、そしてハッピーに生きることができます。

 

 

また、この子は大丈夫って思えていたら、叱る回数は自然と減っていきます。

 

そして心に余裕が生まれて、男の子の一挙一動は、なんだか面白くて思えてきます。

 

(なんでこの子はこんなこと言うんだろう?私が小学生の時と全然違う。この子の頭の中はどうなってるんだろ?)

 

興味をもって観察すれば、親に関心を持って見られていることに子どもは気分がよくなり、ますます楽しく面白くなって、家族を笑わせてくれます。

 

するとほら、自然に笑い合う日常がやってきます。

 

そうは言っても、信頼なんてできない、という場合

 

 

『信頼する』

 

たったの4文字ですが、難しい人もいることを私は知っています。

 

 

信頼しようと思っても、「そうは言ってもこの子はほんとダメなんです」なんて、信頼できない部分ばかり思い浮かんだりします。

 

 

そう、信頼って頭で考えてできるものでもなかったりするんですよ。

 

 

「信頼しなきゃ!」って思えば思うほど、このままの子どもではなんか悪いことが起きそうな気がするって不安なイメージしか出てこない、って人も多いです。

 

「あなたの息子さん、すごいわよねー。」ってママ友に褒められても、「いや、そんなことないのよ、うちの息子、こんなところがダメで、あんなところがすごく心配で、もう大変なところばかりよ!」なんて息子のネガティブな面ばかり無意識に次から次へと語ってしまう感じです。

 

 

そういう人は、成長過程において、自分自身も自分の親から無条件に信頼される、ということをされなかった可能性が高いです。

 

 

例えば以下のような記憶はありませんか。

 

 

自分も今の息子と同じように親に叱られることが多かった。

 

このままじゃ大変なことになるよと親から心配され、しょっちゅう焦らされていた。

 

親に叱られるのが嫌だから叱られないように頑張って色々やっていた。

 

 

例えば、親から子どもの頃「人様に迷惑をかけてはいけない!」とことあるごとに言われて脅されたり叱られていたとします。

 

すると子育てするようになって、忘れ物が多い、などの息子の行動ひとつひとつが、人に迷惑をかけるような気がして、そわそわする。

 

人に迷惑をかけるような子どもにしてしまっている自分に対してもイライラしてくる。

 

すると、イライラが高まって、「なんで何度言ってもプリントを出さないの?!馬鹿じゃないの?どうしてわからないの?!」などと叱りとばすのです。

 

 

よくよく冷静に考えてみると、小学生の子どもがプリントを忘れるなんて、学校ではよくあることです。

 

でも、ものすごく迷惑をかける、とんでもない行為を息子が毎回してしまっているような気持ちになってしまうのです。

 

子どもを信頼して生きていきたいという人へ

 

 

子どもへの信頼をベースにした子育てができるようになると、心に余裕がうまれ、待つ余裕ができます。

 

そして楽しむ余裕ができ、よりリラックスして、人生を子どもと一生に前向きに生きていくことができるようになるでしょう。

 

 

今の子どもを見て、全く信頼できないけど、でも信頼していけるようになりたい、という方のために、子どもへの信頼の気持ちを育んでいく方法をお伝えします。

 

 

ファーストステップとしては、まずは、子どもに投影している、自分の中の不安に気づくことです。

 

 

イライラしたり、子どもを変えようと叱りつけるのは、結局、自分の不安を子どもを通して感じたくないから、なんですね。

 

 

では以下に自分の中の不安に気づく具体的な方法をお伝えします。

 

 

例えば、Aさんという人が、宿題をせずにダラダラとする息子にイライラする、そして叱りとばすことが日常だったとして、Aさんが自分の中の不安に気づくよう私が誘導してみます。

 

 

私 「なぜ、宿題をせずダラダラとしている息子をみるとイライラするんですか?」

 

Aさん 「宿題をせずにダラダラとしていると、怠け癖がつくからです」

 

私 「じゃあ、怠け癖がつくと、どんな悪いことが起きそうですか?」

 

Aさん 「怠け癖がつくと、受験に失敗して、ろくな大人になれないからです!」

 

 

私 「ではいくつか質問するので、ご自身の子ども時代のことに意識を向けてみてください。」

 

 

質問例:

 

・Aさんって子どもの頃怠け癖がありましたか?あるとしたらどんなふうに怠けていましたか?

 

・Aさんが怠けていたときにAさんの親は何をいいがちだったですか?どんな態度だったでしょうか?

 

・Aさんは受験というと何を思い出しますか?

 

・ご自身の受験と怠け癖はなにか関係がありそうですか?あるとしたらどんな感じですか?

 

などなど・・・

 

 

Aさんが、よく怠けることを親に怒られていたし、第一志望の学校に落ちた時は親に「怠けていたから落ちるのよ」と冷たく言われてひどく傷ついたことを思い出したとします。

 

そして子どもが怠けているのを見ると、自分の受験の失敗した時の心の傷が刺激されそうで不安だから、イライラする、ということに気づくのです。

 

 

こんなふうに私のセッションの中で誘導したりして気づきをうながしてたりしていますが、セルフでやるときは、同じように自分に自分で問いかけながら書き出してみるとよいでしょう。

 

 

うまく自分の中の不安に気づき、(受験に失敗した時に親から言われたことに対し、こんなに引きずってたんだ)(息子の子育てに自分の子どもの頃の経験がこんなに影響していたんだ)と理解できると、子どもを不安の視線で見ることから脱することができることもあります。

 

 

しかし、子どもへ投影している不安が、深い心の傷から生じている場合もあります。

 

深い心の傷のことを『インナーチャイルド』と呼びます。

 

『インナーチャイルド』が関係する不安は、セルフではにっちもさっちもいかないことが多く、子どもを信頼することをかなり難しくさせます。

 

その時は、『インナーチャイルド』を扱う専門家にご相談されることをお勧めします。

 

私自身は『インナーチャイルド』を扱うヒーリングセッションを提供しているので、興味ある方はこちらのページをご覧ください。

 

まとめ

 

 

私自身は中学三年生になる一人息子の子育て中です。

 

ほんと、小学生男子の特徴、そのままの子どもで、漢字の宿題は泣いて嫌がる、間違いを指摘すると逆ギレする、など色々ありました。

 

でも、息子へのイライラの根っこにある、自分自身の不安、そして不安が生じるもととなった心の傷『インナーチャイルド』を扱い見つめていくことで、どんどん息子を信頼できるようになっていきました。

 

 

息子を信頼するって、母親としての自分を信頼することと同じだなと実感しています。

 

 

このままだと息子の将来が悪い方向にいってしまいそうな気がする・・・

 

 

そんなの誰が決めたんですか?

 

将来のことなんて、誰にも予測不可能!

 

 

そう、あなたの子どもはあなたの予想を超えて、どんどん成長して、変化していく存在なのです。

 

 

子どもを自分の枠の中に閉じ込めるのはやめましょう。

 

特に男の子は、枠の中に閉じ込められると、ストレスフル!

 

 

親子のストレスになるような不安に気づいて手放し、親子一緒に自由になって笑い合って生きていきましょう♪

 

 

 

子どもにイライラする根本原因、もっと深く知りたい方はこちらをクリック!↓

 

 

 

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