
私は小学生高学年くらいの時から、自分が嫌いでした。
イライラしたり落ち込んだり、
やたらと無力感や自己否定感を感じたり、
人とうまくやりたいのに、人と一緒にいると疲れたり・・・
いつも何かに悩んでストレスを抱え、自分を責め、感情に振り回される。
あー、なぜ、スッキリ楽しい明るい自分でいられないんだろう???
自分自身を変えようと、色々自己探究していくうちに、変わりたくても変われない根本原因に、親との関係の間でついたインナーチャイルドがあることに気づきました。
ここでは、そんな私のインナーチャイルドについてお伝えしたいと思います。
昔の私のように、自分が嫌い、でも変わりたくても変われない、と悩んでいる方へ、人生を大きく変えるヒントになれば嬉しいです!
この記事の目次
こんなに苦しいのはなぜ
冒頭でお伝えしたように、昔の自分は自分のことを全く好きではありませんでした。
定期的にやってくる落ち込み
イライラして、ぐるぐる思考が回って眠れなくなる日
寂しいから人と会えば、人の顔色を伺ってストレスがたまる
そして無力感や自己否定感にさいなまれる日々
ストレスで疲れやすく、病弱で、胃痛と友達
こんな自分、大嫌い、こんな自分をなんとかしたい、と色々やりました。
健康体操だったり、食養生だったり、コーヒー浣腸なんてのもやりました!
スピリチュアル本や自己啓発本を読みまくり、毎朝「ありがとう」とか「私は幸せ」と唱えたりしました。
そんな時、生きづらさには、子どもの頃の心の傷、インナーチャイルドが影響している、と解説してある本に出会いました。
その時は(まぁ、確かに、父親は怖くて、母親は口うるさくて、決して心地いい家庭ではなかったけど、普通の家庭だったんじゃないかなー)なんて軽く捉えてました。
しかし、息子を妊娠して、自分が子育てすることをイメージした時に、(絶対、親みたいに子育てしたくない!)って思ったんです。
(こんなふうに感じるのは、私のインナーチャイルドが大きいせいだよね・・・)と自覚したのが、私が自分のインナーチャイルドを探究する始まりでした。
父親に叩かれて育ったインナーチャイルドの影響
漫画に描いたように、私は特にイヤイヤ期、泣き喚いたり、父親の言うことをきかなかったりすると、叩かれました。
それでも反抗すると、ぐるぐる巻きにされて押し入れに閉じ込められたり、外に出されて閉め出されたりしました。
あー、自分が悪い子だからこんな目にあうんだ、どうせ自分は価値のない存在なんだ、
そう思い込んでいったように思います。
そうなるともう、父親のことが怖くてしようがなくなる。
父親に呼ばれると、勝手に体が緊張する。
何か悪いことしてしまったのかと、ぐるぐると思考が回りだす。
そうなると、成長しても、日常的に父親の顔色をうかがうようになりました。
だって、いつ何時、父親がキレて、危険な目に遭うかわからない。
そんなふうに、本来は安心できるはずの家庭の中で、私は常に緊張して生きることになったのです。
そして、大人になってからも、人の顔色を伺い、相手を怒らせないように振る舞うコミュニケーションをとるようになっていきました。
もちろん、本音なんてとても言えない。
一緒にいる人が無言で黙ってしまったら、(何か気に触ることいってしまっただろうか!?)とぐるぐる思考が回る。
時に、夜、眠れなくなるほど、反芻してしまうこともしょっちゅう。
そして、なんとなく、自分は悪い人で、存在すべきではない人、というような感覚がつきまとっていました。
・人の顔色を伺いがち
・相手が黙ったり機嫌が悪そうだと、自分が何かしてしまったのではないか、と自分を責める
・自分は価値のない人間だ、と思い込む
父親に抑えつけられたことによるインナーチャイルドの影響
とにかく父親は、自分が正しくて、お前が間違っている、という人でした。
「お父さん、それは違うよ」などと言い訳しようものなら、余計、不機嫌になられて怒られる。
だから、父親の前では自分の本音を抑え、父親の言うことに同意するしかありませんでした。
その代わり、やり場のない鬱憤はどんどん心の中に溜まっていく。
普通にしていても、なぜかイライラもやもやする。
そしてイライラがたまりにたまると、母親に当たってました。
なんでこんなに私って、イライラしやすいんだろう・・・、って子どもの頃から思ってました。
それもね、こうやって客観的に振り返れば当然ですよね。
大きくなるにつれ、外では人に気を遣い自分の本音を隠し、家では母親に当たるようになっていきました。
大人になって結婚すると、今度はその矛先が夫に向かい、ヒステリックな怒りを爆発させるようになってしまいました。
・本音が言えなくなる
・誰にも自分が尊重してもらえていないような感覚がつきまとう
・イライラしがちになり、時々爆発して迷惑をかける
母親の愚痴を聞き続けたインナーチャイルド
威圧的な父親は、母親に対しても威圧的で、今から思うとモラハラを繰り返していました。
母は経済的に父親に依存していたので、逆らうことができず、その代わりまだ私が幼いうちから、父親の悪口や愚痴をふきこみました。
こんな感じ↓
私は、母親を幸せにするためには、母親の言って欲しい言葉を言わなければならないんだ、と思い込んでいきました。
そして私は母親の愚痴の聞き役になっていたんです。
人の、特に母親の愚痴を聞き続けるのは、子どもにとってかなりの精神的負担になります。
ずっとネガティブな感情を浴びせ続けられるわけですから。
そして、子どもなりにそんな不幸な母親を助けたいと一生懸命考えます。
でも、よかれと思って、アドバイスしても、母親は全く受け入れない。
それどころか、「あなたはお母さんのこと、全然わかってない」と責められる。
そうやって(あー、自分は母親のために何もできないんだ、何も状況を変えられないんだ)と無力感をつのらせていったのです。
でも一方で、愚痴の吐け口であっても、母親に必要とされていることに安心感も覚えていました。
すると大人になってから、なんとなく、自分は幸せになっちゃいけないような感覚がつきまといました。
愚痴を聞かされ続けたインナーチャイルドにより、(母親を幸せにできない私は、幸せになってはいけない)と思い込んでしまったようです。
楽しい気持ちになっても、(どうせこの気持ちは長くは続かない)と心から楽しめなくなるような思考パターンをしてしまい、なんだか人生が灰色になっていったのです。
・無力感・無価値観を感じやすくなる
・母親を幸せにできない私は幸せになってはいけないと思い込む
・楽しさや嬉しさを素直に感じられなくなる
母親の過干渉によるインナーチャイルド
母親は心配性、不安症でもありました。
特に、私の体のことに関して、ものすごい心配をするのです。
なので、(風邪を引くから遊びに行ってはダメ)としょっちゅう言われてました。
こんな感じ↓
風邪を引くから遊びに行くのをやめなさい、と言われても、私は母親の言うことを聞かずに遊びに行ってました。
しかし、まぁ、毎日、遊びに行くたびに「風邪ひくわよ」って言われてたら、いつかは風邪をひきますよね。
そんな時は、「お母さんの言うことをきかないから、風邪を引くのよ!」としつこく責められました。
そうやって、私は、自分の選択に自信をなくしていきました。
進路を決めるときも、無意識に、母親がいいと思うようなところを選択する。
OLになってから、薬学部に入り直し、薬剤師になったのも、「詠子がお医者さんか薬剤師だったらよかったのに」という母の言葉が影響していたように思います。
そうやって、ありのままの自分の人生、よりも、なんとなく母親がよしとする人生を歩みがちになり、どこか、自分でいて自分じゃないような感覚を抱き、もやもやするようになっていったのです。
・自分の選択に自信がなくなる
・自分が本当はどうしたいのかよくわからなくなる
・「私は体が弱いんだ」など無意識に母親の感覚に縛られたような人生を送ってしまう
親からのインナーチャイルドをどうしていったのか
実は、妊娠して、(私、インナーチャイルドって大きいのかも)と自覚するようになった時点では、ここまで書いてきた内容のような具体的なインナーチャイルドまで捉えられていませんでした。
なんとなく、過去の記憶って、うすぼんやりしていました。
それに(とりわけ幸せでなかったことはわかるけど、別にどこの家庭でも一緒じゃない?ほら、ちゃんと教育とかは受けさせてもらったし)みたいな感じな気持ちもありました。
でもそれって、今から思うと、インナーチャイルドと向き合いたくないための言い訳だったのかなって思います。
だって、あんまりにも辛すぎる経験だったから、心の傷をその時の感情や想いとともに瞬間密封して、心の奥底に押し込めたのがインナーチャイルドなわけです。
だから、わざわざ傷をあばいて、見たくないんですね。
それでも、やっぱり生まれてくる子供ために、自分が嫌いなままではやばい、自分は自分を根本から変えなきゃあかん!っと決意し、『インナーチャイルド』を扱うヒーリングを受けることにしました。
エネルギー的にインナーチャイルドを扱うので、セッション中に細かく過去を思い出す必要がなかったのが私にあっていました。
ヒーリングを受けると、いろんなことが楽になっていったと同時に、(見たくない)という気持ちが緩んだのが、徐々にインナーチャイルドがつくきっかけとなった親との間の出来事を鮮明に思い出すようになっていきました。
そうして、自分が嫌いと思っていた自分の中の部分が、インナーチャイルドの影響を受けた部分だったことに気づいていったんです。
インナーチャイルドは<傷ついた想い・満たされなかった想い>と<その時の未消化な感情>でできています。
なので、過去を思い出したら、その当時の自分の本音をキャッチしようとし、その当時の自分の感じていたことを感じようとします。
そして、その当時の自分がしてほしかったことを、今の自分がイメージの中でしてあげます。
(大丈夫だよ)
(あなたは悪くないよ)
(あなたは私にとって、かけがえのない、とても大切な存在だよ)
そうすることで、過去の中の自分が、ほっとして、笑顔になって、輝きはじめます。
すると不思議なことに、今の私自身も、ほっとして、リラックスして顔が緩んで、今ここにある幸せを受け取れるようになっていきます。
すると「自分が嫌い」という気持ちは消え去り、自分が自分でいる心地よさが感じられます。
あー、過去と今って、つながっているんだな、と思います。
まとめ
こんなふうに色々親とのことを書いてきましたが、今の親との関係は良好だと思います。
ただ、以前のように母親の愚痴は聞かなくなりました。
母親にも、「私は愚痴を聞きたくないからやめて」とハッキリ伝えてあります。
そして、父親にも、「お父さんにはお父さんの価値観があるように、私には私の価値観がある。だからお父さんの価値観を押しつけないでください」とハッキリ伝えました。
これは、親との間のインナーチャイルドと向き合い、解消する過程で、自然と親のコントロールの外に出て、自分は自分でいいんだ、と思えるようになったから言えたことだと思います。
たまに実家に滞在しますが、楽しく話す時は楽しく話すし、親の雲行きが怪しくなってきたら、さっと距離を置きます。
昔は、そう考えると、愚痴を言いたそうな母親にわざわざ近寄っていったりなど、自分が苦しくなるようなコミュニケーションパターンを無意識にしていた気がします。
それが、子どもの時から刷り込まれていたことだからでしょう。
自分のインナーチャイルドや未消化な感情と向き合い、解消してきたおかげで、一人息子との関係はオープンで自由、そして楽しいものです。
家族三人、毎日笑い合って暮らしています。
そう、インナーチャイルドを扱うことをきっかけに、実家の家族も、自分の家族も、風通しがよくなりスッキリ爽やか!
私は息子を妊娠して、自分が嫌いな自分を変えようと本気で決意できました。
息子は、私を変えるために私のお腹にやってきてくれたのかもしれません。
人はいつだって、変わることができる!
私は、心から、そう確信しています。
変わりたくても、変われない・・・
そう悩んでいらっしゃる方、大丈夫!
あなたも変われます。
一番の近道は、ご自身のインナーチャイルドと向き合うこと。
もし、私が受けた『インナーチャイルド』を扱うヒーリングに興味ある方はご連絡くださいね。
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