【親みたいな親になりたくない!】なのに親と同じことをしてしまうのはなぜ?

 

親みたいな親には絶対ならない!

 

 

そう決意して始めた子育てなのに、いつの間にか親と同じことをしてしまっている。

 

 

あんなにされて嫌だったことなのに、なぜ?!

 

 

【親みたいな親になりたくない】はずなのに、なぜか親みたいに振る舞ってしまう時がある方へ、原因と対処策をお伝えしたいと思います。

 

親みたいな親になりたくない、って思うポイントはどこ?

 

私は10年以上、子育てで悩む方にセッションを提供してきていますが、【親みたいな親になりたくないのに、なってしまっている】という悩みを抱える方は一定数いらっしゃいます。

 

自分がされて嫌だったことを自分の子どもにしてしまっている、ということは、かなりの苦しみとストレスになることが多いです。

 

 

では、親みたいな親になりたくない、と思う時、どんな親になりたくないと感じているのでしょうか。

 

 

・感情的になって怒る

 

・やたらと心配や不安を押し付けてくる

 

・気に入らないことがあると、感情的な行動や言動をしてくる

 

・子どもの意見を否定し、自分の意見を押し通そうとする

 

・余計なことを言ってしまう

 

 

などなど

 

 

上記のようなことを、子どもの頃親からされてきたとしたら、相当不満がたまっていそうです。

 

 

(もっと違う親だったらよかったのに・・・)と思ったことも何度もあるかもしれません。

 

 

ちなみに私の親は、上記のポイント、全て当てはまってました。

 

小さい頃はよく、自分の親は本当の親ではないんだ、もっと優しい人たちが本当の親でいつか私を迎えにきてくれる、という妄想をしていました 笑

 

 

だから、息子を妊娠した時、『親みたいな親には絶対なりたくない!』と強く思ったのでした。

 

 

親みたいな親になりたくない、なのになぜ?

 

 

 

親みたいになりたくない!と頑張ってきた。

 

 

でも・・・、

 

 

カッとなると、怒鳴ってしまう、手が出てしまう

 

 

不安になると、小言が止まらない

 

 

心配で、子どもの自由を制限してしまう・・・

 

 

などなど、いつの間にか親と同じようなことをしてしまっている、ということはよくあることです。

 

 

それはなぜなのでしょうか。

 

 

親のように振る舞ってしまっている時、それはたいていにおいて、余裕がない時です。

 

 

余裕があったら、自分の振る舞いや言動を冷静に客観視できて、自分をコントロールできますもんね。

 

 

余裕がない時、というのは、イライラや、不安、心配などの感情が揺れています。

 

 

そして感情に揺さぶられて、自分の言動や行動がコントロールできなくなるのです。

 

 

例えばカッとなって、親からよく言われていた言葉を、自分の子どもに言ってしまう、なんてことはよくあることです。

 

 

そう、子どもは親から無意識に学んで真似て育ちます。

 

 

日本人の親の元で育つと、自然に日本語を話すようになるのはそのためですね。

 

 

同じ日本人でも、関西弁をしゃべる親に育てられると、子どもは関西弁をしゃべるようになり、東北弁の親からは東北弁をしゃべる子どもが育ちます。

 

 

同じように、親の言動や行動も、人というのはこういうふうに振る舞うものだ、という感じで、無意識下にインプットされてしまう傾向にあります。

 

 

でも、成長して、関西弁をしゃべっていたけど、関東の大学に通い出してから、意識的に標準語で話すようにして、それからはずっと標準語で話している、という人もいます。

 

 

ある程度大きくなると、親や自分の育った家庭環境を客観的に見ることができ、ありたい自分に意識的に変化させていくことができます。

 

 

しかし、親みたいになりたくない!と願い、親みたいにならないように意識的に子育てしているのに、なぜ自分で自分をコントロールできない部分がでてきてしまうのでしょうか。

 

 

傷ついた過去が自分で自分を変えにくくする

 

【親みたいな親になりたくない】

 

 

そう思う時、それは子ども時代、自分が親からされて嫌だった、傷ついた、という過去があるのではないでしょうか。

 

 

ちょっとでも自分の意見を言ったら、イライラした親に怒鳴られていた。

 

言い返そうとしても、もっとエスカレートするので、自分を抑えているしかなかった。

 

 

そういう過去があって、とても嫌な想いをしたので、自分は子どもの意見を尊重して、子どもの話をよく聞く親になるんだ!

 

親のようになりたくない、という裏には、そんな経験があることがほとんどです。

 

 

でも、いざ自分が親になると、子どもの意見を思ったよりも聞いてあげられない。

 

子どもの話を聞いているとなんだかイライラしてきて、ちょっとでも生意気な様子があると、カチン、ときてしまうと、つい声を荒げてしまう。

 

そして自己嫌悪に陥る・・・

 

 

そんなパターンは本当によくあることです。

 

 

なぜそんなパターンを繰り返してしまうのでしょうか。

 

 

それは、子どもによって、自分の子ども時代の傷ついた想いが刺激され、無意識にその当時抱いていたネガティブな感情が湧き出し、理性がきかなくなってしまうからです。

 

 

子ども時代の傷ついた想いのことを、心理学的な用語で、『インナーチャイルド』と言います。

 

 

『インナーチャイルド』は自然には癒されない

 

 

 

よくよく注意して観察していると、親みたいな親になってしまっている時に、自分の傷ついた過去がリンクしていることがわかったりします。

 

 

子どもが泣いている時に、親みたいになってしまう、という時は、自分が泣いている時に、親から傷つけられた過去『インナーチャイルド』があったりします。

 

 

子どもが言うことを聞かない時に、親みたいになってしまう、という時は、自分が親の言うことを聞かなかった時に、親からされたことで傷ついた過去『インナーチャイルド』があったりします。

 

 

肉体の傷なら時間とともに免疫力が働き自然に癒されますが、『インナーチャイルド』は心の奥底、いわゆる潜在意識の奥深くにあるので、ずっと傷ついたまま、フレッシュパックされて残っているのが通常です。

 

 

子育ては、自分の子ども時代と無意識につながる行為です。

 

 

なので子ども時代のフレッシュパックされた傷『インナーチャイルド』が子どもによっていちいち刺激されて、心の痛みも当時の感情も新鮮なまま出てくるんですよ。

 

 

痛いと理性とか客観性がふっとび、痛い思いをさせる目の前の相手、つまり子どもが加害者=悪者に見えてしまいます。

 

悪者を攻撃したり、悪者を否定することは、理性とか客観性を失った自分にとっては至極正当な行為であったりするのです。

 

 

そして攻撃したり否定するやり方が、小さい頃に刷り込まれてきた親の言動や行動のようになってしまうこともよくあります。

 

 

親のように親にならない、ではなく自分らしい親になる

 

 

親のような親になりたくない

 

でも親のようになってしまっている自分が嫌

 

 

そう苦しんでいるとしたら、一体、この先どうしていけばいいのでしょうか。

 

 

結論から言えば、『インナーチャイルド』を癒していくことが根本解決になります。

 

 

でもその前に知っておいてもらいたい大切なことがあります。

 

 

それは、【親のような親になりたくない】、という想い自体、親に囚われているということです。

 

 

例えば、親がいつもイライラぴりぴりして、口調がきつかった。

 

だから、自分はいつも穏やかで、優しい口調の笑顔の親になるんだ。

 

 

そういう理想の親像があって、そうなろうとしているAさんという人がいるとします。

 

 

でも、(いつも穏やかで、優しい口調の笑顔の親)がAさんらしいか、と問われれば、そうじゃないことがほとんどなんですね。

 

 

本来のAさんは、肝っ玉母さん系で、べらんめぇ口調で、子どもを叱りとばすこともあるけど、すぐカラッと切り替えて、ガハハと笑い飛ばす人、なのかもしれません。

 

そういう人が、(いつも穏やかで、優しい口調の笑顔)の理想の親を目指そうと頑張っても、自分らしくないので、ストレスが溜まるんです。

 

ちょっとでも、べらんめぇ口調で子どもを叱ると、自分を責めてもんもんとしてしまうので、切り替えも遅くなり、それもまたストレス。

 

 

ストレスがたまると心に余裕がなくなり、ちょっとしたことでも『インナーチャイルド』が容易に刺激されてしまいます。

 

 

なので、『親みたいな親にならない』と決意するのではなく、『自分らしい親になる』と決意しましょう。

 

 

そうすることで結果的に親の囚われから解放されて、親みたいになることが減っていくのです。

 

 

『インナーチャイルド』を癒そう

 

 

しかし『インナーチャイルド』がある限り、子育てにおいて自分で自分をコントロールできないようなことが起こる可能性は高いです。

 

 

根本的に自分を変えていきたい、もっと自分を信頼して生きていきたい、という場合は、『インナーチャイルド』を癒していくことが必要です。

 

 

さて、肉体的な傷なら目に見えるので必要な手当ができますが、心の傷『インナーチャイルド』はどう手当していけばよいのでしょうか。

 

 

まずは、自分に『インナーチャイルド』がある、ということを自覚することがファーストステップです。

 

 

つまり傷があることを自覚する、ということです。

 

肉体的な傷も、傷があると自覚できて初めて、手当てが可能になります。

 

 

 

【親みたいな親になりたくない】

 

 

その想いの根っこには、子どもの頃親からされて嫌だった出来事、傷ついた出来事がたくさんあるはずです。

 

 

自覚した次のステップとしては、以下のように自分で自分に問いかけて、『インナーチャイルド』を生じるきっかけとなった出来事を思い出しましょう。

 

 

 

① どんな時に、親にどんなことをされたのが嫌だったでしょうか。

 

 

② その時のあなたは、どんな気持ちだったでしょうか。

 

 

③ その時にどんな感情が湧いてきたのでしょうか。

 

 

④ その時のあなたの本当の想いはなんだったのでしょうか。

 

 

⑤ 本当は親にどうあって欲しかったのでしょうか。

 

 

 

もし思い出せてきたら、その当時、まだ子どもだった自分をイメージし、今の大人の自分が子どもの自分に寄り添い、その当時の辛かった想いや感情、本音を一緒に感じてあげましょう。

 

 

その時に、胸がキュッとなる、喉が詰まった感じを感じる、など、なんらかの体の感覚があるようなら、その感覚を意識し続けてください。

 

 

そうすることで『インナーチャイルド』が少しずつ、癒されてきます。

 

 

子どもがそばにいるうちに根本的な変化を望む方へ

 

 

『インナーチャイルド』は潜在意識の奥深くにあるので、自分で思い出して扱うことが難しい場合も多いです。

 

 

『インナーチャイルド』をなんとか思い出そうとしていたら、もう子どもが成人していた、なんてことも起こりがちです。

 

 

なので、短期間で深い『インナーチャイルド』を扱いたいなら専門家のサポートが有効です。

 

 

『インナーチャイルド』『癒し』と検索すると、たくさんの専門家のページがヒットすると思うので、ピンときたものを試してみるのもありです。

 

 

私自身は『インナーチャイルド』を扱うヒーリングを提供しています。

 

 

息子を妊娠した時、『親みたいな親には絶対なりたくない!』と強く思った私は、この『インナーチャイルド』を扱うヒーリングを受けることを選択しました。

 

そして今、親の囚われから解放され、毎日、息子と平和に楽しく暮らしています。

 

 

親みたいな親になりたくない、と思いながらも、親の呪縛から抜けられない人には特におすすめのヒーリングなので、興味がある方はこちらのページをご覧ください。

 

まとめ

 

 

『インナーチャイルド』を癒して、親の呪縛から解き放たれると、自分の理想としていた親像も手放し、自分らしい自分にとして子どもと付き合っていくことが可能になります。

 

するとね、子育てってほんと楽になります。

 

そういう人をたくさん、見てきました。

 

 

また、親の『インナーチャイルド』は子どもに連鎖します。

 

親の『インナーチャイルド』が刺激となって出てきたアンコントロールな行動や言動が、子どもに『インナーチャイルド』が生じる原因となるのです。

 

世代間連鎖はこうやって生まれます。

 

 

だとすると、自分の代で、『インナーチャイルド』を扱い、『インナーチャイルド』の連鎖を止めることは、地球の明るい未来のためには必要不可欠とも言えるかもしれません。

 

 

【親みたいな親になりたくない】

 

 

そう悩むことがきっかけで、自分の『インナーチャイルド』に気づき、癒すことができます。

 

 

根本から変わっていくことに興味がある方はぜひ、ご相談くださいね。

 

 

 

 

 

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