
「また怒鳴ってしまった」
「今夜こそ優しくしようって、決めてたのに」
「隣で泣いている子どもを見て、最低な母親だと思った」
寝かしつけのたびにイライラが爆発して、怒鳴ってしまう自分に、どれだけ罪悪感を感じてきましたか?
大丈夫、あなただけじゃない。
3,000件以上のヒーリングセッションの中で、何人ものお母さんから聞いてきました。
「寝かしつけで怒鳴ってしまって、子どもがギャン泣きし出して、それでも止まらなくて・・・母親失格ですか?」と。
インナーチャイルドヒーラーとして子育てのイライラに苦しんできたお母さんたちと向き合ってきたからこそ言えるんですが、寝かしつけで怒鳴ってしまうお母さんには、ちゃんと「やめられない理由」があるんです。
意志が弱いとか、母親失格とか、そういう話じゃない。
一緒に、その理由を見ていきましょう。
<この記事でわかること>
- 寝かしつけで特別にイライラしやすい理由(疲れだけじゃない)
- 「怒鳴る寝かしつけ」がやめられない深層心理
- 今夜から試せる、怒鳴りを手放す具体的な4つのこと
- それでも変わらないときに知っておいてほしいこと
この記事の目次
寝かしつけでイライラして怒鳴ってしまう、あるある
まず、あなたが毎晩どんな状況に置かれているか、代弁させてください。
「あ、これ私のことだ」と思うものがあったら、ぜひ読み続けてみてくださいね。
「なんで寝ないの!!」が止まらない夜
20時。
お風呂を終えて、おやすみの絵本も読んだ。
照明も暗くした。
子どもの背中をトントンしながら、「今日こそ早く寝てくれますように」と祈っている。
……1時間経った。
目をランランと輝かせて、いつの間にかおもちゃで遊び出す。
寝たふりをしている私の髪の毛を引っ張り出す。
「ママママ!」 ゆさぶって叩いてくる。
(あ、もうダメだ)
ぎゅっと握りしめていた何かが、ぷつんと切れる感覚。
「いい加減にして!!なんで寝ないの!!」
怒鳴った瞬間、子どもの顔がくしゃくしゃになる。
わかってる。わかってるんだけど、もう止まらない。
——こんな夜、何度経験しましたか?
怒鳴った後の自己嫌悪がまたつらい
怒鳴ってしまった後の、あの沈黙。
泣き疲れて眠ってしまった子どもの横で、「なんで私ってこうなんだろう」って天井を見つめる時間。
(怒鳴るつもりなんてなかったのに)
(こんな母親でごめんね)
(私がいなかった方がよかったのかな)
怒鳴ってしまった罪悪感と、また明日も同じことをしてしまうかもという恐怖が、ぐるぐる止まらない。
そしてまた次の夜、寝かしつけの時間が怖い
「今夜こそ」と思ってまた怒鳴って——。
このループ、本当につらいですよね。
ワンオペの夜、誰にも助けてもらえない孤独
夫は残業中。
または、隣の部屋でスマホを見ている。
(なんで私だけ?!)
この怒りを夫にぶつけることもできなくて、結局子どもに向かっていってしまう。
子育ての大変さを、ちゃんとわかってほしい。
でも言っても「わかってる」って返ってくるだけ。
(もうどうすればいいの?!)
孤独な夜の寝かしつけ、本当に本当に、大変だと思います。
なぜ寝かしつけは特別にイライラしやすいのか
「わかってはいるけど、どうしてもイライラしてしまう」
そのイライラには、ちゃんと理由があります。
テクニックやコツの話の前に、まずここを知っておいてほしいんです。
疲れがMAXのタイミングに「最後の難関」が来る
朝から晩まで、あなたはどれだけのことをこなしていますか?
起床、朝食の準備、子どもの着替え、昼食、家事、夕食、お風呂、歯磨き、後片付け——。
そして最後の最後、一日の体力がほぼゼロになったタイミングで「寝かしつけ」が来る。
これ、マラソンの42キロ地点で急坂が出てくるようなものなんですよ。
そこでイライラしない人間がいたら、むしろ教えてほしい 笑
疲れているからイライラするのは当然なんです。
あなたが弱いのではなく、それだけ毎日全力で頑張っているということ。
「早く終わらせたい」という焦りが、さらに火をつける
寝かしつけが終わったら——
洗濯物を畳む、食器を洗う、散らかったリビングを片付ける・・・。
そして少しだけでも自分の時間を持ちたい。
この「寝かしつけの後にやること」が頭にある状態で子どもがなかなか寝ないと、イライラの炎に「焦り」という燃料がどんどん追加されていきます。
(早く!早く!)
その焦りを子どもは敏感に感じ取る。
緊張した空気の中ではかえって眠れなくなる。
するともっと時間がかかって、さらにイライラして——。
悪循環のループですよね。
このループを知っているだけで、少し気持ちが楽になります。
「悪循環のせい」であって、「私がダメだから」じゃない。
「完璧な寝かしつけ」をしなければという呪い
あなたは長女で、真面目で、いい子にならなきゃと気を張って育ってきたかもしれません。
「ちゃんとしなきゃ」が染み込んでいませんか?
「寝かしつけは絵本を読んで穏やかにしなきゃ」
「子どもを傷つけちゃいけない」
「優しいお母さんでいなきゃ」
この理想が高ければ高いほど、現実とのギャップが大きくなって、自己嫌悪も深くなる。
完璧主義の人ほど、寝かしつけのイライラが強くなりやすいのは、このためなんです。
「怒鳴る寝かしつけ」がやめられない——深層心理の話
ここからが、この記事で一番伝えたい部分です。
「テクニックを試してもどうしても変われない」という方に、ぜひ読んでほしい。
子ども時代の自分が、今夜も出てきている
あなたが子どもの頃、親に怒鳴られた経験はありますか?
叱られることへの恐怖を感じながら育ってきた経験は?
叱られすぎて育った記憶や、感情を抑えながら「いい子」でいなければならなかった時間は?
インナーチャイルド(=子ども時代についてしまった心の傷、満たされなかった想い)という概念があります。
私たちの心の中には、子ども時代の感情がそのまま残っています。
当時感じた怖さ、悲しさ、怒り、孤独——それが「未消化のまま」心の奥に眠っているんです。
寝かしつけで子どもが「イヤ!」「眠くない!」と泣き叫ぶとき、その声がインナーチャイルドを揺らすことがあります。
「思い通りにならない怒り」「誰もわかってくれない孤独」「もう限界という疲弊」——
それは今夜の子どものことだけじゃなくて、子ども時代の自分が感じていたものと共鳴している可能性があるんです。
これ、私自身がまさにそうでした。
父の怒鳴り声が飛ぶ家で育った私は、感情を溜め込む癖がついていた。
その溜め込んでいた感情が、思い通りにならない場面でよく爆発していたんです。
(いやいやいや、それ気づいたとき本当に衝撃でしたよ……!)
「感情を抑える癖」が、ある日突然爆発する
真面目でいい子で育った人ほど、日中は感情を抑えてなんとかやり過ごしています。
夫の前でも、家族の前でも、人の前でも、「大丈夫」「問題ない」「私がなんとかする」
でもね、感情って、抑えれば抑えるほど圧力が高まる。
黒髭危機一髪のゲームのように、何本も刀を刺していくうちに、ある一本でポンっと飛び出してしまう。
その「最後の一本」が、寝かしつけで子どもがなかなか寝ないこと——になりやすいんです。
だから「こんなことで爆発するなんて」と思わなくていい。
そこまで溜まっていただけなんです。
怒鳴ることで、一時的に感情を「放出」している
怒鳴った後に、少しだけスッキリした感覚があったことはありませんか?
(もちろんそのあとズーンとした罪悪感が来るので、スッキリ感を味わう暇はそんなにないのですが)
怒鳴るという行為は、溜まった感情を放出する一つの方法になっているんです。
「やめたいのにやめられない」のは、意志が弱いからじゃなくて、怒鳴ることが感情の唯一の出口になっているから。
出口を変えない限り、やめ方を知らない限り、繰り返してしまう。
これは、あなたの努力が足りないんじゃありません。
今夜から試してほしい、怒鳴りを手放す4つのこと
「じゃあ、今夜どうすればいいの?」
一つひとつ、お伝えします。
全部できなくていいので、一つだけ試してみてください。
①「寝かしつけの後にやること」を今夜だけ全部手放す
洗濯物は明日でいい。
リビングが散らかりっぱなしでも、誰も死なない。
夫の朝食は、そうチンしてできるやつでいいじゃない。
「寝かしつけが終わったらやること」が頭にある間は、焦りは消えません。
だから、せめて今夜だけでいいので、「終わらなくていい」と決めてみてください。
焦りが減ると、イライラの燃料が一つなくなります。
(私、これだけで全然違いました。本当に笑)
②イライラを感じたら「6秒だけ」待つ
怒鳴りたくなったとき、まず6秒だけ待つ。
深呼吸でも、数を数えるだけでもいい。
怒りのピークは6〜8秒と言われています。
そのピークをやり過ごすだけで、言葉の選択肢が少し増える。
「もう!」→「早く寝ようか」に変えられただけでも、今夜は大成功!
完璧じゃなくていいから。
昨日より少し穏やかだったら、それで十分です。
③「上手に寝かせなきゃ」という呪いを今夜だけ解く
2歳の子どもがすぐ寝ないのは当然です。
イヤイヤ期の真っ只中、全力で「眠くない!」をやっている子どもに、すんなり寝ろという方が無理な話なんですよ笑。
「今日は1時間(いや2時間?)かかっても普通のこと」と最初から設定しておくと、焦りのスタートラインが変わります。
期待値を下げるって、諦めじゃなくて、自分を守ることです。
④怒鳴ってしまったら、できる限りその夜のうちに謝る
もし今夜も怒鳴ってしまったとしても、子どもが落ち着いたタイミングで、「さっきは怒鳴ってごめんね。〇〇のこと、大好きだよ」と言ってあげてください。
子どもの心が求めているのは、「完璧なお母さん」ではありません。
「怒鳴ってしまったけど、愛していると伝えてくれるお母さん」です。
子どもが泣きながら眠ってしまったのなら、その寝顔に向かってでもいいですよ。
それでも変わらないとしたら
ここまで読んで、「試してみたい!」と思ってくれた方もいると思います。
でもね、正直に伝えたいことがあります。
「今夜のテクニック」だけで根本から変わる方もいます。
でも変わらない方も、そう、たくさんいます。
意志とか努力とかの問題じゃないんです。
表面的な対処では届かない「根っこ」がある
先ほど話したインナーチャイルドの話です。
子ども時代に感情を抑え込んで育った経験が深ければ深いほど、日常のテクニックだけでは変わりにくいことがある。
「6秒待とう」と思っても、その前にもう体が動いてしまっているんですよね。
「期待値を下げよう」と思っても、「でもちゃんとしなきゃ」という声が勝ってしまう。
それは根っこにあるものが、表面のアプローチに「そんなんじゃダメよ」と言い続けているから。
根っこから変わると、毎日が変わる
私がインナーチャイルドと向き合い始めてから変わったのは、「怒鳴らなくなった」だけじゃありませんでした。
怒鳴りたくなる「前の感覚」が変わった。
子どもが全然寝なくても、イライラしない。
「まあ、今日はそういう日か」と思えるようになった。
これ、テクニックで手に入れたんじゃなく、根っこが変わったから、自然とそうなったんです。
「寝かしつけで怒鳴る自分を変えたい」という入口から、「子ども時代の自分を癒すことで、今の自分が楽になる」という変化が可能になるんです。
まとめ どうぞ自分を責めないでください
寝かしつけでイライラして怒鳴ってしまうのは、あなたが弱いからでも、母親失格だからでもありません。
一日の疲れがMAXのタイミングに「最後の難関」が来ているから。
焦りと「完璧にしなきゃ」というプレッシャーが重なっているから。
そして、子ども時代に溜め込んできた感情が、出口を求めているから。
今夜怒鳴ってしまったとしても、子どもに謝って抱きしめてあげてください。
それができるあなたは、ちゃんと子どものことを想っているお母さんです。
「変わりたい」と思っているあなたは、すでに変わり始めています。
あなたの毎日が、少しずつ楽になっていくように、心から応援しています!
「寝かしつけで怒鳴ってしまう自分を変えたい」
「イライラの根っこにあるインナーチャイルドを知りたい」
そう感じているあなたへ。
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