
「また怒鳴っちゃった・・・」
「私、子育てに向いてないのかもしれない」
子どもを寝かしつけたあと、暗い天井を見つめながら、そんなふうに思ったこと、ありませんか。
のびのび育てたいだけなのに、気づけば怒鳴っている。
子どもが、私の顔色をうかがうようになった気がする。
(この子の心に、傷をつけてるんじゃないか・・・)
そんな恐怖に、胸がぎゅっと締めつけられることもあるかもしれません。
いやー、その気持ち、痛いほどわかります。
でも先に伝えておきたいことがあります。
「子育てに向いてない」と感じてしまうのは、あなたが悪いからでも、愛情が足りないからでもありません。
ただ、傷ついているだけなんです。
私はインナーチャイルドヒーラーとして3,000件以上のセッションを提供する中で、「子育てに向いてない」と自分を責め続けているお母さんたちにたくさん出会ってきました。
<この記事でわかること>
・怒鳴ってしまう自分を、「向いてない」と決めつけなくていい理由
・その感情の奥にある根本原因
・自分を責めずに向き合うための具体的な方法
・根本から変わりたいときに知っておいてほしいこと
今、自分を責めて苦しくなっているその気持ちが、少しでも軽くなったらと思っています。
最後まで、読んでみてくださいね。
この記事の目次
「子育てに向いてない」と感じてしまうのはなぜ?
まずは、どうしてそう感じてしまうのか、一緒に見ていきましょう。
理想と現実のギャップに押しつぶされる
子どもが生まれる前は、きっと思い描いていたはず。
穏やかに、笑顔で、のびのびと子育てする自分の姿を。
でも、いざ2歳のイヤイヤ期がやってくると・・・
「イヤ!」「イヤ!」「イヤ!」の連続。
着替えも、ご飯も、お出かけも、何ひとつスムーズに進まない。
何度言っても伝わらなくて、気づいたらすごい剣幕で怒鳴っている。
「こんなはずじゃなかったのに」というギャップが、じわじわと自分を追い詰めていくんです。
怒鳴ってしまうたびに、自己嫌悪のループにハマる
「もう怒らない」って、朝は決意するんですよね。
なのに夕方には、また怒鳴ってしまっている。
「ちょっと!何度言ったらわかるの?!」(台詞)
言ったそばから、(あーあ、またやっちゃった・・・)と自己嫌悪。
この繰り返しが、「私、子育てに向いてないんだ」という結論に、どんどん近づけてしまうんです。
特に真面目で、責任感が強い人ほど、この自己嫌悪のループにハマりやすいもの。
「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い込むほど、かえって余裕がなくなって、また怒ってしまう。
そんな悪循環に陥ってしまうことも、本当によくあります。
(「向いてない」よりも「母親失格」という言葉の方がしっくりくる方は、こちらの記事
でも詳しくお話ししています。)
子どもが顔色をうかがう姿を見て怖くなる
そして、一番胸が苦しくなるのは、子どもの変化に気づいたときかもしれません。
何かをする前に、ちらっと私の顔を見上げる。
声を出さずに泣くようになった。
「この子、私が怖いから、こうなっちゃったのかな」
そう思うと、自分を責める気持ちがさらに強くなってしまいますよね。
「私が子育てしない方がいいんじゃないか」とまで、思い詰めてしまうこともあるかもしれません。
でもね、断言します。
それでも、あなたは子育てに向いていないわけではないんです。
その「向いてない」、本当の原因はここにある
じゃあ、どうしてこんなに怒りが止まらないのか。
その根っこの部分を、一緒に見ていきましょう。
怒りの奥にある「インナーチャイルド」
インナーチャイルドとは、心理学的な用語で、子ども時代についてしまった心の傷、満たされなかった想いのことを指します。
実は、子育て中に湧き上がる強い怒りは、目の前の出来事だけが原因ではないことが多いんです。
自分の子ども時代に、感じきれなかった感情や想いが、心の奥にインナーチャイルドとして未消化のまま残っていることがあります。
そして子育てを始めると、インナーチャイルドが自分の子どもをきっかけに刺激されて、感情が一気にあふれ出してしまう。
つまり、今怒っているのは、目の前の子どもにだけじゃない。
子どもの頃の自分も、一緒に反応してしまっているということなんです。
だから、「そんなに怒ることかな」と自分でも思うような場面で、抑えられないほどの怒りが出てきてしまう。
それは、あなたの器が小さいからではなく、そういう仕組みがあるからなんですね。
「ちゃんとしなきゃ」が完璧主義を生む
真面目で、いい子で育ってきた人ほど、「ちゃんとした母親でいなきゃ」というプレッシャーを強く感じやすいものです。
親の顔色をうかがいながら育ってきた経験があると、「これでいいのかな」「ダメな母親だと思われないかな」と、常に自分を採点してしまう癖がついてしまいます。
完璧を目指すほど、ちょっとしたことでも「できていない自分」にばかり目がいくようになるんです。
そして、子どもが思い通りに動かないと、「私がちゃんとできていないからだ」と、自分を責めるスイッチが入ってしまう。
これでは、心が休まる暇がありませんよね。
母親の子育てを、無意識に再現しているだけ
もう一つ、大事な視点があります。
自分が子どもの頃、親から感情的に怒られていたり、顔色をうかがいながら育ったりした経験はありませんか。
「親のようにはなりたくない」と思っているのに、気づけば同じように、感情的に怒ってしまっている。
これは、あなたの意志が弱いからではありません。
子どもの頃に受け取ったパターンが、無意識のうちに、そのまま今の子育てに現れているだけなんです。
私自身、過干渉でな母と、イライラして怒鳴る父のもとで育ちました。
親の顔色をうかがいながら、「いい子」でいることに必死だったんです。
そして子育てが始まってから、自分の中の未消化な感情が反応して、息子を叩いてしまったことが、数回ありました。
でも、その原因は、自分の子ども時代にあった。
そのことに気づいて、インナーチャイルドと向き合っていくと、思わずやってしまっていた、あの言動や態度、それを、繰り返さずにいられるようになりました。
自分を責めずに向き合うためにできること
原因がわかったところで、じゃあ今日から何ができるのか。
具体的な視点をお伝えしますね。
「向いてない」ではなく「疲れている」だけと捉え直す
怒りっぽくなっている自分を責める前に、まず疑ってほしいことがあります。
それは、「向いてない」んじゃなくて、単純に「疲れすぎている」だけかもしれない、ということ。
ワンオペで、誰にも頼れず、自分の時間もほとんどない。
そんな状態が続けば、誰だってイライラしやすくなるのは当然です。
「向いてない」という性格の問題ではなく、「休息が足りていない」という状態の問題として捉え直してみてください。
それだけでも、自分を責める気持ちが、少し軽くなるはずです。
怒った後の「修復」を大切にする
完璧に怒らない親になる必要はありません。
大切なのは、怒ってしまった後に、関係を修復することです。
たとえば、こんな声かけを試してみてください。
・「さっきは大きな声を出してごめんね」
・「イヤって気持ち、ちゃんとあったんだよね」
・「ママも、ちょっと疲れてたんだ」
私もこんなふうに息子によく謝っていました。
「お母さん、子どもの頃からの怒りが溜まってて、それが時々爆発しちゃうんだ。本当にごめんね。でも、これからちゃんと自分でその怒りを解消するからね。がんばるね、お母さん。」
この積み重ねが、子どもの中に「ここは安全だ」という感覚を、少しずつ取り戻してくれます。
「もう手遅れかもしれない」と思っていても、大丈夫。
子どもの心は、思っている以上に柔軟なんです。
一人で抱え込まず、頼っていい
ワンオペで頑張っているお母さんほど、「弱音を吐いちゃいけない」と思い込んでしまいがちです。
でもね、子育ては本来、一人でするものじゃありません。
夫に「大変さをわかってもらえない」と感じているなら、その気持ちも、我慢せずに言葉にしてみてください。
「わかってくれない」ように見えるのは、夫が何も考えていないからではなく、あなたが考えすぎ・気を遣いすぎているだけ、ということも実はよくあるんです。
一人で抱え込まず、誰かに話す、頼る、休む。
それは、「向いてない」からやることじゃありません。
自分を大切にできているから、できることなんです。
根本から変わりたいときに知ってほしいこと
ここまでお伝えした方法を試しても、感情的に怒ってしまうことがどうしても止められない。
そんなふうに感じる場合は、もっと深い部分に理由があります。
インナーチャイルドを癒すと、反応そのものが変わっていく
子ども時代に感じきれなかった感情は、時間が経てば自然に消えるものではありません。
向き合って、感じて、初めて消化されていくものなんです。
自分の中の未消化な感情に気づいて、癒していくと、同じような場面に出会っても、以前ほど心が揺さぶられなくなっていきます。
怒る前に、一呼吸置けるようになる。
子どもと一緒に、無邪気に笑える時間が増えていく。
そんな変化を、少しずつ実感できるようになるんです。
怒りは、実は「二次感情」
怒りという感情は、実は単独で湧き上がるものではありません。
その奥には、「わかってほしかった」「不安だった」「悲しかった」という、もっと繊細な感情が隠れていることがほとんどなんです。
たとえば、子どもが言うことを聞かないとき。
怒りの奥をよく見てみると、「ちゃんと育てられていないと思われたらどうしよう」という不安が隠れていたりします。
怒りだけを抑えようとしても、うまくいかないのはそのためです。
奥にある本当の感情に気づいてあげることが、怒りそのものを扱う近道になります。
自分がどんな場面でカッとなりやすいか、少し立ち止まって観察してみてください。
その先に、子どもの頃の自分がまだ抱えている、本当の気持ちが見えてくることがあります。
私は15年以上、『インナーチャイルド』を扱うヒーリングを通して、多くのお母さんたちの親子関係と向き合ってきました。
沖縄を拠点に、電話で全国のお母さんたちとお話ししています。
・子どものためにも元に戻らない変化をしたい。
・子どもと一緒に、無邪気に笑って楽しめる時間を増やしたい。
・怒鳴ってしまう自分を、もう責めたくない
・子どもが顔色をうかがう姿を、もう見たくない
・自分らしく、のびのびと子育てを楽しみたい
私のセッションでは、あなたの幼少期の経験を丁寧に振り返り、満たされなかった想いや痛みに寄り添いながら、インナーチャイルドをエネルギー的に扱っていくプロセスをサポートしています。
興味がある方はこちらをご覧ください。
まとめ:子育てに向いてないなんてことはありません
「子育てに向いてない」と感じてしまうのは、あなたの性格が悪いからでも、愛情が足りないからでもないんです。
それは、子どもの頃に感じきれなかった感情が、今も心の奥で反応し続けているだけ。
私自身、息子を叩いてしまったことがあり、「ひどい母親だ」と自分を責めた時期がありました。
私が親からされて嫌だったことを子どもにしてしまう罪悪感・・・
それでも、自分の内側と向き合うことで、少しずつ、感情との付き合い方が変わっていきました。
完璧な母親になる必要なんてないんです。
まずは、「向いてない」ではなく「疲れているだけ」と、自分を捉え直してあげてください。
そして、怒ってしまった後は、修復すればいい。
その積み重ねが、あなたと子どもの関係を、少しずつ、でも確実に変えていきます。
大丈夫。
「向いてない」んじゃなく、傷ついていただけなら、その傷はちゃんと癒えていきます。
私も自分の傷を癒してきた一人です。
子育ては、一人で完璧にこなすものではありません。
しんどいときは、遠慮なく周りの力を借りてください!
あなたの子育ての毎日が、心からの笑顔で溢れていくように、応援しています。
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