毒親に育てられた私が、連鎖を断ち切るためにしたこと

 

「私の親って、もしかして毒親だった?」

 

そう感じたこと、ありませんか。

 

 

感情的に怒鳴られた。

過干渉に管理された。

自分の気持ちを、ちゃんと聞いてもらえなかった。

 

 

そして今、自分が親になって、ふと気づく瞬間があります。

 

(今の私、あの時の親と同じことをしてる・・・)

 

 

そのたびに、ハッとして、自分を責めていませんか。

 

 

大丈夫です。

 

それは、あなたの人間性が悪いからではありません。

 

 

私は八神詠子といいます。

 

インナーチャイルドヒーラーとして、たくさんの親子関係に悩む方に、3,000件以上のセッションをしてきました。

 

 

実は私自身も、高圧的な父と過干渉な母のもとで育ちました。

 

 

「うちの親、毒親だったのかな」

 

そう思う瞬間もあれば、「いやいや、普通だったよね、ちゃんと学校は出してもらえたし・・・」と自分を納得させたくなる瞬間もあって、正直、今でもどちらとも言い切れない気持ちがあります。

 

それでも、妊娠したとき、「親のような親には、絶対にならない」と強く思ったのは確かでした。

 

 

<この記事でわかること>

 

・「毒親に育てられた」と感じるのは、あなただけではないこと
・なぜ、毒親の影響は「連鎖」してしまうのか
・その連鎖が、あなたの中にどう残っているか
・連鎖を断ち切るために、できること

 

 

ひとつずつ、一緒に見ていきましょう。

 

 

「毒親に育てられた」と感じるあなたへ

 

まず知っておいてほしいのは、「毒親に育てられた」と感じること自体、何もおかしくないということです。

 

 

こんな経験、なかったですか

 

感情的に怒鳴られたり、機嫌の悪さをぶつけられたりした。

 

「あなたのため」と言われながら、親の不安からコントロールされた。

 

泣いたり怒ったりすると、「そんなことで」と否定された。

 

良い結果を出した時だけ褒められ、それ以外はダメ出しばかりだった。

 

きょうだいや、よその子と比べられて、「〇〇はできるのに」と言われ続けた。

 

 

こうした経験に心当たりがあるなら、それは、あなたの受け取り方がおかしいのではありません。

 

 

それは、あなたの気のせいではありません

 

「うちの親はそこまでひどくなかった」

 

そんなふうに自分の感覚を打ち消そうとする方も少なくありません。

 

でも、感じてきた息苦しさやしんどさは、紛れもなく本物。

 

まずはそのしんどさを、なかったことにしない。

 

それが自分を取り戻す第一歩なんです。

 

 

「毒親」という言葉、使ってもいいのかな

 

ここで少し、「毒親」という言葉についても触れておきたいと思います。

 

毒親とは、子どもの心を傷つける言動を、繰り返し行ってしまう親のことを指す言葉。

 

子どもにとって毒になる親、という意味なんですね。

 

 

怒鳴る、手を出すといった、わかりやすいものだけではありません。

 

過干渉であること、気持ちを否定し続けること、など外からはわかりにくいものも含まれます。

 

 

「うちの親を、毒親だなんて言っていいのかな」

 

そう感じて、この言葉を使うことに、抵抗がある方も少なくありません。

 

 

親のことを悪く言っているようで、罪悪感がある。

 

「そこまでひどい親じゃなかった」と、自分の感覚を打ち消したくなる。

 

 

その気持ち、よくわかります。

 

実は私自身も、この言葉がしっくりくるのかどうか、長い間迷ってきた一人です。

 

 

でも、「毒親」という言葉には、親を責めるためではない、もうひとつの意味があります。

 

それは、自分が感じてきたしんどさに、ちゃんと名前をつけるということです。

 

そして、親のあの態度、あの言動は、自分にとって毒だったんだ、と認めること。

 

 

名前がつくことで、「なんとなくつらかった」が、「これは理不尽な扱いだったんだ」と、はっきり輪郭を持つようになります。

 

そうして初めて、「私が悪い子だったからじゃない」と、自分を責める気持ちから、少しずつ自由になっていけるんです。

 

 

無理に使う必要のある言葉ではありません。

 

ただ、しっくりくるなら、使ってみてもいい。

 

その言葉が、あなたのしんどさを理解する助けになるなら、それでいいんです。

 

 

ここからは、なぜその影響が「連鎖」してしまうのか、その仕組みを見ていきますね。

 

 

なぜ、毒親の影響は「連鎖」してしまうのか

 

「あんなに嫌だったのに、なぜ同じことをしてしまうんだろう」

 

そう感じてしまうのは、あなたの意志が弱いからではありません。

 

 

子どもは、親のやり方を「普通」として学習する

 

子どもは、良い悪いに関わらず、親の言動や関わり方を「人はこう振る舞うものだ」として、無意識に吸収しながら育ちます。

 

怒鳴る、威圧する、干渉する・・・

 

そうした関わり方も、繰り返し見て育てば、いつの間にか自分にとっての「普通」になってしまうんです。

 

大人になって「親のようには絶対にやらない」と決めていても、とっさの場面では、身についた「普通」の方が先に出てしまうことがあります。

 

 

インナーチャイルドが、同じ場面で刺激される

 

インナーチャイルドとは、子ども時代についてしまった心の傷、満たされなかった想いのことです。

 

癒されないまま残ったインナーチャイルドは、大人になっても、何かをきっかけに刺激されます。

 

すると、子ども時代に感じた感情がそのままあふれ出し、頭では「そんなつもりじゃない」と思っていても、体が先に、あの頃の親と同じ反応をしてしまうんです。

 

つまり連鎖は、あなたの人間性の問題ではなく、癒されていないインナーチャイルドが起こしている反応だということです。

 

ここからは、その連鎖が、あなたの中に具体的にどう残っているかを見ていきますね。

 

 

連鎖は、あなたの中にどう残っているか

私の体験談:高圧的な父と過干渉な母のもとで

 

私自身、高圧的な父と過干渉な母のもとで育ちました。

 

父は機嫌が悪いと怒鳴り、時には手も出ました。

 

母は「あなたのため」が口癖で、母自身の不安から色々と私をコントロールをしてきました。

 

また、自分の話をするよりも、母の父に対する愚痴を聞く方がずっと多かった。

 

 

子どもの頃の私は、いつも親の顔色をうかがい、自分の気持ちを飲み込むことで、その場をやり過ごしていたんです。

 

そして息子を妊娠したとき、「親のような親には絶対にならない」と、強く心に誓いました。

 

でも、実際に子育てが始まると、疲れて余裕がない時、ふと自分の中から、父や母と同じような言葉や態度が顔を出しそうになる瞬間があったんです。

 

 

「されて嫌だったこと」の積み重ねが、傷になる

 

こんなふうに、子ども時代に「親から理不尽な扱いを受けた」を繰り返し経験すると、それが心の奥にインナーチャイルドとして残っていきます。

 

たとえば、こんなふうに・・・

 

 

【子どもの頃】

機嫌の悪い親に、理由もわからないまま怒鳴られ、常に顔色をうかがうしかなかった。

 

【今】

子どもが思い通りにならないと、頭ではわかっていても、抑えられないほどの怒りが込み上げてくる。

 

→「不機嫌をぶつけられて当然」というあなたの中の傷が、刺激されているのかもしれません。

 

 

【子どもの頃】

「あなたのため」と、自分の選択や交友関係にまで細かく干渉された。

 

【今】

子どものやることが心配で、つい先回りして口や手を出してしまい、後から自己嫌悪に陥る。

 

→「信じて任せてもらえなかった」というあなたの中の傷が、刺激されているのかもしれません。

 

 

こうした傷は、一つだけとは限りません。

 

怒鳴られた記憶、比べられた記憶、干渉された記憶・・・

 

いくつもの傷が重なり合って、今のあなたの反応を作っていることもあります。

 

 

あなたが子ども時代に感じた「理不尽さ」と、今、子育てで感じるしんどさに、何かつながりはありませんか。

 

つまり、連鎖してしまうように感じるこの反応は、あなたの努力が足りないからではありません。

 

子どもの頃からずっと積み重なってきた、インナーチャイルドからのサインなんです。

 

 

連鎖を断ち切るために、できること

 

原因がわかったところで、じゃあどうすればいいのか。

 

具体的に見ていきますね。

 

 

「気づく」だけで、もう連鎖は緩み始めている

 

「今の自分、親と同じことをしてる」と気づけること自体、実はとても大きな一歩。

 

なぜなら、何も疑わずに同じことを繰り返してしまう人は、そもそも自分を振り返ろうとしないからです。

 

気づいて、心を痛めているあなたは、すでに連鎖から抜け出そうとしているんです。

 

 

根本から断ち切るには、インナーチャイルドと向き合うこと

 

気づきを重ねるだけでも変化は起きますが、根本的に連鎖を断ち切るには、あなた自身の中にある「理不尽に扱われた」インナーチャイルドと向き合うことが近道です。

 

向き合うといっても、難しく考えなくて大丈夫。

 

カッとなりそうな瞬間、その感情を「なかったこと」にせず、「今、あの頃と同じ気持ちになっているんだな」と、自分自身で気づいてあげる。

 

たったそれだけでも、心が少しずつゆるんでいきます。

 

 

過去の傷が癒えていくと、子どもが変わらなくても、あなたの反応そのものが変わっていきます。

 

同じ場面でも、以前より穏やかに対応できるようになっていくんです。

 

すると、子どもとの関係が穏やかに、笑顔あふれるものになっていくでしょう。

 

 

とはいえ、長年積み重なってきた感情に、自分ひとりで向き合うのは、決して簡単なことではありません。

 

時間もかかりますし、しんどさを感じることもあります。

 

つらい記憶に向き合うことに、怖さや不安を感じるのは、当然のこと。

 

だからこそ、専門家の力を借りれば、一人で抱え込むよりも、ずっと早く前に進んでいけます。

 

 

まとめ:連鎖は、気づいたところから断ち切れます

 

毒親に育てられたと感じるのは、あなたの受け取り方がおかしいからでも、我慢が足りないからでもありません。

 

子どもの頃に積み重なった経験が、インナーチャイルドとして今も反応していることが多いんです。

 

そして、「同じことをしてしまう」と気づけたその瞬間から、連鎖はもう止まり始めています。

 

自分を責めるのではなく、自分のインナーチャイルドにそっと気づいてあげること。

 

それが、この連鎖から抜け出す、本当の一歩です。

 

 

こんな願いはありませんか?

・親と同じことをしてしまう自分を、責めるのをやめたい
・子どもには、自分と同じ想いをさせたくない
・根本から、元に戻らない変化をしたい
・親子で、笑い合える関係を築きたい

・自分らしい人生を送りたい

 

私の『インナーチャイルド』を扱うヒーリングセッションでは、あなたの幼少期の経験を丁寧に振り返り、満たされなかった想いや痛みに寄り添いながら、インナーチャイルドをエネルギー的に扱っていくプロセスをサポートしています。

 

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