自分を大切にできないのはなぜ?インナーチャイルドとの関係

 

「自分を大切にしてくださいね」

 

 

そう言われても、正直、ピンとこない。

 

 

でも・・・

 

気づけば、自分のことより、家族のことばかり優先してしまっている気はする。

 

疲れていても、「まだ大丈夫」と後回しにしてしまう。

 

欲しいものがあっても、「そこまでしなくていいか」と我慢してしまう。

 

 

そんな自分に、疲れていませんか。

 

 

 

私は八神詠子といいます。

 

インナーチャイルドヒーラーとして、たくさんの子育て中のお母さんに、3,000件以上のセッションをしてきました。

 

 

実は私自身も、長いあいだ「自分を大切にする」ということが、よくわからないまま生きてきた一人です。

 

 

<この記事でわかること>

 

・「自分を大切にできない」と感じるのは、あなただけではないこと
・自分を大切にできなくなる、本当の理由
・その奥にある、インナーチャイルドとの関係
・自分を大切にするために、できること

 

 

ひとつずつ、一緒に見ていきましょう。

 

 

「自分を大切にできない」と感じるのは、あなただけじゃありません

 

まず知っておいてほしいのは、「自分を大切にできない」と感じること自体、何もおかしくないということです。

 

 

自分のことより、いつも誰かを優先してしまう

 

家族の予定、子どもや家族の機嫌、周りの都合。

 

気づけば、自分の欲求は一番後回し。

 

 

自分のための買い物も、なぜか躊躇してしまう。

 

洋服など、少し値の張るものは、値札を見て「今回はいいか」とそっと棚に戻してしまう。

 

ほしいものがあっても、「これを買うのはわがままかな」と、素直に喜べない。

 

 

「私はどうしたいか」より先に、無意識に「周りはどう思うか」を考えてしまう。

 

そうやって、自分の気持ちが、いつの間にか置き去りになっていくんです。

 

 

「大切にしていい」と言われても、ピンとこない

 

「もっと自分を大切にして」

 

そう言われるたびに、頭では理解できても、心のどこかで「そんなことしていいのかな」と戸惑ってしまう。

 

 

自分を大切にする感覚そのものが、よくわからない。

 

「自分を大切にしてますか?」と言われても、正直ピンとこない。

 

 

それどころか、「まだ犠牲が足りないんじゃないか」「もっと家族に尽くさなきゃいけないんじゃないか」と、逆のことを考えてしまう。

 

「自分を大切にして」と言われても、「私はもう十分、わがままに生きているんじゃないか」と感じてしまう。

 

そんな方は、決して少なくありません。

 

 

自分を大切にできなくなるのには、理由があります

 

「自分を大切にするってどういうこと?」

 

「自分で自分がよくわからない」

 

 

そんなふうに感じてしまうのは、あなたの感覚が鈍いからではありません。

 

 

「人に尽くすこと」が価値だと刷り込まれてきた

 

子どもの頃から、「人のために頑張ること」「誰かの役に立つこと」を褒められて育つと、それが自分の価値そのものになっていきます。

 

すると、自分のために何かをすることに、どこか罪悪感を覚えるようになるんです。

 

 

自分の欲求を後回しにするのが「当たり前」だった

 

家庭の中で、自分の欲求より、他の誰かの事情が優先される環境で育つと、「自分の欲求は、そんなに大事なものじゃない」という感覚が染みついていきます。

 

大人になっても、その感覚のまま、自分を後回しにし続けてしまうんです。

 

 

子ども時代の「大切にされなかった経験」が影響していることも

 

実は、この「自分を大切にできなさ」の根っこには、あなた自身の子ども時代が関係していることがあります。

 

子どもの頃、「あなたの気持ちも大事だよ」と、ちゃんと扱ってもらえた経験が少なかった場合、大人になっても、自分の気持ちを大切にする感覚を持ちにくくなるんです。

 

ここからは、その仕組みをもう少し詳しく見ていきますね。

 

 

その「大切にできなさ」が、あなたのインナーチャイルドになっていることも

 

インナーチャイルドとは、子ども時代についてしまった心の傷、満たされなかった想いのことです。

 

癒されないまま残ったインナーチャイルドは、大人になっても、何かをきっかけに刺激されます。

 

すると、子ども時代に感じた感情がそのままあふれ出し、今の自分への扱い方にまで、知らないうちに影響を与え続けるんです。

 

 

私の体験談:愚痴の聞き役だった子ども時代

 

私自身、幼い頃から、母親の愚痴の聞き役でした。

 

父のモラハラのこと、父との結婚を後悔していること、父の悪口など、しんどい話をずっと聞かされ続けてきたんです。

 

自分が今、何をしたいか、何を感じているかより、母の機嫌や気持ちを優先することが、いつの間にか当たり前になっていました。

 

「私」の気持ちを言葉にする前に、まず母の様子をうかがう。

 

そうやって、私は少しずつ、自分の欲求を後回しにすることに慣れていきました。

 

 

「後回しにされた」の積み重ねが、傷になる

 

こんなふうに、子ども時代に「自分の気持ちより誰かを優先する」を繰り返し経験すると、それが心の奥にインナーチャイルドとして残っていきます。

 

たとえば、こんなふうに。

 

 

【子どもの頃】

自分の欲求よりも、家族の事情や誰かの都合を優先することが、当たり前だった。

 

【今】

大人になった今も、自分が疲れていても、「まだ大丈夫」と我慢してしまい、自分の限界に気づけない。

 

→「自分の欲求は、後回しにすべき」というあなたの中の心の傷が、刺激されているのかもしれません。

 

 

【子どもの頃】

「わがままを言わない、親にとってのいい子」でいることが、家族の中での自分の役割だった。

 

【今】

自分のために何かをしようとすると、なぜか罪悪感が湧いてきて、素直に楽しめない。

 

→「自分を優先すると、責められるかもしれない」というあなたの中の心の傷が、刺激されているのかもしれません。

 

 

あなたが子ども時代に感じた「後回しにされる感覚」と、今、自分を大切にできないと感じることに、何かつながりはありませんか。

 

つまり、自分を大切にできないこの感覚は、あなたの性格の問題ではありません。

 

子どもの頃からずっと積み重なってきた、インナーチャイルドからのサインなんです。

 

 

自分を大切にするために、できること

 

原因がわかったところで、じゃあどうすればいいのか。

 

具体的に見ていきますね。

 

 

小さなことから「自分の欲求」に気づいてあげる

 

いきなり大きな変化を目指さなくて大丈夫です。

 

「今日は何を食べたい?」「今、何がしたい?」

 

そんな小さな問いかけを、まずは自分自身に向けてみてください。

 

気づいてあげるだけで、少しずつ、自分の欲求への感度が戻っていきます。

 

 

「NO」と言う練習をする

 

無理なお願いや、気が進まない誘いに、「NO」と言ってみる。

 

最初は勇気がいるかもしれません。

 

でも、断ることは、わがままではなく、自分を大切にする練習のひとつです。

 

 

根本から楽になるには、インナーチャイルドと向き合うこと

 

外側の行動を変えるだけでも楽になりますが、根本的に楽になるには、あなた自身の中にある「後回しにされてきた」インナーチャイルドと向き合うことが近道です。

 

向き合うといっても、難しく考えなくて大丈夫。

 

自分を後回しにしそうな瞬間、その感情を「なかったこと」にせず、「今、本当はどうしたかったんだろう」と、自分自身で気づいてあげる。

 

たったそれだけでも、心が少しずつゆるんでいきます。

 

 

過去の傷が癒えていくと、状況が変わらなくても、あなたの反応そのものが変わっていきます。

 

自分を優先することに、以前ほど罪悪感を感じなくなっていくんです。

 

 

心に少しずつゆとりが生まれて、些細なことでイライラしにくくなったり、

 

ほしいものを、我慢せず、罪悪感なく選べるようになったり・・・

 

 

そして一番は自分を満たす余裕ができることで、不思議と、家族にも前よりやさしく向き合えるようになっていくんです。

 

 

とはいえ、長年積み重なってきた心の傷に、自分ひとりで向き合うのは、決して簡単なことではありません。

 

時間もかかりますし、しんどさを感じることもあります。

 

つらい記憶に向き合うことに、怖さや不安を感じるのは、当然のことです。

 

だからこそ、専門家の力を借りれば、一人で抱え込むよりも、ずっと早く前に進んでいけます。

 

 

まとめ:自分を大切にできないのは、あなたのせいじゃありません

 

自分を大切にできないと感じるのは、あなた大切にされて育った感覚が薄いから。

 

子ども時代に「自分の欲求は後回し」と刷り込まれてきたことが関係していることが多いんです。

 

 

そして、その奥には、あなた自身の子ども時代からの理由、そう、インナーチャイルドがあるのかもしれません。

 

自分を責めるのではなく、自分のインナーチャイルドにそっと気づいてあげること。

 

それが、この苦しいループから抜け出す、本当の一歩です。

 

 

こんな願いはありませんか?

・自分の気持ちを、もっと大事にできるようになりたい
・罪悪感なく、自分のために時間やお金を使いたい
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