
理由もなく、ふと気持ちが沈む瞬間はありませんか。
子どもの寝顔を見ながら、「今日もまた、感情的になっちゃった」とため息をつく。
「私、母親としてどうなんだろう」と、じわじわ落ち込んでいく。
そんな自分に、疲れていませんか。
子育ては、喜びも幸せもたくさんあるはずなのに、
なぜか気持ちが晴れない日が続く。
理由がはっきりしないからこそ、余計につらい。
「これって、私だけ?」
「甘えてるだけなんじゃないか」
そんなふうに、自分を責めてしまう方も少なくありません。
この記事では、子育て中に気持ちが落ち込んでしまう本当の理由と、そこから抜け出すための心理ケアについてお伝えします。
<この記事でわかること>
・子育て中に気持ちが落ち込んでしまう本当の理由
・「落ち込みやすい人」に共通する心理パターン
・落ち込みが続く時に見直したい心理ケア
・インナーチャイルドの扱い方
この記事の目次
こんな瞬間、心当たりありませんか
気持ちの落ち込みって、ある日突然どーんと来るというより、日々の小さな瞬間が積み重なって生まれることがほとんどです。
たとえば、こんな瞬間。
・子どもを叱ったあと、寝顔を見て「なんであんな言い方したんだろう」と涙が出る
・ママ友の楽しそうなSNS投稿を見て、自分だけ取り残されている気がする
・「今日、私、何かひとつでも自分のためにしたことあったかな」とふと気づく
・些細なことで涙が出て、自分でも「なんで泣いてるんだろう」とわからなくなる
・夜、子どもが寝たあとにやっと一人になれても、なぜか気持ちが晴れない
一つひとつは、小さなことかもしれません。
でも、それが毎日のように積み重なっていくと、心はじわじわとすり減っていきます。
私がセッションで出会ってきたお母さんたちも、最初はみんな「こんなこと、相談していいのかわからなくて」と遠慮がちに話し始めます。
でも話を聞いていくと、こんな声がたくさん出てくるんです。
・「理由もないのに、涙が止まらなくなる時がある」
・「子どもは可愛いのに、自分がダメな母親に思えて仕方ない」
・「誰にも本音を話せなくて、一人で抱え込んでる」
・「気づいたら、何にもやる気が起きなくなっている」
こうした想いを、本当に多くのお母さんが抱えています。
あなたが特別におかしいわけでは、決してありません。
そして、こうした落ち込みは、放っておくとどんどん「自分責め」を加速させてしまいます。
「涙が出るのは弱いから」
「やる気が出ないのは怠けてるから」
そうやって原因を自分の性格のせいにしてしまうと、余計に苦しくなる一方なんですよね。
まずは、その落ち込みには、ちゃんとした理由があるんだ、と知ることから始めましょう。
子育て中、なぜこんなに気持ちが落ち込んでしまうのか
「大好きな我が子と過ごせているのに、なんで私、こんなに沈んでるんだろう」
そんな矛盾を感じたこと、ありませんか。
実はその落ち込みには、いくつかの理由が重なっていることがほとんどです。
私がセッションでたくさんのママたちと話してきた中で見えてきた、主な理由を3つお話しますね。
理想と現実のギャップ
子どもが生まれる前は、もっと穏やかに、笑顔いっぱいで子育てするんだ、って思ってた。
でも、いざ始まったら、全然違う。
思い通りにいかないことばかりで、理想の自分と、今の自分の差にガクッとくる。
「もっと優しいお母さんでいたいのに」
「もっと笑顔でいたいのに」
そう思えば思うほど、できていない自分に目がいって、気持ちが沈んでいきます。
しかも、この理想像って、育児雑誌やSNSの「素敵なママ」たちの姿から、無意識に刷り込まれていることも多いんです。
理想が高ければ高いほど、そのギャップも大きくなる。
これは、あなたが頑張り屋さんだからこそ起きることでもあるんです。
適当に、いい加減に子育てをしている人は、そもそも理想と現実の差にそこまで落ち込みません。
ちゃんと向き合おうとしているからこそ、ギャップに苦しむ。
そう考えると、この落ち込みは、あなたの真剣さの裏返しでもあるんですよね。
慢性的な疲労と孤独
子育て中の疲労って、実は思っている以上に深いもの。
睡眠不足が続く。
自分の時間がまったくない。
誰かに「大変だったね」と分かってもらえる瞬間も少ない。
特にワンオペで一日を回していると、孤独感がじわじわと積み重なっていきます。
体が疲れていると、心も一緒に沈んでいくもの。
まるで、スマホの充電が切れかけているのに、充電するタイミングがずっと来ない状態。
そりゃ、電池切れのランプが点滅するように、気持ちも不安定になっていきます。
「頑張ってるのに、誰も気づいてくれない」
そんな思いが積もると、ふとした瞬間に涙が出たり、気力がなくなったりします。
自分の時間・自分の存在が消えていく感覚
子どもが生まれてから、自分のための時間って、どれくらいありますか。
トイレも、ご飯も、着替えも、全部「子ども優先」。
気づけば、自分が何が好きだったか、何をしたかったのかさえ、忘れてしまう。
「私って、母親であること以外に、何があるんだろう」
そんな喪失感が、気持ちの落ち込みにつながっていくことも、本当によくあります。
「落ち込みやすい人」に共通する心理パターン
同じように大変な状況でも、あまり落ち込まない人もいれば、深く落ち込んでしまう人もいます。
その違いには、実はその人自身の心理パターンが関係していることが多いんです。
ここでは3つの傾向についてお話ししますね。
完璧主義・自己否定感が強い
「ちゃんとした母親でいなきゃ」
そんな思いが強い人ほど、できていない自分にすぐ気づいてしまいます。
100点を目指しているからこそ、70点の自分にがっかりする。
うまくできた9割には目が向かず、できなかった1割ばかりが気になってしまう。
でも、そもそも子育てに満点なんてありません。
完璧を目指す真面目さが、そのまま自分を苦しめる刃になってしまうんですね。
人と比べてしまう
SNSを見れば、キラキラした子育て、余裕たっぷりのママがたくさん出てきます。
手作りのお弁当、丁寧に整えられたお部屋、いつも笑顔の親子。
「あの人はあんなに笑顔なのに、私は……」
そうやって人と比べるたびに、自分だけが劣っているような気持ちになる。
でも、SNSに映っているのは、その人の一瞬の切り取りにすぎません。
比べる対象が、そもそもフェアじゃないんです。
感情を後回しにする癖
「子どものために、私が我慢すればいい」
そうやって、自分の気持ちをいつも後回しにしていませんか。
小さな不満や悲しみを、その都度飲み込んでいくと、感情はどんどん行き場を失っていきます。
行き場のない感情は、消えてなくなるわけじゃありません。
心の奥に溜まっていって、ある日、どっと落ち込みという形で出てくることがあるんです。
人に頼れない・弱音を吐けない
「こんなことで弱音を吐いたら、迷惑がられるかも」
「大変なのは、みんな同じだから」
そうやって、しんどさを一人で抱え込んでしまう人もいます。
頼ることが苦手な人ほど、周りに助けを求める前に、自分の中で頑張って何とかしようとします。
でも、一人で抱えられる重さには限界があります。
誰にも助けを求められないまま頑張り続けると、気力はじわじわとすり減り、ある日ふっと糸が切れたように、落ち込みが押し寄せてくることがあるんです。
落ち込みが続く時に見直したい心理ケア
理由が分かっても、すぐに気持ちが晴れるわけではありませんよね。
ここからは、落ち込みと上手に付き合っていくための心理ケアを、4つお伝えします。
① 感情をジャッジせず、そのまま認める
「落ち込んじゃダメ」
「前向きにならなきゃ」
そうやって、自分の感情に無理やり蓋をしていませんか。
まず大切なのは、落ち込んでいる自分を、良い悪いで判断しないこと。
「今、私は疲れてるんだな」
「今日は、しんどい日だったんだな」
そうやって、ただ事実として受け止めてあげてください。
感情は、無理に押し込めようとするほど、かえって根深く残ってしまうもの。
逆に、認めてもらえるだけで、少しずつ和らいでいくものなんです。
② 怒ったあとの「立て直し方」を持っておく
感情的になってしまった直後って、自己嫌悪が一気に押し寄せてくるタイミングですよね。
そこで無理に反省を重ねてしまうと、落ち込みはどんどん深くなっていきます。
そんな時のために、その場でできる小さな「立て直し儀式」を持っておくのがおすすめです。
・その場を少し離れて、コップ一杯の水をゆっくり飲む
・深呼吸を3回だけする
・子どもに「さっきは大きな声出してごめんね」と一言だけ伝える
完璧なフォローじゃなくていいんです。
「切り替えるためのスイッチ」を自分の中に持っておくだけで、落ち込みが長引くのを防げます。
③ 小さくても「自分を満たす」時間を作る
落ち込みやすい時ほど、自分のことは後回しになりがちです。
でも、そういう時こそ、意識的に自分を満たす時間が必要なんです。
例えば、こんなことから始めてみてください。
・温かい飲み物を、座ってゆっくり飲む時間を5分だけ作る
・好きな香りのハンドクリームを塗る
・誰にも急かされない状態で、シャワーを浴びる
・パートナーや家族に、少しだけ子どもを見てもらう時間を作る
・「今日、頑張ったこと」を1つだけ、寝る前に自分に伝えてあげる
小さなことでいいんです。
大きな旅行や特別なご褒美じゃなくていい。
「私は大切にされている」という感覚を、自分自身に少しずつ積み重ねていくことが、落ち込みへの抵抗力になっていきます。
④ それでも変わらない時は、インナーチャイルドを疑う
①〜③を試してみても、落ち込みが繰り返し起こる。
そんな時は、もっと根っこの部分に理由があることが多いです。
その根っこにあるのが、『インナーチャイルド』。
インナーチャイルドとは、子ども時代についてしまった心の傷や、満たされなかった想いのことです。
大人になった今も、心の奥で影響を与え続けています。
自分の幼少期に、似たようなことがなかったか、少し意識を向けてみてください。
「頑張っても、認めてもらえなかった」
「自分の気持ちより、周りの機嫌を優先していた」
「弱音を吐くと、『甘えてる』と言われた」
そんな経験に心当たりがあるなら、その頃の自分が、今も癒されないまま残っている可能性があります。
私自身、感情的に怒ってしまった後、自己嫌悪でどんどん気持ちが沈んでいった経験が何度もありました。
「こんな私が、ちゃんと子育てできるんだろうか」
そう自分を責めながら、ぐるぐると落ち込んでいたんですよね。
でも、それは私の性格が弱いからじゃなかったんです。
子ども時代の未消化な感情が、今の私に反応していただけだった。
自分の中の「頑張っても認めてもらえなかった私」が、大人になった今も、同じ痛みを繰り返し感じ続けていた。
そのことに気づいてから、少しずつ、落ち込みへの反応が変わっていきました。
落ち込みが続く場合、根本的なケアも選択肢に
自分一人で、心の奥にあるインナーチャイルドと向き合うのは、実はとても難しいこと。
見ないようにしてきた感情だからこそ、簡単には触れられないようになっているからです。
ただし、食欲がまったくない、眠れない日が続く、涙が止まらないなど、つらさが強い場合は、心療内科など医療機関に相談することも大切な選択肢です。
ここでお伝えしているのは、あくまで心理的な側面からのアプローチです。
体調にまで影響が出ているなら、まずは体と心を守ることを、何より優先してくださいね。
そのうえで、心の根っこにあるものにも向き合いたいと感じたら、インナーチャイルドのケアも選択肢に入れてみてください。
私は15年以上、3,000件以上の『インナーチャイルド』を扱うヒーリングを、子育てに悩む方へ提供してきました。
・一刻も早く感情の波を穏やかにしたい。
・理由のない落ち込みから、そろそろ抜け出したい
・心から笑って色々楽しめる自分になっていきたい。
・自分を責める癖を手放したい。
・スッキリと軽やかになっていきたい。
私の『インナーチャイルド』を扱うヒーリングセッションでは
- あなたの幼少期の経験を丁寧に振り返る
- 満たされなかった想いや痛みに寄り添う
- インナーチャイルドをエネルギー的に扱っていく
- 親から受け継いだパターンに気づく
- 自分らしい子育てを見つけていく
こうしたプロセスをサポートしています。
興味がある方はこちらをご覧ください。
まとめ:落ち込むあなたは、ちゃんと頑張っている証拠
子育て中に気持ちが落ち込むのは、あなたが弱いからでも、母親失格だからでもありません。
理想を持って、真剣に子どもと向き合っているからこそ生まれる感情です。
まずは、その落ち込みを否定せずに、そのまま受け止めてあげること。
そして、自分を満たす小さな時間を、意識的に増やしていくこと。
それでも繰り返し落ち込んでしまうなら、その奥にあるインナーチャイルドに、そっと目を向けてみてください。
子育ては、一人で抱え込むものじゃありません。
しんどい時は、遠慮なく周りの力を借りてくださいね。
今日、落ち込んでいるあなたも、明日、少し晴れやかなあなたも、どちらも同じように大切な、あなた自身です。
あなたの心が、少しでも軽くなりますように。
心から応援しています。
<< その落ち込み、あなたのせいじゃない>>
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