
「このままだと、子どもに手をあげてしまうかもしれない」
そんな怖さを抱えて、この記事にたどり着いたのかもしれません。
子どもを傷つけたくない。
でも、自分が何をしてしまうかわからない。
そう思ってここまで調べているあなたは、子どもを守ろうとしています。
まず、それを伝えさせてください。
私は八神詠子といいます。
インナーチャイルドヒーラーとして、3,000件以上のセッションをしてきました。
実は私自身も、子育て中、息子に数回、手をあげてしまったことがあります。
だからこそ、自分がカッとなってどうにかなってしまいそうな怖さが、痛いほどわかります。
今日は、手が出そうになる前、その瞬間、そのあとの、それぞれでできることを、順番にお伝えしますね。
<この記事でわかること>
・今、まさに手が出そうなときの対処
・手が出る前にできる、3つのステップ
・手をあげてしまったあとの、つながり直し方
・ひとりで抱えないための相談先と、追い詰められる理由
今、まさに手が出そうな人へ
この記事を読むのは、あとでかまいません。
先に、これだけやってください。
・子どもから離れる。別の部屋に行く。トイレに入って、鍵をかけてもいい
・赤ちゃんの場合は、安全な場所(ベビーベッドなど)に寝かせて、離れる。絶対に揺さぶらない
・吐く息を長く、深呼吸する
そして、誰かに話してください。
相談できる窓口は、このあとの「手をあげそうなときに相談できる窓口」にまとめています。
話すことは、弱さではなく、むしろ強さ。
子どもとあなたを守る行動です。
手が出る前にできる、3つのステップ
手をあげそうになる気持ちと、実際に手をあげる行動は、別のもの。
気持ちは、責めなくていい。
でも、行動に移さないための手立ては、必要です。
その手立てを、3つのステップにまとめました。
ステップ① 「手が出そうなサイン」に気づく
手が出る前には、たいてい、体にサインが出ています。
たとえば、こんなサインです。
・体がカーッと熱くなる
・声が、いつの間にか大きくなっている
・頭が真っ白になって、何も考えられなくなる
・歯を食いしばっている、手に力が入っている
「あ、今、サインが出ているな」と、心の中でつぶやいてみてください。
気づけただけで、行動に移る前に、ほんの少しだけブレーキがかかります。
ステップ② その場を離れる
サインに気づいたら、説明も、説得も、あとにしていい。
子どもが安全な場所にいることを確かめて、とにかく、離れます。
こんなふうに声をかけてから、別の部屋に行ってみてください。
「ママ、ちょっとトイレに行ってくるね。すぐ戻るよ」
トイレでも、ベランダでも、洗面所でもかまいません。
そこで、吐く息を長く、「はぁーーー」と深呼吸します。
冷たい水で手や顔を洗うのも、気持ちが切り替わりやすい方法です。
「離れるなんて、逃げることと同じ。親として無責任かも」と思う必要はありません。
離れることが、子どもを守ることです。
ステップ③ 誰かに連絡する
落ち着いたら、誰か一人に、連絡してみてください。
「今、ちょっとやばかった」
「手をあげそうで、怖かった」
その一言で十分です。
家族や友人でも、地域の相談窓口でも。
話すことで、ひとりで抱え込んでいた気持ちが、少しゆるみます。
具体的な窓口は、このあとの「手をあげそうなときに相談できる窓口」にまとめました。
すでに手をあげてしまったときは
もし、すでに手をあげてしまったことがあるなら、その事実は、なかったことにはできません。
でも、そこで自分を責め続けるより、次にできることがあります。
気持ちが落ち着いたら、子どもの目線まで下りて、「さっきはごめんね。痛かったよね」と伝える。
そして、同じことを繰り返さないために、誰かに相談する。
子どもとつながり直す機会は、たくさんあるんです。
手をあげそうなときに相談できる窓口
「相談するほどじゃないかも」と思っても、大丈夫です。
手をあげてしまう前に使っていい窓口を、まとめます。
・児童相談所の相談ダイヤル「189(いちはやく)」:24時間・通話無料。匿名でも相談できます
・お住まいの市区町村の子育て相談窓口、保健センター
・産後ケア、一時保育、ファミリーサポートなど、地域の支援サービス
・よりそいホットライン:0120-279-338(24時間・無料)
・こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556(お住まいの地域の相談窓口につながります。)
家族や友人に「今ちょっとやばい、少し来てほしい」と連絡するのも、立派な方法です。
眠れない、気分の落ち込みが続くなど、心や体の不調があるときは、産婦人科や心療内科などの医療機関にも相談してください。
なぜ、手が出そうになるまで追い詰められるのか
ここまで、対処をお伝えしてきました。
では、なぜ手が出そうになるほど、追い詰められてしまうのか。
「手をあげそうになる私は、母親失格だ」と思う必要はありません。
ギリギリのその感覚には、ちゃんと理由があります。
まず、心と体が限界を超えているサインです
睡眠不足、ワンオペ、誰にも頼れない孤独。
こうした状態が続くと、感情のブレーキが効きにくくなります。
「手をあげそう」という気持ちは、あなたの性格より先に、疲れ切った心と体が出しているサイン。
眠れない、食欲がない、気分の落ち込みが続く、涙が止まらない。
そんな状態があるときは、産後うつなどの可能性もあります。
がまんせず、医療機関や、お住まいの地域の相談窓口に相談してください。
インナーチャイルドが刺激されて、怒りが一気にあふれ出す
その疲れに加えて、もうひとつ、深いところに理由があることがあります。
それが、インナーチャイルドです。
インナーチャイルドとは、子ども時代についてしまった心の傷、満たされなかった想いのことです。
子どもの頃に、感情を出すと叱られたり、力で押さえつけられたりした経験は、インナーチャイルドとして心の奥に残っています。
大人になり、子育てで思い通りにならない場面に出会うと、そのインナーチャイルドが刺激されて、目の前の出来事以上の大きな怒りが、一気にあふれ出してしまうんです。
あなたの意志が弱いからではなく、そういう仕組みがあるからなんですね。
私の体験談:泣き喚くと叩かれた子ども時代
私の父は高圧的で、叱ったり威圧したりすることが多く、体罰をされたことも、押し入れに閉じ込められたこともありました。
イライラして泣き喚くと、叩かれたこともあります。
そんな中で私は、泣くことも、怒ることも、ダメなこと、危ないことなんだと、刷り込まれていきました。
だから、息子を育てているとき、息子の泣き声や思い通りにならない姿に触れた瞬間、子どもの頃の感情が刺激されて、カッとなって手をあげてしまったことがありました。
叩き方も父とそっくりだった時、愕然としました。



その衝動は、あなたの中にこう残っているかもしれません
子どもの頃の経験は、形を変えて、今の反応に残っていることがあります。
たとえば、言うことを聞かないと強く叱られたり、叩かれたりして、「力で従わされる」ことが日常だった人は、今、子どもが言うことを聞かないとき、頭が真っ白になって、反射的に力で止めたくなることがあります。
そこには、「言うことを聞かせるには、力しかない」というあなたの中の傷が、刺激されているのかもしれません。
また、泣いたり怒ったりすると「うるさい」と叱られて、感情を出すこと自体が危ないことだと学んできた人は、今、子どもが泣き叫んだり癇癪を起こしたりすると、怖さと怒りが同時に込み上げて、冷静でいられなくなることがあります。
そこには、「感情を出すのは危険」というあなたの中の傷が、刺激されているのかもしれません。
あなたが子ども時代に感じてきた怖さや、受け止めてもらえなかった感覚と、今、手が出そうになる瞬間の感覚に、何かつながりはありませんか。
つまり、手が出そうになるのは、あなたが悪い親だからではありません。
子どもの頃から積み重なってきた、インナーチャイルドからのサインなんです。
根本から変えるには、インナーチャイルドと向き合うこと
ここまでのステップだけでも、状況は少しずつ軽くなっていきます。
そのうえで、根本から「手が出そうになる衝動」を手放すには、あなた自身の中にある「力で押さえつけられた」というインナーチャイルドと向き合うことが近道です。
向き合うといっても、難しく考えなくて大丈夫です。
手が出そうになった瞬間、それを抑え込もうとせず、「今、あの頃の私が出てきているんだな」と、自分自身で気づいてあげる。
たったそれだけでも、心が少しずつゆるんでいきます。
私自身は『インナーチャイルド』を扱うヒーリングを受けました。
エネルギーレベルで扱ってもらうので、過去を細かく思い出して話す必要がなく、それが私には合っていました。
過去の傷が癒えていくと、子どもを前にしても、以前ほど怒りが一気にあふれ出さなくなっていきます。
長年積み重なってきた感情に、自分ひとりで向き合うのは、決して簡単なことではありません。
実は、幼少期の傷は自分ひとりで振り返ろうとすると、無意識に「見ないふり」をしてしまうことも多いんです。
「そんなに大変な家庭じゃなかったし…」と、つい自分の気持ちにフタをしてしまうんですね。
叩かれたのは自分が悪いから仕方なかった、みたいに閉じてしまうこともあります。
私も、自分ひとりでは向き合いきれなかったから、専門家の力を借りました。
ヒーリングを受けたあとは、そして自分で自分のインナーチャイルドを見つめて消化することで、父からの怒りの連鎖も止めることができたんです。
あなたも、一人で抱え込まなくて大丈夫です。
まとめ
ここまで、子どもに手をあげそうで怖いときの対処と、その奥にある理由についてお伝えしてきました。
・サインに気づく
・その場を離れる
・誰かに連絡する
今日は、この3つのうち、できそうなひとつだけで十分です。
手が出そうになる気持ちを、一気になくすのは、簡単なことではありません。
なぜなら、その奥には、子ども時代から積み重ねてきたインナーチャイルドがあるからです。
「手をあげそうな私は、ダメな母親だ」と自分を責めすぎると、さらに追い詰められてしまいます。
怖くなった自分も、子どもを守ろうとして調べているあなたも、どちらも、あなたです。
今日まで、ひとりで本当に頑張ってきたはずです。
大丈夫、ちゃんと変わっていけます。
・子どもに、もう手をあげたくない。
・手が出そうになる自分を、もう責めたくない。
・根本から、この衝動が起きる仕組みを手放したい。
・子どもと、もっと穏やかな時間を過ごしたい。
・自分の子ども時代のインナーチャイルドと、ちゃんと向き合ってみたい。
私の『インナーチャイルド』を扱うヒーリングセッションでは
・インナーチャイルドをエネルギー的に扱っていく
・満たされなかった想いや、押し込めてきた感情をゆるめていく
・子どもを前にしても、以前ほど感情に揺さぶられない自分になっていく
こうしたプロセスをサポートしています。
つらい過去を、細かく話す必要はありません。
興味がある方はこちらをご覧くださいね。
あなたの毎日が、少しずつ、安心できる時間で満たされていきますように。
心から、応援しています。
もっと詳しく知りたい方へ。
◾️「手をあげたくないのに、怒りが止まらない」
手が出そうになるのは、あなたの意志が弱いからではありません。
そういう仕組みが心の奥底で働いてるからなんです。
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