「私って病気?」ヒステリックな母親はどうして自分を変えられないのか

 

子育てのイライラが止められない

 

 

イライラが高じて、ヒステリックに子どもを怒鳴ってしまう。

 

時にはものに当たったり、体罰と思えることもしてしまう。

 

 

あとでものすごい後悔するけれども、イライラの中にいるときは何かが乗り移ったかのように、ヒステリックになった自分の行動や言動を止められない。

 

 

私って病気?

 

 

そんなふうに病気を疑うほどの悩みを抱えていらっしゃいませんか?

 

 

でもこの記事を読んでいるほとんどの方は、ヒステリックになりたくてなっているわけではないと思います。

 

 

ヒステリックにならないように頑張っているのに、繰り返してしまう。

 

そんな自分にダメ出ししては落ち込む。

 

 

そんな方々とセッションを通してたくさん関わってきましたが、自分だけの努力でなんとかしようと思っても、ほんと、難しいんですよ。

 

 

だから仕方ないとも言えるんです。

 

 

ヒステリックになった自分を変えたくても変えられないのはなぜでしょうか。

 

10年以上、子育てに悩むたくさんのお母さんたちにセッションを提供してきた八神が、その理由をお伝えしたいと思います。

 

 

ヒステリックな母親の特徴 チェックリスト

 

 

「ヒステリック」という言葉は「ヒステリー」という言葉の形容詞で、「ヒステリー」は「ヒステラ」(hystera)という「子宮」という意味のギリシャ語の単語に由来しています。

 

昔は感情的な女性の行動や症状の変化はしばしば「子宮の異常」に考えられ、これがヒステリーという疾患の概念の基盤となったんですね。

 

現代では、ヒステリックは、特定の疾患を指すわけではなく、感情的に不安定で、過度に感情的な反応を示す人を指すために使われる言葉です。

 

感情的に不安定で、過度に感情的な反応を示す、といっても、その度合いは人それぞれでしょう。

 

そこで、『ヒステリックな母親』とはどんな特徴があるのかみてみましょう。

 

 

『ヒステリックな母親』チェックリスト

 

□ ある程度怒りを発散するまで止められない

 

□ 過去に起こったことまで芋づる式に引っ張り出して怒る

 

□ 怒っている時は「自分は被害者!」という意識が強い

 

□ 些細なことで怒り出す時もよくある

 

□ 体調が悪いと怒りを爆発させやすい

 

□ 子どもがダメージをくらうまで、徹底的に追い詰めてしまうことがある

 

 

『【怒りが止められない】ヒステリックな母親 6つの特徴と5つの心理的要因』より引用

 

 

あなたはいくつヒステリックな母親の特徴に当てはまったでしょうか。

 

(昔の私は全て当てはまってましたよ)

 

 

ヒステリックな母親の怒りには一貫性がありません。

 

子どものどんな些細なことでも、怒りを爆発させるきっかけになりうるし、適度に怒ってすぐ切り替える、ということが難しいです。

 

一回火がつくと、沸騰した湯のようにぐつぐつと煮えたぎり、最終的に自分の中のお湯が沸騰してなくなるまで続きます。

 

子育てでイライラが爆発する5つのきっかけ

 

では子育てでヒステリックなほどイライラが爆発する5つのきっかけをみていきましょう。

 

① 子どもが自分の思い通りにならないとき

 

 

子どもは小さければ小さいほど、論理的にものを考える前頭葉が未発達で、親の都合なんておかまいなしに、自分の気分を優先させる傾向にあります。

 

親が、子どものためにと、時間を気にしたり、やるべきことをやらせようとしても、思い通りにならない。

 

子どものために、頑張ってやってあげている、という思いが強ければ強いほど、裏切られた気持ちになりやすく、イライラの爆発につながりやすいです。

 

 

② 余裕がないとき

 

 

余裕がないとは以下の3つのケースを指します。

 

 

・時間の余裕がない

 

・体調の余裕がない

 

・精神的な余裕がない

 

 

もちろん、この3つはつながり合っている場合も多いです。

 

また、生理中で体がだるい上、朝から夫と口喧嘩、下の子の面倒もあるのに、学校へ行く時間が迫ってる上の子がなかなかご飯を食べなくて、、、もう全然余裕がない!、みたいに3つ重なったときは、イライラが爆発する可能性がかなり高くなるでしょう。

 

 

③ 子どもに対する不安が大きいとき

 

このままだと、この子はとんでもない大人になってしまうんじゃないか、など、子どもに対し不安が大きく、ありのままの子どもを信頼できないときにイライラが爆発しやすい傾向にあります。

 

例えば、漢字が苦手な小学生の子どもに対し、ここで勉強につまずいたら、将来落ちこぼれて、大変な目にあう、という不安が大きかったとします。

 

すると、子どもが漢字テストで悪い点数を取ってくるたびにイライラします。

 

もし、不安を打ち消そうと、子どもに漢字を覚えさせようとするが、子どもが反発するなどしたら(子どもが思い通りにならない)、イライラはさらに高じて、爆発しやすくなります。

 

 

④ 子どもに自己否定感を刺激されるとき

 

自己否定感とは自分自身をダメだと思う気持ち、感覚です。

 

自己否定感の強い人は、自分のことをダメ出しすることが多く、子育て中なら、自分のことをダメな母親と思いがちです。

 

例えば、子どもの成績が悪いのは、うまく子どもを導けない自分のせいだ、自分がダメな母親だからだ、と自己否定的に捉えている人がいたとします。

 

すると、子どもがテストで悪い点を取るたびに、母親としての自分の不出来さを見せつけられているようでイライラするのです。

 

子どもにちゃんと片付けさせることができない自分はダメな母親だ、子どもが好き嫌いするのは自分がダメな母親だからだ、など、母親としての自分への否定項目が多ければ多いほど、イライラ爆発のきっかけは多くなります。

 

⑤ 孤独感やサポート不足

 

 

① 〜④とは少し毛色が違いますが、ワンオペで子育てをしていたり、夫や家族からの育児や家事サポートを得られない時に、イライラは大きくなりやすいです。

 

また子育てのイライラを共有できるような、気が許せる友達が多ければ、大きな爆発にならずにイライラは緩和される可能性は大きいです。

 

子育てのイライラをヒステリックに爆発させないための5つの対処法

 

では次に、イライラをヒステリックに爆発させないために一般的によしとされている対処法5つを紹介したいと思います。

 

① 充分な睡眠をとるなどのセルフケアを行う

 

 

子育てのイライラが爆発するきっかけは余裕がないことが挙げられます。

 

余裕を保つために必須なのは、体調管理で、その中でも一番重要なのは充分な睡眠です。

 

また、お風呂にゆっくり浸かる、ストレッチを丁寧にする、ウォーキングして基礎体力を保つ、なども有効でしょう。

 

② 深呼吸などのストレスケアを行う

 

日々のストレスは交感神経を優位にさせ、わたしたちをイライラしやすい状態にさせます。

 

なので、ストレスを減らし、副交感神経を優位にしてリラックスする方法がイライラの解消に役立ちます。

 

今すぐできる、シンプルなストレスケアとしては、深呼吸がオススメです。

 

日頃から、深呼吸する癖をつけておけば、ちょっとしたイライラであれば呼吸でコントロールできるようになります。

 

③ 人にサポートを求める

 

 

ワンオペ状態や、子育てのほとんどを自分で抱え込むような状態はものすごいストレスです。

 

特に第一子の子育ては初めてなことだらけなので、思い通りにならないことも、思い描いていた理想と違うことも多く、イライラの火種だらけな場合もよくあります。

 

そんなときは、経験者のサポートがあることで、だいぶストレスが緩和されます。

 

また、子どもと四六時中一緒にいなければならない状態なら、たまには外部の託児サービスを頼るのもよい息抜きになって、リフレッシュできます。

 

④ できていないことではなく、できていることに目を向けて自分を褒める

 

イライラの爆発は、自己否定が刺激されることでもよく起きます。

 

なので、普段から自己否定を和らげておくことで、イライラ爆発の予防ができます。

 

自己否定を和らげるには、自分のできてない部分ではなく、できている部分に目を向けることが有効です。

 

ちょっとしたことでもいいんです。

 

洗濯機を回せた!、というような些細なできていることから、自分を認めて、自分を褒めてあげましょう。

 

⑤ イライラが爆発する前にその場を離れる

 

 

①〜④はイライラ爆発しない体質になるためのベース作りになりますが、⑤はまさにイライラが爆発しそうになる時に使える対処法です。

 

イライラが高まっているときは、自分の周りの空間もイライラのエネルギーに満たされています。

 

なので、同じ空間にいつづけていると、イライラしちゃダメと思考でイライラ爆発を止めようと思っても、止めることは非常に難しいのです。

 

なので、イライラが高まってきたら、速やかにその場を離れることが、イライラを爆発させないことに対し有効です。

 

特に家の中ではなく、外に出て外気に触れるとより効果的です。

 

しかし、何をしてもヒステリックな自分を止められない・・・なぜ?!

 

 

しかし、どんな対処策を講じても、子どもに対しヒステリックになってしまう、という方は一定数います。

 

そうなんですよね、ヒステリックになっている時は、対処策なんてふっとんじゃうことがよくあります。

 

 

そういう方は、自分は病気なんじゃないだろうか、とんでもなくダメな人間なんじゃないだろうか、子育てに全く向いていないんじゃないだろうか、と自問自答を繰り返しがちです。

 

 

子どもがかわいくないわけではないし、子どもを傷付けたいわけでもない。

 

でも、子どもを傷つけるようなことをすることをやめられない。

 

そのうち犯罪者にでもなってしまうんじゃないかと自分が自分で恐ろしい・・・

 

 

\\なんでこんなふうになってしまうの?!//

 

 

その理由は、、、相当量のストレスが溜まっているからなんです。

 

 

相当量というのは、そのストレスは子どもの頃から蓄積されてきたものだからです。

 

そういう根深い蓄積されたストレスは、睡眠やセルフケアだけでは解消しきれないことがほとんど。

 

 

ストレスが大きすぎると、人は身の危険を感じます。

 

そして、自分を守るために、ストレスを感じさせる対象、子どもを攻撃します。

 

 

深く傷ついた野良猫が、近寄るすべての人に、シャーッ!!!と威嚇して、噛み付いたり引っ掻いたりするようなものです。

 

 

身を守るための攻撃が、ヒステリックな言動や行動なのです。

 

攻撃なので、子どもがダメージをくらって二度と立ち上がれないくらいまで、徹底的に追いこんでしまうこともあるんですね。

 

 

ヒステリックな母親の心の中では、生きるか死ぬか、くらいに追い詰められています。

 

なので、イライラが爆発しそうだから、深呼吸!とか、その場を離れる!とか、そういったちょっとした行動であったとしてもそんな心理的余裕は全くないのです。

 

 

猛獣を目の前にした、闘争反応をイメージしてもらったらいいかもしれません。

 

ストレスの根っこはどこに?

 

ではなぜ、そんなにストレスが蓄積してしまったのでしょうか。

 

 

子育てのイライラに関するストレスは、主に子どものころの親(もしくは祖父母などの主な養育者)との関係にその原因があります。

 

自分と子どもとの関係が、子どもだった自分と自分の親との関係を無意識に思い出させるからです。

 

 

ヒステリックになるほどのストレスは、親との間の出来事で生じた心の傷『インナーチャイルド』が根っこにあります。

 

 

ありのままのあなたで大丈夫だよ、と親から認められ愛された子どもには『インナーチャイルド』がほとんどないので、ストレスもほとんどなく、イライラすることも滅多にないでしょう。

 

 

子どもは親がいないと生きていけないんです。

 

そんな親から、ありのままの自分でいることを認められず、親の思い通りにならないとイライラと怒鳴られる、無視される、嫌味を言われる、などの出来事を多く経験すると、『インナーチャイルド』が大きくなります。

 

 

そして潜在意識下では常に「自分は生きていてはいけない存在なのではないか」と疑問に思うほどのストレスを感じています。

 

 

そしてそうやって蓄積されたストレスは子どもにヒステリックになってしまう要因になります。

 

 

例を以下にあげましょう。

 

 

ケース①

 

:子どもの頃、遊びに夢中で父親の呼ぶ声に気づかなかったら、怒鳴られて叩かれた

 

:子どものことを何度呼んでも、返事をしない

 

ヒステリックな母親の心の中:親が話しかけても返事をしないなんて、なんてヤバいことをするんだ。私のことを馬鹿にしているのか? → イライラ爆発

 

 

ケース②

:幼い頃、泣き喚くたびに、父親からひどく怒鳴られ、母親からは嫌な顔をされた

 

:子どもがあの頃の自分のように泣き喚いている

 

ヒステリックな母親の心の中:そんなに泣き喚いていたら、また私が親から怒鳴られる!見捨てられる!怖い!やばい! こんなに怖い思いをさせるなんて、なんてひどい子どもなんだ! → イライラ爆発

 

 

ケース③

 

:少しでも約束の時間に遅れると、イライラした父親においてけぼりにされていた

 

:電車の時間があるのに、子どもがのんびりと支度をしている

 

ヒステリックな母親の心の中:時間に遅れるとヤバいのに、見捨てられるというとんでもない目に会うのに、なんであなたはわからないの?!ほんと、ひどい!! →  イライラ爆発

 

 

 

ヒステリックな自分を変えるには、『インナーチャイルド』を扱うことが近道

 

ヒステリックな自分を変えるには、蓄積されたストレスはの原因となっている『インナーチャイルド』を扱うことが近道になります。

 

 

でも、そもそも『インナーチャイルド』を扱おうと考えたことすらない人がほとんどかもしれません。

 

なぜなら、『インナーチャイルド』は、その当時あまりにも辛すぎて、思い出せないほど心の奥底に閉じ込めてしまったものがほとんどだからです。

 

 

だから、自分のイライラが子どもの頃の親との関係とつながりがあるかもしれないことに気づかないのです。

 

気づいていても、適切な扱い方がわからないというケースも多いでしょう。

 

 

『インナーチャイルド』を扱う初歩的な一歩としては、自分のイライラパターンが自分の子どもの頃の経験と関係があるか、探ってみることです。

 

ケース①〜③にあるように、ご自身の過去と今を比べて、イライラが爆発するパターンを書き出してみるのがおすすめです。

 

 

ただ、自分で自分の『インナーチャイルド』に向き合うのは時間がかかるというデメリットもあります。

 

『インナーチャイルド』は膨大にあって思い出せないものも多いからです。

 

そして子どもはあっという間に成長します。

 

一刻も早く変化したいのが本音ですよね。

 

 

時間短縮したい方は『インナーチャイルド』の専門家のサポートが有効です。

 

 

私は十年以上『インナーチャイルド』を扱うヒーリングを提供しています。

 

必ずしも過去を思い出さなくても、『インナーチャイルド』を深く広範囲に扱えるのが特徴です。

 

興味ある方はこちらのページをご覧くださいね。

 

 

ヒーリングは以下のような方におすすめです。

 

 

・感情の波を穏やかにしたい。

 

・感情的になる時間を減らしたい。

 

・子どもと一緒に、無邪気に笑って楽しめる時間をふやしたい。

 

・自分も子どもも大丈夫、と無条件に信頼したい。

 

・自分は子どものために何をしたらいいのか、感覚的にわかるようになりたい。

 

まとめ

 

 

実は私自身、かなりのヒステリックだったんです。

 

ケース①〜③は私自身の経験に基づくものです。

 

父がものすごく怖くて威圧的でした。

 

 

幸い、妊娠中に『インナーチャイルド』を扱うヒーリングを受けていたので、自分の『インナーチャイルド』に比較的すぐ気づくことができ、子育てでヒステリックな状態が長引くことはなく、イライラすること自体、加速度的に減っていきました。

 

 

今はイライラしても5分程度?、全くイライラしない日も普通なくらい、穏やかな毎日です。

 

 

イライラやヒステリックに悩む方のセッションをしていると、そりゃ、ヒステリックになってもしようがないよ!と思う方ばかりです。

 

ほんと、みなさん、すごく頑張ってるんですよ。

 

 

でも頑張りが変化に現れづらいのはとても辛いことだと思います。

 

 

自分じゃあもう、どうしていいのかわからない、ほんと嫌だ!、そんなふうに悩んでいるならぜひご相談ください。

 

 

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5月3日(金・祝) 無料相談会を開催します。

 

 

 

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