自分責めのメカニズムとルーツを知って、自分責めを手放そう

 

なんて自分はダメなんだろう!

ちっともうまくやれやしない・・・

あー、消えてしまいたい

 

気が付くと、繰り返しそんな風に自分を責めている、なんてことはありませんか?

 

自分を責めていると、暗い気持ちや、辛い気持ちになりがちです。

自分を罰したくなって、自分を雑に扱うなんてことも起きてきます。

自分を責めることでエネルギーを消耗し疲れるので、周りの人間関係にも悪影響を及ぼすことも多いでしょう。

 

自分を責めることをしたくてやっているならいいでしょう。

 

でも、自分を責めることを止めたくても止められないのなら、この記事を読まれてみてはいかがでしょうか。

 

この記事では自分を責めるメカニズムやルーツを探りながら、自分を責めることを手放す方法を紹介したいと思います。

 

 

なぜ人は自分責めをするのか

 

 

なぜ自分責めをやめたいと思っていても、人はやめられないのでしょうか。

 

それは潜在的に、自分責めをするメリットを感じるからだと思います。

 

自分責めをするメリットにはどのようなものがあると考えられるのでしょうか。

 

例)

・自分を責めないと、調子にのる

・自分を責めないと、怠けてしまう

・自分を責めないと、ちゃんとやれない、頑張れない

・自分を責めている方がまともな人になれる

 

あなたなりのメリットを見つけてみようとしてみてください。

 

しかし、自分責めはデメリットの方が大きそうです。

 

自分で自分を責めることは、実は、他人から責められていると同じくらいの威力があります。

他人から責められている時、あなたはどんな気持ちでしょうか。

体は固くなり、緊張し、呼吸が浅くなるので、疲れます。

そして気持ちはとても重くなるでしょう。

 

そんな状態で、頑張ろうとしてみても、集中ができないし、力んでいるので視野が狭くなりがちです。

疲れているので、感情のアップダウンも起きやすい。

イライラしたり、モヤモヤした中で頑張ることは非効率です。

 

自分を責めることが続けば、精神疾患などの病気につながることも考えられます。

 

では次に自分責めのメカニズムについて見てみます。

 

自分責めのメカニズム

 

 

自分を責めるときは、こうありたい自分(理想の自分)と、そうでない自分(今の自分)を比べています。

 

理想の自分とは、ミスをしない自分、完璧な自分、優しい自分、なんでもソツなくこなす自分、優秀な自分、みんなに好かれる自分、などです。
今の自分は、理想の自分に対し、ミスをする自分、足りない自分、すぐ怒る自分、不器用な自分、バカな自分、みんなに呆れられる自分、などです。
例えば、子どもに感情的に怒ってしまったとします。
理想は、優しい母親です。
理想: 優しい母親
今 : 感情的に怒る母親
上記の二つを比較します。
比較した上で、理想の自分でない自分をダメだとジャッジして責めるのが、自分責めのメカニズムです。
理想があって、今の自分と比較すること自体が、自分責めにつながるわけではありません。
比較して、そのギャップを認めて、感情的に怒る母親から優しい母親であるためにはどうしたらいいのか、前向きに検討を重ね行動し続けることもできます。
自分を責めるエネルギーを前向きに行動することに使えたら、どんどん成長できそうですよね。
実際、小さな子どもの頃はそうだったように思います。
ハイハイしていた赤ちゃんが立って歩き出そうとするとき、失敗して転んで、びっくりしたり痛くて泣くことはあっても、「立って歩けないなんて、なんてダメな自分なんだ!」と自分を責めてはいないですよね。
立って歩ける自分のイメージがあり、そこに向かって、たんたんと繰り返し、立って歩くための行動を続けるわけです。
失敗から無意識に学び次に活かしながら、失敗しながらも筋力をたくわえて、立って歩く理想の自分に自然となっていくのです。
ではいつから人は自分責めをするようになるのでしょうか。
自分責めのルーツを探ります。

 

自分責めのルーツ

 

 

立って歩くまでの例から考えても、子どもは誰からも教えられなければ、自分責めをすることはないと言えるでしょう。

 

自分責めのルーツは、主に親から責められた経験にあります。

 

例えば、子どもが自分で紙パックのジュースをコップに注ごうとしてこぼしてしまったとします。

親は感情的に子どもに言います。

「なんでこぼすの?」

「こぼすから気を付けてって何度も言ってるのにどうして???」

 

例え丁寧な言葉であっても、感情的に言われることで、子どもは自分のことを否定されている、ダメ出しされている、責められている、と感じます。

「親が嫌がる失敗をする自分はダメな人間だ」と思い込むきっかけになるでしょう。

上記のように言われて、次からこぼさなくなるようなら、それは前向きな気持ちからではなく、親から責められないようにしようという、後ろ向きな気持ちからでしょう。

次に注ぐときは、親の顔色を伺いながら、体を固くして注ぐかもしれません。

 

もし自然な前向きな行動を促すとしたら、感情的にならずに、こんな言葉がけがよいでしょうか。

 

「こぼしちゃったね。次にこぼさずに注ぐにはどうしたらいいかな?」

 

理想が【こぼさないで注ぐ】、今が【こぼした】で、これからこぼさないために、どんなことをしたらいいのか、子どもに考えさせるのです。

または、紙パックのジュースをコップにこぼさずに注ぐのがまだ年齢的に難しいようなら、コップに注ぎやすい小さめのピッチャーを用意するのもいいかもしれません。

 

そうやって、子どもは、理想と今を比べながら、理想と今とのギャップが大きいようならスモールステップを踏みながら、できた体験を積み重ね、自信をつけていくのです。

 

親から責められた経験で傷ついた心がインナーチャイルドになる

 

 

一回親に責められたからと言って、それが生涯にわたる自分責めにつながることは少ないでしょう。

 

何度も何度も、繰り返し、幼いうちから親からダメ出しされて責められることにより、インナーチャイルド(心の傷)が深くなっていきます。

 

「なんで早く起きれないの?」

「なんでさっさと用意できないの?」

「どうしてやれと言われたことをやらないの?」

などなど・・・

 

そして、インナーチャイルドは心の奥深くに根を張り、あたかも自分の一部のようになっていきます。

「自分はダメな人間なんだ」ということが当たり前に思えてきます。

 

インナーチャイルドは、(悲しみ)(不安)(怖れ)(怒り)などのネガティブな感情と共に、「自分は責められるべき存在だ」「自分はダメだから責められる」「私は責められないと動けない」などというネガティブな想いで構成されています。

そして、いつ何時、親から責められても大丈夫なように、自分で自分を前もって責めるようになっていくのです。

 

また親が直接的に子どもを責めることが少なくても、親自身が自分責めをよくしていた場合、子どもは親の自分責めを真似るようになります。

 

自分責めを手放そう

 

 

ここまで自分責めを色々な角度から見てきましたが、自分責めをしない方が、疲れにくい上、理想とする自分に向かっていく力は大きくなりそうです。

 

では自分責めを手放すにはどうしたらいいでしょうか。

 

まずは自分を責めていることに気が付くことです。

 

長い間自分責めをしている人は、自分責めとあまりに一体化しすぎて、自分責めをしていることに気づかないことも多いです。

気づく手がかりとしては、自分が力んでいないかどうか、です。

自分責めをしているときは、体に力が入っていることがほとんどです。

 

自分を責めていることに気づいたら、どんな自分をダメとして、どんな自分を理想としているのかに意識を向けましょう。

 

例えば、保護者会の事務作業でミスをしてしまったとします。

意識を向けると、ミスをする自分をダメとし、ミスをしない自分を理想としていることを知ります。

 

ミスをしない自分を理想としているから、ミスをした自分を責めてしまったんだな、と振り返り、力を抜こうとします。

このとき、自分責めのデメリットを思い浮かべるのもよいでしょう。

例:(こうやって自分を責めていても、ミスした事実が消えるわけでもないし、次にミスしないようにしようと自分を責めて頑張っても、非効率だよな。)

 

そうやって、たんたんと、自分責めに気づいては、力を抜くことを繰り返していきます。

 

すると、自分責めの回数が減ったり、あまりに高い理想を抱きすぎていることに気づいて理想を手放したりできるようになっていくでしょう。

 

そして力を抜き、リラックスすることが増えることで、自然とうまくいくような流れに乗りやすくもなります。

 

自分責めを手放し、自分らしさを取り戻そう

 

 

そうは言っても、インナーチャイルドが大きい人は、なかなか自分責めが手放せないかもしれません。

潜在意識下で自分責めのメリットが大きすぎて、変化することに無意識に抵抗するのです。

そういう人は、自分責めに気づけなかったり、理想の自分にならなければならない!という想いが強く、自分責めを手放すことをいつの間にかやめてしまったりします。

 

しかし、本当の自分らしさは、自分責めを手放したところにあります。

理想の自分は、小さいころから親が求めてきた自分像(例:親が嫌がるようなミスをしない自分)であって、本当の自分とはかけ離れたものであることが多いからです。

自分責めをしないで、理想の自分になる行動をたんたんと続けられていれば、ある程度行動した時に、本当の自分はその理想を求めていないと気づけたりします。

 

自分らしい人生を送りたいのなら、自分責めを手放すと同時にインナーチャイルドを癒すのが近道です。

 

幼少期、親から責められたと感じた場面を思い出し、その時の自分の想いや感情を感じ直すのは、インナーチャイルドを癒す第一歩です。

ゆっくり時間をとって思い出すのもいいでしょう。

インナーチャイルドを癒すときは最初から、親が正しかった、親も大変だったんだ、と親サイドのことに意識を向ける必要はありません。

インナーチャイルドはあくまで、その時のあなたが主観的に感じていた、想いや感情の塊だからです。

 

もしあなたが子育て中なら、子育てを通してインナーチャイルドが癒す方法が以下の記事に紹介されていますので参考にしてください。

 

短期間で深くインナーチャイルドを癒したい場合は、一悟術ヒーリングがお勧めです。

 

まとめ

 

 

私は自分責めが大好きでした。

それこそ、秒単位で自分にダメ出しして、体を固くし、「頑張らねば!」「やらねば!」と自分にはっぱをかけていました。

 

振り返れば、父も母も、私を褒めたり認めたりすることよりも、責めることの方が圧倒的に多かったです。

父は、よく「なんで俺が怒っているのか、言ってみろ!」とイライラしながら私に言うのです。

なんで怒ってるのか全然検討がつかないし、下手なこと言うとますます怒らせるので、ジッと黙って身を固くしていたことを覚えています。

 

母は、私の行動がいちいち気になり心配し、「お母さんが具合が悪いのはあなたが心配かけるからよ。」などとよく言っていました。

私の気持ちは重たくなり、母に心配かける私はなんてダメなんだ、という想いを強くしていきました。

 

それからの人生、人を怒らせてはいけない、心配かけてはいけないと、人の顔色を伺い、ダメな自分にならないよう、前もって自分に鞭打って備えるようになっていったのです。

しかしまぁ、どんだけ前もって備えたところで、安心できることはなかったのですが!(笑)

常に体は重く、感情は不安定でした。

 

今考えてみれば、父が怒るのも、母が心配するのも、怒るきっかけや心配するきっかけを探していただけ。

その証拠に離れて暮らしている今、やっぱり父は何かに怒ってるし、母は誰かの心配をしているからです。

 

自分責めは過去に間違って学習した不毛な行為とも言えるかもしれません。

 

そんな自分責めをスッキリと手放し、一緒に自分らしい人生を歩んでいきましょう!

 

 

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