ありのままの自分を認められないのはあなたのせいじゃない!原因と2つのワーク

 

「もっと自分を認めよう!」

「ほかの誰でもない、自分自身がありのままの自分を認めることが大事」

「自分を認めることで自己肯定感が上がり、毎日がもっと楽に楽しくなる」

 

 

自己啓発本やSNSで、こういった言葉を目にしたことはありませんか。

 

 

でもね、さらっと書いてあるけど……

 

「ありのままの自分を認める」って、具体的にどうすればいいの?

 

やってみたけど、どうにも難しい。うまくできている実感がない。

 

そう感じている方は、とても多いんです。

 

 

私はインナーチャイルドヒーラーとして15年以上活動し、たくさんの方の「自分を認められない」という悩みに寄り添ってきました。

 

そして、私自身もかつてはありのままの自分を全く認められなかった一人です。

 

 

この記事では、ありのままの自分を認める(受け入れる)とはどういうことなのかを丁寧に紐解いたうえで、自己否定を緩めて自分を認めていくための2つのワークをお伝えします。

 

 

「ありのままの自分を認める」ってどういうこと?

 

まず最初に、「ありのままの自分を認める」とはどういうことなのか、一緒に考えてみましょう。

 

心理学では、ありのままの自分を認めることを「自己受容」と言います。

 

自己受容とは、自分の良いところも、自分がダメだと思っているところも、まるごと「自分は自分でよし」とすること。

 

別の言い方をすると、自分は存在していい、と自分に許可を出すことなんです。

 

 

ここで大事なポイントがあります。

 

ありのままの自分を認めるとは、「今の自分で完璧だ」と思い込むことではありません。

 

「怠けてもいいんだ!」と開き直ることでもありません。

 

できることもできないことも含めて、「今の自分はこうなんだな」とそのまま受け止めること。

 

 

たとえば、「今日はやる気が出なくて予定通りにできなかった」という事実を、「ダメな自分」とジャッジするのではなく、「今日はやる気が出なかった」「予定に対して、これくらいできた、できなかった」とただ受け止める。

 

これが、ありのままの自分を認めるということです。

 

そしてこの自己受容ができるようになると、そこから自然に「じゃあ明日はどうしようかな」と前を向く気持ちが湧いてきます。

 

 

ありのままの自分を認めることが難しい理由

 

理屈はわかる。でも実際にやろうとすると、すごく難しい。

 

そう感じるのは、あなただけではありません。

 

多くの方が、自分の一部を否定してしまう癖を持っているんです。

 

 

たとえば……

  • ちゃんとしている自分はOKだけど、怠けている自分はダメ
  • 穏やかな自分はOKだけど、感情的になる自分はダメ
  • 人の期待に応えられる自分はOKだけど、がっかりさせる自分はダメ

 

 

こうやって、自分の中に「認めてもいい自分」と「認めてはいけない自分」の線引きをしてしまうんですよね。

 

 

そして心の中から、こんな声が聞こえてきます。

 

「怠けてる自分なんて認めたら、余計怠けちゃうでしょ」

「感情的な自分を認めたら、もっとひどくなるに決まってる」

「がっかりされてもいいなんて、とても思えない!」

 

この声の正体は、自己否定です。

 

自己否定とは、自分の一部を「存在して欲しくない」「消えてほしい」と思っている状態のことです。

 

そして厄介なのが、たとえ一部であっても自分を否定している部分があると、全体的に自分を認めにくくなるということ。

 

なんとなく、他の部分も「よし」とできなくなるんです。

 

 

すると、こんなことが起きてきます。

 

やることはやっているのに、いつも「足りない」気がする。

 

褒められても素直に受け取れない。

 

自分を認められる日もあれば、全くダメな日もあって不安定。

 

 

もしこういう感覚に覚えがあるなら、自己否定が強い状態かもしれません。

 

 

自分を認められなくなった原因は幼少期の体験にある

 

では、なぜ私たちは自分を認められなくなってしまったのでしょうか。

 

15年以上、たくさんの方のお話を聴いてきて確信していることがあります。

 

 

自分を認められなくなった主な原因は、幼少期に「ありのままの自分」を認めてもらえなかった体験にあるんです。

 

 

小さな子どもにとって、親の言葉は絶対。

 

 

「こんなにわがままな子、うちにいりません!」

「そんなにうるさく泣きわめかれたら、ほんと迷惑。あっちいって」

「(テストの結果を見ながら)がっかりだわ……」

 

 

言葉だけではありません。

 

叩かれたり、無視されたり、ため息をつかれたり、困った顔をされたり。

 

態度で否定されることも、子どもの心には深く刻まれます。

 

 

こうした体験が繰り返されることで、子どもの心の奥底に「こんな自分はダメなんだ」という想いが、静かに積み重なっていくんです。

 

 

これが、心理学でいう「インナーチャイルド」(子ども時代の心の傷)です。

 

 

そしてもう一つ。

 

日本の文化には、「できることは当たり前、できないことを指摘して直させる」という傾向がありますよね。

 

特に今子育て中の世代は、親にたくさん褒められて育った!と自信を持って言える人は少ないのではないでしょうか。

 

 

あまり褒められず認められず、期待に外れた部分は否定される。

 

そんな環境が日常だったなら、自分を認められず、自分を否定することが「当たり前」になってしまうのは、ある意味自然なことなんです。

 

 

今、自分を否定してしまいがちな要素(わがまま、感情的、怠けている、人に迷惑をかける、など)は、幼少期に親や周りの大人から否定されてきた要素であることが、とても多いです。

 

つまり、ありのままの自分を認められないのはあなたのせいではなく、過去の体験の影響なんですよね。

 

 

自己否定を緩めてありのままの自分を認める2つのワーク

 

ここからは、自己否定を緩めて、ありのままの自分を認めていくための具体的なワークをお伝えします。

 

私はヒーリングの現場で、たくさんの方にこのワークをお伝えしてきました。

 

シンプルですが、続けていくとじわじわ効いてきます。

 

ポイントは、自己否定を緩めること自分を認めることを同時にやっていくこと。

 

自己否定が強いまま「自分を認めよう!」と頑張っても、表面的になってしまい、根っこは変わらない……ということが起きやすいからです。

 

 

ワーク1:自己否定に気づいて緩める

ステップ① 自己否定していることに「気づく」

 

自己否定している最中って、それが当たり前すぎて、自分で自分を否定していることに気づいていないんです。

 

まずは、「あ、今自分は自己否定しているな」と客観的に気づくこと。

 

心の中で「なんてダメなんだ」「どうしていつもこうなんだ」とリフレインしているとき、(あ、今否定してる)と気づくだけでいいんです。

 

自己否定のサインとして、体の緊張があります。

 

肩がガチガチになっていたり、胸がギュッと苦しくなっていたり。

 

体が固くなっていると感じるときは、自分を責めるような思考が回っていないかチェックしてみてくださいね。

 

 

ステップ② 「理想の自分」を明確にする

 

自己否定しているとき、必ずそこには「理想の自分」がいます。

 

理想の自分と今の自分を比べて、「こんな自分はダメだ」としているはずなんです。

 

その理想の自分像を、はっきり言葉にしてみましょう。

 

たとえば、「決して怠けない自分」「すべての人に好かれる自分」「いつ何時も穏やかな自分」……。

 

書き出してみると、(いやいや、こんな完璧な人、存在しないよね)と気づくことがあったりします。

 

それだけでも、自己否定がふっと緩むことがあるんですよ。

 

 

ステップ③ 「ダメな自分」を認める

 

理想の自分が明確になったら、それと比べてどんな自分をダメだと思っているのかに目を向けてみてください。

 

そして、そのダメだと思っている自分を「認める」。

 

「認める」という言葉がしんどかったら、「よしとする」「存在していいと思う」「まあ、いるよね」くらいの感覚でOKです。

 

でもね、「そんな自分、とても認められない!」と感じることもあると思います。

 

例えば、「怠け者の自分をよしとする? ダメだよ、こんな怠け者の自分なんてダメに決まってる!」とか出てきたりする時もあると思います。

 

 

そんなときに私がおすすめしているのが、「大切な友人だったら」テストです。

 

 

もし、あなたの大切な友人が「こんな怠け者の自分、いなくなればいい!」と自分を責めていたら、あなたはなんて声をかけますか?

 

きっと「そんなことないよ」「頑張ってるよ」「怠けることだってあるよ、人間だもの」と声をかけてあげるのではないでしょうか。

 

 

その言葉を、そのまま自分にもかけてあげてください。

 

友人には自然にかけられる言葉を、自分にはかけてあげられない。

 

それくらい、私たちは自分に厳しいんですよね。

 

 

ワーク2:小さな「できた」を積み重ねて自分を認める

ステップ① 1日1つ以上、「できたこと」をノートに書く

どんなに小さなことでもいいんです。

 

ご飯を作った。子どもと笑顔で話した。出そうと思っていたハガキを出した。

 

もっと小さくていい。我慢せずにトイレに行った、とかでも全然OK。

 

(私はトイレを我慢しがちなので、我慢せず行けた自分はすごいと思います!笑)

 

 

ポイントは、「些細なこと」の方がいいということ。

 

大きな成果を探そうとすると、また「足りない」という気持ちが出てきてしまうので。

 

 

ステップ② 書いたことを眺めながら、感情や体の感覚を感じる

 

ノートに書いたできたことを、ゆっくり眺めてみてください。

 

嬉しさや喜びが湧いてくるかもしれません。

 

逆に、不安や怖れなどのネガティブな感情が出てくることもあります。

 

どちらもジャッジせず、そのまま感じてください。

 

 

うまくいくと、感情の揺れの奥に、じんわりした感覚、くすぐったいような感覚、胸のあたりがふわっと温かくなるような感覚を感じられることがあります。

 

この「体で感じる」というプロセスが大事なんです。

 

頭だけで「自分を認めよう」と思っても、なかなか心の底までは届きません。

 

でも、体の感覚を通して感じることで、表面的ではなく心の底から自分を認められるようになっていきます。

 

 

可能であれば、ワーク1とワーク2を続けてやってみてくださいね。

 

もちろん1日にどちらか一つでも大丈夫です。

 

 

自己受容と自己肯定感の違い~土台なしに自信は積み上がらない~

 

ここで、よく混同されがちな「自己受容(ありのままの自分を認める)」と「自己肯定感」の関係についてお話しさせてください。

 

巷では「自己肯定感を高めよう!」という言葉をあちこちで見かけますよね。

 

でもね、ここに落とし穴があるんです。

 

 

自己肯定感とは、「自分には価値がある」と感じられる力のこと。

 

一方、自己受容とは、良いところもダメなところも含めて「自分は自分でいい」と受け入れること。

 

 

この2つは似ているようで、実は順番があります。

 

自己受容は、自己肯定感の「土台」なんです。

 

 

土台がないまま自己肯定感を高めようとすると、どうなるか。

 

「仕事で成果を出したから、自分には価値がある」「人に認められたから、自分はOK」というふうに、条件つきでしか自分を肯定できなくなります。

 

そしてその条件が崩れたとき(うまくいかなかったとき、認めてもらえなかったとき)、一気に「やっぱり自分はダメだ」と崩れてしまう。

 

 

ありのままの自分を認める=自己受容ができていれば、仮にうまくいかないことがあっても、「まあ、そういうこともあるよね」と立ち直れる。 そこから前向きに次のステップを考えられるようになるんです。

 

だから、自己肯定感を高めたいと思ったら、まずありのままの自分を認めること(自己受容)から始めることが、遠回りのようで一番の近道なんですよね。

 

 

ありのままの自分を認められるようになるとどうなる?

 

では、自己否定が緩まり、ありのままの自分を認められるようになると、実際にどんな変化が起きてくるのでしょうか。

 

これは私自身がワークを続けて体験してきたことでもあり、多くのクライアントさんに共通する変化でもあります。

 

 

毎日が普通に楽しくなります。

 

大きな出来事がなくても、日常の中にある小さな喜びを感じ取れるようになるんです。

 

自分が楽しいと、周りにいる人も楽しくなり、笑顔が増えていきます。

 

 

人間関係がよくなります。

 

自分を認められるようになると、不思議と人からも認められるようになるんですよね。

 

裏を返せば、自分が自分を認めていないからこそ、人から認められないという現象が起きていたんです。

 

もちろん親子関係や夫婦関係、家族関係もよくなっていきます。

 

 

体が軽くなり、元気が出てきます。

 

自己否定をしているとき、体はギュッと固くなっています。

 

自己否定が緩むことで体も緩み、気持ちにもゆとりが出てくるんですよね。

 

 

気持ちの切り替えが早くなります。

 

失敗やうまくいかないことがあっても、「まあ、そういうこともあるよね」と受け止められるようになるので、落ち込む時間がぐっと短くなります。

 

そして自分を認めることで、活力が自然に湧いてきます。

 

何かを頑張ることが、「認められるために無理する」から「やりたいからやる」に変わっていくんです。

 

 

ワークで変われないときはインナーチャイルドが影響しているかも

 

ワークはコツコツ毎日やることで、じわじわと効いてきます。

 

でも、中には「ワークをやっても効果が実感できない」「やろうと思うのに続けられない」という方もいらっしゃいます。

 

その場合、心の深いところにあるインナーチャイルドの影響が大きいケースが考えられます。

 

 

インナーチャイルドとは、幼少期に傷ついたまま、心の奥に閉じ込められている「子どもの頃の心の傷」のこと。

 

自己否定の根っこがこのインナーチャイルドにあると、表面的なワークだけでは届かないことがあるんです。

 

インナーチャイルドは心の深い部分にあるため、自分だけで扱うのは難しいことが多いです。

 

なので着実に変化していきたい人は専門家のサポートを受けることをおすすめします。

 

 

私自身、自分のインナーチャイルドを扱ってもらったことで、それまでどうにもならなかった自己否定がふっと緩み、ありのままの自分を受け入れられるようになりました。

 

この体験が原点となり、2009年からインナーチャイルドを扱うヒーリングを提供しています。

 

興味のある方はこちらのページをご覧くださいね。

 

 

まとめ

 

ありのままの自分を認めるとは、自分の良い部分もダメだと思っている部分もまるごと「自分は自分でよし」とすること。

 

そしてそれは、「ダメな自分でもいいや」と諦めることではなく、そこから本当の意味で自分らしく生きていくための第一歩です。

 

 

この記事でお伝えした2つのワーク、ぜひ日常に取り入れてみてください。

 

 

自己否定を緩めるワークで、自分を縛っている声に気づき、少しずつ手放していく。

自分を認めるワークで、小さな「できた」を積み重ね、心の底からじんわりと自分をよしとできるようになっていく。

 

 

ありのままの自分を認めれば認めるほど、毎日は楽に、軽やかになっていきます。

 

一緒にハッピーになっていきましょう!

 

 

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