エネルギー身体とこころ・感情の関係

 

どうしてこうなっちゃうんだろう?

 

子育て中のあちこちで、思わず口にする言葉かもしれません。

 

いくらやめようと思っても、イライラから子どもに怒鳴ってしまうことを繰り返してしまう。

心配で言わなくていい一言をつい言ってしまう。

第一子に対してだけ、やたら怒りがこみあげてしまう。

 

など、ぐるぐる思い悩んでも、どうして?の答えはでないままの問題はないでしょうか。

 

そんな時は、視野が狭くなって、理解できる範囲の自分の世界しか見えなくなっている可能性があります。

 

ちょっと見方を変えて、エネルギー的にこころと感情を捉えてみるといいかもしれません。

 

ここでは、古代インドのヨガ系文献などに記述されている、こころと感情の一つの捉え方であるエネルギー身体について、お話ししたいと思います。

 

エネルギー身体とは

 

ヨガの世界では昔から、肉体の周りを取り囲むように何層ものエネルギーの層があると言われてきました。

 

そのエネルギーの層をエネルギー身体と呼びます。

 

一番周波数の低いエネルギーが肉体という表現になっているという見方もあります。

エネルギー身体は肉体に近い順、周波数の低い順から、エーテル体、アストラル体、メンタル体、コーザル体と呼びます。

コーザル体より上位のエネルギーの層も沢山あるようですが、ここでは高次のエネルギー身体として言及します。

 

ではそれぞれのエネルギー身体とこころ・感情の関係について述べていきます。

 

注)それぞれのエネルギー身体をイラストにしていますが、エネルギー身体の大きさは人それぞれです。飽くまでイメージとして捉えて下さい。

 

エーテル体

 

肉体に一番違いエネルギー身体がエーテル体です。

 

肉体の鋳型とも呼ばれていて、肉体に非常によく似ています。

肉体とイコールと捉えてもよいかもしれません。

 

胎児から成長が止まるまでの間、エーテル体の成長に沿って肉体は成長していきます。

エーテル体が成長と止めると、肉体の成長も止まります。

 

多くの病気の発症はますエーテル体レベルで発生し、肉体の病変につながると言われています。

鍼灸治療などに使われる経絡や経穴などは肉体とエーテル体をつないでいる管や扉のようなもので、エネルギーが通っており、そのエネルギーを中国では気と呼びます。

 

アストラル体

 

エーテル体の上位にあるのがアストラル体、別名感情の座とも呼ばれています。

感情はこのアストラル体にあると言われています。

 

アストラル体のエネルギーは流動性が高く、空間に縛られず、人と勝手に混ざったりします。

イライラした人のそばにいると、影響を受けて周りの人もイライラしだしたりするのは、イライラした人のアストラル体のエネルギーが空間に漂っているとも捉えられます。

 

不安や喜び、怒りや悲しみ、楽しさや嬉しさなど感情の種類は違っても、どの感情もアストラル体にあり、アストラル体のエネルギーが波立つことで感情の体感が湧いてきます。

もともとは同じエネルギーでも、虹の光のように、目に見える色の波長が違うのようなイメージです。

 

なので、怒りなどのネガティブな感情だけを感じないようにしていても、実際は喜びや楽しさなどのポジティブな感情も感じにくくなってしまいます。

 

子どものときは、感情を充分感じているので、アストラル体のエネルギーの流れがよく、悲しんで泣いていたと思ったらすぐ笑ってる、というように切り替えも早いのが一般的です。

 

しかし成長するにつれ、特に親から感情的になることを怒られていたり嫌がられていたりすると、感情を抑圧する癖がついてきます。

感情を抑圧し続けていると、流れのよいアストラル体のエネルギーに固い部分ができ、流れが滞り始めます。

普段は抑えられていても、何かの拍子にコントロールできないような感情が湧いてきて止められない場合や、ずっとイライラし続けたり落ち込み続けたりしてしまう場合は、アストラル体のエネルギーが滞っています。

 

滞ったアストラル体は隣のエーテル体に影響を与えて、肉体の病気となることもよくあります。

 

また感情が高ぶると行動や言動、身体反応などにつながりやすいのも、隣にあるエーテル体に直接影響を与えやすいからとも言えます。

 

メンタル体

 

メンタル体はアストラル体の外側にあり、精神の座とも言われています。

自分という情報がつまったところで、無意識・潜在意識と表現されることもあります。

 

アストラル体よりも固く変化しにくく、アストラル体とは違って空間に広がることはありません。

インナーチャイルド(及びバーストラウマの一部)やエゴなどはメンタル体にあるという捉え方もあります。

固く変化しにくいので、一度インナーチャイルドがつくと固着化し、その後の人生において同じような反応パターンや行動パターンをずっと繰り返す要因になります。

そういったパターンを意識的に直そうと思っても、直せないことがほとんどです。

 

インナーチャイルドを癒すと、以前よりずっと反応パターンや行動パターンを変えやすくなります。

ただ、インナーチャイルドは沢山あり、インナーチャイルド同士がつながっていることも多いので、今までのパターンを大きく変えたいと望むときは専門家のサポートを受けることをお勧めします。

 

メンタル体はアストラル体の隣にあるので、メンタル体の中のインナーチャイルドが刺激されると感情が波立ちやすくなります。

子育て中は自分の幼少期に作られたインナーチャイルドを刺激することが多いので、子育て中のイライラの根本原因を探っていったときに、インナーチャイルドにいきつくことがよくあります。

 

コーザル体

 

メンタル体のより上位にあるのがコーザル体です。

過去生の座とも言われています。

過去生の才能や得意不得意、トラウマなどの情報もここにあります。

 

生まれて間もない赤ちゃんの性質がすでにそれぞれ全く違ったりするのは、コーザル体の影響もあります。

複数人お子さんがいらっしゃる方なら、実感があるかもしれません。

 

コーザル体に過去生トラウマが多ければ多いほど、胎児が自分の出生に対しネガティブになりやすく、バーストラウマも大きくなりやすいと言われています。

過去生で辛かった苦しかった経験が多ければ多いほど、「またあんな世界に生まれたくない!」とお腹の赤ちゃんが感じてしまい、出生を「子宮から出たくないのに追い出される」、というようネガティブなものに捉えて、出生のプロセスが辛く苦しいものと感じる傾向になるようです。

 

コーザル体はアストラル体と隣り合ってはいないので、感情の直接的な刺激となることはあまりありませんが、じわじわと遠くの方から影響を与えることはあります。

 

また家族(配偶者や子ども、自分の親・兄弟など)は過去生で縁があったことが多いと考えられます。

過去生で敵同士だった関係性なので今生でもケンカが絶えないとか、過去生で生き別れた親子だったので今生は必要以上にべたべたしている、など、なんらかの影響を今に及ぼすことがよくあります。

 

高次のエネルギー身体

 

コーザル体より上位のエネルギー身体を高次のエネルギー身体とひとまとめに呼ぶこととします。

個人としての情報はコーザル体までで、高次のエネルギー身体はワンネスや魂などと呼ばれる次元になるようです。

 

まとめ

 

どうしてだろう?とぐるぐる悩み続けるときは、エネルギー身体の概念を取り入れて、根本的な原因は何か、感覚的に感じてみてはいかがでしょうか。

 

感情を抑圧して、アストラル体が滞っていないだろうか

今の悩みにインナーチャイルドが関係しているとしたら、どんなインナーチャイルドだろうか

子どもとの過去生的な関係性はどんな関係性だったのだろうか

 

ぐるぐるする思考に、上のようなエッセンスを加えてみてください。

いつもとは違った気づきが得られるかも。

 

そして自分では取り扱えないと思った時には、一人で抱え込まず、早めに専門家のサポートを受けてみてはいかがでしょうか。

その方が短期間で、深く、自然な形で悩みが解けていくかもしれません。

 

それぞれのエネルギー身体に滞りが少なくなると、自分らしさの源である魂とのつながりが強くなります。

すると、ぐるぐる悩むことがなくなり、スッキリとした、自分らしい、楽しい人生を送ることが可能になります。

 

また親のエネルギー身体の状態は子どものエネルギー身体の状態にも影響します。

親のエネルギー身体が滞っていると、子どものエネルギー身体も滞りやすい傾向にあります。

エネルギー身体をキレイにして、とらわれのない自由な親子関係を築いていきましょう。

 

 

参考:

「バイブレーショナル・メディスン」リチャード・ガバナー著

「感情の取扱説明書」谷孝祐著

「エネルギーから見る『感情の取扱説明書』勉強会通信科」今を生きる人主催

 

おすすめの記事