「私、子どもにトラウマをつけてないでしょうか?」それはなかなか難しい質問ですね。

 

「私、子どもにトラウマをつけてないでしょうか?」

 

私はトラウマ(バーストラウマとインナーチャイルド)を取り扱うヒーリングを提供しているからか、上記のように質問されることがよくあります。

 

わかるよ、わかる、それを気にする気持ち。

自分の子どもにトラウマをつけたくないって、私も思ってました。

 

うん、その質問にストレートに答えることは簡単です。

でも質問へのずばりストレートな回答が、質問者の子育てになんらかのよい影響を与えるものなのかどうかは疑問です。

 

質問者の心理状態まで考慮しながら、私がいつもこのような質問にどうお答えしているのかをお伝えしましょう。

 

子どもにトラウマをつけてないだろうかと不安に思う母親の心理

 

 

冒頭でお伝えした通り、私は息子を妊娠中に「このままでは子どもにトラウマをつけてしまう」と直感し、ヒーリングというトラウマをエネルギーレベルで解消するツールを使うことを選択しました。

というのも、私は幼少期から感情のアップダウンが激しく、結婚後も夫にヒステリックに当たったり、不安を押し付けることが多かったので、子ども対し感情的になって追い詰めてしまう自分の姿がありありとイメージできたからです。

 

そして親に追い詰められた子どもの心の傷(=トラウマ)もリアルにイメージできました。

なぜなら、自分も親にそうやって育てられ、傷ついてきたからです。

 

トラウマをつけてしまっているかも・・・、と不安に思う母親は、自分も子どもの頃自分の親との間の出来事に傷つきトラウマを抱えていることを心のどこかでわかっているのです。

 

母親が子どもにトラウマをつけていないか、と不安に思う時とは

 

 

母親が子どもにトラウマをつけていないか一番気になる時は、子どもに感情的に怒ってしまったり、感情的に言いすぎてしまった時だと思います。

自分がそうしたくてやったというよりは、感情のエネルギーに突き動かされて、そんなに怒るつもりも言うつもりもなかったけどやってしまった、と言う場合は特にでしょう。

 

そして怒ってしまったり言ってしまったことに対し、子どもが反抗してくるようならまだ気持ちは楽かもしれません。

でも子どもが泣いたり、怯えたり、悲しそうな顔したり、ぐっと本音を抑えて我慢しているような姿を見ると、余計気になるのではないでしょうか。

 

なぜなら、自分が子どもの頃、自分も目の前の子どもと同じように傷ついたことが、リアルな感覚として湧き上がってくるからです。

それは子どもの様子を見て、なんとなく胸が痛くなるような感じとして捉えられるかもしれません。

 

そしてそれは子どもに対する罪悪感となります。

それが、「私は子どもにトラウマをつけているんじゃないだろうか」という発想につながります。

 

では子どもにトラウマをつけてしまっているのか

 

 

正直言うと、答えは『Yes』です。

親がネガティブな感情に突き動かされるままに、子どもに対し言ったりやったりすることは、子どものトラウマ(この場合インナーチャイルド)になります。

 

もちろん、例外はあります。

バーストラウマが限りなく少なく、過去生トラウマの悪影響も少なく、客観的に理性的に物事を見極められる子どもは、幼くても(あ、今お母さんは感情に突き動かされているだけだな)とわかり、自分が悪いからダメだからお母さんはこうなっている、というふうに結びつけないのです。

でもそんな子どもは滅多にいません。

 

トラウマが形成される根っこには、(自分が悪いから)(自分がダメだから)(自分は大切にされない存在だから)というような自己否定があり、トラウマが大きくなればなるほど、自己否定は強化されていき、トラウマがつきやすくなっていきます。

 

でも、「子どもにトラウマをつけている」、これを正直に言ってもねぇ、何の解決にもならないなーとも思うときもあります。

だから、なかなか難しい質問だなーと感じるわけです。

 

親から子どもへトラウマの連鎖

 

「子どもにトラウマをつけている」と知ると、たいていの方は自分を責めます。

 

(自分はなんてダメな親なんだ)(親をやってる資格なんてない)

 

自分を責めるとどうなるか。

→ ストレスがたまります。

 

そしてトラウマをつけないよう、過ちを二度と繰り返さぬよう、子どもには感情を抑えて優しく接するように頑張り続けます。

→ 実はこれも、かなりストレスがたまります。

 

ストレスがたまって極限までいくと、、、結局また感情がコントロール不能になるんですね。

それまでの反動もあるのか、これでもかーってくらい、子どもに感情的に怒ってしまう言ってしまう、なんてことにつながるのです。

もしかして多くの方が経験されてきたことかもしれません。

 

はい、はい、はい、ちょっと待ってください。

 

(自分はなんてダメな親なんだ)(親をやってる資格なんてない)← ここ、ここ!

 

こうやって、自分を否定して、自分を責める、というのが、まさにトラウマによるネガティブパターンなのです。

 

トラウマにより自分を否定して、自分を責めて、ストレスがたまり感情が揺れ、その矛先が子どもに向かい、子どもにトラウマがつく。

まさにトラウマの連鎖なのです。

 

まずは自分のトラウマを癒す

 

 

「子どもにトラウマをつけている」と知って、ではこれからはトラウマをつけない子育てをしていく!、と決意しても、結局『感情的にならないように我慢する』『子どもを傷つけないよう我慢する』では解決になりません。

 

自分を責めてしまう、感情的になってしまう、自分がコントロールできなくなってしまう

上記のような自分ではどうしようもないネガティブパターンの根っこにはトラウマがあります。

 

なので、子育てを付け焼き刃ではなく根本的に変えていこうと思ったら、まず自分のトラウマを癒していく、それしかないと私は思っています。

そう、何よりもまず、自分、なのです。

 

自分でできるトラウマの癒し方

 

今は、トラウマ(もしくはインナーチャイルド)、癒し とWebで検索すると、たくさんの情報を見ることができると思います。

そういった本もたくさん出版されています。

 

色々探してみて、ご自身に合った方法を見つけていきましょう。

 

私の方からも、自分でできるトラウマの癒し方をご紹介します。

しっくりきたら、試してみてください。

 

① トラウマに気づき、その時の自分の想いや感情を見つめる

 

 

子どもの頃、自分はどんなことで傷ついてきたんだろう、と探ることから始まります。

 

感情的に怒られた、というわかりやすいもののこともあれば、ほんの些細なことでもあるかもしれません。

 

・嫌いな食べ物を無理やり食べさせられるのが嫌だった

・母親が疲れた顔でため息をつくのを見ると、責められているようで苦しかった

・父と母が言い争う声を聞くと、耳を塞ぎたくなった

 

傷ついた場面を思い出し、一切ジャッジせずに、その時の自分の想いと感情を受け止めてあげましょう。

マニアックなことを言うと、この時、思考は働かせずに、感覚にだけ意識を向けるのがコツです

 

以下の記事には、子どもに対し感情的になることから自分のトラウマ(インナーチャイルド)を探り、癒していく方法が書いてあるので参考にしてください。

 

②  子どもの頃、やりたくてもやれなかったことをやる

 

 

傷を見つけるには、もう一度傷の痛みを思い出す必要があります。

いくら、傷を癒すためとはいえ、痛いのは嫌になりますよね。

そこで②をすることで、痛いことでも前向きに捉えていく活力を取り戻します。

 

小さい頃、やりたくてもやれなかったことはなんでしょうか。

やりたくても、親の顔色を伺い、我慢してきたことはないでしょうか。

 

・サンリオグッズを買う

・道端の花を摘みながら、ゆっくりと歩く

・朝から晩まで、漫画を読みまくる

 

やれそうところから、やっていきましょう。

そうすることで、トラウマが少しずつ癒され、「自分は価値のある存在なんだ」「大切にされている存在なんだ」と思えてくることで自己肯定感が上がってきます。

 

自分を満たすときに、(自分のことばっかりやってていいの?)(子どもを優先にすべきじゃない?)などと行動をとめるような声が出てきたら要注意。

これもトラウマのなせる技です。

 

その時は、まず自分のトラウマを癒すんだ、なによりも先ず自分なんだ!と決意しなおして、そういった声に従わないようにしましょう。

 

 

トラウマの癒しを専門家に依頼するメリットデメリット

 

 

自分でトラウマを癒すメリットは、気軽にすぐ始められたり、お金がかからなかったり、というようなところでしょう。

反対にデメリットとしては、思い出せないような深いトラウマは扱えない、時間がかかる、といういった感じです。

 

深い心の傷は特に、思い出すのが辛すぎるため、潜在意識の奥深くに仕舞い込んでる場合も多いものです。

 

なのでトラウマの癒しをカウンセラーやヒーラーなど、専門家に依頼することもできます。

 

専門家に依頼するメリットは、・自分では気づかないような深いトラウマを扱える ・自分でやるより早い ・人のサポートがあった方が続けやすい

などがあるでしょう。

 

反対にデメリットは、・お金がかかる ・セラピストと相性が合わない場合もある ・セラピストの能力次第の場合もある

などがあると思います。

 

特に、セラピスト自身のトラウマがあまり癒されていない場合、セラピーを受ける側のトラウマと絡み合って、共依存関係に陥ることもあります。

セラピストやその人が提供するセラピーが信頼できるものか、自分の感覚を研ぎ澄ませて選択することをお勧めします。

 

 

トラウマが癒されていくと、子育てはどう変化していくのか

 

 

トラウマが癒されていくと、子育てはどう変化していくのでしょうか。

 

私自身の経験と私がヒーリングを提供してきた子育てママたちの変化を観察してきて感じることをシェアします。

 

・感情のアップダウンが平坦になってくる。

・感情的になっても切り替える時間が早くなる。

・今まで感情的になっていた場面で、ま、いいかな、と思えることが増える。

・子どもにトラウマをつけてしまっているかどうかが気にならなくなってくる。

・トラウマになっていたとしてもこの子は大丈夫、と子どもを信頼できるようになってくる。

・子どもと一緒に、無邪気に笑って楽しめる時間が増える。

・自分は大丈夫、と無条件に思えるようになってくる。

 

親のトラウマが癒されると、親は自然体で子どもと接することができるようになってきます。

親のリラックスした姿に子どもは心から安心し、顔色を伺うようなことが減っていきます。

子どもに多少怒ってしまっても、自分を責める時間が減り、短時間で切り替えられるので、以前ほどのストレスがかからない。

すると以前のような悪循環に陥ることは減ってきます。

 

結果的に頑張らなくても、普通にしているだけで、親子間で子どものトラウマとなるような出来事は減っていくのです。

 

トラウマを癒すってすげえ・・・、私はいつもそう思ってます。

 

まとめ

 

 

「私、子どもにトラウマをつけていないでしょうか」

 

その質問を前に、私が(なかなか難しい)と感じるわけは理解していただけたでしょうか。

 

もうね、その質問の奥の奥まで、答えたくなっちゃうんですよ。

そしてこの記事みたいに、核心まで踏み込んだ話になってしまう 笑

 

もちろん、人を選びますけどね。

 

本当に自由でトラウマレスな子育てをしていきたい人は、ぜひサポートしたいし、こういった話もどんどんしていきたいです。

 

いつも、なんだかんだ、真剣に語ってしまう私のセッションに興味ある方はご連絡ください。

 

 

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