
「夫を褒めようとしても、言葉が出てこない」
「夫を褒めたら調子に乗りそうで、なんかヤダ」
そんな風に感じたことはありませんか?
夫婦関係をよくするには「褒めることが大切」とよく言われます。
でも実際には、そう簡単に褒められないですよね。
実はこれ、褒め方を知らないせいじゃないんです。
褒められない理由には、自分でも気づいていないある原因が隠れていることが多いんですよ。
この記事では、夫婦関係に悩んできた私自身の経験と、3,000件以上のヒーリングセッションを通じて見えてきたことをもとに、夫の具体的な褒め方と、褒められない本当の理由をお伝えします。
この記事の目次
夫を褒めると夫婦関係がよくなる理由
まず、なぜ褒めることが夫婦関係に効くのか、簡単に触れておきますね。
まず、褒められると、どんな気持ちになりますか?
照れたり、否定したくなる気持ちはあっても、心のどこかがじんわり温かくなる感じがあると思います。
褒めてくれた相手に対して、攻撃的な気持ちにはなりにくいものです。
それは、自分の存在を認めてもらえた感覚になれるからです。
現代に生きるほとんどの人は、自己否定感を大なり小なり抱えています。
自己否定感が強いと、日常のいろんな場面で無意識に自分にダメ出ししてしまいます。
(あー、なんてダメなんだ自分は、こんなこともできないなんて・・・)
みたいなかんじですね。
だからこそ、言わなくてもわかるでしょ、じゃなく、「あなたのことをちゃんと見ている、認めている」と言葉や行動で示してもらわないと、なかなか心の中に届かないんですね。
自分を受け入れてくれている人のことは、自然と受け入れたくなる。
そうやって、夫婦関係は少しずつ前向きな循環に変わっていくのです。
今日から使える!実践的な夫の褒め方7選
では具体的に、どう褒めればいいのでしょうか。
「うまいこと言わなきゃ」「気の利いた言葉を考えなきゃ」
そう思うと、それだけでハードルが上がってしまいますよね。
でも、褒め言葉はそんなに立派じゃなくていいんです。
大切なのは、相手の行動をちゃんと見ていること、そしてそれを言葉にして伝えること。
それだけです。
まずは気軽に、使えそうなものから試してみてください。
① 小さな行動を見つけて褒める
「ゴミ出ししてくれてありがとう、助かる」
「お風呂掃除してくれたんだ、ピカピカで気持ちいいね」
「子どもと遊んでくれて嬉しい」
「当たり前」と思っていることこそ、褒めるチャンスです。
実は当たり前じゃないことに気づくかもしれません。
② 結果ではなく過程を褒める
「今日も仕事頑張ったんだね、お疲れ様」
「いつも家族のために働いてくれてありがとう」
結果が出ていなくても、頑張っている姿を認めることで「ちゃんと見ていてくれている」と伝わります。
③ 具体的に褒める
「優しいね」よりも「○○してくれて優しいね」
「すごいね」よりも「△△ができるなんてすごいね」
具体的に伝えることで、「本当にそう思ってくれているんだ」と受け取ってもらいやすくなります。
④ 得意なことを褒める
「料理上手だよね、美味しかった」
「運転がうまくて安心する」
得意分野を認められると、人は自信が持てるようになります。
⑤ 第三者を通して伝える
「パパ、すごいんだよね」と子どもに言う
「うちの夫、○○なんですよ」と夫が聞いているところで友人に話す
直接言うのが照れくさい時は、これが意外と効果的です。
⑥ 変化に気づいて褒める
「最近、優しくなったね」
「前より話を聞いてくれるようになって嬉しい」
成長に気づいて伝えることで、「見ていてくれている」という安心感が生まれます。
⑦ 感謝と一緒に伝える
「いつもありがとう、あなたのおかげで助かってる」
感謝されて嫌な気持ちになる人はいません。
褒め言葉がより温かく届きます。
こんな褒め方はNG
× 「珍しく○○してくれたね」→ 普段やっていないことを強調してしまう
× 「今日はちゃんとできたね」→ 普段できていない印象を与える
× 「他の人よりはマシだね」→ 比較で褒めると素直に受け取れない
× 「褒めてあげるから○○して」→ 褒めることが取引になってしまう
でも…正直、褒められないんです
ここまで読んで、こう感じた方もいると思います。
「褒め方はわかった。でも実際に口から出てこないんだよ!」
そうなんです。
そこが本題なんです。
夫を褒めることをイメージしたとき、どんな気持ちが湧いてきますか?
少し立ち止まって、感じてみてください。
多くの方が、次のどれかに当てはまるんじゃないかなと思います。
「褒めたら絶対調子に乗る。それが悔しい」
実はこれ、私自身も夫に対してそう感じていました。
褒めて相手がつけあがるのが、なんだか悔しかったんです。
でも、この「悔しい」という気持ちの裏側には何があるのでしょう。
自分はこれだけ頑張っているのに、全然満たされない。
なのに私より頑張っていないように見える相手を褒めて満足させなきゃいけないの???
そんな思いが、隠れていることが多いんです。
つまり、「自分は満たされていない」という前提があるんですね。
「褒めてもどうせ受け取ってもらえないから嫌」
褒めることをイメージしたとき、こう感じる方もいます。
「褒めてもどうせ、何も変わらない・・・」
これは、「これ以上傷つきたくない」という気持ちが根っこにあります。
もともと褒めることが苦手な人にとって、相手を褒めるのは、大切な何かを差し出すような感覚があります。
それを受け取ってもらえなかったときのダメージが、怖いんです。
頑張って褒めたのに無視されたら…想像するだけで嫌ですよね。
「褒めるところなんてない」
一緒に暮らす中で、相手のいいところより嫌なところばかりが目につくようになる。
これもよくあることです。
でも実は、相手の嫌なところばかり見えてしまうのは、自己否定感が強い人に起こりやすいことなんです。
「人は鏡」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
相手に見えている嫌な部分は、自分が自分に向けている否定感が映し出されていることがあります。
たとえば、グータラな夫が許せない場合。
自分はグータラしないように一生懸命頑張っているのに、相手は平気でグータラしている。
それが自分への否定のように感じられて、余計に腹が立つ。
そうやってイライラが積み重なると、相手のいいところはどんどん見えにくくなっていきます。
どうでしょう、どれか心当たりがありましたか?
これらの気持ちの根っこには、実は共通したものがあります。それが次の章でお話しするインナーチャイルドです。
夫を褒められない本当の原因はインナーチャイルドだった
「調子に乗るのが悔しい」「傷つきたくない」「褒めるところがない」
一見バラバラに見えるこの3つ、実は根っこは同じところにあります。
それは幼い頃に育った環境、特に両親の夫婦関係が深く関係しているんです。
幼い頃、あなたのご両親はどんな夫婦でしたか?
お互いを褒め合ったり、「ありがとう」を自然に伝え合うような関係でしたか?
実は私の両親も、そういう仲ではありませんでした。
褒め合ったり、感謝を言葉にするような場面を、子どもの頃ほとんど見た記憶がないんです。
子どもは親の関係をそのまま「夫婦ってこういうもの」としてインプットして育ちます。
褒め合う姿を見ずに育てば、大人になってからパートナーを褒めることが、どこかぎこちなく感じてしまうのは当然のことなんですね。
また、親から「すごいね」「よく頑張ったね」と褒めてもらった記憶が少ない場合も同じです。
褒められた経験が乏しいと、褒め言葉を受け取ることも、伝えることも、両方がぎこちなくなってしまいます。
そしてこうした幼少期の体験が積み重なって、心の中に残っているのがインナーチャイルドです。
夫を褒められないのはあなたのせいではありません。
育ってきた環境の中で、自然とそうなってしまっただけなんです。
インナーチャイルドとは
インナーチャイルドとは、子ども時代の心の傷、満たされなかった想いのことです。
幼い頃に親から褒められなかった、認めてもらえなかった。
そんな経験があると、大人になっても心のどこかに「自分はダメなんだ」「自分には価値がない」「自分は満たされていない存在だ」という感覚が残り続けます。
頭ではわかっていても、なかなか消えないあの感覚。
なんか、自分に自信が持てないような、自分ってダメな存在のような、そんな感覚。
それがインナーチャイルドの影響です。
「夫を褒められない」「夫を褒めたくない」はインナーチャイルドのサイン
先ほどの3つの気持ちを、インナーチャイルドの視点から見てみるとこうなります。
「調子に乗るのが悔しい」
→ 幼い頃から頑張ってきたのに、十分に認めてもらえなかった。
だから「自分がまだ満たされていないのに、相手が先に満たされるなんて嫌」という思いが出てくる。
「褒めても受け取ってもらえないから嫌」
→ 傷ついた経験が積み重なっていて、これ以上傷つくことへの防衛が強くなっている。
「褒めるところが見つからない」
→ 自分が自分に向けている否定感が、相手への批判として映し出されている。
どれも、インナーチャイルドが「私をまず満たして!」と叫んでいるサインなんですね。
夫を褒められなかった私の経験談
実は以前の私も、夫を褒めることがまったくできませんでした。
「褒めたら調子に乗る、悔しい」という気持ちが本当に強かったんです。
なんでそんなに悔しいんだろうと、自分の内側を探っていた時、以下のことに気づきました。
そういえば、自分は親に褒めてもらったことがほとんどなかった。
親の夫婦関係も最悪で、お互いを褒め合う姿なんて見たことがなかった。
自分のインナーチャイルドが大きいことを実感した私は、『インナーチャイルド』を扱うヒーリングを受けながら自己否定感を弱めていきました。
すると、今の私はもう満たされているんだから、悔しがる必要なんてないよねと、自然に思えるようになっていったんです。
そこからです、素直に夫を褒められるようになったのは。
私が夫を褒めるようになってしばらくすると、夫も私のことを褒めてくれるようになっていきました。
あるとき、そのことを知人に話したら「夫婦間の戦いから降りられてよかったですね」と言われたんです。
その言葉が、すごくしっくりきました。
そう、私はずっと、夫に対して無意識に戦いを挑んでいたんです。
「あなたを喜ばせるなんて悔しいから絶対やらない」なんていう、子どもじみた戦い!
ヒーリングを受けて足を引っ張り合うような夫婦の戦いから、やっと降りることができました。
それ以来ずっとお互いを大切に思いやるような関係を築けています。
インナーチャイルドを癒すと、何が変わるのか
インナーチャイルドを癒していくと、こんな変化が起きてきます。
- 自分が満たされている感覚が持てるようになる
- 相手を褒めることへの抵抗がなくなる
- 相手の嫌な部分が、以前ほど気にならなくなる
- 夫婦関係が、自然とおだやかになっていく
- 子育てのイライラも、減っていく
どれも、無理に頑張って変えるのではなく、内側が変わることで自然と変わっていくイメージです。
「こうしなきゃ」という力みが抜けて、気づいたら褒められるようになっていた。
そんな感じです。
夫を褒める前にまず自分!今日からできる方法
自然と夫を褒める言葉が口から出てくる。
そんなふうに変化していくためには、インナーチャイルドを扱うのが早いです。
とはいえ、「インナーチャイルドって、具体的に何をすればいいの?」と思いますよね。
専門家のサポートを受けることが手っ取り早いですが、その前に、自分でできることもあるのでご紹介しますね。
実はこの習慣、続けていくとインナーチャイルドにも少しずつ働きかけていくんですよ。
まず自分を褒める習慣をつける
1日の終わりに、その日を振り返って最低3つ、自分を褒める部分を見つけてノートに書き出すのがおすすめです。
些細なことで全然構いません。
「今日もちゃんとトイレに行った、えらい」でもいいんです。
健康な体で一日を過ごせたこと、それだけで十分すごいことなんですから。
自分を褒めることができるようになると、自然と夫を褒めることもできるようになっていきます。
人は鏡だからです。
観察力を鍛える
相手の褒めるところを見つけるには、観察力が必要です。
グータラに見える夫でも、よく見ると靴下はきちんと洗濯機に入れているかもしれない。
当たり前だと思って見過ごしていた部分を、意識して観察してみると、必ず何か見えてきます。
この観察力は、夫婦関係だけでなく子育てにも、あらゆる人間関係に活きてきます。
根本から変えたいと感じたら
自分を褒める習慣や観察力を鍛えることは、インナーチャイルドにも少しずつ働きかけていきます。
でもそれは、あくまで「じんわりと時間をかけて」というイメージです。
インナーチャイルドをセルフで扱うことの難しさは、自分の傷を自分で見ようとすること自体にあります。
痛いところには、無意識に目が向かないようになっているからです。
気づかないうちに避けてしまったり、向き合ったつもりでも表面をなぞるだけになってしまうことも少なくありません。
また、幼少期の体験から来ている傷は、一人で掘り下げていくと感情が溢れすぎてしまうこともあります。
そんなとき、インナーチャイルドの専門家のサポートを受けながら安心できる場所でプロセスを進めていくことは、一人で取り組むのとは大きな違いを生みます。
「自分一人ではなかなか進まない」「もっと早く、根本から変わりたい」と感じている方には、『インナーチャイルド』を扱うヒーリングをおすすめしています。
→ インナーチャイルドを扱うヒーリングについて、詳しくはこちら
まとめ
夫を褒められないのは、褒め方を知らないせいではありません。
その裏側には、幼い頃から積み重なってきたインナーチャイルドがあることが多いのです。
褒め方のテクニックを知ることも大切ですが、それ以上に自分の内側を満たしていくことが、夫婦関係を変える一番の近道です。
簡単ではない「褒める」という行動。
でも思い切って一歩踏み出した先に、おだやかで幸せな毎日が待っているかもしれません。
ぜひ、できることから始めてみてくださいね。
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