イライラしては、イライラしちゃダメと我慢する
でも些細なことでキレてヒステリックに人を責め立てる。
そして後で後悔する
そんなことはありませんか。
30代後半までの私はそれを繰り返していました。
変わろう！と決意しても、結局変われず、自分にダメ出しして、どんどん疲弊する・・・
しかし３７歳で転機が訪れました。
息子を妊娠したんです。
このままだと、子どもをヒステリックに怒る親になってしまう。
それだけは避けたい！
そうやって、私は自分を根本から変えることを決意したんです。
この記事では、ヒステリックな私が穏やかになるためにやってきたことをお伝えしますね！
この記事の目次
「私ってヒステリック？」結婚してヒステリックを自覚した私
「もしかして私、ヒステリック？」
ヒステリックな自分を自覚したのは、結婚してからでした。
夫は穏やかな人で、取り分けて大きな問題があるわけではありませんでした。
それなのに、私、特に生理前、夫にイライラして仕方ないんです。
イライラモードに入ると、もう彼の全てにイライラしてくる。
そして夫にいちゃもんをつける。
「ちょっと、ちゃんとやってっていったでしょ？！」
「何度言ったらわかってくれるの？！」
夫がちょっとでも言い返してくるようなら、もう１００倍にして返す。
そのうち、何を言っても無駄と彼は黙り込むんですけど、それがまた気に食わない。
「黙ってないで、何か言いなさいよ！」
過去のことまで引っ張り出して、夫を喚きながら責め立てる。
「あの時もそうだった、この時もそうだった！」
心の中では、こんなにイライラさせられる私は可哀想、私は被害者だ！って感じで自分を正当化していました。
そして後になって後悔・・・
でも外面は良かったんです
結婚する前は、母親に当たり散らしてました。
それでも、私がヒステリックになるのは身内だけで、外ではイライラを爆発させることはほとんどなかったんです。
どちらかと言うと外では、人の顔色を見て、相手の機嫌が悪くないかハラハラしていました。
イライラすることももちろんありましたが、人前ではなんとか抑えられました。
声のトーンが変わるくらいはあったかもしれませんが・・・笑
でも人前で抑えている分、家に帰って夫に出てしまっていたように思います。
ヒステリックな私、妊娠する
そんな私が妊娠。
嬉しかった反面、不安がもくもくと湧いてきました。
（こんな私が、ちゃんと子育てできるんだろうか？？？）
不安になると、またイライラしてくるんです。
「私はこんなに不安で色々考えているのに、あなたは何も考えてない！！！」
なんてまた夫にいちゃもんをつけ、ヒステリックになり始める。
（いやいやいや、これ、きっと私、子どもが生まれたら子どもにもやっちゃうでしょ）
子どもをヒステリックに怒鳴りつける自分、しつこくネチネチと責め立てる自分がありありと目に浮かんじゃったんです。
思い出した子供時代
そして自然に、自分の子ども時代のことも思い出しました。
いつもイライラピリピリしていた父。
父は私の泣き喚く声が嫌いだったのか、泣いている私を怒鳴りつけては叩いてました。
それでも泣き止まない時は、私を縛りつけ、押し入れに閉じ込める。
そんな私を、母は全く助けてくれない。
母は母で、父に逆らえず、裏では父の悪口や愚痴を私にこぼす。
もう、家庭の中にどこにも安心できる場所はありませんでした。
（もしかしたら私が子育てしたら、同じように子どもを追い詰めてしまうかもしれない・・・！？）
こりゃ、まじでやばい！と思いました。
「絶対変わる！」私が自分を変えた３つの方法
自分の中にどうしようもないイライラがあるのがわかる。
そしてこのまま子育てしたら、どんなふうに子どもを傷つけるのか、子どもの気持ちが予想できてしまう。
子どものために変わりたい
いや、絶対変わる！！！
そうやって、私が自分を根本的に変わることに着手し始めました。
① 自分のインナーチャイルドを扱う
自分を変えるためにどうしたらいいか？
まず私が着手したのは、インナーチャイルドでした。
インナーチャイルドとは、子ども時代についてしまった心の傷、満たされなかった想いのこと。
インナーチャイルドは心の深い部分にあって、大人になってからもネガティブに影響を与えてくることは知識としては知ってました。
そして、妊娠を機に自分の子ども時代を思い出すようになると、以下のような点から、自分は多分インナーチャイルドの影響が大きいだろう、ということがわかってきたんです。
・子ども時代に感じていた、自分はダメだ、どうせ誰にもわかってもらえない、どうせ大切にされないなどという想いがいまだに自分の中に残っていること
・母親と同じような不安や心配が自分をそわそわさせてストレスになること、父親と同じような怒りやイライラが自分をヒステリックに駆り立てること
・感情的になっている時に、父や母が使っていたような、雑な言葉（おまえ、とか、あんた、とか）を使っていること
などなど・・・
じゃあ、インナーチャイルドってどう扱えばいいの？？？
本やネット情報には、子ども時代に親との間に起こった傷ついた出来事を思い出して、その時の自分の想いや感情を受け止めてあげる、ということが書いてありました。
実は妊娠前に、インナーチャイルドを自分で癒すことをトライしたけど、癒された実感が全くなかった経験があったので、とにかく短期間でなんとかしたいと思った私は、『インナーチャイルド』を扱うヒーリングを受けることにしました。
② 自分の感情を受け入れる
『インナーチャイルド』を扱うヒーリングを受けて、いつも何かに怯え、頑なだった部分が緩んできた感じでした。
いつも、身近にあったイライラ感、モヤモヤ感がなくなり、今ここに、リラックスして過ごせる時間も増えていきました。
イライラしても切り替えが早くなり、イライラのエネルギー量自体も減ってきたようで、夫へのヒステリックも少なくなっていったんです。
そして出産。
初めての子育ては、幸せな気持ちがありながらも、色々必死で大変だった面もありました。
特に、何をしても息子が泣き止まない時、どうしようもなくイライラしました。
自分が責められているようで・・・。
でも、イライラしちゃダメ！、とせず、イライラすることを自分に許してみました。
「もーイライラするーーー！！！」
「もー、いやああああああ！！！」
泣いている赤ちゃんの息子を抱っこしながら、イライラする自分を許していると、そのうちに、わんわん、泣けてきました。
息子と一緒に大泣き。
すると、いつの間にか、息子が泣き止み、穏やかな顔になる。
私も、思い切り泣いて、泣き疲れて、（あー、私、泣きたかったんだな）とスッキリする。
イライラしたら、泣いたら、親に怒られてとんでもないことになる
だからネガティブな感情を抑える
そうやって溜まった未消化な感情が根っこにあると、大人になってから感情がコントロールできない事態を生む。
じゃあ、未消化な感情をどんどん感じてあげよう。
そうやって、私は自分の感情をありのまま、受け入れて感じてあげることをしていきました。
③ 自分を大切にする
インナーチャイルドを扱い、未消化な感情を受け入れて感じてあげると、どんどん、イライラすること自体が減っていきました。
夫に対し、前はイライラしていたようなことでも、（ま、いっか）って流せるんです。
だけど、生理前とかは、やっぱりイライラしちゃうことも多かったです。
あとは、「◯◯せねば！」などと、理想に向かって、本当はやりたくないのに我慢してやっていると、イライラしやすくなりました。
例えば、私は、自然な育児がしたい！という理想があったので、おやつは自然の素材で手作りすることを自分に課していました。
でも、ほんとはね、やりたくないんです。
でもね、子どものため！、いい母親でいるため！って頑張って作るんです。
その当時、仲の良かったママ友が、手作りおやつを作るのが上手だったのも影響していました。
でも、そんな頑張った手作りおやつを子どもが食べてくれない・・
イライライライラ！！！！
「せっかくあなたのためを思って作ったのに！！！」
って、大声を出して言ってしまってからハッとしました。
別に、子どもはそれを望んでるわけではない。
どっちかって言うと、市販のジャンキーなおやつを食べたがる。
それなのに、私が勝手に頑張って、勝手に裏切られた気持ちになって、勝手にイライラしてる。
それって、生産性なくね？
子供にしてみても、いい迷惑ですよね。
ってことで、子どものため、いい母親になるため、って自分に厳しくするよりも、ご機嫌な母親であるために、まず自分を大切にしよう！と決めました。
夜中に子どものおむつを変えるのは、眠いからやらない（すると夫がやってくれる）。
子どもが遊びに行きたがっても、自分が疲れてるなら行かない。
おやつは市販のもので、自分が食べたいときだけ作ればいい（ほとんど作らなくなったけど！）。
などなど・・・
すると、「いい母親であるために」みたいに自分で自分を縛り付けていた鎖が、どんどんほどけてきて、どんどんストレスが減っていきました。
ストレスが減ると・・・、イライラすることも減って、ご機嫌でいられる。
そういえば・・・、よく「いい子でいなさい」って親から言われてたことを思い出しました。
「いい母親でいなきゃ」っていうのは「いい子でいなきゃ」の延長上にあったんだと気づきました。
そして今、家族三人、毎日ご機嫌
でも、息子が成長するにつれて、新たなイライラが生じることもありました。
例えば、勉強。
小学校の時は宿題をしないことにイライラ・・・
中学校の時は試験勉強をしないことにイライラ・・・
そんな時は、自分の子ども時代を振り返ることをしました。
私、親や先生から認められたくて、必死で宿題や勉強を頑張ってきたんです。
そして私の子供時代のように宿題や勉強をやってくれない息子を見ると、（そんなんじゃ親や先生から私が悪く思われる）（私のためにはあなたは頑張らないのね？！私は親のために頑張ったのに！）などという気持ちが勝手に湧いてくる、そんなパターンが見えてきました。
そしたら、子どもの頃、必死で頑張ってきた自分を認めてあげる
その時の、気持ちや感情を受け止めてあげる
そうやって、自分のインナーチャイルドと感情を扱うと、（勉強しろ！と厳しくしてインナーチャイルドをつけるよりも、自分で自分は大丈夫と信頼できる心を整えてあげるほうが大事）と考え方が変わっていきました。
そうやって育った息子は今、高校生。
毎日、ご機嫌で、イライラすることは滅多にありません。
そして私も、ヒステリックになることは皆無。
たまーにイライラするけど、イライラを受け入れてみると、そこにはより自分らしくなっていくための気づきがあったりします。
なので基本ご機嫌。
夫はもともと穏やかな人だったので、私がイライラしなければご機嫌。
ということで家族三人、毎日ご機嫌。
ヒステリックは、もともとの性格なんかじゃない
ヒステリックな自分を変える過程で、私自身も『インナーチャイルド』を扱うヒーリングを提供するようになりました。
そして昔の私と同じようにヒステリックな怒りに悩むお母さんたちにヒーリングをする中で、ヒステリックな性質は性格だから変えようがない、というわけではないことに気づきました。
子供時代の自分は、今の自分が想像している以上に傷ついてきた。
今の自分が想像している以上に、もがき苦しみながらなんとか頑張ってきた。
あまりに辛かったから、心を麻痺させちゃったんですね、それ以上感じないように。
でも、傷（インナーチャイルド）は心の奥底にあって、イライラやモヤモヤを刺激する。
イライラ・モヤモヤはいけないことだと刷り込まれているので、一生懸命我慢する。
我慢すればするほど、イライラ・モヤモヤは圧縮され、些細な刺激で爆発する。
インナーチャイルドが癒されない限り、そのパターンを繰り返すことが多いです。
特に子育て中は、自分の子供時代と無意識につながってしまうので、子どもにヒステリックな怒りが向かいやすい、というわけなんです。
だからヒステリックな自分を変えたい、と思うなら、まずはインナーチャイルドからが近道、とお伝えしています。
まとめ
この記事ではヒステリックだった私が自分を変えてきた３ステップをお伝えしました。
① インナーチャイルドを扱う
② 感情を受け入れる
③ 自分を大切にする
もしあなたも昔の私と同じように、ヒステリックな自分を抑えられなくても・・・
大丈夫、適切なステップを踏めば、変わっていけます。
まずは、子どもの頃の自分、悩み苦しみながら頑張ってきた自分を認めてあげてください。
あなたは本当に本当に、すんごく頑張ってきたんです！！！
私はわかってますよーーー
さらに、深く自分を癒して、根本から変わっていきたい、という方は、『インナーチャイルド』を扱うヒーリングがオススメ。
詳細はこちら
ヒステリックな自分が恥ずかしい？
いやいや、私も立派なヒステリックでしたから大丈夫！
サポートが必要な方はいつでもご連絡ください。
あなたの毎日ご機嫌で過ごせる人生を応援しています。
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