
感情的な人が側にいると、影響を受けてしまう…なんてことはありませんか?
イライラしてる人が側にいると、なぜだか自分まで同じようにイライラしてきたり、はたまた(私、何か悪いことしたかな…)と不安になってきたり。
ぐるぐると嫌な思いが湧いてきて、どっと疲れてしまうんですよね。
本当は穏やかに過ごしたいのに!!!
もしずっと一緒にいる家族、お子さんやパートナーが感情的になりやすいタイプだと、「どうか今日は無事に過ごせますように」と祈るような毎日を送られているかもしれません。
実はこれ、あなたの心が弱いとか、気にしすぎとか、そういうことではないんです。
感情には「エネルギーとしての性質」があって、その性質を知らないまま一緒にいると、どうしても疲れてしまう仕組みがあるんですよ。
今回は、感情的な人といるとなぜ疲れるのか、その理由と、影響を受けにくくなる方法についてお伝えしていきますね。
この記事の目次
感情的な人と一緒にいるとなぜこんなに疲れるのか
まずは、なぜ感情的な人と一緒にいると疲れてしまうのか、その理由から見ていきましょう。
キーワードは「感情のエネルギー」です。
感情というのは、その人の中だけにとどまっているものではなくて、エネルギーとして周りに影響を及ぼす性質を持っているんですよ。
感情のエネルギーは空間全体に広がるから
感情のエネルギーは、その人の中だけにとどまらず、空間に広がっていきます。
ある人が、顔は笑っていても、なんとなく怒ってる雰囲気を周りの人が感じ取ることってありますよね。
あれは、その人の感情のエネルギーが空間に広がっているからなんです。
本人が怒っている実感がなくても、周りの人が先に漏れ出た感情のエネルギーを感じて「あの人、怒ってる」と察知することもよくあります。
そういう場合、「怒ってるよね?」と質問しても、「いや、全然」なんて本人は言うかもしれません。
本人は感情を表に出さないように抑えようとしていても、勝手に広がってしまうのが感情のエネルギー。
ちなみに、小さい子どもほど、目に見える表情よりも、感情のエネルギーのほうを敏感に察知します。
例えば小さい子どもに対して、母親は顔では笑ってても、感情のエネルギーは怒ってるかのようにとげとげしかったとします。
母親はよかれと思ってイライラを隠して笑顔でいるのに、子どもは見た目と感情のエネルギーとの不一致感で混乱してしまうんです。
すると、子どもは不一致感を解消したいがために、母親をもっとイライラさせて笑顔でいられなくさせるような態度を取る場合もあるんですよ。
その場にいる人の感情を刺激してしまうから
空間に広がった感情のエネルギーは、その場にいる人の感情のエネルギーを刺激します。
だから、イライラしてる人が側にいると、自分の中にも同じようなイライラが出てきてしまう。あるいは、ビクビクするような怖れや不安の感情が出てくる場合もあります。
どんな感情が刺激されて出てくるのかは、実は小さい頃の親との関係において決まってくることが多いんです。
これについては、次の章で詳しくお話ししますね。
感情のエネルギーは「行先」を求める性質があるから
感情のエネルギーには、今いる場所で「行先」を求める性質があります。
例えば、仕事で嫌なことがあってイライラして帰宅したご主人がいたとします。
イライラのきっかけは仕事場でのことなのに、そのはけ口を求めるように、今いる場所でイライラを正当化できる出来事を探してしまうんです。
「仕事で疲れて帰ってきたのに部屋が片付いてない」「子どもの声がうるさい」「やってくれとお願いしてたことをやっていない」…などなど。
お子さんの場合も同じです。
学校で嫌なことがあってイライラして、帰ってきたら母親に当たり散らす、ということが起きやすくなります。
感情のエネルギーは、自分の中で処理しきれないぶん、今いる場所で行先を求めてしまうんですね。
感情のエネルギーは増幅したがる性質があるから
これは、小さいお子さんのよくある行動で説明しやすいかもしれません。
イライラして、母親に当たり散らすお子さんがいたとします。
最初は母親も穏やかに対応していたんですが、どんどんお子さんのネガティブな言動がエスカレートしてきます。
母親もちょっとイライラしてきて、つっけんどんな態度を取り始める。
するとお子さんは収まるどころか、ますますエスカレートして喚き散らすようになり、母親のイライラもどんどん増幅していく…。
こんな風に、感情のエネルギーは、別の人の感情のエネルギーを得て、増幅したがる性質があるんです。
誰かの愚痴や悪口で人を巻き込むのも、この性質があるからなんですよ。
そして、同じ感情のエネルギーでなくても増幅します。
例えば、イライラした人が、ビクビクしている人を見つけて、よりイライラを強くする場合もあります。
怒りの感情エネルギーが、ちょうどよい受け皿の怖れの感情のエネルギーを手に入れて、ここぞとばかりに増幅するんですね。
イライラした母親がビクビクするお子さんを目の当たりにしても、怒鳴るなどの言動を強くしてしまうのはこのせいです。
また、もともとビクビクしやすい人は、その怖れの感情のエネルギーの受け皿である、怒りの感情のエネルギーを無意識に求める傾向にあります。
「何もしてないのに当たられることが多い」というタイプの方は、無意識に文句を言うような人を引き寄せてる、ともいえるかもしれません。
感情的な人の影響を受けて疲れやすい人の特徴
感情的な人が側にいても、けろっとしていて全然平気という人もいますよね。
では、感情的な人の影響を受けて疲れてしまう人には、どんな特徴があるのでしょうか。
これは私がインナーチャイルドヒーラーとして15年以上、たくさんの方のセッションを通して感じていることなんですが、ほとんどの場合、小さい頃の親との関係に原因があるんです。
例えば、父親がイライラすると怒鳴ったり手をあげるなど、子どもにとって嫌なことをする家庭で育った場合。
イライラのエネルギーを感じると、瞬間的に怖れや不安、悲しみなどの感情が刺激されるようになります。
イライラした父親の理不尽な行動や言動に対して怒りを感じていた場合は、イライラのエネルギーを感じると、怒りの感情が刺激されます。
もちろん、複数の感情が刺激されて、わけがわからなくなる時もあります。
実際は、刺激される感情は一つと決まっているのではなく、いろんな感情が同時に刺激されることがほとんどなんですね。
ただ実感として感じやすいのは、エネルギー的に一番大きな割合を占めている感情です。
つまり、感情的な人の影響を受けて疲れやすい人というのは、小さい頃に親の感情に振り回される経験を重ねてきた人が多いんです。
親がイライラするたびに、びくびくしたり、自分が悪いんじゃないかと不安になったり。
そのパターンが大人になっても残り続けていて、感情的な人が側にいるとそのスイッチが自動的に入ってしまう。
これは、あなたの中にいるインナーチャイルド(子ども時代についた心の傷)が反応している、と言い換えることもできます。
大人の今のあなたが疲れているというより、あなたの中の小さな子どもが、当時の親の感情に再び触れたかのように怯えたり悲しんだりしているんですね。
だから、疲れてしまうのはあなたの心が弱いからではないんですよ。
小さい頃から身につけざるを得なかった、ある意味では「生き延びるための感受性」なんです。
でもね、大人になった今、そのパターンはゆるめていくことができます。
次の章では、具体的な対処法をお伝えしていきますね。
感情的な人の影響を受けにくくなる3つの対処法
では、感情的な人の影響を受けにくくなるための対処法を3つ、お伝えしていきます。
対処法1|物理的に距離を取る
感情のエネルギーは空間に広がる性質があるので、一番手っ取り早いのは、感情のエネルギーを出し続けている人から物理的に離れることです。
室内なら、同じ部屋にいないようにするのがいいでしょう。
同じ部屋にい続けなければならない場合は、離れるほど効果は高くありませんが、窓を開けて空気を入れ替えるだけでも違ってきますよ。
ちなみに、すでに離れているけれど影響を受け続けている場合は、禊をするようなイメージで、手を洗う・シャワーを浴びるなどすると、エネルギーの影響が弱まります。
日本には昔から、神社に参拝する前に手水舎で手や口を清める習慣がありますよね。
あれも目に見えないエネルギー的なものを落とす、という意味合いがあるんです。
ご自宅でも同じように、水の力を借りてエネルギーをリセットしてみてください。
対処法2|自分の感情に意識を戻す(他人軸から自分軸へ)
物理的に離れることが難しい場合は、自分の感情のエネルギーを感じようとしてみましょう。
人の感情の影響を受けているとき、「今、機嫌悪いかな」「怒らせちゃったかな」と、意識が自分ではなく相手に向かっていることがほとんどなんです。
その状態だと、ますます人の感情の影響を受けやすくなります。
いわゆる自分軸ではなく他人軸になっているからなんですね。
自分の感情のエネルギーを感じようとすることは、軸を自分に戻そうとすることとイコールです。
「今、私はどんな気持ちだろう?」
「体のどこかに何か感じるところはないかな?」
「胸のあたりがザワザワしてるな」
こんな風に、意識を自分の内側に向けてみてください。
すると、相手の感情のエネルギーは行先を失い、それ以上増幅することはやめるか、別の行先を求め始めます。
対処法3|感情のエネルギーを感じきって、滞りをキレイにする
人の感情の影響を受けなくなる根本的な解決法は、自分の感情のエネルギーを感じきって、自分の中にある感情のエネルギーの滞りをキレイにすることです。
感情のエネルギーは自分の中で感じきることで消えていきます。感じきれてないものが、周りに広がっていくんですね。
ここで、「感じきるってどういうこと?」と思われるかもしれません。
私は「感情のエネルギーを感じきること」を以下のようにお伝えすることが多いです。
感情により思考がぐるぐるしたり、感情が言動や行動に影響する前の、体感覚を感じ続けること
これを、足の小指をドアの角にぶつけてしまった時のイメージで説明してみますね。
- ぶつけた瞬間に(まさか、骨にひび入ってないよね?)(こんなところにぶつけるなんて、私ももう歳なのかな)なんて思考に飲まれるのでもなく、「うわー、イタイッ、イタイッ」と転げまわるのでもなく、痛みそのものの信号を感じ続ける。
- 小指の痛みは、ズキズキしてる感じなのか、ピリピリしてる感じなのか。足全体を巻き込む感じなのか、局所的なのか。
- 痛みの場所はどのへん? 小指全体なのか、小指のさきっちょだけなのか。
こんな風に繊細に、痛みが消えるまでじっと感じ続ける。
痛みをじっと感じるように、感情のエネルギーを体感覚で感じきるんです。
感情のエネルギーを感じきることを詳しく知りたい方はこちら。
根本的に疲れなくなるには、自分の感情を感じきること
実は、感情のエネルギーを感じきることができている人は、人の感情のエネルギーの影響を受けにくいんです。
でもね、多くの人は、幼いころに感情のまま泣いていたら親に叱られたり、嫌な顔をされたり…感情を感じることを「ダメなこと」とされてきてるんですよね。
だから、子どものころから感情のエネルギーを感じきることをしていない場合がほとんどなんです。
感情のエネルギーが感じきれてないと、心の中でヘドロのように溜まって滞っていきます。
すると、感情のエネルギーを周りに出したり、感情のエネルギーの影響を受けたりすることが日常になっていくんですね。
自分の中の感情のエネルギーの滞りをキレイにしていくと、人の感情の影響を受けないだけでなく、自分が感情的になることも減っていきます。
感情の流れがスムーズなため、微細な感覚である幸福感や満足感を常に感じることができ、穏やかでいられるようになるんです。
感情が感じきれない・もっと早く変わりたい方はインナーチャイルドを
ここまでお伝えしてきた「感情のエネルギーを感じきる」ということ、実際にやってみようとすると、意外と難しいと感じる方も多いんです。
- 感情を感じようとしても、よく分からない
- 感じてみようとすると、すぐに思考に飲まれてしまう
- しばらく感じてみたけれど、スッキリしない、変化がない
- 頭では分かるのに、いざその場面になると身体が固まってしまう
こんな声を、私のセッションでも本当によく聞くんですよ。
これは決してあなたの感性が鈍いからではなくて、小さい頃に「感情を感じる」というプロセスを十分にさせてもらえなかったから、なんです。
例えば泣いていたら「泣くな」と叱られる、怒りを出したら「わがまま」と言われる、怖いと言ったら「そんなことで」と取り合ってもらえない…。そういう経験を重ねてきた方は、感情を感じることそのものに、身体レベルでブレーキがかかっているんですね。
そんな方におすすめなのが、インナーチャイルドを取り扱うことです。
インナーチャイルドとは、あなたの中にある「子ども時代の心の傷」のこと。
大人の今のあなたが感情を感じきれないのは、当時の小さなあなたが、その感情を感じることを抑えつけられていたからなんです。
だから、大人のあなたが「感じよう」と頑張るだけでは、なかなか進まない。
感情を感じきることがなかなかうまくいかない方、もう我慢してきた年月が長くて、もっと早く楽になりたいと感じている方は、インナーチャイルドを扱うことがおすすめです。
『インナーチャイルド』を扱うヒーリングの詳細はこちら
まとめ 感情的な人に振り回されず、穏やかに過ごすために
感情的な人の影響を受けると、本当に疲れますよね。
なぜなら感情のエネルギーは、心だけでなく肉体にも影響するからなんです。
さらに人のエネルギーのことを詳しく知りたい方はこちら。
私も小さいころから、人の感情にも自分の感情にも巻き込まれやすく、常に疲れとだるさを感じていました。
だからこそ、そんな自分を変えたいと、こころと感情の世界に足を踏み入れることになったんです。
感情のエネルギーの性質を知ることは、人の感情の影響を受けにくくなる第一歩です!
そして根本的に変わっていきたい方は、自分の感情を感じきって、インナーチャイルドの癒しにも取り組んでみてくださいね。
あなたの人生が穏やかに豊かになることを祈ってます。
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