「なんでわかってくれないの?」夫にイライラしていた私が変わった理由

 

「なんでわかってくれないの?!」

 

と夫にイライラすることはありませんか?

 

 

私は昔は、めっちゃ夫にイライラして、ヒステリックに当たってました。

 

今は・・・

 

夫にわかってほしい、と思うことすらなくなりました。

 

かといって、あきらめた、とかいうわけではなく、夫婦仲はむしろ良くなって、とても楽しく暮らしています。

 

 

やったことは、幼少期にまで遡って自分の心を深く見つめることでした。

 

 

「わかってほしい!」と夫にイライラしても、変わらない夫婦関係がストレスを抱える方へ、私が何をやってきたかが参考なればと思い、私のストーリーを赤裸々にお伝えしていきますね。

 

「わかってよ!」夫にイライラしていた日々

 

夫と付き合い始めた頃は、もうラブラブ(古い?笑)で、彼の全てが好きって感じでした。

 

しかし、付き合いが長くなってくると、「わかってよ!」「なんでわかってくれないの?」と思うことが増えていきました。

 

 

本当は記念日とか特別な日は祝いたいと思ってること

 

本当は週末はどこかへ出かけたいと思ってること

 

本当は結婚したいと思ってること、

 

などなど・・・

 

 

でも物分かりのいい人を演じたいのもあったので、自分の本音をストレートに言うことはできず、でも言わなくても察してほしい気持ちもあり、イライライライラ・・・

 

 

それが結婚すると、もっとイライラする。

 

 

夫は話を聞いてなかったり、言ったことを覚えてなかったり、何度お願いしてもスルーされたり・・・

 

 

イライラが高じて爆発することもしょっちゅう。

 

 

(なんでわかってくれないの?!)

 

(あー、どうせ、私は軽んじられてるんだ。私が大切な存在だったら、もっとよくしてくれるはずだし)

 

(もういい、一緒にいても、ひとりぼっち・・・)

 

 

そんなふうに勝手にイライラして勝手に落ち込んで、勝手にふさぎ込んで、夫を無視し始めるなんてこともありました。

 

転機は私の妊娠だった

 

そんな私が妊娠。

 

夫に(なんでわかってくれないの?)とイライラしては当たることを繰り返していた私は、子どもにも絶対同じことをしてしまう、と直感。

 

感情的な自分を変えたい、と『インナーチャイルド』を扱うヒーリングを受けました。

 

 

なぜ『インナーチャイルド』だったのか?

 

 

インナーチャイルドとは、子ども時代についた心の傷や満たされなかった想いのこと。

 

あまりに深く傷ついたために、心の奥深くに傷を閉じ込めてしまったので、その傷は癒やされないまま、大人になっても影響を出し続けます。

 

 

私の父はよく家族にイライラを撒き散らしていたこと、私の母は父親の愚痴や悪口を私に言って聞かせ情緒が不安定だったことが、インナーチャイルドとなって、私の感情的な性格に影響しているのではないかと感じたのが、ヒーリングを受ける動機となったのです。

 

直接的には子どものために『インナーチャイルド』を扱うヒーリングを受けたのですが、自分のインナーチャイルドと本格的に向き合い始めたことが、結果的に私の夫婦関係の転機にもなりました。

 

もしかして親の夫婦関係の影響?

 

自分の子ども時代を思い返してみると、父と母は、いつも緊張感が漂うような関係で、決して仲良くはありませんでした。

 

父は典型的な昭和の亭主関白親父で、俺が稼いでいるから偉いんだとばかりに、不機嫌を撒き散らす。

 

父にモラハラ的なことをされていた母は父と結婚したことをしょっちゅう嘆いていました。

 

(お父さんはひどい)(でも働いてないから離婚できない)(お母さんはどうしたらいいの?)などと、子どもの私にしょっちゅう嘆いて愚痴っていました。

 

そして悪いのは父、加害者は父で、被害者は自分、可哀想なのは自分、父さえ変わればうまくいくんだ、と繰り返し言ってました。

 

私は母の思惑通り、(お父さんはひどい人で、お母さんは可哀想な人)と思い込むようになりました。

 

 

でも・・・、改めてインナーチャイルドと向き合い、自分の子ども時代を振り返ってみると、母も母で、父のことを陰で悪く言い、小馬鹿にしていたようなところがありました。

 

 

結局、夫婦関係ってどっちもどっちだよね。

 

どっちかだけが悪くて、どっちかだけが正しいなんてことはないんだ。

 

 

その時・・・、母親のような被害者意識が、自分の中にもあることに気がつきました。

 

 

(夫がわかってくれないから、私はこんなにイライラするんだ)

 

(夫が私が思った通りになってくれないから、私は不幸なんだ)

 

 

あれ?この考え、母と一緒???

 

夫に「わかってよ!」と要求してイライラする根っこにあるものとは

 

インナーチャイルドと向き合ううちに、夫婦関係ってうまくいかないのが当たり前、くらいに自分の中で夫婦関係のイメージが固定化されていることに気づきました。

 

だってねぇ、生まれてからずっと、モデルとなる目の前の親の夫婦関係が最悪だったので、そういうものだと刷り込まれてしまったんですね。

 

 

かつ、私は、母親の被害者意識にも影響を受け、父親の家族にイライラを撒き散らす面にも影響を受けていました。

 

なので、夫が悪い、私は間違ってない、とばかりに、夫に対しイライラしてしまっていたのです。

 

 

また不機嫌を撒き散らす父、父との関係を愚痴っては嘆く母は、当然、心の余裕があるわけではありませんでした。

 

私の気持ちに丁寧に寄り添ってくれずに感情的に怒鳴られたり、楽しい気持ちでいたいのに出口の見えない愚痴を延々と聞かされ続けたりしました。

 

 

もちろん、今となっては、父も母もそれぞれ、心の傷を抱えながら、子どもにために自分なりに一生懸命やってきたのだと理解はできます。

 

でもね、子どもの頃にそんな客観的に親のことを理解できないですよね。

 

ただただ、悲しかった、寂しかった、不安だった、怖かった、腹が立った・・・

 

 

そしてインナーチャイルドとともに、どうせ、誰にもわかってもらえない、という想いが心の奥底に固定化されました。

 

 

そう、夫に対する「わかってよ!」という裏には、インナーチャイルドとともに(どうせ誰にもわかってもらえない)という自己否定感が存在したんです。

 

「わかってよ!」という夫に対する期待を手放した

 

(どうせ誰にもわかってもらえない)という心の傷(インナーチャイルド)が痛むので、(あなただけはわかってよ!)と夫に期待する。

 

そうやってわかってもらえたら、心の傷(インナーチャイルド)は癒され、満たされると思い込んでいたのです。

 

 

でも、心の傷(インナーチャイルド)は根深いので、そう簡単には満たされません。

 

それどころか、夫が自分をわかってくれない、と感じるところばかりに注目して、(ほら、やっぱりあなたもわかってくれないのね!!!)と心の傷(インナーチャイルド)の痛みを正当化するのです。

 

 

例えば、夫に対し、(これやってね)とお願いしてちゃんとやってくれたことはスルーして、お願いしてもやってくれないことばかりに注目して(靴下ぬぎっぱなし、とかね)、「何度言ってもわかってくれない!!!」とイライラを爆発させる、みたいな感じですね。

 

 

親や親の夫婦関係が今の自分に影響しているのはわかった。

 

もう影響され続けるはやめよう、私は私らしい夫婦関係を気づいていこう

 

そう決意しました。

 

 

そして「わかってよ!」と夫に期待するのはやめました。

 

だって、相手に満たされることばかり考えていたら、自分の幸せは相手次第ということになってしまいます。

 

 

それって・・・、母親と同じじゃん?

 

 

自分を幸せにできるのは、自分しかいない。

 

そうだよ、自分で自分を満たして、幸せにしていこう。

 

 

そして夫に「わかってよ」と期待する代わりに、自分が自分のことをわかってあげるようにしていったんです。

 

 

自分が自分をわかってあげようとする効果

 

自分が自分のことをわかってあげようとする

 

具体的に私はどういうことをしていったのか、お伝えしますね。

 

 

靴下を床に脱ぎっぱなしにする夫に対し、いくら洗濯機に入れるようにお願いしても、やっぱり脱ぎっぱなしにする夫に対し、「なんでわかってくれないの?」とイライラしていたケースを例にお話ししましょう。

 

 

まず夫にイライラする自分に対し、そんな些細なことでイライラしちゃダメ!と抑えようとするのをやめました。

 

 

私は、イライラする父親が嫌いだったり、子どもの頃イライラして泣き喚いたら叩かれた経験から、イライラすることはダメなこと、と刷り込まれていました。

 

でも、イライラするのに、イライラしちゃダメ!って抑えつけるのは、自分が自分をわかってあげられてないことですよね。

 

 

イライラする自分に寄り添って、一緒にイライラを感じてあげました。

 

(ほんと、イライラするよね!)

 

 

そしてなんでイライラするのか、優しく自分に問いかけました。

 

(どうしてそんなにイライラしちゃうのかな?)

 

答(だって、何度言ってもやってくれないって、大切にされてない感じがするし、馬鹿にされているような感じがするんだもん!)

 

 

そういえば、小さい頃、何度言われても私が父から言われたことをやらないと、イライラした父から「俺のことを馬鹿にしてるのか?」と言われたことを思い出しました。

 

でも私は決して、父を馬鹿にしようと思って、父の言われたことをやらなかったわけじゃありません。

 

だってね、まだ幼稚園生くらいの時ってね、遊んでたら夢中になって、いつの間にか言いつけを忘れちゃうんですよ。

 

 

私は私に続けて問いかけました。

 

(本当に、夫はあなたを馬鹿にしてると思う?)

 

答(いや、単に、忘れてるだけだと思う・・・)

 

 

そうやって、丁寧に、自分の思っていることを引き出し、時には書き出して、心の中を整理していきました。

 

 

でも、やっぱり靴下を脱ぎっぱなしにされるのは嫌なので、自分と話し合い、冷静に夫に伝えてみることにしました。

 

 

「私、靴下に脱ぎっぱなしにされるの、嫌なんだ。

 

ずっと日中、靴の中にあって汗だったり臭いだったり色んなものを吸収した靴下が床にあると、床が汚れる感じがするからさ。

 

それに、何度お願いしても洗濯機に入れてもらえないで脱ぎっぱなしだと、自分が嫌なことをずっとされ続けている感じがして、悲しくなったり、イライラしたりする。

 

だから、どうしたら、脱ぎっぱなしにせず靴下を洗濯機に入れられるようになるか、一緒に考えてくれないかなー。」

 

 

イライラせずにそんなふうに伝えると、夫もちゃんと聞いてくれて、それから夫の靴下脱ぎっぱなしはほとんどなくなったんです。

 

イライラが相手を攻撃する悪循環

 

そうやって、自分に丁寧に寄り添ううちに、「わかってよ!」と夫に求めなくなっていきました。

 

「わかってよ!」と求めているうちは、夫にイライラすることが多かったのですが、それも減っていきました。

 

すると不思議なことに、夫が私の求めることを、自然とやってくれるようにもなっていったんです。

 

 

イライラして「わかってよ!」「やってよ!」と相手に求めていると、同じように、相手も「わかれよ!」「やれよ!」と求めてくるんだと気づきました。

 

パートナーは自分の鏡、みたいに書いてある本を読んだりしたことがあったんですが、そういうことか!、と納得。

 

結局、自分の出したエネルギーが、相手から返ってくるだけなんだと。

 

 

そうなんです。

 

鏡の法則とはうまく言ったもので、自分が自分をわかってあげようとするようになると、夫のこともわかってあげようとするようになっていったんです。

 

 

夫がなぜ、このタイミングでこの言葉を言うのか、この行動をするのか、それはもしかして、彼の生い立ちと関係あるのかなーとか、思い浮かぶようになり、彼の子ども時代の話をよく聞くようになりました。

 

 

例えば、夫は「だらしない」と事あるごとに息子に言っていて、(別に全然だらしなくないのになんでそんなこと言うの)とイライラして嫌だったんですが、彼の子ども時代の話を聞いてみると、しょっちゅう彼が彼のお母さんから「だらしない」と言われていたことが判明しました。

 

そうやって夫の子ども時代の話を聞くうちに、夫も、自分の親からの影響を意識するようになり、無意識に繰り返していた行動や言動を少しずつ変えやすくなっていったようです。

 

私の言うことやアドバイスも、むやみに反発せず、どんどん受け入れてくれるようになっていきました。

 

まずは親の夫婦関係の呪縛に気づこう

 

今の私は、夫をたくさん褒めます。

 

そして毎日、たくさん、「ありがとう」を言います。

 

 

『インナーチャイルド』を扱うヒーリングを受け、自分のインナーチャイルドと向き合う前の私だったら、褒めることや感謝することなど、相手を気分よくさせるようなことは、あまりしたくありませんでした。

 

私だって、褒められたいし、感謝されたいのに、なんで、私からやらなきゃならないの?!そんなの悔しい!みたいな感じですね。

 

 

そういえば、父も母も、お互いのことを褒めたり、感謝することはあまりしなかったです。

 

 

無意識に親の夫婦関係に縛られたまま、自分の夫婦関係がイライラしたものになるのはまっぴらごめん!

 

 

だから、ある時、思い切って、褒めることも、感謝することも、やってみたんです。

 

最初は、違和感があって、照れ臭かったんですけど。

 

 

夫も最初は言われ慣れない感じで、何か裏があるんじゃないかみたいに勘ぐられたりしましたが、そんなこと気にせずに褒めたり感謝したりを続けていくと、なんだか、すごく優しくなっていって、大切にしてくれるようになっていきました。

 

 

それに私が味をしめると(笑)、慣れないことでも、(これはよさそう!)と思うことはどんどんやっていきました。

 

自分の本音を言ったり、いいと思うことは諦めずしつこく勧めてみたり、夫に気を遣うのをやめて自分のやりたいことをどんどんやっていったり・・・

 

 

すると、不思議なもので、相手のためにと自分を抑えて我慢しているよりも、自分は自分を大切に、自分のやりたいことをやっていく!としている方が、いい関係でいられるんですよね。

 

 

相手のために!と自分を抑えていると、相手にもそれを同じように求めてしまう。

 

自分を大切に、自分のやりたいことをやっていると、相手も大切にできるし、相手のやりたいことも応援できる、というわけです。

 

夫婦関係のとてもいい循環 🎵

 

 

まとめ

 

私が夫婦関係を変えていくきっかけになった『インナーチャイルド』を扱うヒーリングを受けてから、15年以上になります。

 

 

その間に夫は独立し、会社経営の傍ら、私よりも家事育児をしてくれる、まさに立派なイケダンに成長!

 

 

私はもう彼に「わかってよ!」とイライラすることはありません。

 

 

私があのとき、『インナーチャイルド』を扱うヒーリングに出会わずに、インナーチャイルドを見つめず、自分の親の夫婦関係の影響に気づかないままだったら、どうなってたんでしょ?

 

きっと、ストレス溜めては、ヒステリックにキレて、冷え冷えした夫婦関係になってたんじゃないかなー。

 

 

「わかってほしい!」と夫にイライラしても、変わらない夫婦関係がストレスを抱える方へ、

 

まずは子どもの頃の親の夫婦関係に影響を受けていないかどうか、探ってみませんか?

 

 

そして相手に「わかって!」と求めるのではなく、自分自身が自分をわかってあげましょう。

 

自分自身が自分を大切にしてあげましょう。

 

 

もしよかったら私がサポートします。

 

 

私が受けて転機になった『インナーチャイルド』を扱うヒーリングもきっと、あなたのお役に立つはず。

 

興味ある方はこちらのページをご覧くださいね。

 

 

 

 

 

 

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