感情に振り回されていた私が、今感情について思うこと

 

朝、重い気持ちでまどろみながら起きる。

 

そして(あ、今日はダメな日だ)と感じる。

 

そんな日は、自分はなんてダメなんだ、と落ち込んでばかりいる。

 

反対に、ちょっとしたことにイライラが止まらなくなる日もある。

 

 

そんな中にも、たまーに、気分がいい日がある。

 

 

でも気分よく過ごす裏側で、

 

(いや、油断できない、きっと何か悪いことが起こるに違いない)

 

そう疑う自分も常にいて、100%リラックスできない。

 

 

30代後半まで、そんな日々を送っていた私。

 

「感情」というものが、まるで得体の知れない怪物のように思えていました。

 

 

感情に支配されていた日々

 

今から思えば、当時の私は感情に「振り回されて」いたというより、感情を「敵」だと思っていたんですね。

 

感情さえなければ全てうまくいくと思っていました。

 

 

自分はなんてダメな人間だ、と落ち込んでぐるぐる悩み続ける。

 

考えてもしょうもないことを何度も何度も反芻し続ける。

 

こんなことやめたいって強く願っても、湧いてくる感情や感覚は変えられない。

 

苦しい、辛い、もういやだ・・・

 

いっそのこと、消えてしまえればいいのに・・・

 

 

落ち込みの感情だけでなく、イライラの感情にも振り回されていました。

 

イライラすることがあると、そればかりに思考がいってしまう。

 

(あの人は、なぜあんなことを言ったんだろう???)

 

そんな考えても無駄なことを、何度も何度も考えてしまう。

 

考えたって答えがでるわけではない、だって本人じゃないから。

 

もうやめたい!と思ってもやめられない。

 

 

イライライライライラ・・・・

 

イライラに支配されると、言動・行動にも影響する。

 

主に身内に対して、嫌味を言ったり、無視したり、怒鳴ったり、いちゃもんをつけたり・・・

 

 

しばらくしてイライラがおさまり、冷静になって、自己嫌悪。

 

そして、落ち込み期がやってくる。

 

 

あー、感情のジェットコースターに乗っていたのかもしれませんね、私。

 

 

自分を変えたいと切望していたあの頃

 

ジェットコースターに乗り続けるのは疲れます。

 

10代の頃から、人生がなんとなく灰色で、常に疲労感がありました。

 

いつも安定した、明るい元気な自分でいたい、そんな自分に自分を変えたい、と強く願っていました。

 

 

しかし今から思うとジェットコースターにはいい面もあって、一時的にすごいパワーも出せるんです。

 

 

高校で長期留学したり、大学で短期留学したり、山小屋に働きに行ったり、

 

文系の大学から理系の大学に入り直したり、

 

沖縄に移住したり、

 

 

あれもこれも、自分を変えるため、が根底にありました。

 

 

心理やスピリチュアルなことにもはまり、たくさん本を読んだり、セミナーに行ったり、講座やセッションを受けたり、色々やりました。

 

 

色々やり出した時はいいんです。

 

これで自分は変われる!いや、私は変わったんだ、とフワフワした感じになる。

 

 

でも、やっぱり、感情のジェットコースターはいつの間にか、また通常運行に。

 

 

うー、イライライラッ

 

あー、ダメな自分、ズーン・・・

 

 

はぁ、やっぱり変われない。

 

どうせ何やったって無駄なんだ。

 

 

転機となった気づき

 

そんなジリ貧だった私が本格的に変わり始めたのは、『インナーチャイルド』を扱うヒーリングに出会ってから。

 

自分を変えたい!ともがく中で、最終的に出会ったツールでした。

 

 

インナーチャイルドとは「子ども時代についた心の傷、満たされなかった想い」のこと。

 

インナーチャイルドは大人になっても潜在意識化に残り続け、人生全般に影響を与え続けるのです。

 

 

ヒーリングによりインナーチャイルドが元に戻らないレベル感で扱われていくと、不思議なことに、

 

感情の強度、持続性、攻撃性、頻度、

 

全てにおいて、落ち着いてきた自分を発見したのです。

 

 

あれ?いつもならイラッとする場面なのに、平気だなぁ

 

今日は1日中、気持ちが落ち着いていた、不思議だなぁ

 

 

特にあれこれ、何をしたわけではなく、自然と変化していったんです。

 

 

感情のジェットコースターが、公園の滑り台くらいに落ち着いてから、初めて気づきました。

 

感情は「敵」でも「悪いもの」でもなく、私の心が発している「大切なメッセージ」だということを。

 

 

例えば、イライラは、裏側に、もっと自分を「わかってほしい」、自分を「大切にしてほしい」という欲求が隠れていました。

 

また、突然襲ってくる不安や悲しみは、過去の私が「気づいてほしい」「助けてほしい」と訴えていたサインだったんです。

 

 

感情との新しい関係

 

それからは感情が出てきても、むやみやたらに押さえつけようとせず、感情の裏にある「メッセージ」を感じようと心がけました。

 

 

当時、私は子育て真っ最中でしたので、子育てのイライラはよいメッセンジャーになってくれました。

 

 

子どもが遊びに夢中になって私を無視する

 

その時に出てくるイライラは、息子と同じような年齢の時、やはり同じように遊びに夢中になり父の呼ぶ声を無視した私を父が引っ叩いた過去が関係していました。

 

 

子どもが面白がって私を叩いてくる

 

その時に出てくるイライラは、我慢して穏やかな母親になんてならなくていい、私のことを大切にしてほしいというメッセージでした。

 

 

そういう気づきが生まれると、じゃあ、次はこうしてみよう、という新たな視点がうまれます。

 

 

息子が私の呼ぶ声を無視する、多分それは聞こえていても聞こえてない状態だから、そばにいって目の前で伝えよう、とか、

 

息子が叩いてきて痛いなら、我慢せずちゃんとそれを表現してみようと、「痛い!痛い!痛いの嫌だからやめて!」と本気で言ったりしました。

 

 

感情のメッセージを受け取って、行動を変えると・・・、状況って変化するんです。

 

それを何度も経験しました。

 

 

今の私が感情について思うこと、

 

それは、感情は私たちを守ろうとしてくれている、とても大切な味方だということです。

 

 

怒りは「大切な何かが侵害されている」と教えてくれる。

 

悲しみは「失ったものを悼む時間が必要だよ」と伝えてくれる。

 

不安は「準備が必要かもしれないよ」と注意を促してくれる。

 

 

そして感情を押し殺そうとするのではなく、「今、私の心は何を伝えようとしているんだろう?」と、耳を傾けられるようになっていったんです。

 

 

感情に振り回されないということ

 

よく誤解されるのですが、「感情に振り回されない」というのは、感情を感じなくなることではないんです。

 

むしろ逆。

 

感情をしっかりと感じて、認めて、受け止めてあげられるようになると、感情はその役目を終えて、自然と静まっていく。

 

 

今でも私は怒りを感じることもあるし、悲しくなることもあります。

 

でも、その感情に飲み込まれて、言動や行動がアンコントロールになることは、ほとんどなくなりました。

 

 

なぜなら、感情がユラッときた、かなり初期の段階でキャッチできるからです。

 

例えば地震で言うと、地面の揺れを直接的に感じない震度一以下の揺れで、微細な感覚で地震が起きていることに気づいているような状態です。

 

 

結局、言動や行動をコントロールできなくなるレベル感にまで感情のエネルギーが肥大化するのは、感情を感じることを抑えていたり、感情を無視したりしているからなんですね。

 

 

あなたにも伝えたいこと

 

もしあなたが今、感情に振り回されて苦しんでいるのなら、それは決して、あなたが弱いからでも、ダメな人間だからでもありません。

 

あなたの心が、「もっと優しくして」「もっと大切にして」と、必死にメッセージを送っているだけなんです。

 

 

感情を感じることを受け入れて、その声に、少しだけ耳を傾けてみませんか?

 

 

感情は敵じゃない。

 

私たちを守ろうとしてくれている、大切な味方。

 

 

そのことに気づいた時、あなたと感情との関係は、きっと大きく変わり始めると思います。

 

 

感情とインナーチャイルドの深い関係

 

ただ振り返ると、私が感情を感じることに許可が出せ、感情のメッセージを受けとれ、行動を変えられるようになったのは、ヒーリングでインナーチャイルドを扱ったことがきっかけでした。

 

『インナーチャイルド』を扱うヒーリングを受ける前の私は、感情を感じるなんてとてもできやしませんでした。

 

 

イライラも落ち込みも大嫌い!!!

 

なのに、勝手にその状態にさせられてしまう、なんで?!、みたいな感じだったんです。

 

 

イライラを感じると、もうイライラに乗っ取られてしまい、全てを破壊したくなる

 

落ち込みを感じると、もう世界の終わりだ、消えてしまいたい、死にたい、くらいまで追い詰められる

 

 

その裏には、インナーチャイルドに付随する、未消化な感情の膨大なエネルギーが眠っていたんです。

 

 

記憶もあやふやな、子ども時代の出来事

 

 

例えば、父親の怒鳴り声・暴力

 

例えば、母親の過干渉・止まらぬ愚痴

 

そして両親の不仲、いがみあう声

 

 

子どもらしい、無邪気な自分でいさせてもらえなかった日々

 

心から安心してくらせる家庭環境ではなかった日々

 

大人の力で抑えつけられ、自分は大切にされない存在だ、いい子でない自分は生きる価値がないんだ、まで思い込んでしまった日々

 

 

もちろん、幸せなことも、楽しいこともあっただろう。

 

 

でも、心の傷(インナーチャイルド)の痛みが強すぎて、出てくる感情が激しすぎた。

 

そのままだと、辛すぎるから、心の奥底にギュッギュッと抑え込んで、記憶を曖昧にしてなんとかやりすごして生きてきた。

 

 

でもインナーチャイルドはなくなったわけでなく、心の奥底から影響を与え続ける。

 

膨大な感情のエネルギーとともに。

 

 

だから、どうしても感情に振り回されてしまう自分を変えられないという方は、私のようにまずインナーチャイルドを扱うことがオススメです。

 

 

インナーチャイルドを扱う方法は以下になります。

 

 

<自分で行う方法>

 

・傷ついた過去を思い出して、その時の感情を受け止める

 

・瞑想

 

 

<専門家のサポートを受ける方法>

 

・カウンセリング

 

・退行催眠(ヒプノセラピー)

 

・ヒーリング

 

 

私は自分の経験から良さを実感した『インナーチャイルド』を扱うヒーリングを、2009年から自分でも提供を開始しました。

 

こんな願いはありませんか?

・インナーチャイルドをなんとかしたい

・感情の波を穏やかにしたい

・人の顔色を伺って生きることをやめたい

・過去に囚われてもんもんとする時間を減らしたい

・ストレスレスでのびのびと生きていきたい

 

 

詳細はこちらのページをご覧ください

 

まとめ

 

感情のジェットコースターに乗っていた10〜30代の私に、もし今の私が声をかけられるなら、こう伝えたい。

 

 

「大丈夫だよ。その感情も、その苦しみも、全部意味があったんだよ」って。

 

 

そして、今まさに感情に振り回されて苦しんでいるあなたにも、同じことを伝えたいんです。

 

今のあなたの状態は、決して変えられないものじゃない。

 

感情と穏やかに付き合える日々は、必ず訪れます。

 

 

ただ、一人で抱え込まないでください。

 

私もそうだったように、誰かの手を借りることで、驚くほどスムーズに変化が起こることってあるんです。

 

 

もし、このコラムを読んで「私も変わりたい」「感情と違う関係を築きたい」と思われたなら、それはあなたの感情が発している大切なメッセージかもしれません。

 

 

私は15年以上、多くの方のインナーチャイルドに寄り添い、感情との関係を変えるためのサポートをしてきました。

 

 

もしよかったら、あなたの感情の声を聞かせてもらえたら嬉しいです。

 

 

『インナーチャイルド』を扱うヒーリング 詳細はこちら

 

 

 

 

 

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