
公園で、他のお母さんが子どもと笑い合っているのを見る。
自然に手をつなぎ、自然に抱きしめ、自然に「大好きだよ」と言っている。
それを見ながら、ふと思う。
「私には、あれが自然にできない」
「そもそも、母親に向いてなかったんじゃないか」
怒ってしまったとか、余裕がないとか、そういう瞬間はもちろんだけど、
もっと根っこの部分で、「自分には最初から何かが足りていない」ような気がしてしまう。
そんな感覚、ありませんか。
でもね、そんな風に感じているのは、あなただけではありません。
私は八神詠子といいます。
インナーチャイルドヒーラーとして、たくさんの子育てに悩むお母さん方に、3,000件以上のセッションをしてきました。
実は私自身も、子育てが始まったばかりの頃、自分の中に自然な「あたたかい愛情深い母親」のイメージがどこにも見当たらなくて、戸惑ったことがありました。
どう振る舞えば子どもにとって「あたたかい愛情深い母親」になれるのか、感覚としてわからなかった。
だからこそ、その「向いてなかった」という感覚の奥にある、本当のしんどさ、わかります。
そこで今日は、「子育てに向いてなかった」と感じてしまう本当の背景と、その感覚と向き合っていく方法を、あなたにお伝えしたいと思います。
<この記事でわかること>
・「向いてなかった」という感覚が、単なる疲れとは違う理由
・他の母親と自分を比べて落ち込んでしまうメカニズム
・その感覚を、あなたの愛情不足のせいにしなくていい理由
・「向いてなかった」という感覚と、これから向き合っていく方法
この記事の目次
「子育てに向いてなかった」と感じてしまう瞬間
まずは、どんな瞬間にその感覚が湧いてくるのか、一緒に見ていきましょう。
他の母親の自然な愛情表現を見て、落ち込む
公園で、電車で、SNSで。
他のお母さんが、迷いなく子どもを抱きしめたり、優しい声をかけたりしている場面に出会う。
「かわいいね」「大丈夫だよ」と、まるで息をするように言葉が出てくる。
その自然さを見るたびに、「私にはあれができない」という感覚が、じわっと胸に広がっていく。
怒ってしまったわけでも、余裕がなかったわけでもないのに、それでも「向いてない」と感じてしまう。
それは、あなたの中に「あたたかさの見本」が、そもそもなかったからかもしれません。
「愛してる」のに、自然に表現できない自分に戸惑う
子どものことは、もちろん愛している、はず・・・?
でも、いざ抱きしめようとすると、どこかぎこちなくなってしまう。
「かわいい」と思っていても、それを言葉や態度で自然に表せない。
(私、本当にこの子を愛してるんだろうか・・・)
そんな不安が、ふとよぎることもあるかもしれません。
でも、これは愛情の量の問題ではないんです。
「向いてる人」と「向いてない人」がいると思い込んでしまう
「母性がある人」と「母性がない人」がいる。
そんな風に、生まれつき決まっているものだと思い込んでいませんか。
だからこそ「向いてなかった」という言葉が、まるで動かしようのない事実のように感じられてしまう。
でもね、多くの場合違うんです。
それは、生まれ持った性質の問題ではないんです。
その「向いてなかった」は、あなたの愛情不足が原因じゃない
じゃあ、どうしてそんなに「向いてない」と感じてしまうのか。
その根っこの部分を、一緒に見ていきましょう。
インナーチャイルドが刺激されて、「あたたかさがわからない」という形であふれ出す
インナーチャイルドとは、子ども時代についてしまった心の傷、満たされなかった想いのこと。
子どもの頃、自分自身が「あたたかく受け入れてもらう」という経験をあまりしてこなかった人は、その未消化な感情がインナーチャイルドとして心の奥に残り、大人になってから、いざ自分の子どもを目の前にしても、愛情の表し方がわからず、戸惑ってしまうことがあります。
頭では「愛している」と思っていても、そのインナーチャイルドが刺激されて、体の方が先に固まってしまうんです。
「向いてない」と感じてしまうのも、実は同じ仕組みです。
あたたかい母親のお手本を、感覚として受け取れずに育ってきたから、いざ自分がその役割を担う番になったとき、「どうすればいいのかわからない」という戸惑いが、「向いてない」という言葉に置き換わってしまうんですね。
私の体験談:ありのままでいるより「ちゃんとすること」を求められた子ども時代
実際、私自身にも、こんな経験があります。
過干渉で浮き沈みの激しい母のもとで育った私は、甘えたいときに素直に甘えられず、「そのままの自分でいい」と言われた記憶が、ほとんどありませんでした。
いつも母の機嫌をうかがいながら、「問題のない、いい子」でいることに必死だった。
子育てが始まってからも、「あたたかく抱きしめる」という行為そのものが、自分にとってはどこかぎこちない、練習が必要な動作のように感じられて、そんな自分にとまどった時期がありました。
私、冷たいんじゃないかって何度も思ったんです。
ここからは、この戸惑いが、あなたの中に具体的にどう残っているかを見ていきますね。
その戸惑いは、あなたの中にどう残っているか
子どもの頃「あたたかく受け入れてもらう」経験が少なかったりすると、それが心の奥にインナーチャイルドとして残っていきます。
たとえば、こんなふうに・・・
【子どもの頃】
甘えたい気持ちがあっても、うまく甘えられなかった。「そのままのあなたでいい」と言ってもらえた記憶がほとんどない。
【今】
子どもを目の前にしても、頭では「愛してる」と思ってるのに、自然に甘えさせてあげる感覚がわからず、戸惑ってしまう。
→ 「あたたかく愛情深く受け入れてもらった経験がない」というあなたの中の傷が、刺激されているのかもしれません。
【子どもの頃】
きょうだいや周りの子と比べられ、「〜ちゃんはできるのに」と言われ続けた。
【今】
他の母親が自然に、楽しそうに子どもと関わっている姿を見るたびに、「あの人たちにあって、私にはないものがある」「あんなふうにいい母親になれない」と落ち込んでしまう。
→ 「人と比べて自分は劣っている」というあなたの中の傷が、刺激されているのかもしれません。
あなたが子ども時代に感じてきた「あたたかく愛情深く受け止めてもらえなかった」感覚と、今、自然な愛情表現ができないと感じる感覚に、何かつながりはありませんか。
つまり、「向いてなかった」と感じてしまうのは、あなたの愛情が足りないからではありません。
子どもの頃から積み重なってきた、インナーチャイルドからのサインなんです。
「向いてなかった」という感覚と向き合うために、できること
理由がわかったところで、じゃあどうすればいいのか。
具体的に見ていきますね。
「自然にできる」を目指さなくていい
自然な愛情表現は、練習して身につけても構いません。
ぎこちなくても、意識して抱きしめる、意識して言葉にする。
それを繰り返すうちに、少しずつ体に馴染んでいきます。
習うより慣れろってやつです。
「自然に」を目指さなくていいと思うだけで、肩の力が抜けていくはずです。
自分にも「あたたかい言葉」をかけてみる
あたたかい母親なら子どもにかけてあげるであろう言葉を、まずは自分自身にかけてみてください。
「よくやってるよ」「そのままでいいよ」
誰かに言ってもらえなかった言葉を、自分で自分に届けてあげる。
これを続けるうちに、子どもへの言葉も、少しずつ自然に出てくるようになっていきます。
根本から変えるには、インナーチャイルドと向き合うこと
小さな工夫だけでも変化は起きますが、根本から「向いてなかった」という感覚を手放すには、あなた自身の中にある「あたたかく受け止めてもらえなかった」というインナーチャイルドと向き合うことが近道です。
向き合うといっても、難しく考えなくて大丈夫。
子育て向いてなかった、と落ち込んだ瞬間、それを見なかったことにせず、「今、子ども時代の、親からあたたかく受け入れてもらえなかった心の傷が痛んでいるんだな」と、自分自身で気づいてあげる。
たったそれだけでも、心が少しずつゆるんでいきます。
過去の傷が癒えていくと、意識しなくても、あたたかさが自然と態度ににじみ出るようになっていきます。
とはいえ、長年積み重なってきた感情に、自分ひとりで向き合うのは、決して簡単なことではありません。
つらい記憶に向き合うことに、怖さや不安を感じるのは、当然のことです。
だからこそ、専門家の力を借りれば、一人で抱え込むよりも、ずっと早く前に進んでいけます。
まとめ
ここまで「子育てに向いてなかった」と感じてしまう背景についてお伝えしてきましたが、いきなり自然にあたたかい母親になる必要はありません。
なぜなら、その感覚の奥には、子ども時代から積み重ねてきたインナーチャイルドがあるからです。
「早くあたたかい愛情深い母親になりたい」と焦りすぎると、ぎこちない自分をまた責めてしまい、余計に遠ざかってしまいます。
向いてないと感じる自分も、それを気にしてしまう自分も、まずはそのまま受け止めてあげてください。
大丈夫、あなたはちゃんと変わっていけるから。
私は、知ってるよ。
・「向いてなかった」という思い込みを、手放したい。
・他の母親と比べて落ち込むのを、もうやめたい。
・根本から、あたたかさを取り戻したい。
・ぎこちなくても、自分らしく子どもと向き合いたい。
・子どものためにも元に戻らない変化をしたい。
私の『インナーチャイルド』を扱うヒーリングセッションでは、あなたの幼少期の経験を丁寧に振り返り、満たされなかった想いや痛みに寄り添いながら、インナーチャイルドをエネルギー的に扱っていきます。
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