子育て中に涙があふれても、自分を責めなくていい

 

子どもを叱ったあと、ふと涙が出てくる。

 

洗い物をしていたら、理由もなく涙があふれてくる。

 

 

「え、なんで今、泣いてるんだろう……」

 

 

自分でも驚くくらい、突然涙腺が緩んでしまう。

 

 

特別に悲しい出来事があったわけじゃないのに。

 

ただ、洗濯物をたたんでいるだけなのに。

 

気づいたら、頬が濡れている。

 

 

「こんなことで泣くなんて、私、情緒不安定なのかな」

 

「涙もろい母親で、子どもに心配かけてないかな」

 

 

そんな風に、涙が出る自分をさらに責めてしまうこと、ありませんか。

 

 

私は八神詠子といいます。

 

インナーチャイルドヒーラーとして、たくさんの子育てに悩むお母さん方に、3,000件以上のセッションをしてきました。

 

 

実は私自身も、子育て中、夜に子どもの寝顔を見ながら、理由もなく涙があふれてきたことがあります。

 

その日、特別につらいことがあったわけじゃないのに。

 

なぜか涙が止まらなくて、自分でも戸惑ったんです。

 

 

だからこそ、「なんで泣いてるのかわからない」まま涙が出てしまう、その落ち着かなさが、痛いほどわかります。

 

 

そこで今日は、子育て中に急に涙があふれてしまう本当の理由と、涙の奥にある感情と向き合って心を軽くしていく方法を、あなたにお伝えしたいと思います。

 

 

<この記事でわかること>

 

・子育て中に急に涙が出てしまう、本当の理由
・涙が「たまたま」ではなく、特定の瞬間に出てくるメカニズム
・涙が出る自分を責めなくていい理由
・涙の奥にある感情と向き合い、心を軽くしていくステップ

 

 

「また急に涙が出てきた」――子育て中に涙があふれる瞬間

 

まずは、涙があふれてしまう場面を振り返ってみましょう。

 

ふとした瞬間に、涙腺が緩んでしまう

 

子どもを叱ったあと、寝顔を見て「なんであんな言い方したんだろう」と涙が出る。

 

家事をしている最中、何のきっかけもないのに、じわっと涙があふれる。

 

ママ友の何気ない一言に、家に帰ってから涙が止まらなくなる。

 

 

どれも、大泣きするような出来事ではない・・・

 

でも、ふとした瞬間に、涙腺だけがゆるんでしまう。

 

 

泣くことに罪悪感を覚えてしまう

 

「こんなことで泣くなんて、大げさかな」

 

「子どもの前で泣いたら、不安にさせてしまうかも」

 

 

そう思って、涙をぐっとこらえたことはありませんか。

 

 

でも涙を我慢すればするほど、いつの間にか涙腺は緩みやすくなり、思わぬタイミングで涙があふれてしまう。

 

そんな悪循環に、心当たりがある方も多いのではないでしょうか。

 

 

涙が出るのは、あなたが弱いからじゃない

 

涙が出てしまうのは、あなたが情緒不安定だからでも、弱いからでもありません。

 

 

涙は、感情があふれた証拠

 

涙は、心にたまった感情が許容量を超えた時に、体が自然と出す反応です。

 

怒り、悲しみ、疲れ、寂しさ・・・

 

日々のあわただしさの中で感じきれずにいた感情が、ふとした瞬間に涙という形であふれ出てくる。

 

それだけのことなんです。

 

 

我慢強い人ほど、涙で感情が漏れ出す

 

むしろ、普段から感情を抑え込んで頑張っている人ほど、涙腺は緩みやすくなります。

 

怒りを我慢し、悲しみに気づかないふりをして、毎日を回している。

 

そうやって蓋をしてきた感情が、限界を迎えた時、涙という形で漏れ出てくるんです。

 

 

では、なぜその感情に、それほど強く蓋をしてしまうのでしょうか。

 

 

なぜ「涙」という形で感情があふれてくるのか

 

「こんなに涙もろいなんて、性格の問題?それとも私が弱いから?」などと思う必要はありません。

 

 

インナーチャイルドが刺激されて、涙という形であふれ出す

 

インナーチャイルドとは、子ども時代についてしまった心の傷、満たされなかった想いのことです。

 

子どもの頃、「泣くこと」と「怒られること」がセットになっていた人は、その経験がインナーチャイルドとして心の奥に残り、大人になっても、感情が動いた瞬間に、無意識のうちに涙腺がゆるんでしまいます。

 

頭では「大したことじゃない」とわかっていても、そのインナーチャイルドが刺激されて、感情の方が先に涙という形であふれ出してしまうんです。

 

 

私の体験談:泣くと怒られた子ども時代

 

実際、私自身にも、こんな経験があります。

 

高圧的だった父。

 

父の前で泣くと叩かれてしまうので、悲しくても悔しくても、涙をこらえることを覚えました。

 

子育て中も、夜、子どもの寝顔を見ていると、その日感じきれなかった感情が涙になってあふれてきて止められない、そんな夜が当時は何度かありました。

 

「泣いてはいけない」という子ども時代に刻まれた我慢の癖が、刺激されていたんですね。

 

 

ここからは、インナーチャイルドが具体的にどう影響しているのかを見ていきますね。

 

 

その涙は、あなたの中にどう残っているか

 

子どもの頃「泣くと怒られる」を繰り返し経験すると、それが心の奥にインナーチャイルドとして残っていきます。

 

たとえば、こんなふうに・・・

 

 

【子どもの頃】

本当は泣きたい時に思い切り泣きたかったのに、「泣くのはみっともない」「泣くのはわがまま」などと言われ続けた。

 

【今】

子どもの前で涙をこらえきれなくなると、「情けない」と自分を強く責めてしまう。

 

→ 「泣くことは弱さの証拠」というあなたの中の傷が、刺激されているのかもしれません。

 

 

【子どもの頃】

泣いても誰も気づいてくれず、一人で感情をしずめるしかなかった。

 

【今】

理由もなく涙があふれてくると、「誰にも見せられない」と、一人でこっそり泣いてしまう。

 

→ 「感情は一人で処理するもの」というあなたの中の傷が、刺激されているのかもしれません。

 

 

あなたが子ども時代に感じてきた「泣いてはいけない」感覚と、今、ふとした瞬間にあふれる涙に、何かつながりはありませんか。

 

つまり、理由もなく涙が出てしまうのは、あなたが情緒不安定だからではありません。

 

子どもの頃から積み重なってきた、インナーチャイルドからのサインなんです。

 

 

涙の奥にある感情と向き合い、心を軽くしていくには

 

では、涙の奥にある感情と向き合い、心を軽くしていくには、どうしたらいいのでしょうか。

 

具体的に見ていきますね。

 

 

涙が出そうになったら、そのまま流してみる

 

我慢して抑え込もうとせず、安全な場所でなら、涙をそのまま流してしまって大丈夫。

 

涙を止めようとするより、少しの間、感情に任せてみる。

 

それだけで、心にたまっていたものが軽くなっていきます。

 

涙は心身ともにデトックスになるからです。

 

 

「なんで泣いたのか」を、責めずに書き出してみる

 

涙が出たあと、「情緒不安定だから」で片付けず、その時どんな感情があったのかをメモしてみてください。

 

「疲れていたんだな」「悔しかったんだな」と、事実として書き出すだけでいい。

 

それを繰り返すうちに、自分の感情のパターンが少しずつ見えてきます。

 

 

根本から変えるには、インナーチャイルドと向き合うこと

 

これだけでも変化は起きますが、根本から「涙が出る自分への罪悪感」を手放すには、あなた自身の中にある「泣いてはいけない」というインナーチャイルドと向き合うことが近道です。

 

向き合うといっても、難しく考えなくて大丈夫です。

 

涙があふれそうになった瞬間、それを止めようとせず、「今、あの頃我慢していた感情が出てきているんだな」と、自分自身で気づいてあげる。

 

たったそれだけでも、心が少しずつゆるんでいきます。

 

過去の傷が癒えていくと、涙が出ても、以前ほど自分を責めなくなっていきます。

 

 

とはいえ、長年積み重なってきた感情に、自分ひとりで向き合うのは、決して簡単なことではありません。

 

つらい記憶に向き合うことに、怖さや不安を感じるのは、当然のことです。

 

だからこそ、専門家の力を借りれば、一人で抱え込むよりも、ずっと早く前に進んでいけます。

 

 

まとめ

 

ここまで子育て中に涙があふれてしまう理由についてお伝えしてきましたが、涙が出なくなることを目指す必要はありません。

 

なぜなら、涙は我慢してきた感情を手放すための、大切なプロセスだから。

 

「涙もろい自分を早く直したい」「突然涙が出るのをやめたい」などと焦りすぎると、感情を感じることすら我慢してしまい、余計に心が苦しくなりかねません。

 

涙が出る自分も、それを情けなく感じてしまう自分も、まずはそのまま受け止めてあげてください。

 

 

大丈夫、その涙は、あなたの心をちゃんと軽くしてくれています。

 

 

 

こんな願いはありませんか?

・一刻も早く感情の波を穏やかにしたい。

・子どものためにも元に戻らない変化をしたい。

・子どもと一緒に、無邪気に笑って楽しめる時間を増やしたい。

・「感じてもいい」と自分に許可を出せるようになりたい。
・我慢しすぎずに、心穏やかに子育てしたい。

 

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