
「この子の性格、私のせいかもしれない…」
そんな風に思ったことはありませんか。
子どもがすぐ泣く。すぐ怒る。人見知りが激しい。怖がり・・・。
そういう姿を見るたびに、ふと頭をよぎるかもしれません。
「私に似ちゃったのかな」「私の育て方が悪かったのかな」って。
私は15年以上、インナーチャイルドヒーラーとして、たくさんのお母さんたちの心に寄り添ってきました。
その中で「私の性格がこの子に影響しちゃったのかも」と不安に思う母親の声も聞いてきました。
この記事では、そんなお母さんたちの不安に、科学的な知識と15年の現場経験の両方からお答えしたいと思います。
結論から言うと、子どもの性格は「母親だけ」では決まりません。
でもね、母親が子どもに影響を与えるポイントは確かにあります。
それは、多くのお母さんが思っているものとは少し違う場所にあるんです。
この記事の目次
「子どもの性格は母親で決まる」と言われる理由
「子どもの性格は母親で決まる」——こんな言葉、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
ネットで検索しても、ママ友との会話でも、実母からのプレッシャーとしても、よく出てくるフレーズですよね。
この言葉が広まっている背景には、母親が子どもと過ごす時間が圧倒的に長い、という現実があると思います。
特に乳幼児期は、お母さんが主な養育者であることが多いですよね。子どもが最初に信頼関係を築く相手がお母さんであることが多いので、「母親の影響=絶大」というイメージが生まれやすいんです。
それに、子どもって本当に親のことをよく見ていますから。
私が怒りっぽいから子どもも怒りっぽい。
私が心配性だから子どもも不安が強い。
そういう「似ている部分」を見つけると、「やっぱり母親で決まるんだ」と感じてしまいますよね。
でも、実はこれ、科学的に見ると少し違った景色が見えてくるんです。
科学的にはどうなの?子どもの性格に影響する3つの要素
子どもの性格がどうやって決まるのか、心理学や行動遺伝学の分野ではかなり研究が進んでいます。
ここでは、現在わかっていることをシンプルにお伝えしますね。
要素① 遺伝の影響(約50%)
驚く方もいるかもしれませんが、性格の約半分は「遺伝」で決まると言われています。
これは、離れて育った一卵性双生児を対象にした大規模な研究から明らかになったことです。
同じ遺伝子を持つ双子が、まったく違う家庭で育てられたにもかかわらず、性格がとても似ていた——という研究結果がたくさんあるんですね。
ただ、ここで大事なポイントがあります。
遺伝というのは「お母さんの性格がそのまま子どもにコピーされる」という意味ではないんです。
お父さんとお母さんの遺伝子がそれぞれ半分ずつ、ランダムに組み合わさって子どもに伝わります。
だから、「この子の怒りっぽいところは私に似た」と思っても、実はお父さん側の遺伝かもしれないし、両方が混ざった新しい組み合わせかもしれない。
つまり、「母親の性格=子どもの性格」ではないんです。
要素② 家庭外の環境(約50%)
残りの約半分は、友だち関係や学校、地域など、家庭の外の環境から影響を受けていることがわかっています。
子どもは成長するにつれて、家の外の世界で過ごす時間が増えていきますよね。
そこで出会う友だちや先生、経験する出来事が、性格の形成に大きく関わっているんです。
要素③ 家庭環境(親の育て方)の影響は?
ここが一番意外なポイントかもしれません。
行動遺伝学の研究では、親の育て方の「違い」が子どもの性格に与える影響は小さいということがわかっています。
厳しく育てても、のびのび育てても、大人になったときの性格にはほとんど差が出ない、というんですね。
「えっ、じゃあ育て方って意味ないの?」
そう思いますよね。
でも、これは「育て方がどうでもいい」という意味ではないんです。
虐待やネグレクトのような極端なケースは、もちろん子どもの心に深い傷を残します。
これは別の話です。
ここで言っているのは、普通に愛情を持って育てている範囲であれば、「もっと厳しくすべきだった」とか「もっと褒めるべきだった」と自分を責める必要はない、ということなんです。
じゃあ、母親は子どもの性格に影響しないの?
科学的な研究を見ると、「子どもの性格は母親で決まる」とは言えないことがわかりました。
でもね、私が15年間、たくさんのお母さんたちと向き合ってきた中で感じていることがあります。
それは、「性格そのもの」ではなく、「お母さんの心の状態」が、子どもとの関わり方を通じて確かに伝わっている、ということなんです。
どういうことか、少し説明しますね。
たとえば、お母さん自身が「自分はダメだ」という気持ちを心の奥に持っていると、子どもがちょっと失敗したとき、つい強く叱ってしまったり、逆に過剰に心配してしまったりしますよね。
お母さん自身が「人に迷惑をかけてはいけない」と強く思い込んでいると、子どもにも同じ価値観を無意識に押しつけてしまうことがあります。
これは「育て方」の問題ではなくて、お母さんの心の根っこにある感情が、日常のちょっとした反応や声のトーン、表情を通じて、子どもに伝わってしまうんです。
子どもは言葉よりも、お母さんの「雰囲気」や「感情」をものすごく敏感にキャッチしていますから。
「私のせいかも」と感じるママほど知ってほしい、インナーチャイルドのこと
ここで一つ、大切なことをお伝えさせてください。
「子どもの性格は私のせいかも」と不安になるお母さんほど、実はとても真剣に子育てに向き合っている方なんですよね。
そしてそういう方ほど、ご自身の幼少期に心の傷(インナーチャイルド)を抱えていることが多いんです。
インナーチャイルドとは、子ども時代に経験した辛い気持ちや、満たされなかった想いが、大人になった今でも心の奥に残っているもののことです。
たとえば——
「ちゃんとしなさい」と言われ続けて育ったお母さんは、自分の子どもにも「ちゃんとしなきゃ」を求めやすくなります。
「泣いちゃダメ」と言われて育った方は、自分の子どもの泣き声に過剰に反応してしまいやすい。
これは性格の遺伝でも、育て方の問題でもなくて、お母さん自身の中にある「未処理の感情」が、子どもとの関係に影響しているということなんです。
私のもとに相談にいらっしゃるお母さんの多くが、最初は「子どもの性格をなんとかしたい」とおっしゃいます。
でも、セッションを進めていくと、実は子どもの問題ではなくて、お母さん自身のインナーチャイルドが関係していた——ということがとても多いんです。
お母さんの心が変わると、子どもも変わっていく
これは私が15年間以上、たくさんのお母さんたちを見てきた中で、繰り返し目の当たりにしてきたことです。
お母さん自身のインナーチャイルドが癒されると、子どもへの関わり方が自然に変わります。
怒鳴ることが減った。
子どもの話をゆったり聞けるようになった。
「それダメ!」と頻繁に言わなくなった。
そうすると、不思議なことに、子どもの方も変わっていくんです。
すぐ泣いていた子が落ち着いてきた。
すねることが減った。
自分から「これやりたい」と言えるようになった。
これは、子どもの「性格」が変わったというより、子どもが本来持っている性質が、安心できる環境の中でのびのびと表に出てこられるようになった、という方が正確だと思います。
つまり、お母さんが自分自身を癒すことが、子どもにとっても最高のプレゼントになるんですね。
子どもの性格を心配するより大切な「たった一つのこと」
ここまで読んでくださったあなたに、最後にお伝えしたいことがあります。
子どもの性格を「変えよう」としなくていいんです。
性格の半分は遺伝で決まっていて、残りの半分は友だちや環境の影響。
育て方で性格を思い通りにコントロールすることはできません。
でも、がっかりしなくて大丈夫です。
お母さんにできる一番大切なこと、それは「自分自身の心を整えること」です。
自分の中にある不安や自己否定、幼少期から持ち越してきた生きづらさ——そこに向き合うことで、子どもとの関係は驚くほど変わっていきます。
子どもの性格を心配してネットを検索しているあなたは、きっと十分すぎるほど子ども思いのお母さんです。
だからこそ、今度は自分自身の心にも目を向けてあげてくださいね。
まとめ
「子どもの性格は母親で決まる」——この言葉に苦しんでいるお母さんは多いと思います。
でも、科学的に見れば、子どもの性格はお母さんだけで決まるものではありません。
遺伝と環境が複雑に絡み合って形成されていくものです。
そのうえで、母親が子どもに影響を与えるとしたら、それは「育て方」よりも「お母さん自身の心の状態」。
お母さんの中にあるインナーチャイルドが、無意識のうちに子どもとの関わり方に影響しているケースは、私のセッションの現場では本当に多いです。
子どもの性格を変えようとするより、まずお母さん自身の心を整える。
それが、結果的に子どもがのびのびと自分らしく育つための、一番の近道。
もし、「自分のインナーチャイルドが子どもに影響しているかも」と感じたら、一人で抱え込まないでくださいね。
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