
ギロリッ
子どもに睨まれると、ドキッとしますよね。
「なに、その目…」って、思わず身構えてしまったり、イラッとしてしまったり。
一見、反抗や怒りに見えるこの行動。
でもね、その裏には子どもなりの理由がちゃんとあるんです。
子どもの「睨む」は、言葉にできない気持ちを必死に伝えようとしているサインなんですよね。
この記事では、子どもが睨む心理的な背景と、親としてどう受け止めて対応すればいいかをお伝えしていきます。
お子さんの気持ちを理解することが、親子関係をよくしていくサポートになったら嬉しいです。
どうぞ読み進めてみてくださいね。
この記事の目次
子どもが睨む心理的な理由
子どもが睨むのは、言葉ではうまく表現できない気持ちを抱えているとき。
たとえば、入学やクラス替えで新しい環境になじめないとき。
きょうだいに親の関心を取られたと感じたとき。
「やりたいのに、やらせてもらえない!」というフラストレーションがたまったとき。
こういった場面で、子どもは「睨む」という形で気持ちを外に出そうとします。
大人だったら言葉で伝えられることでも、子どもにはまだそのスキルが育ちきっていないんですよね。だから、目の表情を使って訴えてくるわけです。
つまり「睨む」は、感情をコントロールする力を育てている途中のあらわれでもあるんです。
そう思うと、少し見え方が変わりませんか?
「睨む」にもタイプがある(要注意のサインとは?)

ひとくちに「睨む」と言っても、実はいくつかのタイプがあります。
① 怒り・不満タイプ
「それ、イヤだ!」「ずるい!」など、自分の思い通りにいかないときの睨み。
眉間にシワが寄っていたり、口をぎゅっと結んでいたりします。
② 注目してほしいタイプ
わざとじーっとこちらを見てくる睨み。
「ねえ、こっち見てよ」という気持ちの表れです。
忙しくしている親に対して、特に出やすいですね。
③ 不安・緊張タイプ
目をそらせない、固まったような睨み。
初めての場所や知らない人の前で見られることがあります。
これは怒りではなく、怖さや緊張から来ているんです。
ここで気をつけたいのが、特定の状況や人に対して繰り返し睨む行動が出ているとき。
たとえば、「保育園の先生の前だけ睨む」「きょうだいと一緒のときだけ睨む」というパターンがあるなら、その状況に何か子どもなりのストレスが隠れている可能性があります。
親を睨む子ども その目の奥にある本当の気持ち
子どもが他の人ではなく、親を睨んでくる。これ、実はとても意味があるんです。
それは「あなただから見せてるんだよ」というメッセージなんですよね。
子どもにとって親は、一番安心できる存在。
だからこそ、言葉にできないモヤモヤを一番ぶつけやすい相手でもあるんです。
親を睨む子どもの気持ちを言葉にすると、こんな感じかもしれません。
- 「もっとわかってほしい」
- 「ぼくの話、ちゃんと聞いてよ」
- 「自分で決めたいのに、決めさせてもらえない」
- 「さみしいのに、うまく言えない」
- 「わたしは怒ってるんだよ!ケアしてよ!」
特に自己主張が発達してくる3〜4歳ごろや、小学校低学年くらいの子は、「自分の意志を持っているのに、それをうまく伝えられない」というもどかしさが「睨む」という形で出やすいんです。
だから、「なんでそんな目で見るの!」と叱ってしまうと、子どもの気持ちの行き場がなくなってしまう。
(とはいえ、思わず反応しちゃう気持ちもよーくわかります。私たちも人間ですからね。)
まずは「この子は何か伝えたいんだな」と、一呼吸おいてみること。
それだけで、親子のやりとりが変わっていきますよ。
「睨む」が増えているなら、会話の時間を振り返って
お子さんの「睨む」が最近増えたな…と感じているなら、ちょっと振り返ってみてほしいことがあります。
最近、子どもとゆっくり話す時間、ありましたか?
忙しい毎日の中で、子どもの話を「ながら」で聞いてしまったり、「あとでね」が続いてしまったり。
それは全然珍しいことじゃないし、責めるつもりはまったくありません。
でもね、子どもはそういう「聞いてもらえなかった」体験を、思った以上にためこんでいるんです。
言葉で伝えても聞いてもらえないと感じた子どもは、別の方法で気持ちを表現するようになります。
それが「睨む」だったり、ふてくされたり、黙り込んだりする行動なんですよね。
ポイントは、長い時間じゃなくてもいいということ。
1日10分でいいから、スマホを置いて、子どもの目を見て、「今日どうだった?」と聞いてみる。
その10分の積み重ねが、子どもの「睨む」を少しずつ減らしていきます。
親子の信頼関係を育てる小さなステップ
子どもが安心して気持ちを言葉にできるようになるには、「この人には何を言っても大丈夫」という信頼の土台が必要です。
信頼関係の構築って、なにか特別なことをしなくてもいいんですよ。
日常の中の小さなことの積み重ねで育っていくものなんです。
たとえば、こんなこと。
「約束を守る」
「あとで遊ぼうね」と言ったら、ちゃんと遊ぶ。
小さな約束でも守ってもらえた経験は、子どもにとって「この人は信じられる」という実感につながります。
「子どもの言葉をそのまま受けとめる」
「今日、〇〇くんにイヤなこと言われた」と子どもが話したとき、「そんなの気にしなくていいよ」ではなく、「そうだったんだね、イヤだったね」とまず受けとめる。
「一貫した態度でいる」
昨日はOKだったことが今日はダメ、というブレは、子どもを混乱させます。
完璧じゃなくていいので、なるべく同じ基準でいること。
こういう日々の関わりの中で信頼が育つと、子どもは「睨む」以外の方法で気持ちを伝えられるようになっていきます。
家庭でできる工夫(ゲームやアクティビティで感情表現の練習)
「感情を言葉にする」って、実は大人でも難しいですよね。
子どもならなおさらです。
だから、遊びの中で自然に練習できる工夫を取り入れてみるのがオススメです。
【感情ルーレット】
「うれしい」「かなしい」「びっくり」「こわい」「イライラ」などの感情を書いたカードを用意します。
子どもがカードを引いて、その感情の顔を作ったり、「この気持ちになったのはどんなとき?」と話してみたり。ゲーム感覚だと、子どもも楽しく取り組めますよ。
【おはなし作り】
絵本を一緒に読みながら、「この子、今どんな気持ちかな?」と聞いてみます。
物語のキャラクターを通して感情を考えることで、自分の気持ちに気づく練習になるんです。
お話を一緒に作ってみるのも楽しいですね。
【家族会議】
週に1回でもいいので、家族みんなで「最近うれしかったこと」「ちょっと困っていること」を話す時間を作ってみてください。
子どもが「自分の話を聞いてもらえる場がある」と感じられることが大切です。
あとは、お手伝いなどの役割を持たせて、「ありがとう、助かったよ」と伝えること。
これは子どもの自信を育てることにもつながります。
子どもの「睨む」に振り回されないために 親自身の心のケア

ここまで、お子さんの気持ちや対応法についてお話ししてきました。
ここからのお話しはもしかして、一番大切なことかもしれません。
それは、親自身の心のケアです。
子どもに睨まれたとき、イラッとしたり、傷ついたり、「私の育て方が悪いのかな」と自分を責めてしまったりすること、ありませんか?
実はその反応の中に、あなた自身のインナーチャイルドが関係していることがあるんです。
たとえば、自分が子どもの頃に親から睨まれた経験がある方は、子どもの「睨む」に対して過剰に反応しやすくなります。
「睨む=拒絶された」「睨む=自分が悪い」という感覚が、無意識のうちに呼び起こされるからなんですよね。
だから、子どもの行動に対処する前に、まず自分の中にある感情に気づいてあげること。
「あ、今わたしイラッとしてるな」
「なんかモヤモヤするな」
そう気づくだけで、感情に巻き込まれずに子どもと向き合えるようになっていきます。
子どもの「睨む」をきっかけに、自分自身の感情のパターンにも目を向けてみる。
それは、親子関係だけでなく、あなた自身が楽になる道にもつながっていますよ。
まとめ
子どもが睨むのは、言葉にできない気持ちを伝えようとしているサインです。
怒りや不満だけでなく、不安、さみしさ、「わかってほしい」という気持ちが隠れていることも多いんですよね。
この記事でお伝えしたポイントをおさらいすると、
- 「睨む」は感情コントロールを学んでいる途中の自然な行動
- タイプ別に子どもの気持ちを理解する
- 親を睨むのは「一番安心できる人」だからこそ
- 日々の会話と小さな信頼の積み重ねが、「睨む」を減らしていく
- 子どもの行動に振り回されないために、親自身の心のケアも大切
お子さんの目の奥にある気持ちに寄り添うことで、親子の関係はきっと変わっていきます。
この記事が、少しでもあなたの子育てのヒントになればうれしいです。
関連記事
「もう子育てでイライラしたくない!」
◾️子育ての感情に振り回されていませんか?
『子育てで感情が揺れる根本原因を探って扱う方法』
E-BOOKプレゼント中
↓ お受け取りは画像をクリック。
























