
子育てが始まってから、イライラすることばかり!
でもイライラしちゃう自分が一番嫌い
もっとおおらかに子育てしたいのに・・・
いやー、私も、一人息子の子育てで、イライラしちゃうことがたくさんありました。
なんでこんなにイライラしちゃうんだろう、って自分を責め続けたこともあります。
でも、イライラと向き合ってみると・・・
イライラって、大切なことを教えてくれるための感情なんだって気づけるようになっていったんです。
そんな、私が子育てのイライラを通して学んだリアルな実体験をお伝えしたいと思います。
子育てのイライラに悩む方へ、この記事をイライラの根本原因を探り、イライラを手放すヒントにしてもらえたら嬉しいです。
この記事の目次
産まれた!赤ちゃんの息子の頭に早速イライラ
私の子育てのイライラは、息子が赤ちゃんの時からスタートします。
もちろん、子育てでイライラなんてする予定じゃなかったですよ。
穏やかでハッピー、子どもを尊重して育てる母親になる予定でしたから。
でも、生後10日くらいたって、私の理想の子育ては早くも崩れ去りました。
息子の頭が歪んでいることを発見したんです。
歪んでいるというのは、頭の片側が平らになっていて、アンバランスになっているということ。
なので、仰向けで息子が寝ていると、どうしても平らになっている方に頭が傾いて、顔の向きグセがついている感じでした。
頭は丸く、形よく育てたい!!!
その方が健康で、健やかに育つ。
頭が歪んでると、運動神経が悪くなったり、自律神経が整わなかったりして、大変なことになる。
そう、思い込んでいた私は、必死になって、息子の頭の形を元に戻そうとしました。
仰向けに真っ直ぐ上を向いて寝れるように、凹んでいる側の頭の下にタオルを押し込みました。
でも、何度、真っ直ぐ上を向くように矯正しても、いつのまにか、息子は顔を横に向けてしまう。
イライライライラ!!!
なんでっ????
こんなにあなたのためを思って、一生懸命頑張っているのに、なんでわかってくれないの???
いやいやいや、そんな赤ちゃんにね、わかってよ、なんてね、おかしいですよね。
でもその頃の私は必死だったんです。
赤ちゃん整体なども探して、なんとかしようとしましたが、どうにもならず、イライラはつのる一方。
でもこんなふうに、ひどく頭の形にこだわる自分にも違和感を感じていました。
(なんで私ってこんなふうになっちゃうの?!)と心の中を探っていくと・・・
思い出したんです、私の母も同じように、子どもの私の姿勢とか体のことを異常に心配して、あれこれ矯正しようとしたこと。
(これは、母の不安や心配をそのまま受け継いじゃったのかもしれない。)
そう気づくと、息子の頭の歪みも、大したことないように思えてきました。
実際、いろんな人に、(これくらい普通だよー。)って言われてきたんです。
言われた時は(そんなことない!絶対おかしい!!)と反発してきたのですが、それが素直に(そうだよね、普通にいるよね、これくらいの頭の形の人)と受け入れられるようになった感じ。
そして、
(私が息子の頭を見るたびに心配になってイライラする方が、息子の心にとってはよくないよな。)
(だって、私も母親にやたらと心配されて嫌だったもん)
(今の息子は健康で、全く問題がないんだから、それに感謝して、息子との一瞬一瞬を楽しんでいこう)
そう思えるようになっていきました。
・息子のことが異常に心配になったり不安になったりしてイライラするのは、母親から同じように育てられてきたことが影響する
なんで?!泣き止まない息子を抱っこするとイライラする
まだまだイライラは続きます。
やっぱり、息子が赤ちゃんの時、私、彼を抱っこするのがなんか嫌だったんです。
「子どもを愛情深く育てるためには、スキンシップが大事」
そう頭ではわかってるんですけど、感覚が抱っこを拒否する。
だから泣いていても、寝かせてほっておく。
泣き止まない時は仕方なく抱き上げる。
でも抱っこしても息子が全然泣き止まず、抱っこし続けないといけないと、イライラし始める。
こんな感じ↓
抱っこしても泣き続けられると、息子に責められているようで、それがまたイライラ。
また、優しく子どもを抱っこしてあげられる理想の母になれない自分にもイライラし始める。
(あー、もう、嫌だ!!!)
そのうち、もうわけわかんなくなって、泣いちゃいました ↓
もう、溜まってたものを我慢せず、息子と一緒にわんわん大泣き。
すると気がついたんです。
母親に抱っこされていても、寂しかった子どもの頃の私。
息子を抱っこすると、あの時の心の傷、インナーチャイルドが寂しさとともに蘇ってきてソワソワする。
<インナーチャイルド:子ども時代の心の傷、満たされなかった想いのこと>
寂しさを感じるのが嫌で、寂しさを感じさせる息子にイライラしてくる。
そういうカラクリだったんです。
「そっか、私、母親に抱っこされてても、寂しかったんだ」
そうやって、その頃のインナーチャイルドと寂しさを受け入れられると、息子を抱っこするイライラがなくなりました。
それどころか、抱っこするのが大好きになり、高校生になった息子とも今だにハグし合っています。
・子どもの頃のインナーチャイルド、そしてインナーチャイルドにまつわる未消化のネガティブな感情を感じたくなくて、インナーチャイルドを刺激してくる子どもにイライラすることがある
息子が私を無視?! イライライライラっ!!!
そして息子が赤ちゃんから幼児になり、ある程度、言葉も理解できるようになりました。
子どもって遊びに夢中になっていると、親の声は物理的には聞こえているはずなのに、聞こえていないってことが起きがちですよね。
本人には悪気はない。
頭では子ども、特に男の子にはそういうことが起きるって理解している。
でも何度、息子を呼んでも生返事ばかりで、動こうとしない息子に、
「私のこと馬鹿にしてるの?!」とイライラしがちでした。
だけど、子育てのイライラは、自分の子ども時代とつながっている、とすでに気づいていたので、
(なぜ、息子に無視されたと感じると、馬鹿にされたような気がしてイライラするんだろう?)
と自分の中を探ってみました。
すると思い出したんです ↓
父はいつもイライラピリピリしている人でした。
そしてご飯の時、私は別室で、テレビを見ながら遊んでいました。
何度か父に呼ばれたんですが、テレビや遊びの方に意識がとられて、なかなか動けない。
そんな時、キレた父から怒鳴られ、叩かれました。
その時のショックが、インナーチャイルドとして心に刻み込まれました。
そして、
何度、呼んでも無視されるのは、馬鹿にされているということ。
軽んじられているということ。
なのでイライラして当然!
そう刷り込まれていたようです。
それに気づいてからは、何度呼んでも無視されることが、イライラにつながりにくくなりました。
そして理性的に、(この子は今、遊びに夢中で私の声が心に届いてないんだな)
(じゃあ、息子にご飯だと気づいてもらうためにはどうしたらいいだろう?)
と前向きな対策を考えられるようになっていったのです。
・父親に怒られた時と同じような状況が子育てにおいて再現されると、インナーチャイルドが刺激され、イライラスイッチが自動的に入ってしまい、理性的でいられなくなる。
怒りのあまり息子を叩いてしまったイヤイヤ期
息子の子育てを通して、子育てのイライラと、私がどう育ってきたか、はつながっていることに実感が持ててきました。
そして息子のイヤイヤ期に突入!
親のされるがままに従ってきた息子が、自己主張を始めます。
こんな感じ↓
イヤイヤ期は非常に注意が必要でした。
なぜなら、イヤイヤ期の私は、父親から、叩かれるなどの体罰的なことを頻繁にされてきたからです。
こんな感じ↓
そのせいか、イヤイヤして泣き喚く息子を父親と同じように叩いてしまったことが数回あります。
子ども時代の心の傷、インナーチャイルドが認識できていても、未消化な感情は影響を出し、自分を自分でコントロールできなくすることを実感しました。
でも、自分で自分を責めてしまうだけじゃ、イライラは防げない。
それに子ども時代、あんなに理不尽な目にあったんだもん、イライラして当たり前だよ!
でも、そのイライラを息子にぶつけてしまうことはやりたくない。
だって、自分がそうされて嫌だったから。
なので、自分のイライラは自分で責任を持って扱うことにしたんです。
そして、イライラする自分を責めず、イライラすることを自分に許し、イライラの感情を受け入れて感じあげました。
特に、生理前などの体調が悪い時や、自分をないがしろに子育てを頑張りすぎてしまう時に、自分がコントロールしにくくなることに気づき、何よりも自分を労り大切にすることもし始めました。
かつ、イメージの中で、子どもの頃の自分を抱きしめて、その子がしてほしかったように、優しい言葉をかけたり、遊んであげたりしました。
そうすることで、息子のイヤイヤしても、イライラすることが減っていったのです。
・インナーチャイルドが自覚できていても、未消化な怒りが大きい時は、思考だけでなく肉体もイライラに乗っ取られ、親と同じように振る舞ってしまうことがある。
・イライラを減らしていくためには、自分を責めずにイライラの感情を受け入れて感じて、消化してあげることが大切。
しつこかった勉強に関するインナーチャイルド
そんなふうに、自分の子ども時代のインナーチャイルドと子育てのイライラのつながりを探り、理解し、イライラの感情を感じて消化していくことで、イライラすることは減っていきました。
しかし私の子育てイライラライフは終わったわけではありませんでした。
なぜなら息子が成長すると、刺激されるインナーチャイルドが違ってくるからです。
特に小学生になり、勉強、にまつわることに関して、イライラすることが多くなっていきました。
息子が小学生のとき
小学生になると、宿題というものが家庭に持ち込まれます。
最初、私の小学生時代と違い、親が子どもの宿題をみてあげて、やらせないといけないような仕組みになっていることに驚きました。
でも、私は親に言われなくても宿題をたんたんとやる子だったので、当然息子もそうだと思っていました。
だけど・・・
息子は全然やろうとしない!
しかも字が汚い!
宿題を見てあげている時に息子に間違いを指摘すると、すぐやる気をなくす!
私の子ども時代とは大違い・・・
もう宿題をみることがストレスで、イライライライラ・・・
でも、宿題をやらせないと、親としての私の評価が下がってしまう。
先生から、ダメな親と思われてしまう。
なので、イライラしながら、宿題を息子にやらせてました。
これがもうストレス!!!
さて、インナーチャイルドを探ることに慣れていた私は、ここで、(ちょっと待てよ)と自分の子ども時代を振り返りました。
私自身は宿題や勉強を当たり前にストレスなく普通にやっていたつもりだったんですよねー。
それが、よくよく感じてみると、親や先生の評価を気にして、必死に頑張ってやっていたことが感覚的に思い出されました。
自分が記憶の中で捉えていたよりも、子どもの頃の自分にとって宿題の精神的負担は大きかったようです。
そこ気づくと、宿題はもう息子自身に任せよう、手放せるようになりました。
だってね、宿題をやらなかったら大変な目に遭うよ、がっかりされちゃうよ、みたいに脅してやらせて、それでインナーチャイルドがついて、息子が生きにくくなっちゃったら、元も子もないじゃない。
でもね、不思議なもので、宿題をなんとかさせようとしていた時は息子はやる気にならかったのに、息子を信頼して手放すと自らやり始めることが増えていったんです。
(息子のせいで、私がダメな親だと思われる)(だから宿題させなければ)というような、不安から子どもをコントロールしようとすると、子どもは思い通りにならないことが多いことを学びました。
まぁ、宿題の件はこれで落ち着いたのです。
でも、また息子が大きくなって中学に入学すると、新たなイライラが勃発しました。
中学生時代
中学に入学すると定期テストが始まります。
これがまぁ、息子がテスト前の勉強を全然やろうとしないんです。
私はいい成績をとることが自己価値だったんで、テスト前2週間くらい前からちゃんと予定表を組んで、勉強をしていたんです。
でも息子は行き当たりばったり。
私は猛烈にイライライライラ!!!
でもイライラは我慢し、とにかく息子の好きにさせてみようと、あまり口出ししませんでした。
そして結果は、案の定、悪い成績。
もうこれはアカン!!!とばかりに、とにかく英語だけは、と私が昔やっていたようなやり方で、息子に勉強させようとしました。
完全にスパルタです。
これまで抑えていたイライラもあって、口汚く、息子に怒鳴ったりしました。
「なんでこんなこともできないのよ!!!覚えるまで、単語を書きなさい!!!」
だけど結果は・・・、スパルタで教えても、あまり効果なかったんですよ。
もうこれはあれだ、不安から息子をコントロールしようとするのがいけないのかもしれない。
息子を信頼して任せよう。
すると、学年が上がるにつれ、息子は自分なりの勉強法を身につけ、高校受験は自分から塾に通い、見事第一志望に合格。
子どもを信頼することの大切さを学びました。
高校生時代
高校生になると、もう、気が楽です。
高校推薦で行くような大学は志望していないので、定期テストは好きにやって!と本人任せ。
と言いながらも、(やっぱり勉強しないのかい)と定期テスト前日でも、動画やゲームをしている息子を見ながらちょいイラ。
それでも、やってない割には、中の中位の成績。
でもね、ある時、2時間しか勉強しなかったという地理の科目で、学年一位の点数をとってきたんですよ。
これはもう、完敗だ、と思いました。
息子は完全に、私とは違う人間。
本気でやろう、と思ったら、この子はできる子なんだ。
それを信頼して、見守ろう。
そして現在、彼は高校2年生、県外の県立大学を志望しているんですけど、どうなることやら。
でもね、私の心配や不安は、しょせん、私の経験からくるものでしかない。
彼は私の経験を超えたところで生きてる。
そして何があっても、何があっても、この子は大丈夫!
だって、生きる力がすごいもん。
そう信頼していると、イライラはほとんど出てきません。
裏を返せば、イライラしている時は、息子を何かしら信頼できてない時、とも言えるのかも。
息子とは毎日、たわいもない話で盛り上がり、いつも笑い合って暮らしています。
時々、二人で踊ります。
・子育てのイライラは、自分のインナーチャイルドと未消化な感情に気づかせてくれる。
・気づいて適切に扱えれば、子どもを心から信頼する子育てができるようになっていく。
・子どもを信頼する子育ては、子どもも親も、ハッピーにする。
まとめ
私の経験してきた子育てのイライラを、赤ちゃん期から現在までの約17年を振り返ってお伝えしました。
息子の子育てのイライラから、自分の子ども時代を振り返り、インナーチャイルドを見つけては、未消化な想いや感情を癒していく。
それをたんたんと続けて今、息子にイライラすることはほとんどありません。
そして息子は、イライラするようなことが滅多になく、毎日ご機嫌に成長しました。
あ、でも去年はクラスメートと馴染めず、不登校気味になりましたが、そこから人間関係の色んなことを学び、自分はどう生きたいのかを深掘りし、さらに成長したようです。
親が、子どもを信頼して接していれば、子どもはのびのびと、自己肯定感高く育つんだなと感じています。
(息子は、自分が嫌いだ、と思ったことが一度もないそうです。)
また子育てのイライラを通して、イライラの根本原因を扱い、未消化な感情を感じ尽くすことで、私自身が楽に自由になっていきました。
やみくもに感情に振り回されることが減り、自分を責めることが減り、自分は自分でいていいんだ、と認められるようになっていったんです。
子どもは親をイライラさせることで、親に変化のきっかけを与えてくれているんだ、と今は思ってます。
こんなふうに、私は子育てのイライラから学んできました。
あなたもきっと、子育てのイライラから学び、楽に自由に楽しくなっていくことができるはず!
あなたの子育てを応援しています🎵
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