
子育ては喜びも楽しさもありますよねー。
でも・・・
イライラやストレスを感じることも少なくないのが現実。
特に親としての役割に一生懸命になる人ほど、子どものことを感情的に怒ってしまい、怒ってしまった後に、自己嫌悪に陥りやすいものです。
「あー、私、母親失格だ!」
「子育てに向いてないんじゃないか」
この記事ではそんな自己嫌悪を繰り返しているママのために、子育て中のイライラやストレスと上手く向き合うための心理ケアの方法をご紹介します。
この記事の目次
もっと楽しく子育てがしたいのに・・・怒ってばかりなのはなぜ?
子どもが生まれる前は、穏やかに楽しく、自由に子育てをするんだ、って願ってた。
でも、いざ子どもが生まれたら・・・、思ってたのと全然違う!!!
子育てをしていると、自分が思い描いた理想と現実のギャップに直面することがよくあります。
特に、日々の忙しさに追われる中で、子どものいたずらや失敗、口ごたえなどに対して、思わずイライラと怒ってしまうことも。
そのたびに、「もっと楽しく、優しく子育てがしたいのに…」と自問自答し、自己嫌悪に陥るママたちは少なくありません。
このような状況はなぜ起こるのでしょうか?
その理由は色々あると思いますが、主な要因として考えられるのは、以下の3点です。
期待と現実の差
現代の子育ては、本や雑誌、SNSなどのネット上にいろいろな情報が飛び交い、簡単にアクセスすることができます。
なので無意識のうちに、子どもの幸せのための、理想的な子育て、理想的な母親像を刷り込まれてしまっています。
しかし、実際の子育ては理想通り、期待通りにいかない出来事が多いもの!
例えば、小学校に入り、子どもに日々の勉強習慣をつけさせようとしても、子どもは遊んでばかり、口答えばかりで、ちっとも机に向かおうとしない。
そんな時、期待と現実のギャップにフラストレーションを感じることがあります。
また怒るたびに自己嫌悪するということは、怒らない母親を理想としているからです。
(『クレヨンしんちゃん』のお母さんのまさえも、しょっちゅうしんちゃんを怒ってるし、別に子どもを怒るのってフツーだよね)って捉えている人は、いちいち自己嫌悪しないでしょう。
理想の母親と現実の自分のギャップにフラストレーションを感じ、理想通りの母親でいさせてもらえないイライラが子どもに向かい、かえって怒ることが多くなる悪循環に陥ることも、本当によくあります。
日々のストレス

日々の生活の中で積み重なるストレスが、気づかないうちに溜まっていくと、どうしても思考がネガティブになっていきます。
夫へのストレス、両親(義両親含む)へのストレス、ママ友との付き合いや職場でのストレス、家事のストレス・・・
何より、時間ない!ことに対するストレスも大きいかもしれません。
自分自身のストレスを適切に扱えないと、ストレスはどんどん蓄積、些細なことで感情的になりイライラしてしまい、それが子どもへの叱責につながることはよくあります。
コミュニケーションの難しさ

子どもが何を考え、何を感じているのかを正確に理解することは簡単ではありません。
これが原因で、親は子どもの行動や言葉の裏にある真意を見誤り、誤解を招くことがあります。
幼い子どもは、自分の気持ちを適切に表現するのが難しいため、親がその意図を正確に汲み取ることが困難な場合があります。
余裕がない時は特に、怒って言うことを聞かせることもよくあるでしょう。
また、以下のようなケースも起こりがちかもしれません。
親「あとでやるって約束したでしょ!」
子ども「だから、あとでやるんだって」
親「だから、全然やってないじゃない!?」
このような衝突が生まれる原因の一つは、「あとでやる」と約束した時点で、「あとで」という言葉の認識にズレがあること。
そんなすれ違いも頻繁に起こりがちです。
また、お母さんが、男の子の子育てで、(なんでこの子はこうなの?!)と憤ってしまうこともよくありがちです。
(私が同じくらいの歳の時はちゃんとやってたのに・・・)
個人差はありますが、男の子は同じ歳の女の子に比べて、脳の発達の違いにより、先の見通しを立てることが苦手な時期が長かったりします。
こういったことを理解する余裕がないと、(いくら言っても全然伝わらない!!!)みたいな事態に陥りがちです。
子育て中のイライラやストレスと上手く向き合うための心理ケアとは
必要以上に子どもを怒らないようにするには、子育て中のイライラやストレスとうまく向き合うことが大切です。
そのためには何をしていったらいいのでしょうか。
以下に3つの心理ケアをお伝えします。
① 自分が抱く感情を理解し受けいれよう

まず大切なのは、イライラや怒りも自然な感情であることを理解し、それを受け入れることから始めましょう。
イライラや怒りは、自分の限界を示しているサイン。
特に、子どもを叱っては自己嫌悪するようなママは、自分への期待値が高い傾向にあり、完璧を求めがちです。
すると、あれもやらなきゃ、これもやらせなきゃ、と次から次へとやるべきことが溢れてきて、ホッとする時間がないことも多いかもしれません。
それは、まるで、ハムスターが回し車を延々と走らされているようなもの。
そりゃ、イライラや怒りなどのネガティブな感情が湧いてきて、ピリピリもしてきて当然です。
ただでさえハムスターの回し車が全開で回っていて、酸欠でゼーハー言っているのに、子どもが余計なことをしてきたら、叱りたくもなります。
でも、子どもを感情的に叱っては自己嫌悪するようなママは、ちょっとでもイラッとすることすら、自分に許していない可能性も高いです。
なので、まずはイライラしている自分を、(走りっぱなしで酸欠のような状態なんだからしょうがない)として、受け入れてあげてください。
それだけでも、イライラや怒りが減っていく可能性は高いです。
② ストレスマネジメントをしよう
現代の子育ては親が捉えている以上にストレスフル!!!
マスコミやネットなどで、子育ての不安を煽るような情報がたくさん発信されています。
特に都心部で中学受験に関わるママたちは大変。
子育て、家事、夫の世話、仕事、人付き合いなどの重荷に加え、不安だらけの子どもの将来という重荷を抱えながら、ゴールが見えないフルマラソンを走らされているようなものです。
走り続けるためには、適度な休息が必須です。
イライラして子どもを怒るたびに、自己嫌悪ではなく、(自分には休息が必要な状態なんだ)と捉えてください。
そして自分が休息と思えるようなことを積極的にしていきましょう。
例)
・時間を決めて、ダラダラする時間を作る。
・ストレスマネージメント費用を確保し、週一回自分のためだけにそのお金を使う日を設定する
・夕食を子どもや夫が好きなものではなく、自分の好きなものだけを作る日を設定する。
また、ストレスやイライラを感じたとき、深呼吸や瞑想、軽い運動などで心を落ち着かせるテクニックを身につけようとするのも大切です。
③ 子どもとのコミュニケーションを工夫しよう

子どもに対する接し方を改善することで、コミュニケーションのズレを少なくし、やたらと怒ってしまうことを減らしていくことが可能です。
しかし、子どものに対する接し方を改善するには心の余裕が必要です。
なのでちょっと余裕がないなーという方は、余裕が出てくるまで①と②を続けることをお勧めします。
もし余裕が出てきたら・・・
まずは子どもが何かを伝えようとしているとき、10分間じっくりと耳を傾けることをしてみましょう。
子どもの言葉だけでなく、子どもの醸し出す雰囲気など、非言語的なサインにも注意を払い、(この子の本当に伝えたいことななんだろう)(この子は何を求めているんだろう)などと理解しようと試みます。
それは、日本語の拙い宇宙人のことを理解しようとするのと似ているかもしれません。
子どものことを、自分と全く同じ感覚を持った人間、と捉えることが、コミュニケーションのズレを生み、そのズレがやたらと叱ってしまう原因にもなります。
なので、相手は『宇宙人』くらいの心理的距離感で、離れて観察することが、ズレを見つけるのに有効です。
また、子どもはママが否定をしないで話を聞いてくれたり、興味深く観察しようとしてくれることで、承認欲求が満たされ、安心感を覚えます。
承認され安心できると、怒るきっかけとなるような問題行動を起こしにくくなり、親の言うことを素直にきいてくれたり。積極的に手助けしてくれるように変化してくる可能性が高いです。
怒ってばかりの自分を変えられない場合に必要なこと
子育てのイライラに関する本はたくさん読んだ!
書いてあることも色々試した!
でも、感情的になって怒ることはどうしてもやめられない。
自分を変えられるまで努力が続けられない自分はなんてダメな母親なんだ。
そうやって自分を責めて落ち込む、ということを繰り返してしまう場合もあります。
こんな母親に育てられていたら、この子は不幸になる!
多くの子育てに悩む方へセッションを提供してきていますが、(いっそのこと施設に預けた方が・・・)そんなふうにまで思い詰めるママは結構多いです。
何度やめようと決意しても、感情的に叱ってしまうことを続けてしまう場合、もっと深い部分の心理的ケアが必要となってきます。
怒ってばかりの自分を変えられない根本原因とは
子ども時代、同じようによく親から感情的に怒られていた、親が感情的になることが多かった、忙しくて親から構ってもらえなかった、よく親からダメ出しされていた、などということはありませんか?
私は子ども時代、泣いていたら親から怒鳴られて叩かれていました。
自分がやりたいようにやろうとすると、「わがままな子」「いけない子」というレッテルを貼られて抑えつけられました。
親に気に入られるような「いい子」でなければならない、と親の顔色をうかがって、常に気を張って生きてきました。
親からありのままの自分を認められて育ってこなかった場合、心の奥の、基礎的な部分に、子ども時代の心の傷『インナーチャイルド』が生じます。
『インナーチャイルド』が大きくなればなるほど、イライラなどのネガティブな感情は溜まっていき、無意識なストレスは大きくなっていきます。
そして子育てを始めると、『インナーチャイルド』が癒されていないために、自分の子どもを通じて自分の子ども時代の傷ついた過去と無意識につながってしまうことががよくあります。
特に子どもの失敗や感情的な反応、わがままなどは、親の『インナーチャイルド』を刺激し、親自身の子ども時代の未消化なネガティブの感情を揺らし、感情が爆発する原因となり得ます。
もし、感情的に怒ってしまうことに対し早期に根本的な解決を望むなら、『インナーチャイルド』を扱っていくことが重要です。
怒ってばかりの根底にあるインナーチャイルドの扱い方
自分の『インナーチャイルド』を扱っていくにはまず、子育てで感情的になってしまいがちな自分のパターンを知ることから始めましょう。
・あなたは子どもがどんな時に、感情的に子どもを怒りがちでしょうか。
もし、子どもが勉強しない時、と出てきたのなら、自分が小さい時、勉強に関して何かストレスやネガティブな感情を抱えるようなことがなかったかどうか、意識を向けてみてください。
そうやって自分の未解決な過去を思い出そうとすることで、あなたの本当のストレスの根っこに行き着くことがあります。
例えば、お母さんから「宿題は?」「勉強しなさい!」と怖い顔で毎日言われ続け、勉強は「やらされるもの」「怒られないためにするもの」になっていたことに気づくかもしれません。
テストで良い点を取った時だけ褒められ、悪い点を取った時は「こんな点数恥ずかしい」「もっと頑張りなさい」と言われていたけれど、「点数に関係なく、自分の存在を認めてほしかった」という自分の本音を思い出すかもしれません。
「勉強できないと将来困る」「いい学校に行かないとダメ」と、常に親から不安を煽られるような言葉をかけられ、その影響で勉強は「恐怖心」と結びついていることが実感できるかもしれません。
本当のストレスは実は子どもと関係のないところにあった、と気づくだけでも、感情パターンを変えるきっかけになるでしょう。
自分一人で解決が難しい場合は、心理カウンセラーや専門家のサポートを求めることも一つの手です。
特に『インナーチャイルド』は心の深い部分にあるので、自力で扱うことが困難な場合も多いです。
早く変化を求めるなら、『インナーチャイルド』の専門家のセッションを受けてみましょう。
<インナーチャイルドを扱うセッションの例>
・カウンセリング
・退行催眠(ヒプノセラピー)
・ヒーリング
私は15年以上の『インナーチャイルド』を扱うヒーリングを子育てに悩む方へ提供をしています。
・感情の波を穏やかにしたい。
・感情的になる時間を減らしたい。
・子どもと一緒に、無邪気に笑って楽しめる時間を増やしたい。
・自分も子どもも大丈夫、と無条件に信頼したい。
・子どものために何をしたらいいのか、感覚的にわかるようになりたい。
興味がある方はこちらのページをご覧ください。
まとめ

子育てで感じるイライラや怒りは、決して母親失格の証ではありません!
それは、子どもにとって良い親になろうとするからこそ出てくる感情であり、そうやって自分を変えようと悩むからこそ、人間として成長していける可能性が広がるのです。
もっと楽しく子育てをするために、自分自身の根っこと向き合い、子どもとの関係を深めていくことで、子育ての日々を豊かなものに変えていくことができます。
また、子育ては決して一人で行うものではありません。
孤独感は気持ちを追い詰め、ストレスが溜まる原因になります。
周りのサポートを活用しながら、自分自身と子どものために、ストレスフリーな子育てを目指しましょう。
あなたらしい子育てを応援しています!
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