
✓ 子育てのイライラとインナーチャイルドの深い関係
✓ インナーチャイルドが形成される原因
✓ 親のインナーチャイルドが子どもに与える5つの影響
✓ 自分で実践できる3つの癒し方
✓ 専門家の体験談と具体的な変化
「また子どもに怒鳴ってしまった…」
「イライラが止まらない自分が嫌で仕方ない」
「良い母親になりたいのに、感情的になってしまう」
このような悩みを抱えている方は、決してあなただけではありません。
私は15年以上にわたり、子育てに悩む方々に『インナーチャイルド』を扱うヒーリングを提供してきました。
そして、子育てのイライラが抑えられない方のほとんどに、親自身のインナーチャイルドが深く関わっていることを実感しています。
この記事では、子育てのイライラとインナーチャイルドの関係について、私自身の体験と専門家としての知見を踏まえて、包括的にお伝えします。
この記事の目次
イライラが抑えられない=ダメな母親ではない
まず、最初にお伝えしたいことがあります。
子育てのイライラが抑えられないからといって、あなたはダメな母親ではありません。
私はこれまで15年以上、子育てで悩む方たちへヒーリングとカウンセリングを提供してきていますが、子育てのイライラが抑えられなくて悩む方は本当にたくさんいらっしゃいます。
そして、みなさん真面目な方ばかりで、色々ちゃんとしようとすごく頑張っている方々なのです。
むしろ、子育てに一生懸命になるあまりにイライラが抑えられないという人がとても多いというのが現実です。
なぜ「頑張っている人」ほどイライラするのか
実は、これにはちゃんとした理由があります。
- 完璧な母親像を目指しすぎている
- 自分の感情を抑え込む習慣がある
- 人に頼れず、自分で抱え込むことが多い
- 自己犠牲的に子育てをしている
これらはすべて「インナーチャイルド」と深く関係しています。
なぜインナーチャイルドが関係しているのか
完璧主義になる理由:
子どもの頃、「いい子でいるときだけ褒められた」「失敗したらがっかりされた」—そんな経験が積み重なると、心の奥に「完璧じゃないと愛されない」という思い込みが根付いてしまいます。
そして母親になった今、その思い込みが「完璧な母親でなければ」という強迫観念に変わるのです。
感情を抑え込む理由:
子どもの頃、泣いたり怒ったりすると「泣くんじゃない」「わがまま言うな」と叱られた経験があると、感情を出すことは「悪いこと」だと学習します。
大人になってもこの習慣が残り、自分の感情を抑え込み続けた結果、ある日突然爆発してしまうのです。
人に頼れない理由:
「自分のことは自分でやりなさい」「人に迷惑をかけてはいけない」と繰り返し言われて育つと、「人に頼る = 迷惑をかける = 悪いこと」という思い込みが形成されます。
また、自分の親が頼れるような親でなかった場合、「頼れる人は誰もいない」「期待するだけ無駄」というような思い込みがつきがちです。
子育てで助けが必要な時も、この思い込みが邪魔をして誰にも頼れず、一人で抱え込んでしまうのです。
自己犠牲的になる理由:
親が自分のことを後回しにして子どもや家族に尽くす姿を見て育つと、「自分のことより他人を優先するのが正しい」と学習します。
特に「良い子」だった人ほど、この傾向が強くなります。
これらすべての根っこにあるのが、子ども時代に形成されたインナーチャイルドなのです。
子育てでイライラする3つの要因
では、具体的に子育てのイライラにつながる3つの大きな要因を見ていきましょう。
そして、それぞれがなぜインナーチャイルドと深く関わっているのかを理解していきます。
要因1:子どもが思い通りにならない
子どもが自分の思い通りになってくれない時にイライラする——これは最も一般的なパターンです。
<よくあるパターン>
- 子どもが言うことを聞かないとイライラする
→ あなた自身が親の言うことを絶対に聞かなければいけなかった経験
- 子どもが宿題などやるべきことをやらないと焦る
→ 自分はやらないと認められなかった子ども時代
- 子どもが人前で迷惑な行動をすると怒る
→ 自分は常に「良い子」でいることを求められた
このような時、心の奥底では「あなたがそんなだと、私がダメな母親だと思われてしまう!」という思いが働いています。
<なぜこれほどイライラするのか?>
子ども時代、親の思い通りになることで自分の価値を証明してきたあなたにとって、子どもが思い通りにならないということは、「私はダメな親だ = 私には価値がない」というインナーチャイルドを無意識に刺激するからです。
要因2:子どもの反抗的な態度
あなたが一生懸命やっている時に、子どもがむくれたり、「うるさい!」「もう知ってる!」と反抗的な態度を取る——
なぜこんなにも腹が立つのでしょうか?
<よくあるパターン>
- 子どもが「うるさい!」と言うと激怒する
→ あなた自身は親に口答えなんてできなかった
- 子どもが泣くと「泣くんじゃない!」と言いたくなる
→ あなた自身が泣くことを許されなかった経験
- 子どもがわがままを言うと我慢できない
→ 自分は常に我慢することを強いられた子ども時代
「こんなにあなたのために頑張っているのに、なんでそんな態度を取るの?」
この怒りや悲しみが混ざった複雑な感情が湧いてくるのは、実は当然のことなのです。
<なぜこれほどイライラするのか?>
子どもの頃、親に反抗したり感情を出したりすると嫌な目にあう、だから自分の感情を抑え込んで、親の言うことを聞くしかなかった・・・。
その我慢してきた怒りや「私もこんなふうに自由にしたかった」という嫉妬が、子どもの反抗的な姿を見ると無意識に湧き上がってくるのです。
さらに、子どもの頃に親から否定された経験が多いと、子どもの反抗を「自分への否定」として受け取ってしまい、過剰に反応してしまいます。
要因3:自分に余裕がない
心の余裕がないと、少しのことでもイラッとしがちです。
普段なら笑って見過ごせる子どものちょっとした失敗も、心の余裕がないとカッとなって叱り過ぎてしまう——
これは誰にでも起きることです。
<よくあるパターン>
- 子どもがだらだらしていると異常にイライラする
→ 「ちゃんとしなさい」と言われ続けた子ども時代
- 人に頼ることができない
→ 「自分のことは自分でやりなさい」と言われ続けた経験
- 休むことに罪悪感を感じる
→ 「怠けてはいけない」と教え込まれた過去
<なぜ余裕がなくなるのか?>
実は「余裕がない」状態そのものが、インナーチャイルドが作り出しています。
人に頼れず一人で抱え込む、人に合わせすぎてエネルギーを消耗する、完璧主義で休めない——
これらは子ども時代に形成されたインナーチャイルドの影響も大きいのです。
その結果、常にストレスを抱え、疲れやすく、心の余裕がなくなり、些細なことでイライラが爆発する悪循環につながります。
インナーチャイルドとは何か?
インナーチャイルドの定義
インナーチャイルド(Inner Child)とは、乳幼児期から成人するまでの間についた心の傷や、満たされなかった想いの総称です。
「内なる子ども」と直訳されますが、実際に自分の中に子どもがいるわけではありません。
これは、子ども時代の未解決の感情や想いが、大人になった今も潜在意識に残り、現在の行動や感情に影響を与えている状態を指します。
心理学・脳科学から見たインナーチャイルド
潜在意識と顕在意識
人間の意識は2層構造になっています:
- 顕在意識(5〜10%):普段、意識的に考えたり判断したりしている部分
- 潜在意識(90〜95%):無意識の領域。習慣、クセ、長期記憶、トラウマが保存されている
インナーチャイルドは、主にこの潜在意識の領域に存在しています。
だから、「イライラしないようにしよう」と顕在意識で決意しても、潜在意識の中にあるインナーチャイルドには勝てないのです。
神経回路の形成
脳科学の視点では、幼少期に繰り返し経験したことは神経回路として脳に刻まれます。
例えば:
- 親から頻繁に怒鳴られた → 「大きな声 = 危険」という回路
- 泣いても無視された → 「感情表現 = 無意味」という回路
- 良い子にしないと愛されない → 「ありのまま = 拒絶」という回路
これらの神経回路は、大人になっても自動的に作動し続けます。
インナーチャイルドができる原因
重要なポイント:インナーチャイルドは虐待家庭だけで生じるものではありません。
以下のような一般的な家庭でもよく起こることで、子どもの心は傷つき、インナーチャイルドを形成します
- 親から感情的に怒られた
- 肯定より否定されることが多かった
- 親の夫婦仲が悪かった
- 親が過干渉だった
- 忙しくてあまり構ってもらえなかった
- 兄弟姉妹と比較された
- 「良い子」でいることを期待され続けた
- 親の機嫌を常に伺っていた
親のインナーチャイルドが子どもに与える5つの影響
親が抱えるインナーチャイルドは、確実に子どもに影響を与えます。
私は15年以上、インナーチャイルドを扱うヒーリングセッションを提供してきましたが、親のイライラした子育てが子どもに与える影響を何度も目の当たりにしてきました。
その影響は子どもの将来にまで及びます。
影響1:子どもの自己否定感が大きくなる
ほとんどの子どもは親のことを無条件に愛しています。
そして、子どもは親に見捨てられたら生きていけません。
そんな絶対的な存在である親が、自分に対してイライラのエネルギーを向け、時には怒鳴ったり無視したりする——
子どもにとってこれは、親から自分の存在自体を否定されるような行為なのです。
<子どもの心の中で起きること>
- 「どうせ自分なんていらない子どもなんだ」
- 「自分は大切にされる価値がない人間なんだ」
- 「自分がダメな人間だから、こんなふうに怒られるんだ」
このような想いとともに、インナーチャイルドが大きくなり、子どもは自分で自分をダメだと思う感覚(自己否定感)を深くしていきます。
影響2:子どもが自分らしくいられなくなる
自分の思うがままに行動することで、親にイライラされ、時には怒鳴られたり無視されたりすることが続くと、子どもは「自分の思うがままにふるまってはいけないんだ」と思い込みます。
そして、親からイライラされないようにするにはどうしたらいいかと、親の顔色を伺うようになっていきます。
自分らしくいるよりも、親が求めることを気にし、自分のやりたいことより、親がやらせたがることを優先し、本音や本当にやりたいことがわからなくなるのです。
影響3:ネガティブな感情がたまっていく
親にイライラされて、怒鳴られたり無視されたりする時、ほとんどの子どもは自分の感情を抑えるしかありません。
すると、インナーチャイルドとともに、どんどん抑圧されたネガティブな感情が子どもの中に溜まっていきます。
いつもモヤモヤしてスッキリしない、なんとなく不満、すねたりいじけたりキレやすい——
これらはすべて、溜まったネガティブな感情の表れです。
影響4:感情のコントロールができなくなる
親が感情をコントロールできないと、子どもは親の顔色を常に伺うようになり、感情表現が歪んでしまい、自分の感情を抑圧するようになります。
結果として、子ども自身も感情のコントロールが下手になります。
影響5:ネガティブ思考が連鎖する
親の自己否定感は、確実に子どもに伝わります。
子どもも自己否定的になり、自分に自信が持てなくなり、ありのままの自分を否定するようになり、親と同じようなネガティブ思考パターンを持つようになるのです。
専門家の体験談:インナーチャイルドに苦しんでいた過去
実は私も、長年インナーチャイルドに苦しんでいた一人でした。
私が抱えていた3つの生きづらさ
1. 感情的にアップダウンしやすい
イライラが蓄積すると「なんで私がこんな目に遭わなきゃいけないの?!」と爆発し、夫に当たってしまう。
一旦落ち込むと数日間は浮上できず、ネガティブな思考がぐるぐると巡り続け、不眠気味に。
2. どこにも居場所がない感覚
人と一緒の時は「この人は私といて迷惑なんじゃないか」と怯え、無意識に気を遣い、疲れる。
家にいてもやるべきことをやっていないことを誰かから見られているようで落ち着かない。
3. 疲れやすい
常にだるさ、疲れやすさを感じていて、元気いっぱい!という時はほとんどなし。
小学生の時から肩こり、常に便秘がち、季節の変わり目ごとに風邪をひいて長引く。
私の家庭環境とインナーチャイルドの形成
<父親>
常にイライラして感情的に怒鳴ることが多く、家の中はピリピリ。
父親の機嫌を常に伺っていた。
<母親>
ずっと父の愚痴を私に言い続け、常に母親の味方であることを暗に強要。
心配性で過干渉で、私のやることなすこと「心配だから…」「あなたのためなのよ」と口を出してくる。
<結果として形成されたインナーチャイルド>
常に人の顔色を伺う、本音を言えない、自分の感情を抑圧する、感情の爆発、自己否定感が強い、人を心から信頼できない。
妊娠して決意したこと
妊娠が発覚。
嬉しかった反面、自分が子育てする姿を想像すると…
「ヤバい!!!」
猛烈に焦りました。
きっと父親のようにイライラピリピリしては、怒鳴るようになってしまう。
きっと母親のように過剰に心配しては、いちいち口を出すようになってしまう。
いやだ、そんな子育ては絶対したくない。
私と同じようなインナーチャイルドをこの子にはつけたくない。
私と同じようなインナーチャイルドは決して子どもには連鎖させない!
そう決心し、『インナーチャイルド』を扱うヒーリングを受けることにしました。
この体験談の続きは、以下の記事で詳しくお伝えしています。
親のインナーチャイルドを癒す3つの実践法
ここからは、親自身のインナーチャイルドを根本的に癒していく3つの実践法をお伝えします。
実践法1:子育てを通して自分のインナーチャイルドを見つける
<5つのステップ>
1. 子育てにおいてしんどい場面を思い浮かべる
(例:何度言っても言うことを聞かない子どもにイライラする)
2. その時の自分の思いを書き出す
(例:「ふざけるな!」「私はこんなに頑張ってるのに」)
3. 自分の子ども時代との関連を探る
(例:自分が親の言うことを聞かなかった時叩かれていた。)
4. 当時の子ども時代の自分の気持ちを書き出す
(例:叩かれて辛かった、本当は親の言うことなんて聞きたくなかった)
5. 当時の自分の感情を感じ直す
(今の自分が当時の自分を抱きしめるイメージで「辛かったね」「よく頑張ったね」と声をかける)
<ポイント>
あなたがあなたの親にどんなことでイライラされていたのか、あなたがあなたの親のイライラを回避するためにどんな努力をしてきたのか——
このポイントが、今のあなたの子育てのイライラポイントと関わっている可能性が高いです。
実践法2:感情日記をつける
毎日5分でも感情を書き留める習慣をつけましょう。
書く内容:
- 何が起きたか
- どんな感情を感じたか
- 体のどこに感じたか(胸の締め付け、肩の緊張など)
- その感情は子ども時代のどんな経験につながるか
感情のパターンが見えてくることで、自分のインナーチャイルドの傾向を理解できるようになります。
実践法3:日常的にインナーチャイルドを癒し続ける
これが最も重要です。
インナーチャイルドの癒しは、一度やって終わりではありません。
日常生活の中で継続的に取り組むことが大切です。
私の実践例:
子どもへの健康の不安が出る時、同じように母親に自分の健康を心配されていた過去を思い出し、母親の心配がウザくて嫌だった当時の想いを思い出し、気持ちや感情を感じ直して解消する——
これを繰り返すと、不安になることがどんどん減っていきました。
子どもが私を無視した時に怒りが爆発する時も、父親を無視した時に叩かれた怒りが相当溜まっていたことに気づき、爆発した後は必ず謝り、怒りを地道に解消していきました。
そうやって、私はどんどん楽になっていきました。
子どもにインナーチャイルドをつけない3つの子育て法
親自身のインナーチャイルドを癒すと同時に、子どもに新たなインナーチャイルドをつけない子育てを実践することが重要です。
ここでは、私が実際に意識して実践してきた方法のうち、3つをお伝えします。
子育て法1:子どもを否定しない
私自身は頻繁に親からダメ出しされて育ったので、なるべく「ダメ」という言葉を使わないようにしました。
親が子どものしていることに対し「ダメ!」という言葉を使っても、子どもにとっては存在そのものを否定されているように感じることがあるからです。
代わりにこう伝える:
「それ、お母さん、◯◯の理由でやってほしくないんだ。やらないでもらえたら嬉しい。」——
理由をきちんと説明し、お願いベースで伝え、丁寧に説明することを心がけます。
子育て法2:感情は自分でコツコツと解消する
子どもに対して出てくる感情は、実は子どもの時からフタをして抑圧して溜まりに溜まった自分の感情なんです。
出てきた感情はできるだけ自分で感じて解消する——
日記に書く、ひとりで泣く、枕に顔を埋めて叫ぶ、ヒーリングやカウンセリングを受ける。
それでも爆発してしまった時は、子どもに必ず謝りました。
「ごめんね、お母さん、ずっと溜めていた怒りをぶつけちゃったんだよ。本当はあなたのせいじゃないからね。お母さんの問題なの。」
この「謝る」が重要——
子どもは「自分のせいじゃない」と理解でき、親も完璧じゃないことを知り、感情的になってもその後の対処で修復できます。
子育て法3:子どもを信頼する
心配から子どもに何か言ってしまいそうな時は、自分に問いかけます:
- 「これは心配から言っているんじゃないだろうか?」
- 「もし子どもを信頼するとしたら、私は今何をするだろうか?」
- 「この心配は、本当に子どものため?それとも自分の不安を解消したいだけ?」
信頼とは:
子どもの可能性を信じること、子どもが自分で考え、選択し、失敗から学ぶことを見守ること、不要な干渉をしないこと、子どもには子どもなりの知恵があると信じることです。
インナーチャイルドが癒されると子育てはどう変わるか
インナーチャイルドが一定レベル以上癒されると、どうなるのでしょうか?
私自身の経験と、ヒーラーとしての経験から、具体的にお伝えします。
親自身の変化
- イライラする頻度が減り、イライラしても持続時間が短くなる
- 心に余裕ができ、疲れにくくなる
- 自己肯定感が高まり、不安が減る
- 人間関係が楽になり、本音を言えるようになる
- 慢性的な疲れが改善し、よく眠れるようになる
子どもの変化
- 表情が明るくなり、よく笑うようになる
- 親の顔色を伺わなくなり、本音を話してくれる
- 自己肯定感が高まり、失敗を恐れずチャレンジできる
- 感情が安定し、感情の切り替えが早くなる
親子関係の変化
- 笑い合える時間が増え、家の中が明るくなる
- 心が通い合い、信頼関係が深まる
- お互いを尊重し合える対等な関係性
- 家庭が安全基地になり、誰もが自分らしくいられる
私自身の変化(実体験)
息子は現在高校生。
彼は感情的になることはほとんどなく、いつも楽しそうにしています。
私も毎日が楽しく、子どもと常に笑い合える関係。
夫との仲はますます良好。
好きな仕事をして、価値観が合う仲間に囲まれ、理想通り海の見える家に住んでいます。
実は、子どもにインナーチャイルドをつけたくない想いが強かったのですが、子どもにインナーチャイルドをつけない子育ては自分のインナーチャイルドを癒し、自分が幸せになる子育てだったんです。
親が幸せ、そして、その幸せが広がって子どもも幸せになる——
これが本質だと実感しています。
よくある質問(FAQ)
Q1. インナーチャイルドは誰にでもあるのですか?
A. 程度の差はありますが、ほとんどの人が何らかのインナーチャイルドを持っています。
重要なのは、インナーチャイルドの「大きさ」と「それが今の生活にどれだけ影響を与えているか」です。
Q2. 自分一人でインナーチャイルドを癒せますか?
A. 軽度〜中程度であれば、この記事で紹介した方法で癒せる可能性があります。
ただし、自分で取り組んでも変化を感じられない、トラウマが深刻、日常生活に大きな支障が出ている、早く変化を実感したい場合は、専門家のサポートをおすすめします。
Q4. インナーチャイルドを癒すと、親を許さなければいけませんか?
A. いいえ、「許す」必要はありません。
むしろ、「許さなければ」と思うことで苦しむケースが多いです。
重要なのは、当時の自分の気持ちを認めること、「自分は悪くなかった」と理解すること、
今の自分が過去の自分を受け入れることです。
Q5. 子どもにインナーチャイルドをつけてしまったかもしれません。もう手遅れでしょうか?
A. 決して手遅れではありません。今からでも、あなた自身のインナーチャイルドを癒し、子どもへの接し方を変えていくことで、十分修復できます。
子どもは驚くほど回復力があります。
親が変われば、子どもも変わります。
「気づいた今」が最適なタイミングです。
まとめ:親子で幸せになるために
長い記事を最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
この記事の重要ポイント
1. 子育てのイライラが抑えられないのは、あなたのせいではない
親自身のインナーチャイルドが原因である可能性が高く、真面目で頑張っている人ほどイライラしやすい
2. インナーチャイルドは誰にでもある
普通の家庭でも形成され、潜在意識の95%に影響しているため、意志の力だけでは変えられない
3. 親のインナーチャイルドは子どもに連鎖する
自己否定感、顔色を伺う習慣、ネガティブな感情の蓄積・・・——これらの連鎖を断つことが重要
4. インナーチャイルドは癒すことができる
親自身を癒す3つの実践法、子どもにつけない3つの子育て法、専門家のサポートで加速でき、癒されると親子で幸せになれる
子育ての悩みの多くは、インナーチャイルドが原因
「変わりたいのに変われない」のは、あなたの性格のせいではありません。
インナーチャイルドの影響が大きいのです。
本来のあなたは、もっと自由で、楽しくて、明るい存在なはず。
最後に:あなたへのメッセージ
親から自分、自分から子どもへ
何世代にも渡る、インナーチャイルドの連鎖を止め、親子で本当の幸せを手に入れる——
そんな子育てを、今日から始めてみませんか。
まずは、この記事で紹介した実践法のうち、1つだけ試してみてください。
小さな一歩が、大きな変化の始まりになります。
あなたと、あなたのお子さんが、心から幸せになれることを願っています。
さらに深く学びたい方へ
無料E-BOOK『子育てのイライラ!ヒステリック完全解消3ステップ』
四コマ漫画・イラスト満載のE-BOOKで、この記事の内容をさらに実践しやすくまとめています。
✅ 読んだその日から実践できる具体的ステップ
✅ 漫画・イラストで直感的に理解できる
✅ プロのヒーラー・カウンセラーが15年間で得たノウハウを凝縮
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体験談から学びたい方へ
私自身がインナーチャイルドと向き合い、子育てを通してイライラの根本原因を解消していった体験談は、こちらの記事でお伝えしています
長女として育った方へ
もしあなたが長女として育ち、「お姉ちゃんなんだから」という言葉に苦しんできたなら、長女特有のインナーチャイルドについて詳しく解説した記事もあります。
短期間で根本的な変化を望む方へ
私自身が変化を実感した『インナーチャイルド』を扱うヒーリングセッションを提供しています。
特にこんな方におすすめ:
- 感情の波を穏やかにしたい
- 感情的になる時間を減らしたい
- 子どもと一緒に、無邪気に笑って楽しめる時間を増やしたい
- 自分も子どもも「大丈夫」と無条件に信頼したい
この記事が役に立ったら、同じように悩んでいる方にシェアしていただけると嬉しいです。
一人でも多くの親子が、インナーチャイルドの連鎖を断ち切り、幸せになれますように。
<著者プロフィール>
八神詠子(やがみ えいこ)
インナーチャイルドを扱うヒーラー・感情カウンセラー
沖縄県在住
自身も深刻なインナーチャイルドに苦しんだ経験から、インナーチャイルドを扱うヒーリングを受け、人生が激変。
現在は、子育てに悩む母親を中心にヒーリングとカウンセリングを提供。
特に、子育てのイライラや感情のコントロールに悩む40代の母親のサポートを得意とする。
























