【小学生の上の子がかわいくない】5つの理由と3つの対処法

 

この記事ではこんなことがわかります

・上の子かわいくない症候群とは

・上の子がかわいくないと感じる理由

・上の子がかわいくないことへの対処法

 

 

上の子が下の子に比べてかわいくない。

 

そう感じる方は一定数多そうです。

 

 

でも上の子が小学生にもなると、このままずっとかわいく思えなかったどうしよう、と悩むことも多いかもしれません。

 

また子どもの方も小学生にもなると、下の子が自分よりかわいがられていることをどこか感じ、それが親を悩ませる問題行動として表面化することも日常かもしれません。

 

 

この記事では上の子がかわいくない原因を探りながら、その対処法を提案したいと思います。

 

上の子がかわいくない、それって『上の子可愛くない症候群』かも

 

あんなにかわいかった子どもなのに、下の子が産まれてから、かわいいと思えなくなる。

 

 

それを『上の子可愛くない症候群』と呼びます。

 

 

以下に当てはまる方は重症の『上の子可愛くない症候群』と呼べるかもしれません。

 

 

・上の子の顔を見るとイライラする

 

・上の子となるべく話したくない

 

・上の子に触られたくない

 

・上の子に冷たくしたり、突き放すようなこととを言ってしまう

 

・そんな自分をダメな親だと感じて毎日自分を責めてしまう

 

 

出産後はホルモンバランスが乱れるので、気持ちがアップダウンしやすいのと、新生児という小さい命を守るために過剰に身構えて周りの人を攻撃してしまうことがあります。

 

 

また下の子のお世話で忙しい時に、下の子に愛情を奪われたを感じた上の子がイヤイヤされたり反抗されたりしたら、カチンとなってしまいますよね。

 

 

でも、もう上の子も小学生になったのに、相変わらずかわいくないし、ますますかわいくなくなってくる、なんて人もいるでしょう。

 

 

そんな時は『上の子可愛くない症候群』っていつ終わるの?と絶望的な気持ちになるかもしれません。

 

 

そこで上の子がかわいくない理由を掘り下げて考えてみることで、対処法を見つけていきましょう。

 

下の子に比べて上の子がかわいくないのはなぜ?5つの理由

 

下の子に比べて上の子がかわいいのはなぜでしょうか。

 

10年以上子育てに悩む方のヒーリングセッションを続けてきた経験から、5つの理由をお伝えします。

 

 

① 下の子に比べて上の子は物理的にかわいさを感じにくい

 

 

子どもは年齢が小さければ小さいほど、以下のような造形をしていることが多いです。

 

 

・体に対する頭の大きさの割合が大きい

 

・顔より頭のほうが大きい

 

・目が大きく丸くて顔の下の方にある

 

・鼻と口が小さく頬がふくらんでいる

 

・体がふっくらして手足が短くずんぐりしている

 

などなど

 

 

上記の特徴をベビーシェマと呼びます。

 

 

これらの特徴を感じる対象を人は『かわいい』と感じやすいのです。

 

サンリオなどのキャラクターがこれらの特徴を兼ね備えているのはそのためです。

 

 

子どもは小学生以上になると、丸っこい印象から、どんどん縦長に変化していきます。

 

顔が大きくなり、顔のパーツも中心に寄っていたのがそれぞれ離れていって、小さい頃の小動物のようなかわいさからは遠のいていきます。

 

 

下の子は上の子よりも年下で、まだベビーシューマを感じさせる部分が残っている可能性が高く、上の子は下の子に比べてかわいく感じないというのは、人の本能として当然のことなのです。

 

② 下の子に比べて上の子に対し余裕がない

 

初めての子どもである上の子は、子育ても初めてのことだらけで、必死でした。

 

これで大丈夫なんだろうか、と悩んだことは1度や2度じゃなかったでしょう。

 

 

そして下の子は上の子の経験がすでにあるので、子育ても余裕があります。

 

 

人は余裕があると、かわいさを感じやすいです。

 

 

比べて上の子は、子育てにおいて全部初めてのことだらけ。

 

小学校に上がると学校のこと勉強のことなど、新しい不安や悩みも増えてきます。

 

 

やっぱり下の子に比べて上の子の子育ては余裕がないのです。

 

 

下の子もまだまだ手がかかるとすると、ますます余裕がなくなり、余裕がなくなるとかわいいと感じにくくなります。

 

③ 下の子に比べて上の子に期待が大きい

 

 

下の子に比べて上の子は年齢が上な分、やれることも多いです。

 

下の子の世話を焼いていると、上の子がやたらと大人に見えてしまい、「あれもできるでしょ」「これできて当然でしょ」と期待が大きくなりがちです。

 

そりゃできる時があっても、まだ上の子も子どもですから不安定で、できない時もあります。

 

 

すると期待が大きい分、がっかりしたり裏切られたような気分になることもあり、「かわいくない」と感じるようになってしまいます。

 

④ 下の子に比べて上の子は素直ではない場合が多い

 

下の子が生まれるまで親の愛情を一身に受けていた上の子。

 

下の子の出現によって、親の愛情が奪われたように感じ、上の子の心が傷ついてしまうこともよく起きがちです。

 

 

この傷ついた心をインナーチャイルドを呼びます。

 

 

インナーチャイルドは物事を否定的に捉えるような視点を生じさせます。

 

 

否定的な視点とは例えば、ただ単に下の子の食事のお世話に集中しているだけなのに、上の子は(お母さんは私を好きじゃないから構ってくれないんだ)と否定的に捉えてしまったりするのです。

 

そして、年齢が大きくなるにつれ、『どうせ私(僕)なんて・・・』というような自己否定をこじらせた、ひねくれた態度(すねる、いじける、反抗する、感情的になる、など)をとるようになっていきます。

 

 

当然、親と衝突することも増えていくでしょう。

 

 

反面、下の子は、上の子と親とのやりとりを見て、親とうまくいかないパターンを無意識に学びます。

 

 

(あ、おねえちゃん<おにいちゃん>、またいじけてお母さんの機嫌を悪くしてる。ぼく<わたし>はそういうふうにしないようにしよっと)

みたいな感じですね(笑)。

 

 

下の子は、上の子がやっているうまくいかないパターンを避け、親によりかわいがられるような行動を選択することが可能です。

 

無意識にってところが最強ですね!

 

 

すべての子どもに当てはまるわけではありませんが、それが上の子より下の子の方が、素直でかわいく感じやすい傾向にある理由の一つです。

 

⑤ 下の子に比べて上の子の方に親のインナーチャイルドが反応しやすい

 

もし上の子が④のような状態なら、上の子の自己否定をこじらせたひねくれた態度(すねる、いじける、反抗する、感情的になる、など)に対し、親のインナーチャイルドが反応する可能性が大きいです。

 

 

インナーチャイルドとは前述したように、子どもの頃につく傷ついた心の総称です。

 

 

成人するまでの間についたインナーチャイルドは深く潜在意識に残り、成人して自立しても、潜在意識から私たちの人生を左右します。

 

 

自分はダメだと落ち込んだり、なんでこんな目に私が?とイライラする原因をたどると、インナーチャイルドが隠れていたりします。

 

 

子どもは親のインナーチャイルドを刺激してくる存在です。

 

なぜなら子育てをしていると、無意識に幼少期の頃の自分とつながりやすいからです。

 

 

例えば、自分が子どもの頃、拗ねた態度をとって自分の親に怒られたとします。

 

そして今、目の前に拗ねている上の子を見ると、幼い自分が親に怒られた記憶が無意識下でよみがえってインナーチャイルドが刺激され、もやもやしたり感情的になったりするのです。

 

 

もやもやしたり感情的になることを人は嫌います。

 

 

なので、頻繁にもやもやしたり感情的にさせる上の子に対し、かわいくない、という気持ちが生まれるのです。

 

 

上の子がかわいくなくていいじゃない?

 

 

上の子が下の子に比べてかわいくない理由5つを述べましたが、思い当たることはありましたでしょうか。

 

 

①の下の子が造形的に上の子よりもかわいく感じるっていうのは、もうどうしようもないことですよね。

 

また、上の子の子育てよりも、下の子の子育ての方が余裕があるのも、仕方ないことです。

 

 

なので、もう、いっそのこと、下の子より上の子がかわいいと思えないのはしょーがない!って割り切っちゃいませんか?

 

 

下の子に比べて上の子がかわいいと思えない自分はダメだと必要以上に落ち込んでしまうことも、余裕がなくなることの一つです。

 

 

また、(あなたをかわいがれない、こんな親でごめんなさい)、と思いながら上の子と接していても苦しいだけで、かわいいと感じる余裕はなくなります。

 

 

なので、無理に自分を罰して、変えようとしないでください。

 

逆効果になったりします。

 

 

あなたはあなたで十分、頑張ってます。

 

 

でもどうにもならないこともあるものです。

 

 

しょうがない、って手放すことで、気が楽になって余裕が出てくると、自然と変わってくることもあると思います。

 

しょうがない、とは思い切れない方へ

 

といっても、しょうがない!と割り切れない方もいるでしょう。

 

 

まぁ、簡単に割り切れるなら、こんなに悩んでないかもしれませんね。

 

 

では上の子がかわいくない、の悪循環から抜け出すためにはどうしたらいいのでしょうか。

 

 

ここでは簡単に3つの対処法をお伝えします。

 

① 心の余裕を作る

 

 

上の子がかわいくない、と感じるだけでなく、上の子に対して冷たい態度として気持ちが出てしまう、という方は、かなり心の余裕がないと思ってもらって良いでしょう。

 

 

自分が思っているよりも余裕のなさは重症です。

 

早急に、自分を癒すことをしてください。

 

 

あなたの好きと感じることはなんですか?心地いいと感じることはなんですか?

 

 

それらを自分にプレゼントしてあげましょう。

 

 

子どもたちを夫やシッターに預けて自分時間を自分にプレゼントするのもいいでしょう。

 

自分だけのためにお花を買ってあげるのもいいし、丁寧にストレッチしたり、バスタイムを楽しむのもいいでしょう。

 

 

自分をたっぷりと癒してあげることで、余裕が心に戻ってきます。

 

すると、あら不思議、上の子とも、なんだかいい感じになれたりしますよ。

 

② 期待をゆるめる

 

上の子に対して「これくらいできるはずでしょ」というような期待が大きいことが、上の子がかわいいと思えない理由の一つということはお伝えしました。

 

でも、いきなり上の子に対しての期待をゆるめましょう、と言われても、なかなか難しい場合が多いです。

 

 

なのでまずは自分への期待をゆるめましょう。

 

人に期待が大きい人は、自分への期待が大きい人だからです。

 

 

下の子のお世話に、上の子の勉強もしっかり見なきゃ、ご飯作りも家事もちゃんとやって・・・、など、頑張りすぎていませんか?

 

 

必要以上に頑張ろうとするのは、自分はできる、という期待があるからです。

 

 

いやいや、もちろん全力疾走120%で毎日過ごせばできるかもしれませんが、それだとあなたが疲弊してしまいます。

 

 

もう2〜3割、手を抜いて、お惣菜でもレトルトでも家事代行でもなんでも使ってOKとして、自分への期待をゆるめていきましょう。

 

 

すると心の余裕につながります。

 

③ インナーチャイルドを取り扱う

 

 

自分を変えたいのに思うように変えられない、という原因にはインナーチャイルドがあります。

 

 

この記事にも何度かインナーチャイルドという言葉が出てきていますが、子育ての悩みにおいて、親のインナーチャイルドが関わっていることが非常に多いのです。

 

なので私はインナーチャイルドを扱うヒーリングを提供しているんです。

 

 

上の子どもがかわいくなくてもいっか、と思えたり、上の対処法①②で変化できるなら、インナーチャイルドの影響は少ないかもしれません。

 

 

私は10年以上インナーチャイルドを扱うヒーリングを提供していますが、インナーチャイルドの影響が少ない人と大きい人とでは、変化のスピード感が全然違うんですよね。

 

 

なので、根本的に自分を変えていきたいと思ったら、インナーチャイルドを扱うのがいいでしょう。

 

 

自分でできるインナーチャイルドの扱い方としては、親からされて嫌だったこと、傷ついたこと、を書き出すということです。

 

また、上の子がかわいくないと感じる点が、自分の子どもの頃に何かつながりがないかどうか、探ってみるものいいでしょう。

 

 

例えば、上の子がかわいくない、と感じる点に、生意気な口のききかたをする、ということがあったとすると、自分は子どもの頃、親の前で生意気な口のききかたをしたことがなかったか、もしあったとしたらその時、自分の親はどんなふうに反応したのか、を思い出そうとしてみます。

 

 

探っている時に、嫌な気持ちやネガティブな感情が湧いてきたら、それもそのまま受け入れてあげてください。

 

 

<例>

 

あー、親の前で、今の自分の子どもみたいに、生意気な口をきいたら、母親からヒステリックに怒られて、その後無視されたんだ・・・

 

あれ、すごい嫌だった、辛かった・・・

 

 

そうすることで、少しずつ、インナーチャイルドが癒されていきます。

 

 

しかしインナーチャイルドは潜在意識の奥深くにあるので、自分で思い出して扱うのが困難な場合も多いです。

 

 

そういう時はインナーチャイルドを扱う専門家のサポートを受けるのが近道です。

 

 

私はインナーチャイルドを扱うヒーリングを提供しています。

 

 

ヒーリングは以下のような方におすすめ。

 

 

・上の子にイライラしてしまう自分を根本から変えていきたい。

 

・感情の波を穏やかにしたい/感情的になる時間を減らしたい。

 

・子どもたちと一緒に、無邪気に笑って楽しめる時間をふやしたい。

 

・自分も子どもたちも大丈夫、と無条件に信頼したい。

 

・自分は子どもたちのために何をしたらいいのか、感覚的にわかるようになりたい。

 

 

興味がある方はこちらのページをご覧くださいね。

 

まとめ

 

 

12年以上ヒーリングを提供していていますが、上の子がかわいくないと悩むクライアントさんも多いです。

 

 

そんな方は頑張り屋さんな方ばかり。

 

そして心の底では、自由に、のびのびと楽しく子どもと接したい、と願っています。

 

 

『上の子がかわいくない』

 

 

その根っこをさぐり、根本原因を取り扱うと、あなたの人生そのものが変わるような変化を経験することもできます。

 

 

そういう意味では子どもは親に、幸せになる道を教えてくれる存在なのかもしれません。

 

 

そして親自身が変わることが、子どもの将来にとっての何よりも効果的な投資になります!

 

 

もしサポートが必要ならいつでも声をかけてください。

 

 

あなたの悩みに丁寧に寄り添いサポートします。

 

 

 

 

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