
「子どもの頃、厳しく叱られて育ったせいなのか、常に自分にダメ出ししてしまう癖がある」
「自分の子どもにも同じように厳しくしてしまう・・・そんな自分が嫌だ!」
このような心の傷を抱えながら生きることは、とても辛いですよね・・・。
でも、今この記事を読んでいるということは、その負の連鎖を断ち切りたいという気持ちがあるのだと思います!
この記事では、心の傷を抱えている方に向けて、
- 叱られすぎて育った経験が与える心理的影響について
- その影響から自分を解放する具体的な方法
- 次の世代に同じ思いをさせない子育ての実践法
上記について、ヒーラー・カウンセラーとしての経験と、同じような経験を乗り越えた実体験を交えながら解説しています。
一人で抱え込まないでください。
適切なケアと向き合い方を知ることで、少しづつでも変わっていけるはずです。
どうぞ最後までお読みください。
この記事の目次
叱られすぎて育った子どもの心理とその影響
叱られすぎて育った経験は、大人になってからの行動や考え方に大きく影響します。
ただ、その影響を理解して、適切にケアしていくことで、自分自身への理解が深まります。
そして何者にも縛られない、自分らしい自由な人生を築いていけるようになっていけるはず。
ここではまず、叱られすぎて育つことでどんな影響が出るのか、その心理的な仕組みについて詳しくお伝えしていきます。
自己肯定感の低下と完璧主義になりやすい心理
幼い頃にひどく叱られ続けた経験は、自己肯定感を低くします。
そしてそれが完璧主義的な心理傾向を生み出すことがあります。
「これくらいできて当たり前」「もっと頑張らなきゃ」という思考パターンが、いつの間にか自分の中に根付いてしまうんです。
どうしてそうなるのか。
その背景にはいくつかの心理的な仕組みがあります。
① 承認欲求
叱られないように、いつも周りの期待に応えようとする癖がついてしまう。
その結果、他人の評価を過度に気にするようになり、「人からどう思われるか」で自分の価値が決まると思い込んでしまうんです。
② 失敗への恐れ
ちょっとしたことでも強く叱られた経験があると、失敗を極端に怖がるようになります。
「完璧にできない」と感じると、新しいことに挑戦する一歩が踏み出せなくなってしまうこともあります。
③ 自己否定的な思考パターン
叱られることが繰り返されると、「自分はダメな人間だ」と心の奥底に刷り込まれてしまいます。
これが「完璧じゃないと認められない」という思い込みをどんどん強めてしまうんですね。
特に職場では、こうした完璧主義的な傾向が出て、苦しくなることがあります。
「報告書に少しでもミスがあってはいけない」「周りに迷惑をかけてはいけない」という強迫的な思いに駆られて、常に緊張した状態になってしまうんですね。
低い自己肯定感と完璧主義は、ストレスを大きくする要因になります。
些細なミスを極端に恐れてしまう
叱られすぎて育った人は、些細なミスに対して、ビクビクと極端な不安や恐れを感じる傾向があります。
これは、過去の叱られた体験が「ミス=強く叱られる」という条件付けを作り出してしまったからです。
こうした心理的な影響は、日常生活のあちこちに顔を出します。
① 過度なセルフチェック:
LINEやメールの文章を何度も読み返したり、すでに終わった作業を繰り返し見直したりする癖がついてしまいます。
「どこかミスをしているんじゃないか」という不安が頭から離れず、作業効率が下がってしまうことも。
② 決断の先延ばし
大事な決断を後回しにしてしまうことも。
間違った選択をすることへの恐れから、「もっと慎重に考えなきゃ」と思っているうちに、かえってストレスが膨らんでしまうんですよね。
③ 人間関係への影響
相手の表情や態度のちょっとした変化に過敏になり、「怒られてるんじゃないか」と必要以上に不安を感じてビクビクしてしまいます。
これが人間関係での緊張や疲労感につながることも少なくありません。
「ちょっとしたミスを指摘されただけなのに、どうしてこんなに心臓がバクバクと動揺してしまうんだろう」と感じる方も多いかもしれません。
(私もそうでしたよ)
これは、過去の経験が今の反応パターンに影響を与えているからなんです。
親からの過度な叱責が及ぼす長期的影響
親から強く叱られ続けた経験は、大人になってからの人間関係、そして社会生活にまで影響を与えることがあります。
これは、幼い頃の経験が脳の発達や感情をコントロールする仕組みに深く関わっているからなんです。
長期的にはどんな影響が出るのか、よくあるパターンをお話しします。
① 自己表現の抑制
叱られないように、自分の意見や感情を抑え込む癖が身についてしまいます。
その結果、職場やプライベートで「もどかしい」「ありのままの自分でいられない」という窮屈さを感じるようになります。
② 過剰な責任感
相手の感情や行動に対して必要以上の責任を感じて、自分を追い詰めてしまうがちです。
「周りの不機嫌は自分のせいじゃないか」と過度に心配してしまうことも。
③ 感情コントロールの難しさ
ストレスがかかる状況で感情が不安定になりやすく、怒りや悲しみの感情をうまく表現できなくなることがあります。
「どうして自分はこんなに人の目が気になるんだろう」「なぜ思ったことを素直に言えないんだろう」と悩む方も少なくないと思います・
これらは、激しく叱られ続けたことによる長期的な影響の一つなんです。
叱られすぎた経験を持つ大人の特徴と理解
叱られすぎて育った経験は、大人になってからも行動や感情に大きな影響を与えます。
その特徴を理解することが、自分自身への理解を深める第一歩になりますよ。
自分の感情をコントロールできない原因
叱られすぎた経験を持つ大人が感情をうまくコントロールできないのは、幼い頃からの「感情を抑える習慣」が関係しています。
「怒られるのが怖くて、自分の気持ちをずっと押し込めてきた」という経験を持つ方は少なくありません。
(ううう、ほんと、私もそうでした!)
そういう方々には次のような特徴が見られます。
① 感情の認識が難しい:
自分が今どんな感情を感じているのか、わからなくなります。
幼い頃から感情を素直に表に出せなかったため、気持ちを素直に言葉にする経験が不足しているからです。
② 感情の急激な起伏:
ちょっとしたことで感情が大きく揺れ動き、自分でも予測できないような感情の波に翻弄されてしまうことがあります。
長年抑え込んできた感情が、行き場を見つけられないまま溢れ出てしまうからです。
③ 過剰な自己抑制
周りに迷惑をかけることを極端に恐れて、自分の感情を表現することに強い罪悪感を持っています。
素直なありのままの感情が表現できずに、さらにストレスが溜まってしまいます。
日常生活では、「仕事で失敗したときに感情が抑えられなくなる」「夫(妻)との些細な言い合いが大きな喧嘩に発展してしまう」「子どもが泣いても叱り続けてしまう」といった形で表れることがあります。
友達や周りの人との関係で感じる生きづらさ
叱られすぎた経験を持つ人は、人間関係において特有の悩みを抱えていることが多いです。
「相手の機嫌をいつも気にしてしまう」「本音を言えない」
そんな悩み、心当たりありませんか?
具体的には、次のような特徴が見られます。
① 過度な気遣い
相手の反応を過剰に気にして、自分の言動が相手の機嫌を悪くさせていないか常に不安を感じています。
これは、叱られた経験から身についた防衛反応の一つなんです。
② 境界線の引きにくさ
人からの要求やお願いを断ることができず、自分の限界を超えても無理をしてしまうことも。
幼い頃に自己主張を否定されて、親の言うことを聞くように強要された経験がこの傾向に影響していることがあります。
③ 本音を言えない
自分の意見や感情を素直に表現することに強い不安を感じて、表面的な人間関係に留まりがち。
(私には本当の友達は実はいないんじゃないか)、そんな気持ちになりやすいです。
こうした特徴は、職場での人間関係や友人関係、パートナーとの関係、家族関係など、さまざまな場面で影響を与えることがあります。
子育てに対する不安や迷いの正体
叱られすぎた経験を持つ人が子育てをするとき、特有の不安や迷いが出てきます。
自分の育ち方が子どもに影響するんじゃないかと、強く意識するからなんですよね。
具体的には、次のような不安を抱えていることが多いでしょう。
① 親と同じことを繰り返してしまう不安
自分の親と同じような叱り方をしてしまっているんじゃないかという強い不安を感じています。
この不安は、子育てで悩みすぎたり、迷ったり、心が揺らぐ原因となります。
② 叱り方の加減がわからない
自分が経験してきた叱り方が真っ当でないことはわかっていても、では具体的にどう叱ればいいのかという方法がわからず迷ってしまいます。
③ 感情が勝手に暴走することへの不安
子どもの行動に対して必要以上に感情的になってしまうんじゃないかという不安を抱えています。
自分の感情コントロールに自信がないのです。
子育ての日々の中では、「子どもを叱るべき場面で適切に叱れない」「逆に感情的になりすぎてしまう」というように、両極端なになりやすいのです。
でもこうした不安や迷いは、多くの親が経験するものです。
決して特別なことではありません。
専門家が教える心の傷の癒し方と対処法
叱られすぎて育った経験による心の傷は、適切なケアと向き合い方で癒していくことができます。
心の傷は「過去の出来事」ではなく、「今の自分との関係性」なんです。
だからこそ、今からでも変われる。
ここでは、具体的な癒し方と、子育てにおいて新しい関係性の築き方についてお伝えしていきますね。
自分の中にある「叱られすぎた子ども」との向き合い方
心の傷を癒すには、まず自分の中にいる「叱られすぎて傷ついている子ども」の気持ちに寄り添うことから始めましょう。
「どうしてあんなに叱られたんだろう」「あの言葉はきつすぎる」「もっと優しく接してほしかった」。
そんな想いを抱えている方も多いかもしれません。
こうした想いを、決して否定しないでください!
向き合い方としては、次の3つのステップを意識してみるのがオススメです。
ステップ① 感情の観察
叱られすぎた子ども時代の自分をイメージし、怒りや悲しみ、不安など、どんな感情が湧いてくるかをただ観察します。
ステップ② 出てきたものをジャッジせず受け止める
その感情を「当然の反応だよね」と受け止めて、子ども時代の自分に「つらかったね」などと声をかけてあげます。
ステップ③ 距離感の調整
感情が強すぎる場合は、一度深呼吸をして「今の自分は大丈夫、安全なんだ」と言い聞かせましょう。
反対に何も出てこない場合は、子ども時代の自分が安心するまで、イメージの中で寄り添い続けてあげてください。
すぐうまくはいかないかもしれません。
でも地道に実践していくことが心の回復につながります。
理由なく叱られた記憶との付き合い方
理由なく叱られた記憶は、現在の自分を縛る「無意識の足枷」となっていることがあります。
「何か失敗したらまた叱られるのではないか・・・」という不安から、新しいことに挑戦できない方もいるかもしれません。
こうした記憶との健全な付き合い方として、以下の3つの対処法がオススメです。
① 記憶の整理
いつ、どんな状況で叱られたのか、できる範囲で具体的に思い出してみましょう。
無理に思い出す必要はありません。
② 現在との区別
その記憶は「過去の出来事」であり、今の自分は安全な場所にいるんだと確認してみましょう。
③ 捉え方を変えてみる
その経験から自分が身につけた強さや思いやりの心など、ポジティブな面に目を向けてみること。
記憶との向き合い方を変えることで、その出来事に振り回されない状態を整えましょう。
自己肯定感を取り戻すためのステップ
自己肯定感は、日々の小さなことから少しずつ育てていくことができます。
「完璧でなければならない」という思い込みから解放されること、それが第一歩です。
無理のない範囲で、以下のようなことから始めてみてください。
① 自分を認める練習
毎日、小さなことでも自分を褒める時間を作ります。
失敗してもそこから学べたことを認めてあげます。
② 自分を大切にする練習
自分の気持ちや価値観を大切にし、必要な時には「ノー」と言えるようになりましょう。
③ 自分に優しい言葉をかける練習
自分を責める声が勝手に湧き上がってきたら、そのことに気づいて、もっと優しい言葉で自分に語りかけるように意識してみること。
焦らなくて大丈夫。
自己肯定感は、一歩ずつ取り戻していけるものですから。
子育てで大切にしたい3つのこと
親から子へのネガティブな連鎖を断ち切り、もっと健全な親子関係を築いていくためには、自分らしい新しい育て方を模索していくことが大切です。
「自分の親のようになってしまうんじゃないか」という不安を抱えている方も多いかもしれません。
その不安、よくわかります。
私も父親からひどく叱られて育ったので。
子育てにおいては次の3つのポイントを意識することで、親からの影響を乗り越えていきましょう!
大丈夫、あなたは一人ではありません。
① 子どもの感情を受け入れること
子どもの感情表現を否定せず、まずは受け止めることを心がけましょう。
たとえ理解できない感情でも、その子なりの理由があると考えてみてください。
② 安心安全な親子関係を育むこと
叱るべきときも、その行動だけを指摘して、「ダメな子」などの人格を否定する言葉は使わないようにしましょう。
子どもが安心して失敗できる環境を作ることが大切です。
③ 子どもの自己肯定感を育てること
できたことを具体的に褒めて、努力のプロセスを認めていきます。
完璧を求めすぎず、チャレンジする勇気を育てていきましょう。
こうしたことを続けることで、子どもの心が健やかに育っていく親子関係を作ることができますよ。
まとめ:子ども時代の傷から、新しい親子関係を築くまでの道筋
今回は、幼少期の厳しく叱られ続けた影響で心に不安を抱えている方に向けて、
- 叱られすぎて育った経験が及ぼす心理的影響
- 自己肯定感を取り戻すための具体的なステップ
- より良い親子関係を築くためのアプローチ
上記について、同じような経験を乗り越え、ヒーラー・カウンセラーとして多くの方をサポートしてきた筆者の体験を交えながらお話してきました。
幼少期の叱られすぎた経験は、完璧主義や自己否定的な思考パターンを生み出すことがあります。
しかし、その影響は決して一生消えないわけではありません。
適切なケアと向き合い方を知ることで、少しずつ癒すことができるのです。
まずは自分の内側にいる「叱られ続けた子ども時代の自分」に優しく寄り添ってみませんか。
その小さな一歩が、自己肯定感を取り戻す確かな道標となるはずです。
例えば明日から、鏡の中の自分に「よく頑張ったね」と声をかけることから始めてみましょう。
そして不安が自分では扱いきれないほど大きくなってしまった時は、どうぞ専門家に相談することをためらわないでくださいね。
あなたの新しい一歩を心から応援しています!
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