
「イヤイヤ!」
「ダメ!」
「自分でやる!!!」
スーパーで床に寝転がって泣き叫ぶ我が子。
周りの視線が痛い。
心臓がバクバクする。
怒りと恥ずかしさと無力感で、涙が出そうになる。
イヤイヤ期、本当に辛いですよね・・・
よーくわかります。
でも、15年以上インナーチャイルドを扱うヒーリングを提供し、一児の母でもある私が伝えたいことがあります。
この大変な時期は、実は母親自身が癒されるための、神様からの贈り物かもしれません。
今日は、スピリチュアルな視点でイヤイヤ期を見つめ直し、親子で成長できる知恵をお伝えします!
この記事の目次
知恵①「7歳までは神のもの」という叡智
日本には昔から「七つまでは神のうち」という言葉があります。
これは単なる迷信ではなく、深いスピリチュアルな真理を表しているんです。
7歳までの子どもは、
- まだ完全にこの世界に降りてきていない
- 神様の世界と地上の世界の間にいる存在
- 純粋な魂のエネルギーそのもの
だから、理屈や常識が通じないのは当たり前。
彼らは大人とは違う次元で生きているんですね。
イヤイヤ期は魂の自立の始まり
イヤイヤ期の「イヤ!」は、子どもの魂が、
「私は親とは別の存在だ」 「私には私の意思がある」 「私は自分で選べる存在だ」
そう宣言している、魂の産声のようなものです。
神様の世界から少しずつ地上に降りてきて、「私」という個を確立しようとしている。
そう考えると、イヤイヤ期がいかに神聖なプロセスかが分かります。
子どもを怒鳴りつけたくなった時、心の中でこう唱えてみてください。
「この子は神様から預かった大切な魂。今、この子の魂が成長しようとしている」
すると、ちょっとだけ心が落ち着きませんか?
知恵② 子どもは「私のために」泣いているのかもしれない
ここからが、私が最もお伝えしたい視点です。
子どもが泣き叫んでいる時、こう考えてみてください。
「この子は、私の中の泣けなかった子どもの代わりに、泣いてくれているのかもしれない」
あなたの子ども時代、思い切り泣けましたか?
多くのお母さんたちが、こんな子ども時代を過ごしています。
「イヤって言っちゃダメ!」
「わがまま言わないで」
「泣くのをやめなさい、みっともない」
「我慢しなさい」
「あなたがそんな悪い子なら、もうお母さん知らないから!」
自分の感情を押し殺して、「良い子」でいることを求められた。
本当はもっと泣きたかった。もっとイヤって言いたかった。
でも、それを許されなかった。
その泣けなかった感情、表現できなかった怒りが、あなたの中にまだ残っているんです。
子どもは、あなたの未完了を完了させようとしている
スピリチュアルな観点から見ると、子どもは親の魂の成長を助けるために生まれてくる存在。
床で泣き叫ぶ我が子は、
- あなたが押し殺してきた感情を、代わりに表現してくれている
- 「感情を出していいんだよ」と教えてくれている
- あなたのインナーチャイルドを癒すチャンスを与えてくれている
と捉えることもできます。
だから、子どもがイヤイヤしている時は、こう問いかけてみてください。
「私の中の小さな子どもは、今どんな気持ちなんだろう?」
すると、心の奥から声が聞こえてくるかもしれません。
「私も本当はイヤって言いたかった」
「私も泣きたかった」
「私も自分の気持ちを大事にしたかった」
その声に気づいた時、子どもへの見方が変わります。
知恵③ 一緒にイヤイヤして、心を解放する
ここで、とっておきの実践方法をお伝えします。
子どもと一緒にイヤイヤしてみるんです。
「えっ、そんなこと?」と思いましたか?
いやーでも、これが驚くほど効果的なんです。
私も息子のイヤイヤ期にはよくやりました!
実践:親子でイヤイヤタイム
子どもが「イヤイヤ!」と言ったら、あなたも一緒に、
「イヤイヤ!」 「もう、イヤ!」 「全部イヤ!」
って、声に出してみてください。
できれば体も動かして。
家の中なら、子どものように転げ回って、泣き喚くのがおすすめ。
最初は演技でもいい。
でも、やっているうちに、
- あなたの中の抑圧された感情が動き出す
- なんだか笑えてくる
- 不思議と怒りが消えていく
これは、あなた自身のインナーチャイルドを癒す、立派なヒーリングワークなんです。
感情は出すことで癒される
スピリチュアルな観点では、感情はエネルギー。
溜め込むと、体や心の不調となって現れます。
でも、適切に表現すれば、流れて解放されます。
子どもは本能的にそれを知っています。
だから、思い切り泣いたり、「イヤ!」と叫んだりする。
大人になったあなたも、もう一度それをやっていいんです。
子どもがそのチャンスをくれているんです。
子どもを先生と思って、思い切りやってみましょう!
慣れてくると、体がポカポカ暖かくなって、楽しくなってきますよーー
知恵④ イヤイヤ期は「自分の許容を広げるチャンス」
イヤイヤ期を通して、あなたは、
「こうあるべき」という枠を壊していくプロセス
を歩んでいます。
あなたの中の「こうあるべき」を見つめる
子どもにイライラする時、その奥には必ずといっていいほど、
「子どもは親の言うことを聞くべき」
「公共の場では静かにすべき」
「良い子でいるべき」
といった、あなたの中の「べき」があります。
この「べき」は、多くの場合、あなた自身が子どもの頃に植え付けられたものです。
許容を広げることは、自由になること
イヤイヤ期の子どもは、この「べき」を次々と壊していきます。
「言うこと聞かない」→「言うこと聞かなくてもいいんだ」
「泣き止まない」→「泣いてもいいんだ」
「自分でやりたがる」→「失敗してもいいんだ」
子どもが「べき」を壊すたびに、実はあなた自身も自由になるチャンスをもらってるんです。
これは、あなたの魂が成長する絶好の機会。
許容範囲が広がるほど、子育てが楽になるだけではありません。
受け入れられる人が物事が増え、人生自体が楽にスムーズになっていきますよ。
知恵⑤ イヤイヤ期のインナーチャイルドを癒す絶好のチャンス!
ここまで読んで気づいたかもしれませんが、イヤイヤ期って実は・・・
あなた自身のインナーチャイルドを癒す、最高のタイミング!なんです。
なぜイヤイヤ期が癒しのチャンスなのか
子育てをしていると、子どもがいなかった時は蓋をして抑えられていた感情が、ものすごい勢いで湧き上がってきます。
特にイヤイヤ期は、その感情が爆発しやすい時期。
でも、これって実はラッキーなこと
なぜなら、感情が表面に出てきているということは、癒すチャンスが来ているということだから。
普段は奥深くに隠れているインナーチャイルドの痛みが、子どものイヤイヤによって表に出てくる。
インナーチャイルドとは子ども時代についた心の傷、満たされなかった想いのこと。
当時、あまりにも痛すぎたために、心の奥底にギュッと押し込めた心の傷とも言えるでしょう。
さぁ、このチャンスを逃す手はありません!
実践 イライラのパターンを紐解くワーク
ここで、とても大切なワークをやってみましょう。
紙とペンを用意してください。
<ステップ1 子どものどんな行動にイライラするか書き出す>
最近、子どものどんな行動にイライラしましたか?
具体的に書き出してみてください。
例
- 食べ物をぐちゃぐちゃにする
- 服を着替えたがらない
- お風呂に入りたがらない
- おもちゃを片付けない
- 公共の場で大声を出す
- 何度言っても聞かない
- 急いでいる時に限ってグズグズする
3つ以上書き出せるといいかも。
<ステップ2 あなたが子どもの頃、同じことをした時のことを思い出す>
ここからが本番!
書き出した行動について、一つずつ思い出してみてください。
「私が子どもの頃、同じことをした時、お母さん(お父さん)はどう反応したんだろう?」
目を閉じて、幼い頃の自分になったつもりで・・・
例えば、
食べ物をこぼした時 →「何やってるの!汚い!もう知らない!」と怒られた → 片付けもさせてもらえず、ダメな子だと言われた
着替えをぐずった時 →「早くしなさい!」と無理やり着替えさせられた → 自分の気持ちは聞いてもらえなかった
大声を出した時 →「静かにしなさい!恥ずかしい!」と叱られた → 人前で怒られて、惨めだった
どうですか?
何か見えてきましたか?
<ステップ3 パターンに気づく>
ここで、大切なことに気づいてほしいんです。
あなたが今、子どもにイライラしている行動は、あなた自身が子どもの頃、親から否定された行動ではありませんか?
そして、
あなたが今、子どもに言いたくなる言葉は、あなたが子どもの頃、親から言われた言葉ではありませんか?
これが、世代間連鎖です。
自分が傷ついた同じ方法で、無意識に子どもを傷つけてしまう。
でも、これに気づいた今、あなたはもう連鎖を断ち切ることができます。
<ステップ4 幼い自分に声をかける>
思い出した場面の中で、小さいあなたに、今の大人のあなたから声をかけてあげてください。
「こぼしちゃったね。大丈夫だよ。一緒に拭こうね」
「着替えたくない気持ち、わかるよ。どうしたら着替えられそう?」
「大きな声出したかったんだね。うれしかったんだね」
当時のお母さんが言ってくれなかった言葉、お母さんから言って欲しかった言葉を、今のあなたが言ってあげるんです。
すると、不思議なことが起こります。
子どもにも、同じ言葉が自然に出てくるようになるんです。
親の心が癒されると、子どもも変わる
あなたの内側が変わると、外側の現実も変わる。
これもスピリチュアルな法則。
子どもは、あなたの心を映す鏡なんですね。
イヤイヤ期は、神様からのギフト
イヤイヤ期は確かに大変!
今まで真っ当な人として生きるために築き上げてきたものを、傍若無人な小さい生き物に全てぶち壊されるような気分かもしれません。
でも、スピリチュアルな視点で見るとイヤイヤ期は以下のようにも捉えられます。
- 子どもの魂が成長する神聖なプロセス
- あなたのインナーチャイルドを癒すチャンス
- 「べき」から自由になり、許容を広げさらに自由になる機会
- 親子で一緒に成長できる贈り物
子どもは、あなたが癒されるために、この役割を引き受けて生まれてきてくれたのかもしれません。
床で泣き叫ぶ我が子を見た時、こう思ってみてください。
「この子は、私のために泣いてくれているんだ」
すると、イライラが感謝に変わる、そんな瞬間を経験できるかもしれませんよ。
大丈夫!あなたは素晴らしいお母さんだから
どうか感情的になってしまう自分を責めないでください。
イライラする自分をダメだと思わないでください。
その感情こそが、あなたの中の癒されたい部分からのメッセージです。
大切なのは、完璧な親になることではなく、自分の心と向き合うこと。
その勇気こそが、スピリチュアルな成長の第一歩です。
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私が道案内しますよ!
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