
「うちの子、情緒が安定してるのかな?」
「他の子と比べて、感情の起伏が激しい気がする…」
そんな不安を感じていませんか?
子どもが泣き喚く、急に怒り出す、プイっとすねる・むくれる、落ち込みをあらわにする・・・
一体、何が起こったの???どうして?
私は15年間、たくさんの親子と向き合ってきたインナーチャイルドを扱うヒーラー・感情カウンセラーの八神詠子です。
実は情緒が安定している子には、明確な特徴があります。
そして、親の接し方次第で、子どもの情緒は安定していきます。
この記事では、情緒が安定している子の特徴と、そう育てるための具体的な方法をお伝えしますね。
この記事の目次
情緒が安定している子の5つの特徴
まず、情緒が安定している子には、こんな特徴があります。
1. 感情の切り替えが上手
泣いたり怒ったりしても、比較的すぐに気持ちを切り替えられる。
「さっきまでグズグズしてたのに、もう笑ってる!」 そんなことは、ありませんか?
これは、感情を感じきった後に、次の状態へ移行できている証拠なんです。
2. 自分の気持ちを言葉で伝えようとする
「ママ、悲しい」 「これ、嫌だった」 「嬉しかった!」
年齢なりに、自分の感情を言葉にしようとする姿勢があります。
まだ上手に表現できなくても、「伝えよう」としていることが大切なんですよ。
3. 新しい環境にも適応できる
初めての場所や人に会う時、最初は緊張しても、 時間が経つと自分なりに適応していく力があります。
もちろん、人見知りする子もいます。
でも、親が安心感を与えながら見守っていれば、 だんだんと慣れていく様子が見られるはずです。
4. 友達との関係が比較的安定している
喧嘩しても仲直りできる、一緒に遊べる友達がいる、 相手の気持ちを少しずつ考えられるようになる。
完璧じゃなくていいんです。
少しずつでも、人との関わり方を学んでいる様子が見られれば大丈夫。
5. 親に安心して甘えられる
これ、実はとても大切。
「ママ、抱っこ」
「一緒にいて」
そう言える子は、親を「安全基地」として信頼している証拠。
甘えることができる子は、外の世界でも安心して挑戦できるようになります。
こんなサインに気づいたら…情緒が育ちにくい環境かも
逆に、こんなサインが続く場合は、子どもの情緒が育ちにくい環境にあるかもしれません。
□ 些細なことで激しく怒る、泣き続ける
□ 感情を全く表現しない(我慢しすぎている)
□ 親の顔色ばかり伺っている
□ 友達と全く関われない、極端に孤立している
□ 自分の気持ちを一切言葉にできない
□ 夜泣き、赤ちゃん返りが激しい
もし複数当てはまっても、自分を責めないでくださいね。
大切なのは「気づいたこと」
気づいた今から、変えていけばいいんです。
実は、子どもの情緒が不安定になる大きな原因の一つが、 「親自身の情緒の不安定さ」なんです。
子どもの感情を理解するために、まずこれをやってみて
子どもが泣いてる時、怒ってる時、 「また始まった…」って思ってしまうこと、ありませんか?
私もありました。
でもね、ちょっと視点を変えるだけで、子どもの感情が見えてくるんです。
子どもの言葉と行動をじっくり観察する
まず、子どもが「何を感じているのか」を観察してみましょう。
例えば、子どもが怒っている時。
「今、怒っているね。どうして怒っているの?」 そう尋ねることで、子どもは自分の感情を認識する練習ができます。
ここで大切なのは、マイナスの感情も受け入れること。
「そんなに怒っちゃ、みっともないよ!」 なんて言っていると、子どもは 「怒ることはいけないこと」と思い込んでしまいます。
プラスの感情と同じように、マイナスの感情も大切。
怒りも、悲しみも、全部、子どもの本当の気持ちなんです。
時には子どもと一緒に、 「今の気持ちを、どう表現したらいいかな?」 そう模索してみてくださいね。
子どもの感情が爆発した時の対処法
子どもが怒りや悲しみなどの感情に振り回されている時、親はどう対応したらいいのでしょうか。
実は、こんなシンプルな方法が効果的なんです。
- 深呼吸を一緒にする
- 寄り添って一緒に時間を過ごす
- 子どもの感情を言葉で認める
ただ、子どもが感情的だと親も巻き込まれてしまいがち。
そんな時は、親がまず、ゆっくりと深呼吸をし、気持ちを落ち着かせましょう。
怒りのピークは6秒で過ぎると言われています。
まず30秒、その場から離れる。
トイレに駆け込む作戦、「ちょっとトイレ!」と言って、物理的に距離を取る。
これだけでも効果があります。
「3つの良いこと日記」で情緒を育む
子どもの良いところに目を向けてあげると、子どもは自信を持って、幸せを感じられるようになる。
そのための簡単な方法が「3つの良いこと日記」なんです。
毎日寝る前に、その日にあった良いことを3つ書き出して日記につける。
たったこれだけです。
良いこと、というのは、誰もが認めるすごい良いこと、じゃなくて、本当に些細なことで構いません。
- ご飯をちゃんと食べた
- 元気で生きていられた
- お友達と遊べた
日記を続けることで、親子一緒に些細なことから幸せを感じる力が伸びていきます。
その力は情緒の安定をサポートします。
実は一番大切!親のストレス管理
ここで、とても大切なことをお伝えします。
子どもの情緒の安定は、親の心の状態に大きく左右されます。
なぜなら子どもは、親の感情をスポンジのように吸収するから。
親が不安定だと、子どもも不安定になる。
逆に、親が穏やかでいられると、子どもも安心できるんです。
親が感情的になると、子どもはこう感じる
親が感情的になると、子どもは無意識にこう思うんです。
「ママ(パパ)が怒ってるのは、自分のせい?」
「自分がいい子じゃないから?」
そして、親の顔色を伺うようになり、 自分の感情を抑え込むようになってしまいます。
これ、私自身がそうでした。
親の顔色を伺って育った私は、 大人になっても自分の感情をうまく表現できず、感情の浮き沈みに悩まされ続けました。
だからこそ、親である私たちが、 まず自分の心を整えることが大切なことを実感しています。
親がストレスを管理する具体的な方法
ストレスが高まった時には、こんなセルフケアが効果的です。
- 5分でいいから瞑想してみる
- 軽い運動をする(散歩でOK)
- 十分な睡眠を確保する
- 疲れている時は無理をしない
中には休むことに罪悪感を感じる人がいるかもしれません。
でも子どもの安定のためにも、しっかりと休息をとることが何よりも重要なんです。
自分を大切にすることで、心に余裕が生まれて、子どもにも優しくできるようになるんですよ。
安全な愛着を育むための親の行動
子どもが健やかに育つには、親との安心できる関係がとても大切なんです。
親が変わらない愛情で子どもを見守ってあげることで、子どもは「世界は安全な場所なんだ」って思えるようになります。
質の高い時間を一緒に過ごす
毎日、子どもとしっかり向き合う時間を作ることが、安心できる親子関係につながります。
- 読み聞かせをする
- 一緒に遊ぶ
- 子どもの話をじっくり聴く
忙しくてなかなか子どもとの時間をとれないという場合は、10分でもいいので、しっかり子どもと向き合い、子どもの話を集中して聴くことが効果的です。
愛着障害を予防するための具体的な行動
子どもが不安や怖れを感じている時、その気持ちに敏感になってあげること。
「そんなの気にしないの!」と無視したり、否定したりせずに、ちゃんと受け止めてあげることが大切なんです。
また、こんなことも効果的です。
- 子どもと同じ高さで目線を合わせる
- 具体的にほめる
- ハグしたり、スキンシップを行う
親が安心感を与えてあげることで、子どもは自分の感情を上手にコントロールする力を育んでいくんです。
親としての適切な心構え
子どもの情緒を安定させてあげるには、まず親である私たち自身の心が穏やかであることが大切なんです。
ここでは、子育て中に親が持っておきたい心構えについてお伝えしますね。
過度な期待を手放す
子育てのストレスの大きな原因の一つは、子どもに過度の期待を持つことです。
例えば、他の子と比べて、自分の理想と比べて、子どもが劣っているように見えると、将来に不安を感じ、ストレスを感じやすいです。
過度の期待を手放し、ありのままの子どもを認め、子どもの小さな成功を一緒に喜ぶことが重要です。
子どもには積極的に失敗させる
よかれと思って、子どもが失敗しないように先回りして、なんでもやってあげていることはないでしょうか。
それだと、子どもは無力感を大きくし、親への依存度が大きくなり、自立への怖れや不安を無意識に抱きがちになります。
子どもには積極的に失敗させる、くらいの心構えで、大きな目線で子どもの成長を見守りましょう。
まとめ:子どもの情緒は、親の心の安定から
ここまで読んでくださったあなたは、本当に子どものことを考えている素晴らしいお母さん(お父さん)だと、私は思っています。
「変わりたい」と思った時点で、もう変化は始まっているんです。
子どもの情緒を安定させるために大切なのは、
- 子どもの感情をありのまま受け入れる
- マイナスの感情も否定しない
- 親自身の心を整える
- 安全な愛着関係を築く
- 過度な期待を手放す
完璧な親なんていません。
大切なのは、少しずつでも前に進むこと。
私も、インナーチャイルドを癒すことで、 穏やかな子育てができるようになりました。
あなたの子育てが、自然に笑っていられるものになっていくように、心から応援しています!
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