子育てがつらいのはインナーチャイルドのせい?自分を癒す5ステップ

 

この記事ではこんなことがわかります

・インナーチャイルドが関わる子育てのつらさ 4つのポイント
・インナーチャイルドの癒し方
・インナーチャイルドが癒やされた後の子育てとは

 

 

「子育てがつらい」

 

そう感じることはありませんか?

 

私はヒーラー・カウンセラーとして、多くの子育てに悩む方へのセッションを提供していますが、子育てがしんどい根本原因のひとつとして『インナーチャイルド』があることを実感しています。

 

では一体、『インナーチャイルド』が子育てのつらさにどう影響しているのでしょうか?

 

もしかして知るだけで自分への理解が進み、癒される部分があるかもしれません。

 

わかりやすくお伝えしていきます。

 

『インナーチャイルド』ってなに?

 

『インナーチャイルド』は 英語で innerchild と書き、「内なる子ども」と訳されることが多いです。

 

決まった定義があるわけではなく、自分の中の子ども時代の自分、と表現されることもありますが、この記事では以下のように定義します。

 

 

『インナーチャイルド』とは

乳幼児期から成人するまでの間についた心の傷(満たされなかった想いを含む)

 

 

私は妊娠中に自分の『インナーチャイルド』を扱い始め、出産してからも子育て中の自分がどんどん楽になっていったので、ヒーラーとして自分でも悩める人の『インナーチャイルド』を扱う仕事を始めました。

 

10年以上、たくさんの子育てに難しさを感じるお母さん方にセッションを提供してきましたが、『インナーチャイルド』ってものすごく子育てに影響するんだなぁとしみじみ実感しています。

 

ではこの『インナーチャイルド』はどのように生じるのか次でみていきましょう。

 

インナーチャイルドはどのようにできるのか

 

『インナーチャイルド』は乳幼児期から成人するまでの間についた心の傷ですから、その期間に心が傷つくようなことがあったときに生じます。

 

子どもは親に依存しないと生きていけないので、親との関係性において生じる『インナーチャイルド』の割合は大きいです。

 

親に虐待された、ネグレクトされた、親と死別した、などの世間的にもわかりやすい、(あー、こりゃ子どもの心の傷になるよね)、みたいなこと以外の(普通の家庭で起きてるそんなのよくあることだよね)、ということでも十分心の傷、インナーチャイルドになります。

 

 

<『インナーチャイルド』を生じるきっかけの例>

・親が感情的に怒る人だった

・親から肯定されるより否定されることが多かった

・親の夫婦仲が悪かった

・親が過干渉だった

・親が忙しくあまり構ってもらえなかった

・自分より他の兄弟姉妹の方が親から可愛がられていた

 

 

インナーチャイルドはどのように子育てのつらさに関係しているのか

 

ではインナーチャイルドと子育てのつらさはどのように関係しているのでしょうか。

 

まず知っておいてもらいたいのが、子育て中は『インナーチャイルド』が刺激されやすい、ということです。

 

なぜなら子育ては自分の子ども時代と無意識につながりやすいからです。

 

癒されてない傷が刺激されると、どうなりますか?

 

痛いですよね。

 

そう、「痛み」が結局、子育てのつらさと繋がってるのです。

 

では『インナーチャイルド』のどんな特徴が「痛み」になりやすいのか、4つのポイントを挙げてみましょう

 

① 感情の揺れ

 

 

『インナーチャイルド』が刺激されると、感情の揺れを生じさせます。

 

<例>

イライラしてどうしようもない。

子どもが心配で仕方がない。

なんとなく不安な気持ちが消せない。

 

 

また感情の揺れは、コントロールできない行動につながりやすいです。

 

<例>

怒りのままに怒鳴ってしまったり、無視してしまう。

不安や心配のままに小言を言い続けてしまう。

 

 

行動にまで影響を与える感情の揺れは海で大波に飲まれているようなイメージです。

 

そして自分で自分をコントロールできず、ある程度波が収まるまで、感情に振り回され続けます。

 

それってすごく疲れます。

 

感情に動かされた行動は、本当に自分のやりたいことと違っていることが多く、自分が自分でない感じがしてモヤモヤします。

 

② 妄想

 

『インナーチャイルド』が刺激されると、客観的にものごとを捉えにくくなり、自分の中から湧いてくるイメージ(=妄想)があたかも現実のように感じられてしまいます。

 

例えば、何度話しかけてもゲームに夢中になった子どもは返事をしない。

 

客観的に見れば、子どもはゲームの世界に入り込みすぎて、声が物理的に聞こえていても、脳にまで届いてない可能性は十分ありえます。

 

でも妄想のスイッチが入ると、(私のことを無視するなんて、ひどすぎる)(馬鹿にしてる)(私はこんなに頑張ってるのに!)などと、子どもが加害者、自分は被害者、みたいなイメージが浮かんできたりします。

 

するとイライラしたり悲しみが出てきたりして、子どもとのコミュニケーションがややこしくなります。

 

妄想がなければ、子どものそばにいって肩をたたいて注意を向けさせる、というようなその時必要なシンプルな行動をたんたんととれ、子どもとのコミュニケーションをスムーズに行うことができます。

 

 

また、子どもの将来に関して、不安な妄想が出てきて止まらない、なんてこともよくあります。

 

<例>

こんなにわがままだったら、人に嫌われて、まともに社会で働けないんじゃないか

学校に行きたがらないなんて、このまま不登校になって、落ちこぼれてニートになるんじゃないか

 

そんな妄想にかられて、ぐるぐる思考が回ってしまうのも、子育てのしんどさにつながります。

 

また、妄想ばかりに気を取られていると、ありのままの目の前の子どもと向き合うことが疎かになり、子どもとの関係性が悪くなることが多いです。

 

③ 信頼できない

 

『インナーチャイルド』は、自己否定感の形成に大きく関わってます。

 

それが、なんとなく自分ってダメなんじゃないか、うまくやれていないんじゃないか、という妄想を生み出します。

 

だから、いまいち自分のことが信頼できないのです。

 

いくら周りから「とってもいいお母さんしていてすごい」という評価を受けても、(いやいや、全然いいお母さんなんかじゃない)と思ってしまいます。

 

『インナーチャイルド』の影響がある限り、自分の思うような「いいお母さん」になれない、と思ってもらっていいでしょう。

 

なぜなら、いくら他人から「いいお母さんだね」と褒められても、「私、全然ダメなんです!」と自分のダメな部分ばかり見つけてしまうからです。

 

 

また、自分を信頼できない人は、子どものことも心から信頼することはできません。

 

子どものことも、自分と同じように、(この子はダメなんじゃないか)(この子はうまくやれないんじゃないか)、などと否定的な目線で見てしまうのです。

 

「この子がもっと◯◯なら(例:この子の情緒がもっと安定していたら)、安心できるのに・・・」なんて思ったりしますが、自分を信頼できていない状態だと、子どもの情緒が安定し出したとしても、子どもの他の点を問題に感じ始めたりします。

 

 

④ 意識的な改善が難しい

 

『インナーチャイルド』は心の奥底にあるとすでにお話ししましたが、たいていのひとは、『インナーチャイルド』が生じるきっかけとなった出来事を覚えていません。

 

三つ子の魂百まで、ということわざがあるように、幼少期のころの『インナーチャイルド』ほど、心の深い部分にあり、人生に大きな影響を与えます。

 

そして、『インナーチャイルド』というのは2つ3つというような個別で存在する小規模のものでなく、膨大な情報とエネルギーが絡まり合っています。

なので、意識的な改善が非常に難しいのです。

 

(また子どもにイライラして泣くまで怒鳴ってしまった)(もう絶対イライラしないようにしよう!)、と何回心に決めても、また同じことを繰り返してしまうのは、そのせいです。

 

明らかに自分のしていることは子どもにとって良くないことだとわかっている。

なのに改善が難しい。

 

これはかなりの子育てのしんどさにつながります。

 

子どもは親に『インナーチャイルド』があることを教えてくれる存在

 

子育てがつらい、って嫌なものです。

 

でも長年ヒーリングで『インナーチャイルド』を扱っていると、つらさを通して、子どもは親に『インナーチャイルド』があることを教えてくれる存在なんだなって思えてきます。

 

子育てをしなければ気づかなかった、自分の無意識の深い部分にある心の傷、感情、否定感、不信感・・・

 

もともと、心の奥底に、つらさってあったと思うんです。

ただ、気づかないふりをしていただけ。

 

それが子育てで炙り出されてきた。

 

また、若ければ若いほど、しんどさを体力や気力でカバーできたりします。

歳を重ねると、若い時ほどの体力気力が湧いてこないので、誤魔化しづらくなります。

 

『インナーチャイルド』を癒すと、子育てのしんどさが軽くなるだけでなく、自分は自分でいいんだと、ありのままの自分でいる楽さ、自由さ、楽しさを取り戻すことができます。

 

子どもは親を助けるために生まれてくる、って言葉を耳にすることがよくありますが、まさに、そうなんだなーと感じています。

 

『インナーチャイルド』を癒す5ステップ

 

じゃあ、『インナーチャイルド』を癒すためにはどうしたらいいんでしょうか?

 

ここでは自分で自分を癒す方法をお伝えしましょう。

 

子育てを通して自分の『インナーチャイルド』に気づき、癒す5ステップ

 

① 子育てがしんどいと思う場面を思い浮かべる

 

例: 何度言っても言うことをきかない子どもにイライラする

 

② しんどい場面で自分が思っていることを紙に書き出す

 

例: 「ふざけるな!」「私はこんなにあなたのために頑張ってるのにひどい!」「もう、やだ」「辛い」「馬鹿にしてる」「このままだとこの子は大変な大人になる、そしたら私が怒られる」

 

③ 紙に書いたものを見つめながら、何か自分の子ども時代に関係するようなことがなかったか、探ってみる

 

探り方の例: 自分は親の言うことをきかなかったとき、親は自分にどんなふうに対応していたか?

 

④ 思い当たるものを書き出してみる

 

例:親が怖かったので、親の機嫌を損ねないように、私はできるだけ親の言うことをきくようにしていた。それが辛かった。本当は、親の言うことなんて聞きたくなかった。親にもっと自分の話を聞いてもらいたかった。

 

⑤ 紙に書いたものを見つめながら、当時の自分の想いや感情を感じ直す。

 

感じ方の例:今の自分が当時の自分を抱きしめるようなイメージで、出てくる感覚を体中で感じる。

 

 

なんとなくホッとする感じがあったり、軽くなった感じ、心に余裕ができた感じが感じられたら、インナーチャイルドが癒されている可能性が高いです。

 

ただ、インナーチャイルドは無数にあるのが通常なので、子育てでしんどさを感じるたびに、心の中を探っていくとよいと思います。

 

 

『インナーチャイルド』が癒やされた後の子育て

 

では『インナーチャイルド』が一定レベル以上癒されると、子育てはどんなふうに変化していく可能性があるのでしょうか。

 

前述した以下の『インナーチャイルド』による影響が自然と減っていきます。

 

① 感情の揺れ

→ 感情が揺れの頻度が減る、感情の揺れの大きさが小さくなる、感情が揺れても切り替えが早くなる。

 

② 妄想

→ 妄想が減り、目の前の子どもを丁寧に観察できるようになる。

 

③ 信頼できない

→ 自己否定感が和らぎ、自分も子どもも大丈夫、というような信頼感が湧いてくるようになる

 

④ 意識的な改善が難しい

→ 今まで変えようと思っても変えられなかったことに対し、変化が起こせるようになってくる。

 

 

すると、つらいと感じていた子育てが、いつの間にか楽で楽しいものに変わっている。

 

いつの間にか、子どもと心が通い合うような、優しい時間を過ごしている。

 

 

そんなふうに変わっていくと思います。

 

 

ただ、心の奥底にある『インナーチャイルド』を自分だけで掘り起こしてそれを癒していくのはかなり大変です。

 

『インナーチャイルド』が癒されてるのかどうかよくわからないうちに子どもは結局独立してしまった、なんてことは普通に起きます。

 

変化のスピード感を上げていきたい方は、『インナーチャイルド』を扱う専門家のサポートを受けるのがお勧めです。

 

 

インナーチャイルドを扱う代表的な方法は以下になります。

 

 

・カウンセリング

 

・退行催眠(ヒプノセラピー)

 

・ヒーリング

 

 

私は『インナーチャイルド』を扱うヒーリングを提供しています。

 

こんな人におすすめ

・感情の波を穏やかにしたい。

・感情的になる時間を減らしたい。

・子どもと一緒に、無邪気に笑って楽しめる時間を増やしたい。

・自分も子どもも大丈夫、と無条件に信頼したい。

・子どものために何をしたらいいのか、感覚的にわかるようになりたい。

 

興味ある方はこちらのページをご覧くださいね。

 

まとめ

 

 

私自身は息子を妊娠中に『インナーチャイルド』を癒す重要性に気づき、『インナーチャイルド』を扱うヒーリングを受けて子育てを開始しました。

 

初めての子育てでつらくなることも何度となくありましたが、ヒーリングを受け終えていたので、しんどさの裏にある『インナーチャイルド』に自分で気づき、自分で自分を変えていくことがスムーズでした。

 

 

高二の息子はとは程よい距離感で、楽しく暮らしてます。

 

息子は感情が安定していて、毎日ご機嫌なので、自分のややこしかった思春期と比べて、こんな子もいるんだなぁとびっくりしてます。

 

 

『インナーチャイルド』を癒すメリットは、自分の子育てを楽に、平和にすることだけではありません。

 

誰か一人、家族の中の『インナーチャイルド』が癒されていれば、それは他の家族にも広がっていきます。

 

 

子育てがしんどい、そう感じることが多いなら、それは『インナーチャイルド』を扱うタイミング。

 

 

あなたの子育てが明るく平和になるよう、心から願っています!

 

 

 

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参考文献: 『感情の取扱説明書』谷孝祐著

 

 

 

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