「ダメな母親でごめんね」と自分を責めるあなたへ 罪悪感を手放して幸せな親子になる方法

 

「ダメな母親でごめんね」

 

子どもの寝顔を見ながら、涙ながらにそう謝ったことはありませんか?

 

怒鳴ってしまった後、イライラが収まった後に、「こんなダメな母親、いなくなった方がいいのかも」と心の中でつぶやいたことは?

 

こんな気持ちになっていませんか?

 

・私はなんてダメな母親なんだろう

・きっとこの子の心に傷をつけている

・もっと優しいお母さんになりたいのに…

 

 

でも、いくら「ダメな母親でごめんね」という罪悪感でいっぱいになっても、またすぐ、同じことを繰り返してしまう。

 

 

ちょっと待ってください!

実は、その罪悪感こそが、あなたを苦しめている正体なのです。

 

この記事では、15年以上、たくさんの子育てに悩むお母さんたちをサポートしてきたヒーラー・カウンセラーの視点から、「ダメな母親でごめんね」という罪悪感を手放し、軽やかな親子関係を築く具体的な方法をお伝えします。

 

この記事の目次

「ダメな母親でごめんね」と謝りたくなるのはどんな時?

 

まずは、どんな時に「ダメな母親でごめんね」と自分を責め、罪悪感を感じてしまうのか整理していきましょう。

 

① 感情的に怒ってしまった後の自己嫌悪

 

よくあるシーン:

  • イライラして怒鳴ってしまう
  • カッとなって思わず手が出てしまう
  • 感情的に無視してしまう
  • 心配で過干渉になってしまう

 

 

「もっと子どもを信頼して、穏やかな笑顔のお母さんでいてあげたいのに…」

 

感情に行動や言動がのっとられて、自分自身がコントロールできない。

 

冷静になった時に、(ああ、やってしまった…)と後悔し、「ダメな母親でごめんね」と自分を責めてしまいます。

 

② 子どもの期待に応えられない自分への失望

 

よくあるシーン:

  • 子どもとの約束を破ってしまった
  • 優しくしてあげたいのにできない
  • 夫婦仲が悪くて子どもに申し訳ない

 

 

「子どもの求めるお母さんでありたいのにそうなれない…」

 

優しいお母さん、約束を守るお母さん、お父さんと仲良しのお母さん。

 

子どもの期待に応えられない自分に、「こんなダメな母親でごめんね」という気持ちが湧いてきます。

 

 

③ 時間や心の余裕がない罪悪感

 

よくあるシーン:

  • 下の子が産まれてから、上の子の話をゆっくり聞いてあげられない
  • フルタイムで働いているので、いつもいっぱいいっぱい
  • 週末も疲れ切って、ろくにお出かけもできない

 

 

心理的余裕がない時、忙しいスケジュールに追われて子どもとの十分な時間を過ごせない時、「ダメな母親」という罪悪感を感じやすくなります。

 

 

④ 子どもへのサポート不足を感じる時

 

よくあるシーン:

  • 好き嫌いが多いのは、私が料理下手だからじゃないだろうか
  • 成績が悪いのは、ちゃんと勉強を見てあげられないからかも
  • あの時習い事を続けさせてあげれば、この子はもっとイキイキしてたかもしれない

 

 

子どもの現状を見て、「子どもがこうなってしまったのは自分のせい」と、「ダメな母親でごめんね」という罪悪感に陥ってしまうことも少なくありません。

 

【診断】あなたは「ダメな母親」だと感じすぎていませんか?

 

以下のチェックリストで、あなたの罪悪感レベルを確認してみましょう!

 

 

□ 子どもに怒鳴った後、必ず自分を責める

□ 「もっと良い母親だったら」と頻繁に思う

□ 他のお母さんと比べて落ち込むことが多い

□ 子どもの問題は全て自分のせいだと感じる

□ 完璧な母親像を目指してしまう

□ 「ダメな母親でごめんね」と心の中で謝ることが週に3回以上ある

□ 自分を責めた後も、また同じことを繰り返してしまう

 

【診断結果】

 

  • 3つ以上当てはまる

過剰な罪悪感を抱えている可能性があります

 

 

  • 5つ以上当てはまる

罪悪感があなたのストレス源になっています!

 

この記事の方法を実践してみてください。

 

 

ダメな母親だと感じる罪悪感のメカニズム

 

罪悪感は勝手に湧いてくるもの、と考えがちですが、実は潜在意識下でメリットがあるから感じているという捉え方もできます。

 

罪悪感を感じることのメリット

 

例えば、子どもに感情的に怒鳴ってしまっても、全く罪悪感を感じない人がいたら、どう思いますか?

 

「それって、人としてどうなんだろう…?」って思ったりしませんか?

 

 

罪悪感を感じるメリットとしては:

 

  • 同じような過ちを繰り返さないようになる
  • 人として真っ当でいられる
  • 自制心が向上する

 

 

こういった点が挙げられるでしょう。

 

罪悪感を感じることのデメリット

 

しかし、「ダメな母親でごめんね」と罪悪感を感じていても、また同じことを繰り返してしまう、ということは本当によくあることです。

 

 

よくある悪循環パターン:

 

イライラが抑えきれず、ついカッとなって感情的に怒ってしまう

子どもを泣かせてしまう

もう二度としない、穏やかなお母さんになると決意する

しばらくはイライラを抑えられる

またいつの間にかイライラが溜まっていき感情的に怒鳴る

「ダメな母親でごめんね」と反省する

無限ループ…

 

 

罪悪感を感じるデメリットとしては:

 

  • 過剰に自分を責め、ストレスが溜まる
  • 楽しい気分でいられなくなり、暗い雰囲気を漂わせる
  • 結局同じことを繰り返してしまう

 

 

さぁ、あなたにとって、罪悪感を感じるメリット・デメリット、どちらが大きいでしょうか?

 

 

「ダメな母親」という罪悪感が子育てに与える悪影響

 

もし、罪悪感を感じていても、結局同じことを繰り返すことが多いとしたら、罪悪感を感じるデメリットの方が大きい可能性が高いです。

 

過剰な罪悪感がストレスを生む悪循環

 

特に、イライラの感情に振り回されて自分がコントロールできなくなる、という人は、過剰な罪悪感がストレスになり、イライラの刺激になっているケースがよくあります。

 

 

自分を責める言葉が脳に与えるダメージ

 

罪悪感を感じていると、自分を責めたくなります。

 

 

「なんて自分はダメな母親なんだ!」

「こんな自分、いなくなった方が子どものためかもしれない」

「ほんとに、私って、どうしようもない、消えたい…」

 

 

自分を責める時、自分を下げる言葉が脳内にいっぱいになっていますよね。

 

脳内で起こっていることなのでわかりにくいですが、これって、第三者から責められているのと同じくらいストレスになることなんです。

 

 

想像してみてください。誰かから毎日こう言われ続けたら…

 

 

「お前はなんてダメな母親なんだ!」

「お前なんていなくなった方が子どものためだ!」

「お前ってほんとにどうしようもないやつだ、消えてしまえばいいのに」

 

 

めっちゃストレスですよね!

 

また、それだけ自分を責めて自分にストレスをかけていると、人に対しても無意識に同じようなことをしてしまうんです。

 

カッとなって子どもを怒鳴ってしまう人は、その傾向が強いかもしれません。

 

自分を責めるように、子どもを責めてしまうのです。

 

罪悪感は子どもに連鎖する

 

「ダメな母親でごめんね」という罪悪感は、実は子どもにも連鎖します。

 

子どもはこう感じてしまうのです.

 

「私(僕)のせいで、お母さんは自分を責めて苦しくなっている」

 

お母さんの苦しみ=自分のせい、と紐づいてしまうからです。

 

 

「自分がお母さんの期待に応えられていれば…」

「お母さんに余裕がなくても我慢していい子でいられていれば…」

「お母さんを感情的に怒らせるようなことをしなければ…」

「お母さんは自分を責めなくてすむのに…」

 

 

そうやって、子どもは子どもで、罪悪感を抱えて生きることになってしまいます。

 

いやー、罪悪感って連鎖するんですよ。

 

(ってことは、もしかしたら、あなた自身の罪悪感も、あなたの親から連鎖したものかも…?)

 

「ダメな母親でごめんね」をやめる3つのステップ

 

罪悪感を感じることは自分の子育てにとってはデメリットが大きそう、と感じられたなら、罪悪感を手放すことをしていきましょう。

 

ただし、罪悪感は根深い場合があり、適切に扱うなら専門家のサポートが必要なケースが多いです。

 

ここでは、自分で安全にできる、過剰な罪悪感を弱めるような3つのステップをご紹介します。

 

 

ステップ1:罪悪感のメリット・デメリットを可視化する

 

罪悪感を感じる、あなた自身のメリットデメリットを、自分の言葉で書き出してみましょう。

 

それぞれ3つ以上、そして同数挙げてみることが効果的です。

 

 

【ワークシート】

罪悪感を感じるメリット

罪悪感を感じるデメリット

 

 

書き出したものを見比べてみて、罪悪感を感じるデメリットの方が大きいことを確認しましょう。

 

そして、「罪悪感を手放す」と決めます。

 

そうすることで、罪悪感を手放すことが潜在意識にインプットされます。

 

(もし現時点で罪悪感を感じるメリットの方が大きいのなら、無理に手放さない方がいいでしょう)

 

 

ステップ2:罪悪感のない自分をイメージする

 

罪悪感を感じていない自分をイメージしてみましょう。

 

 

  • 「ダメな母親でごめんね」と子どもに心の中で謝ることがない自分
  • 罪悪感でいっぱいで苦しい、なんてことが起きない自分
  • 「こんな自分なんて消えてしまえばいい」と自分を責めることはしていない自分

 

 

そんな自分でいると、どんな気持ちがしますか?

 

気持ちがスッキリしている、穏やか、軽やかな感じがする…

 

そんなふうなポジティブな感覚が湧いてきたら、その感覚を覚えておきましょう。

 

 

ステップ3:理想の感覚を日常に取り入れる

 

ステップ2でどんなポジティブな感覚が湧いてきたでしょうか。

 

そのポジティブな感覚を1日1回は思い出して感じてみる時間をとりましょう。

 

スマホに記録して、アラームが鳴るようにしておいたら忘れずにすみます。

 

ちょっとスピリチュアル的な手法ですが、なりたい自分をイメージして、そのイメージの自分の感覚を感じる時間をとることで、なりたい自分に近づいていきやすいんです。

(引き寄せの法則、とも言えます。)

 

楽しみながら、やってみてください♪

 

 

子どもが本当に求めている母親像とは?

 

「ダメな母親でごめんね」と罪悪感を感じ、自分を責める。

 

「ダメな母親でごめんね」というのは、「こんな親だと子どもを幸せにしてあげられない」ということなんだと思います。

 

でも…子どもの幸せってなんなんでしょう?

 

 

完璧な母親より「ご機嫌な母親」

 

実は、子どもの幸せって、親が、特に母親が、ストレスなく幸せそうに、ご機嫌でいてくれることで十分なんです。

 

大声で怒鳴ってしまった…そんな時はカツオに謝るサザエさん風に、「テヘッ、さっきはごめーん」なんてくらいの軽さでいいんだと思います。

 

その方が、大声で怒鳴ってしまう時に発するエネルギーももっと軽くなるような気がしませんか?

 

 

失敗しても軽やかに謝れる母親

 

完璧な母親である必要はありません。

 

失敗しても、重苦しい罪悪感を引きずらず、軽やかに「ごめんね」と言える母親

 

そんな姿こそ、子どもにとって安心できる存在なのです。

 

母親の幸せが子どもの幸せにつながる理由

 

だとしたら、重苦しい罪悪感は、さっさと手放した方がよくないですか?

 

「ダメな母親でごめんね」と自分を責め続けることは、あなたのためにも、子どものためにもならないのです。

 

 

ダメな母親という罪悪感の根本原因はインナーチャイルド

 

「罪悪感は連鎖する」

 

そうなんですよ。

 

子育て中に刺激される罪悪感は、あなたが子どもの頃、あなたの親や周りの大人との間で傷ついた経験によるインナーチャイルド(心の傷)が元になっている可能性が高いです。

 

 

親から受け継いだ罪悪感のパターン

 

  • 親が抱いていた罪悪感
  • 「親を困らせる悪い子」「わがままなダメな子」などと親に抱かされてしまった罪悪感

 

そういったものが、結局今の子どもへの罪悪感の根っこになっていて、「ダメな母親でごめんね」って感じるようになってしまっているのです。

 

 

子ども時代の心の傷が今の子育てに影響する仕組み

 

インナーチャイルドは潜在意識の奥深くにあります。

 

特に罪悪感が関わるようなインナーチャイルドは根深い可能性が高く、無意識のうちにあなたの子育てに影響を与え続けています。

 

 

根深い罪悪感を解消したい人におすすめする『インナーチャイルド』を扱うヒーリング

 

罪悪感を弱めるワークをしてもいまいち効いてこない、罪悪感が根深そうなので早くなんとかしたい、という場合は、インナーチャイルドを扱うのが近道です。

 

インナーチャイルドは潜在意識の奥深くにあり、特に罪悪感が関わるようなインナーチャイルドは根深い可能性が高いので、専門家のサポートがある方が安全に取り扱えます。

 

私は「インナーチャイルド」を扱うヒーリングセッションを提供しています。

 

 

こんな願いはありませんか?

・感情の波を穏やかにしたい。

・感情的になる時間を減らしたい。

・子どもと一緒に、無邪気に笑って楽しめる時間を増やしたい。

・自分も子どもも大丈夫、と無条件に信頼したい。

・子どものために何をしたらいいのか、感覚的にわかるようになりたい。

 

興味がある方はこちらのページをご覧ください。

 

 

まとめ

 

 

罪悪感を感じて反省を重ねた方が、子どもにとって良い母親でいられる、のではありません。

 

むしろ、罪悪感の重さがストレスになり、かえって子どもへの感情が爆発しやすくなったり、子どもと一緒の時間を楽しめなくなる可能性が高いのです。

 

そう、罪悪感ってリアルに重いんです!

 

 

今はもう令和の時代。

 

罪悪感で重苦しく頑張る昭和の時代はもうとっくに終わってます。

 

重い母親は時代遅れです。

 

 

「ダメな母親でごめんね」という言葉を手放し、令和の軽やかな母親になって、子どもと一緒に人生を楽しく、自由に、生きていきましょう!

 

 

 

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