
「今日もまた強く叱ってしまった…」
子どもが寝静まった後、一人でそんな後悔に押しつぶされそうになること、ありませんか?
仕事で疲れているとき、時間に追われているとき、つい子どもに感情的に叱ってしまって、「私ってダメな親かも」って自分を責めてしまう。
でもね、あなたは決して一人じゃないんです。
実は、子どもを叱りすぎてしまうのには、ちゃんと理由があります。
そして、その多くは私たち自身の幼少期の体験が深く関わっているんですよ。
この記事では、インナーチャイルドを扱うヒーラーとして15年以上お母さんたちと向き合ってきた私が、
- なぜ感情的に叱ってしまうのか、その心理的なメカニズム
- 感情をコントロールする具体的な方法
- 子どもとの信頼関係を深める叱り方のコツ
こうしたことを、一児の母としての実体験も交えながらお話ししていきますね。
自分の感情と向き合うのは、最初は少し怖いかもしれません。
でも、そこに向き合うことで、あなたらしい自由な子育てへの道が開けてくるはず。
ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
この記事の目次
叱りすぎる親の心理とよくある3つの原因
子どもを叱りすぎてしまう裏側には・・・親自身の未解決の感情が隠れています。
「こんなつもりじゃなかったのに」って思うこと、ありますよね。
仕事も家事も頑張っているのに、理想の子育てとのギャップに苦しくなること。
でもね、その感情の正体を理解して向き合っていくことで、より自分らしい穏やかな子育てができるようになるんです。
叱りすぎてしまう原因は、主に3つのパターンに分けられます。
それぞれ見ていきましょう。
仕事や育児のストレスが子どもへの怒りに変わってしまう
仕事で疲れて帰ってきて、さらに家事や育児に追われる毎日。
慢性的なストレスから、知らず知らずに子どもに強く当たってしまうこともよくあること。
「今日も仕事で疲れてるのに、なんで言うこと聞いてくれないの?!」
こんなふうに思ってしまうことは誰にでもあります。
本来なら穏やかに対応できる場面でも、疲れや焦りが溜まっていると、つい感情的になってしまうんです。
特に共働きのご家庭だと、時間に追われる中で精神的な余裕を失いがち。
職場でのプレッシャーややることに追われるストレスが、家での子どもとの関わり方にまで影響してくる。
ストレスが溜まりすぎると、小さなきっかけでも感情が爆発しやすくなります。
子どもの些細な行動が、いつも以上にイライラを引き起こしてしまうんです。
完璧を求めすぎて子どもを追い詰めてしまう
親としての責任感から、ついつい子どもに多くを求めちゃうことってありませんか?
「周りの子はできてるのに、うちの子は…」
こんなふうに比較してしまったり、もっとできるはずと期待してしまうことが、過度な叱責につながってしまうことがあるんです。
また完璧主義的な性格の方ほど、子どもの小さなミスや失敗に過剰に反応してしまう傾向があります。
でもね、子どもの成長には一人ひとりペースがあるんです。
完璧な行動や結果を求めすぎると、かえって子どもの自信や意欲を奪ってしまうことになりかねません。
大切なのは、発達段階に応じた適切な期待値を持つこと。
子どもの個性やその子らしい成長のペースを受け入れて、できたことを認めて励ましていく。
そんな姿勢が、健全な親子関係を築く土台となります。
自分の幼少期の体験が叱り方に影響している
私たちの叱り方には、自分自身の子ども時代の体験が無意識のうちに影響していることがあります。
特に、厳しいしつけを受けて育った場合、同じパターンを繰り返してしまう可能性が高くなります。
「こんな叱り方したくないのに、気づいたら親と同じように怒ってる…」
こんな経験、ありませんか?
これは、子ども時代に刻み込まれた子育ての「型」が、無意識のうちに出てきてしまっている可能性が高いです。
幼い頃の体験は、私たちの感情や行動パターンに深く根付いています。
自分が受けた叱り方や、そのときに感じた感情が、今の子育てに影響を与えているんです。
でもね、この影響に気づいて、意識的に向き合っていくことで、新しい親子関係のパターンを作ることができます。
自分の幼少期の体験を理解して、そこから学びながら、より良い親子関係を築いていく。
それが何よりも大切です。
感情をコントロールして子どもとの関係を変えていこう
感情的に叱ってしまう原因は、私たち自身の中にある未解決の感情。
そこに気づいて、適切にコントロールできるようになると、子どもとの関係性は大きく変わっていきます。
以下に具体的な方法を見ていきましょう。
イライラした時は深呼吸で一呼吸!
「ついカッとなって、後で後悔してしまう…」
そんな経験、多くないですか?
感情的になりそうなときは、まず深呼吸をして心を落ち着かせましょう。
深呼吸には、自律神経を整えて心を落ち着かせる効果があります。
以下に簡単にできる方法をいくつかご紹介します。
4-7-8呼吸法
鼻から4秒かけて息を吸って、7秒間息を止めて、口から8秒かけてゆっくり吐く。
これを3回繰り返すだけ。
交感神経の興奮を抑えて、副交感神経を優位にし、リラックスしやすくなります。
その場でできる呼吸法
子どもの前でも気づかれないようにできる方法です。
静かに鼻から3秒吸って、口から5秒かけて吐く。
これを3回繰り返します。
目を閉じて呼吸を意識する
一瞬目を閉じて、自分の呼吸に意識を向けるだけ。
これだけでも気持ちが落ち着いてきますよ。
ぜひ深呼吸を習慣にしていってください。
徐々に感情的になる前に自分の気持ちをコントロールできるようになっていきますよ。
その場を離れて自分の気持ちを整理する
「このままだと、感情的に叱り続けてしまいそう・・・」
そう感じたときは、一度その場を離れて気持ちを整理しましょう。
まずは時間を確保
トイレに行く、洗面所で手を洗う、キッチンでお茶を入れる。
自然な形でその場を離れられる行動を選びます。
子どもに「ちょっと待っていてね」って一言伝えるだけで、冷静に考える時間が作れますよ。
気持ちを言葉にしてみる
その場を離れたら、自分の気持ちを具体的な言葉にしてみましょう。
「イライラしてる」「焦ってる」など
感情に名前をつけることで、客観的に状況を見られるようになります。
新たな行動をとる
深呼吸しながら窓の外を眺める、冷たい水を飲む、手を洗う。
気持ちを切り替えられる行動を意識的に選んでみてください。
子どもと少し距離を置くことで、気持ちが少し落ち着きますよ。
冷静になってから子どもの気持ちを聞こう
感情が落ち着いたら、子どもの気持ちに耳を傾けることが大切です。
子どもの行動には必ず理由があります。
その気持ちを理解することで、より適切な対応が見えてくるんですよ。
オープンな質問をする
「どうしてそうしたの?」「何があったの?」など、子どもが自由に答えられる質問を投げかけます。
イエス・ノーで答えられる質問は避けて、子どもが自分の言葉で説明できる機会を作ってあげましょう。
共感的な態度で聞く
うなずきながら話を聞いて、「そう感じたんだね」「そうだったんだ」って、子どもの気持ちを受け止める言葉をかける。
これで子どもは安心して自分の気持ちを話せるようになります。
急かさない
子どもはすぐに自分の気持ちを言葉にできないこともあります。
話し始めるまでゆっくり待つこと。
そうすることで子どもは自分のペースで気持ちを整理できます。
落ち着いて子どもの話を聞くことで、お互いの理解が深まって、より良い親子関係を築けるようになっていきますよ。
叱るときに意識したい5つのポイント
子どもを叱る場面で大切なのは、感情的にならず、愛情を持って適切に伝えること。
子どもの成長を促すための叱り方のコツをお伝えしますね。
具体的な行動を指摘して、理由を説明する
叱るときは、子どもが何をして、なぜそれがよくないのかを具体的に伝えることが大切です。
「いっつもちゃんとできないんだから」
こんな抽象的な叱り方では、子どもは何が悪かったのか理解できないんです。
例えば、おもちゃを片付けないときは、「おもちゃが床に散らかってると、つまずいて怪我しちゃうかもしれないから、使い終わったら箱に入れようね」って具体的に説明します。
具体的な行動と理由を説明することで、子どもは自分の行動を振り返って、改善点を理解できるようになっていくはずです。
子どもの年齢に合わせて言葉を選ぶ
子どもの理解力は年齢によって大きく違うので、発達段階に応じた言葉選びが重要です。
3歳なら「危ないからダメだよ」ってシンプルな言葉で、5歳なら「どうして危ないと思う?」って子どもに考えさせる言葉かけが効果的。
例えば、道路に飛び出そうとしたとき。3歳には「車が来るから危ないよ。手をつないで歩こうね」って具体的に。
5歳には「急に道路に出ると、車は止まれないかもしれないね。どうしたら安全に歩けると思う?」って考えを促す言葉かけがいいかもしれません。
子どもの年齢や理解力に合わない説明をしても、効果がないどころか、かえって混乱させてしまうことになりかねません。
感情的な言葉は使わず、事実を伝える
叱るとき、「はぁ、いつも口ばっかり!」「何度言えばわかるの?!」って感情的な言葉を使ってしまうこと、ありますよね。
でも、こういう言葉は子どもの自己肯定感を下げて、反抗的な態度を引き起こす原因になってしまうんです。
例えば、宿題をしない子どもに対して、「まだ宿題してないんだね。明日の朝は忙しくなるから、今からやろう」って事実を伝えて、一緒に解決策を考えるアプローチが効果的。
「いつもいつも、宿題やらないでどうするの?!」って感情的になってしまいがちかもしれませんが、事実を冷静に伝えることが大切。
そうすることで子どもは徐々に自分の行動を客観的に見つめ直すことができるようになります。
叱った後は、必ず褒めるタイミングを作る
叱った後は、子どもの良い行動を見つけて積極的に褒めることが本当に大切です。
叱られてばかりだと、子どもは自信を失ってやる気をなくしてしまいます。
大人だってそうですよね。
例えば、食事中に走り回って叱った後、座って食べられたときは「お座りして食べてくれて助かるよ。ありがとう。」って具体的に褒めます。
「やればちゃんとできるじゃない」って否定的なニュアンスを含む褒め方をしてしまうこともあるかもしれません。
でも、褒める時は純粋に。
そうすることで子どもは自信を持って望ましい行動を続けられるようになるんですよ。
抱きしめるなど、愛情表現で不安を取り除く
叱った後は、スキンシップを通じて子どもの心の安全基地になることが大切です。
叱られた後の子どもは不安を感じていて、親からの愛情表現を必要としています。
優しく頭をなでる、抱きしめる、「大好きだよ」って言葉で伝える。
その子が好む方法で愛情を表現してあげてください。
「叱った後にすぐ甘やかすのはよくない」って考える方もいるかもしれませんね。
でも、叱るのは行動を正すためであって、子どもへの愛情が変わるわけじゃない。
それを伝えることで、子どもは安心して成長できるんですよ。
まとめ:あなたの中にある「叱りすぎてしまう」理由と向き合おう
今回は、子育ての中で思わず感情的になってしまう方に向けて、
- 子ども時代の育てられ方が、今の子育てに与える影響
- 感情をコントロールする具体的な方法
- 子どもとの信頼関係を深める叱り方のポイント
こうしたことを、インナーチャイルドを扱うヒーラーとして多くの親子をサポートしてきた私の経験も交えながらお話ししてきました。
子育ての中で感情的になってしまうのは、あなたの中の未解決な感情が影響しているのかもしれません。
まずは今日から、子どもを叱りそうになったとき、深呼吸をして自分の気持ちに耳を傾けてみてください。
その小さな一歩が、あなたと子どもの新しい関係の始まりになるはずです。
一緒に、穏やかな子育てへの道を歩んでいきましょう!
◾️E-BOOK『子育てのイライラ!ヒステリック 完全解消3ステップ』 プレゼント中!
四コマ漫画・イラスト満載のE-BOOKだから、スッと心に入ってくる、実践しやすい
根本から変わりたいあなたをサポート
↓無料E-BOOK お受け取りはこちら
関連記事
























