悩みのループ「ぐるぐる思考」の手放し方 体育会系バージョン!

 

ぐるぐると思い悩むことはありませんか。

 

夫のあの態度、ほんとムカつく。私を馬鹿にしてるに違いない。

ほんと、どうギャフンと言わしてやろうか、いっそのこと離婚か・・・

 

うちの娘、あんなにわがままで大丈夫?  友だちも少ないし、みんなから嫌がられているんじゃないか。

どうやったらあの性格を治せるんだろう、いや、遺伝に違いない・・・それかお祓いとかしてもらった方がいいレベル・・・?

 

なんて、ぐるぐる、ぐるぐると、ネガティブ思考が回って止められないことはないでしょうか。

 

そんなこと考えたってどうしようもないことは実はわかってる。

思考が現実に影響するなんて言う人もいるんだから、なんとかこのぐるぐるを止めたいのに、気をそらしてもいつのまにか同じ思考が忍び寄ってくる。

しまいには、ぐるぐる思考を止められない自分自身を責めて、余計に疲れ果てる。

 

もちろん、時間がぐるぐるを解消してくれる場合がほとんどですが、なるべく早くぐるぐるから抜け出せた方が消耗もダメージも少ないですよね。

 

さて、ぐるぐる思考と検索すると、色々なぐるぐる思考から抜け出す方法を知ることができますが、ここでは体育会系バージョンの抜け出し方をお伝えしたいと思います。

 

ぐるぐる思考をする人のタイプ

 

ぐるぐる思考をする人は、自分を抑圧しているタイプの人が多いです。

自分を抑圧しない人は、ぐるぐると思考する前に、言葉で表現したり、行動したりするでしょう。

 

小さい子どもほど、抑圧がなく、自分の感覚に正直で、素直に表現したり行動したりしますよね。

そして大人のようにぐるぐると思い悩むことはなく、悩みがなさそうに見えます。

歳を重ねるにつれて、ぐるぐると思考することが増えていくように思います。

 

成長過程で、言いたいことを言えなかったり、自分の好きなようにふるまえなかったり、素直に感情表現できない家庭環境だった場合、ぐるぐる思考するようになりやすいです。

 

ぐるぐる思考の抜け出し方 ライトバージョン

 

 

体育会系抜け出し方をお伝えする前に、ライトバージョンをお伝えしましょう。

こちらも体育会系と言えば、体育会系かもしれませんが・・・(笑)

 

ライトバージョンは、

 

とにかく自分の思いを書き出す

 

です。

 

ぐるぐる思考は目に見えない部分で起こっています。

頭の中で同じようなセリフを何度もリフレインするのが常でしょう。

 

書き出して目に見えるようにすると、頭の整理になったり、思考の矛盾点が見つかったりして、思考のループが止まりやすくなります。

 

ぐるぐる思考の抜け出し方 体育会系バージョン

 

さて、では次は体育会系バージョンをお伝えします。

なぜ体育会系かというと、心の痛い部分を見つめるのに、思い切りと気合が必要だからです (笑)

 

① ぐるぐる思考を続けるメリットデメリットを書き出す

 

 

ぐるぐる思考を続けているときは、もうやめたいのに・・・とひしひし感じているかもしれません。

しかしそこに没頭していたい自分もいるのです。

実は、ぐるぐる思考の中にいるメリットもあります。

そのメリットがあるからこそ、抜け出しにくいとも言えます。

 

そこで、ぐるぐる思考の中にい続けるメリットデメリットを同数書き出してみてください。

メリットの実感がない場合は、もしかしてこれがメリットなのかも、となんとなくでもいいので思いつくことを書いてみてください。

 

メリットの例

① ぐるぐる思考の中にいると、被害者いられる

② ぐるぐる思考の中にいると、落ち込んでいられる

③ ぐるぐる思考の中にいると、他のことは考えずにすむ

 

デメリットの例

① ぐるぐる思考の中にいると、消耗する

② ぐるぐる思考の中にいると、心地悪い

③ ぐるぐる思考の中にいると、死にたい気分になる

 

メリットデメリットを同じ数だけ書き出すのがコツです。

 

② メリットデメリットを見比べて、ぐるぐる思考を抜け出すのか、抜け出さないのか選択する。

 

ぐるぐる思考の中にいるメリットとデメリットを見比べて、どちらがより大きいのか感じてください。

もちろん、ぐるぐる思考の中にいるメリットの方が大きい場合もあるかもしれません。

それならそれで、ぐるぐる思考の中にい続ける、と選択してください。

 

ぐるぐる思考の中にい続けるデメリットの方が大きいなら、ぐるぐる思考を手放すと選択ください。

 

実は、自分で選択する、というのがとても大切です。

誰かや何かにぐるぐる思考をさせられている、という立ち位置だと、なかなかそこから抜けられないのです。

 

③ ぐるぐる思考をしているときの感情を感じ続ける

 

 

もしぐるぐる思考を手放すことを選択したなら、次のステップです。

 

まずぐるぐる思考をしているときの、感情のエネルギーに意識を向けてください。

 

感情のエネルギーに意識を向ける方法の一つとしてはここでは、体の感覚に意識を向けることを紹介します。

体の感覚に意識を向けるとは、腹痛があって医者にかかった時に、「お腹のどのあたりが痛いですか、そしてどんなふうに痛みますか?」と聞かれて、お腹の痛みの状態に意識を向ける感じと同じです。

 

ちょっと難しいという方は、次の言葉を呼び水にしてみてください。

 

もし感情のエネルギーが体のどこかにあるとしたら、体のどの辺にある感じがしますか?

 

感情のエネルギーに色はある?(何色?)

温度はある?(何度くらい?)

質感はどお?(硬い感じ?フワフワ?ドロドロ?)

匂いはある?(どんな匂い?)

動きはある?(どんな動き?)

音はある?(どんな音?)

 

なんとなくこんな感じかも、で全然かまいません。

体の感覚を感じながら、五感をフルに使ってみてください。

 

そして、もし感情のエネルギーのイメージがつかめた感じがしたら、その感覚を静かにずっと感じ続けることをしてください。

 

感じ続けている間、思考が忍び寄ってくることもあるでしょう。

思考に意識がいってしまったことに気づいたら、静かに感覚の方に意識を戻しましょう。

 

気づいたら、態勢を立て直す、って、なんだか体育会系っぽくないですか (笑)

 

ぐるぐる思考の中にいる時の感情を感じ続けて感じ続けて感じ続けて・・・、うまくいくと、思考も感情のスッと消えていくでしょう。

 

このサッパリした感じも体育会系ならではかもしれません。

 

ぐるぐる思考のメカニズム

 

 

ぐるぐる思考の裏側には、成長過程において抑圧してきた感情のエネルギーが隠れています。

 

ぐるぐる思考は、何らかのきっかけで抑圧した感情のエネルギーが刺激され、感情のエネルギーが波立ち、感情のアップダウンが起きることで始まります。

でも感情のエネルギーを感じたくない、、、そんな時に無意識に感情のエネルギーの感覚から気をそらそうと、思考がぐるぐるし始めるのです。

 

なので、元となる感情のエネルギーをちゃんと感じきれば、感情も思考もスッと流れいきます。

それはあたかも小さい子が、思い切り泣いたあと、泣いていた原因を忘れて、ニコッて爽やかに笑うようなイメージです。

 

感情のエネルギーがよくわからない、どうやっても思考のぐるぐるが止められない、という場合は、専門家のサポートを受けて感情の抑圧の主な要因であるインナーチャイルドを癒すのが効果的で早いです。

 

インナーチャイルド(トラウマとも言う)が私たちに与えるネガティブな影響を知りたい方はこちらを参考にしてください。

 

まとめ

 

 

さて、ぐるぐる思考の抜け出し方~体育会系バージョン~ですが、「もうほんとにこのぐるぐるから抜け出すぞ!」というときに、是非使ってみてくださいね。

使ってみて何かわからないことや気になること、感想などがありましたら、遠慮なく問合せフォームからご連絡ください。

 

私はこのぐるぐる思考には、小学校高学年あたりから苦しめられてきました。

追いやっても追いやっても、また忍び寄ってくる思考は、寝つきを悪くするし、胃痛を起こすし、ストレスでしかありませんでした。

ぐるぐる思考は長いと1週間1か月とか続くんですよね。

ほんと、もう、いやっ!ってかんじでした。

 

今回ご紹介した、ぐるぐる思考を手放す方法は一時期私がよく使っていた方法です。

今ではいろんなツールを持っているので、それらを使い分けてますが、こちらで紹介した方法は最も基礎的なように思います。

 

ぐるぐる思考を手放して、スッキリ迷いなく生きていきましょう!

 

 

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